SBI証券から年間取引報告書が届いたので所得税の申告をした。
もうすでにe-Taxでほとんど入力して途中データを保存してあったので、
年間取引報告書のデータ1枚打ち込んで、点検をして提出と。
そんなところでさほど時間はかからなかった。
ところでこの提出時にマイナンバーカードを読み取るのだが、
署名用電子証明書のパスワードを入力するのだと思ったら、
なぜか利用者証明用電子証明書の暗証番号を要求された。
困惑しながら入力すると、これだけで提出完了となった。なんだこれ?
調べてみるとこういう理由だったらしい。
確定申告書等作成コーナー/マイナンバーカードによる本人確認とは (国税庁)
従来は申告書に電子署名をして提出するという考えだった。
電子署名をするというのは実印を押すことと同じような意味である。
この考え方が今月から変わって、申告書への署名に証明書を使うのではなく、
申告前の本人確認として署名用電子証明書を使うという考えに変わったそう。
申告前のマイナンバーカード読み取り・暗証番号入力というのは、e-Taxの再ログインのような意味だという。
(なので中断しなければ、そもそも申告直前のカード読み取りは不要である)
どうしてこういう仕組みが導入されたのかという話だが、
従来の方法だとカードリーダーの読み取りが複数回必要で煩雑だったからのよう。
僕のようにPCにカードリーダー付けてる人はそこまで手間ではないが、
マイナポータルアプリをインストールしたスマートフォンをカードリーダーとして使う場合は1回の読み取りがそこそこ手間である。
なので、初回はともかく2回目以降はこうして省略できるようにしたということらしい。
申告書に電子署名を付けるという発想は長く続いたが、
暫定措置という位置づけだが、ID・パスワード方式での申告も可能になっている。
この場合は税務署での本人確認により発行されたID・パスワードで申告が完了するので、電子署名ってのはないんですよね。
利用者証明用電子証明書による本人確認はそれと同等以上という理屈はそうだなと思う。
そんなこんなで一仕事終わってなにより。