この会社が音楽フェスやるか?

Twitterに広告が出てきて、株主ながらに驚いたのですが。

2023年1月28日(土)・29日(日)さいたまスーパーアリーナ「GMO SONIC 2023」開催決定! (GMOインターネットグループ)

GMOが音楽フェスの主催者になるということである。え?


ただ、ここに「SONIC」と入っていることがポイントで、これは共同主催者がクリエイティブマンプロダクションであるということである。

この会社はSUMMER SONICなどを主催してきた会社である。

実はこの時、同時に大阪で「SUPERSONIC OSAKA 2023」の開催を発表している。

これの埼玉開催の冠スポンサーにGMOが入ったような印象であるが、一応はGMOの立場は主催者筆頭である。

実務的な肝心な「制作・運営・招聘」はクリエイティブマンが担うようだが。


特にこのフェスに興味は無いものの、これに驚いた理由がGMOがエンターテイメントに力を入れている印象が無かったからである。

GMOと言われてすぐわかる人ばかりではないと思うが、

この会社のブランドでもっとも知られているのが「お名前.com」である。

ドメインの登録を行うレジストラとしては日本国内最大手の会社である。

「インターネットインフラ事業」がこの会社の事業のかなりを占める。

もう1つは「インターネット金融事業」で、これはGMOクリック証券を中心とした事業ですね。

分類上はインターネットインフラに該当するが、インターネットでの決済サービスにも強い会社でもある。

最近は暗号資産にも力を入れていて、自社でのマイニングなんてのもやっている。

インターネットのインフラとお金、これがGMOインターネットである。


エンターテイメントに力を入れているインターネット企業というのはいろいろあって、

やはりまず思い浮かぶのはDeNAですよね。

DeNAといえばmobageですが、そんな会社が横浜ベイスターズを買収したのが2011年のこと。

モバイルゲームもプロ野球もエンターテイメントという点では共通している。

この点ではわりと納得感があった覚えがある。

mobageはかつての勢いは失ったが、ライブストリーミングに力点を移しつつも、DeNAの基本的なところは変わってないと思う。


サイバーエージェントは歴史的にはインターネットの広告会社で、現在も主力事業だが、

もう1つの側面がモバイルゲームである。グループに多数の開発・運営会社がある。

そんなサイバーエージェントが多額の赤字を計上しながらやってきたのがABEMAである。

当初はいろいろ言われたものだが、売上額は上がり、赤字幅は減少してきた。

サッカーワールドカップのABEMAでの無料放送が実現することになったのは大きな話題だった。

「FIFA ワールドカップ カタール 2022」の全64試合無料生中継がABEMAで決定 (ABEMA TIMES)

従来はNHKと民放各社で分担してきたが、あまりに高額なため全試合分は払えないと言われてきた。

そんな中でABEMAで放送されるということはとても大きな話だったのである。

ABEMAがこれ単独で収益を上げることはできないと思うが、

ABEMAの存在感を高めるためには効果があることは間違いない。

そしてそういう多額の投資ができるのはインターネット広告とゲームでの稼ぎがあるからこそである。


こういう会社が音楽フェスの開催に関わると聞いても驚かないんですけどね。

ただ、GMOは全くそういう印象がないし、特にそこに力点を置く理由もわからない。

しかも実務はクリエイティブマンがやるなら、名前だけの問題では? と思ってしまうけどね。

一応はこういう記載があるけど、具体的な想定はわからない。

今後は、各種イベント開催を取り巻く様々な仕組みについても、GMOインターネットグループがもつ技術を結集し、イベントにかかわるすべての方々の利便性、笑顔を追求してまいります。


スポンサーという形で関わるならわからなくもないけど、

こういうところでGMOインターネットの名前を売ってもなぁとも思う。

音楽文化という点で社会貢献という側面もあるのかもしれないが……

でもそういう書き方ではないんですよね。そうするとなんだろうなぁと。

後の時代に2023年のGMO SONICが全てのはじまりだったと言われるのか?

でも、そういう布石にも思えないので、(株主という意味で)自分の会社なのに何やってるのかわからんなぁと。