台風による雨の影響は気になったけど、とりあえず大丈夫そうなので雨の中出発。
バスタ新宿から大阪行きの青春昼特急に乗る。
グラン昼特急の1階席(4列)を最近何度か使ったが、全部4列になってるのが青春昼特急ってことのはず。
昼行バスとしては普通といってよいと思うのですが。
バスタ新宿に着いて乗り場に行くと1本前のバスが乗車扱いをしていたが、
どうもトランクルームへの積み込みなどに手間取っているようで、出発時間を5分ほどオーバーして出発していった。
すでに乗車するバスは2つ隣の乗り場に着いていたのだが、本来の乗り場に到着できないので待たされ、
入線してから乗車扱いにこれもまた時間がかかり結局10分遅れぐらいで出発。
乗り込んだら、最近乗ったグラン昼特急の1階席とはだいぶ仕様が違うような。
あ、これ以前使っていた三菱ふそうのエアロキングか。どうもまだ一部に残ってたらしい。
現在、JRバスが導入している2階建てバスはスカニア製のアストロメガというもの。
外車になったのは国内メーカーが作らなくなったからだけど、
アストロメガの方が全体的に広々しているようで、同じ座席数でもだいぶゆとりがある。
青春エコドリーム号は当時の青春ドリーム号より座席数を増やした詰め込み仕様で、
それと同じ座席数取ってもアストロメガならゆとりはあるが、これは狭いと。
座ってる分にはいいけど、開放休憩で降りるときには相当窮屈だった。
もうエアロキングは乗り納めかもなぁ。思わぬ再会だった。
乗客は女性が多かったが、どうもコンサート目当てらしい。
大阪まで乗るようだったから大阪で何かあるんだろうか。
結局は京都(深草)まで乗って25分遅れで到着。
バスタ新宿での10分遅れと、その周辺で拾った遅れと、工事渋滞ちょっと。
この程度なら特に問題はない。
京都は特に雨も降っていないし、とりあえず台風を振り切ることはできたかな。
京阪電車に乗って三条まで、歩いてやってきたのは京都国立近代美術館だった。
今日は夜間開館日ですからね。深草に16時台着なら余裕ですね。
今日は「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」という特別展。
前衛陶芸というのがいかにも京都らしくて、なんとか旅程にねじ込んだ形。
最初の頃は一応花器という体裁もあって、それは前衛いけばなとの関係もあったらしいが、
途中からは実用性を投げ捨てたオブジェが多くなってくる。
工芸というのは実用品の芸術というのが本来の意味だと考えるが、
特に陶芸というのは表現力が高くて、実用性のないオブジェに使っても面白い。
他の表現ではこの形、この色、この質感は出ないと思う。陶芸はすごい。
一方で焼成に便利なように穴を開けたかったか、独特な表現も多く見られ、
このあたりはエンジニアリングという側面もありそうだ。
独特な形の焼き物がずらりと並ぶ展示室は壮観だったけど、こういうオブジェばかり見てると胃もたれするようだった。
それだけ表現方法として濃いんですけどね。
宿まで地下鉄に乗るかと思ったが、夕食食べながら行くなら歩いてもいいかと、
三条大橋まで歩いて夕食を食べて、また歩いて四条御池あたりの宿に入る。
当然のように宿泊税は別途徴収された。
バスに乗っていた人にはコンサートがお目当ての人が多いなんて書いたが、
僕も今回の旅行のお目当てはコンサートである。
でも京都ではないから明日は朝早くから出発する。
台風の影響がなければいいんだけど……