社内で研修があって、比較的近年に改装して作られた会議室が会場で、
ちょっと気になったのでその会議室をいろいろ観察していた。
このときは広々とした会議室で、部屋の半分は余すような状況だったが、
もともと4つの会議室に分かれているのをパーティションを動かして一体化していたようである。
田の字状に4つに区切ることができる部屋ということになるのだが、
廊下は一方にしかないので、全て区切ると外側の部屋に出入りできなくなる。
そこで、中央に通路となる部屋を区切れるようになっているようだった。
廊下には 201会議室へのドア、202・203会議室への通路部屋へのドア、204会議室のドアが3つ設けられていて、
廊下に面しない2つの会議室へは通路部屋を経て行く形である。
4部屋すべて結合すると通路部屋のパーティションも開いて会議室の一部として使える。
このため折りたたまれたパーティションの一部にはドアが付いていた。
こんなことするぐらいなら4部屋に区切らずに2部屋に区切ればよかったのに、
と思ったんだけど1部屋でも20人入りの会議室になるようで、
確かにこれでも十分に用途はありそう。
おそらくこの会議室は4部屋結合で広く使えることを意図したのだと思う。
広い会議室は社内でも限られるので、そのための会議室を増やしたと見ている。
しかし、会議室の数が欲しいニーズもあるかもしれないと。
パーティションを動かせば双方対応できると考えたのだろう。
他の会議室でも通路部屋を使って区切る構造は使われているようだった。
後付けの改装なので、区切ったときに全ての部屋が廊下に面するとは限らず、
それでこういう形になってるんじゃないかなという感じですね。
思い返して見れば社内でもパーティションで細かく区切れる会議室はあるが、
それを意図してかひっそりとした廊下が一本引かれている。
その廊下は倉庫部屋へのアプローチも兼ねていたはずで、
区切ったとき奥に追いやられる会議室のためだけではないが……
しかし、通路としての役目がなくなれば会議室の一部になるのは理にかなっていると思う。
というわけでこんな構造あるんだなって話だった。
実際にはパーティション動かすのが面倒なので、
ここは広く使う、ここは区切って使うというのはだいたい決まっているのかもしれないけどね。
今回の研修は2部屋分でよかったと思うが、4部屋くっつけて使っていた。
そこまで逼迫していなければそれでもよいのかもしれない。
会議室のニーズが変化したときに動かして対応できるとか、
行事に合わせて一時的に変更できるとか、そこにメリットがあるのだと。