専攻科の変わった授業の始め方

今日は統計力学の授業に行ってきたのでそのことについて書き留めておこうと思う。

といっても授業の内容についてではないのだけどね。


授業の場所に行くと見知らぬ学生が多い。

というのもこの科目は本当は2年の科目なので、主には教室には2年生がいたわけですね。

ただ、1年生もこの授業を受けることができる。

しかし、少しめんどくさいこともある。それは上級学年や他専攻の科目を受けるためには履修届とは別に届出が必要だからだ。

というわけでこの届けの紙をもらってきたのですが、1枚で2科目について書けるようになっている。

ただ、2年生の科目を3科目受ける予定なので1枚では足りず2枚必要というのがなんとも。

この届出には授業担当者・指導教員・専攻代表の印がいるので、授業担当の印は授業終了後にもらった。


さて、実際にどの授業を受けるかというのは新学期になってから決まるから、

一体何人受けに来るかはそのときにならないとわからない。

例えば、ある物理系の科目は選択必修科目なのに専攻科1年全員がいたとか、

一方で他専攻の学生向けの機械工学の授業があるのだが、これは3人しか受ける人がいなかった。

大体見当をつけて教室や授業形態を考えているはずだが、見当が外れるなんてこともありそうである。

実際、機械工学の授業では「シラバスにはテストが50%とあるけど、もしかしたら3人だからテストしないかもしれない」など言っていたわけですし。


その点でこの統計力学の授業はよく考えられていた。

各人が割り当ての項目を調べて発表し教員が補足する方法で授業を進めるか、一般の講義形式で授業を進めテストを行うか、

どちらにするかを最初の授業で決めて、それぞれの場合の成績評価の方法が書かれていた。

今期の授業は受講者数が16人でわりと多いこともあって、講義形式で行うこととなった。


さらには教科書も授業の形式を決めてから適する教科書の中から多数決で選ぶことになった。

ここで気付いたかどうかは知らないけど、最初の授業の時点では教科書を持っていない。この科目に限らず全科目そうだ。

本科の学生は既に新学期を迎えた時点で買っているのとはずいぶん違う。

専攻科の教科書は受講者数が確定してから売店に置いてもらうようだ。

それを利用して教科書を受講者の意向で決めるようにしているようだ。おもしろい。


まぁしかし教科書無しで授業が始まるのは不便ですね。

別の科目で各人が調べて発表する形式の授業があるのだが、最初の方は教科書ないから教員が貸してたしなぁ。

もうちょっとなんとかならんのかと思うところ。