不思議なキャッシュレス割増

今日は8日、メルカードを使うと+8%のポイント付与(ただし300円相当まで)、

というわけでここぞとばかりに他のメルペイのキャンペーンと重ねがけ。

その1つが オーケー でのメルペイクーポンで、

利用額の20%ポイント還元……と書くとすごそうだけど上限100円相当である。

500円以上買うと100円相当還元ということだね。


これまでもメルペイのキャンペーン目当てにオーケーに行ったことがある。

キャンペーンの条件を満たす最低限の買い物だけしたんだけど。

ただ、僕にとってはそれ以上の買い物をしたいとは思わせない店だった。


オーケーというと、関西スーパー買収未遂で全国ニュースになりましたが。

今のところは関東ローカルのディスカウントスーパーである。

いろいろ特色があるのだが、その1つがオーケークラブ会員の現金払いで3/103の割合で割引されるということである。

こういう案内を見て思うのは、これって実質的なキャッシュレス割増だよねと。

メルペイのキャンペーンで来てるから、割引対象外なのは当然なのだが……


値札もこの割引が適用されることを前提としている。

[会員現金払価格] 本体90円 (税込97.20円)

[非会員・カード払価格] 本体92円 (税込99.36円)

太字で書いたが、割引後の本体価格が一番目立つように書かれている。

僕にとって一番重要な非会員の税込価格はずいぶん小さい記載である。

親切と言えばそうなんですけどね。なかなか見ない値札である。


それにしても3/103という割引率はおよそ3%とはいえ不思議な表記である。

もしかして、割引後の価格を基本に3%割増して非会員・キャッシュレスの価格を計算しているから?

なんて深読みしてしまったが……(実際そうかもしれないけど)

実はこの制度のスタートは1989年、消費税が税率3%で導入されたときである。

3/103の割引率というのは、当時の消費税を打ち消す値引率だったんですね。

消費税分値引きとは書けないので 3/103 の割引という言い方をしていると。

当時から現在に至るまで、割引対象は酒類を除く食品に限られている。

以後、消費税率の変更などあったが、この割引率は変わっていない。

現在はキャッシュレス割増のような意味を持つようになったが、

これも後付けで、元々は現金しか使えない店だったし、会員制度もなかった。

会員制度が出来て会員限りになり、クレジットカードを導入したときに現金限りとなった。


もちろん3/103の割引でキャッシュレス決済が除外されているのは、

決済にあたって加盟店が支払う費用を考慮してのことである。

基本的には現金払いを推奨するが、キャッシュレスという選択肢もあると。

会員限りの割引制度なので、一見ならキャッシュレスでも不利はないと。

あるいは非食品・酒類であればこれもまたキャッシュレスで不利はない。

でも、基本的には会員で現金払いで使う店だってことですね。


さて、オーケーの特色として、ナショナルブランドの商品の安売りというのがあるそう。

こういう話を聞いていたので、今回は調味料類の購入を狙った。

確かにずいぶん安い値付けになっている商品を買うことが出来た。

ただ、慣れてないのもあるけど買いにくい店だなと思ってしまう。

安く仕入れられる商品に限って大量陳列するというスタイルらしく、

売場の割には品揃えが乏しいという印象になってしまうのかもしれない。

うまくハマればいいんでしょうけどね。


というわけでどうにも性に合わない店である。

とはいえ、今日はずいぶんお得に買い物ができた。

物自体もそこそこ安いし(うち1つはそこまででもないような気がしたが)、

650円ぐらい買って、100円還元に8%還元と、総じて25%引きぐらい。

職場からの帰り道を少し曲げて行けばそう面倒でもないので。

というわけで、これはこれでよしと。