メルカリで購入した商品が発送されましたと連絡があったのが夜、
これは翌日集荷だなと思ったが、翌日夕方になっても入ってない。
返送されてないですか? と聞くとそういうことはないと。
なんか変だなと思ったが、その日の深夜には追跡情報が入っていた。
追跡情報のスタートはその日の日中なのに、なぜ追跡情報が見えたのが深夜になってからだったか?
それはこの荷物がサイズ超過でネコポスから宅急便に変更されていたからだ。
どうもメルカリでネコポス発送でサイズ超過で宅急便に変更する場合は、
追跡番号を変更して、新しく伝票を発行し直す仕組みらしい。
この新しい伝票ってのはネコピットで作るようなラベルではなく、
白黒印刷の普通紙をパウチに入れたもので、ヤマト運輸にしては珍しい気がする。
(このスタイルはどちらかというと日本郵便で見る)
この時点でイレギュラーな感じはするけど。
さらにこの変更になった追跡番号はメルカリのシステムではわからず、
ヤマト運輸のシステムで発送できなかったネコポスの追跡番号と新しい宅急便の追跡番号を紐付ける処理が必要で、これがちょっとかかったみたいですね。
届いた荷物がどれぐらい超過していたのかという話ですが、
これはゆうパケット最大サイズの箱なのかな。
でも箱の幅方向が25cmを数mm超過していて、クリックポストだと微妙に超過である。
長辺34cm・厚さ3cm・三辺合計60cmは満たしているからゆうパケットはOKだけど。
ネコポスについては、幅が大きく超過、長辺も数mm超過している。
確かにネコポスにしては異様に大きいので、これはダメと判断したのだろう。
さすがに角2封筒の端を折り忘れて超過取られたとかではない。
中身の本は普通に封筒に入れればネコポスでも送れるはず。
変形判の本だと幅がオーバーすることがあるけど、そういうわけではない。
わざわざ立派な箱に入れたのがミスだったと言えるが、
実はこの本の付録に缶バッジがあって、その梱包を考えるとこうなったのかも。
もちろんネコポスサイズ適合の箱を買えばよかったんだけど。
まぁ出品者こそ「しくじった」と思っているはずだけど。
今までサイズ超過のネコポスはたくさん受け取ってきた。
もしかすると規定を厳密に守ったネコポスより数は多いぐらいかも。
ゆうパケットサイズを超過するようなものも何度か受け取っている。
そういうのをきっちりと超過取ればけっこうな増収になるだろうとは思っていた。
ただ、あまりギリギリで超過にすると客とのトラブルの原因になるだろうとも思う。
客は荷物のどこをオーバーしていたか知ることは出来ないわけだから。
そして、もしかすると、宅急便への変更処理というのは面倒な作業なのかもしれない。
なので、超過していることに気づいても、それを変更する処理に時間をかけるより、
そのまま通してしまった方がよいと考える作業者も多いのかも知れない。
同じようなサイズ超過の取扱は日本郵便の ゆうパケット でも行われている。
こちらもサイズ超過の場合は、ゆうパック60サイズ相当の料金になるのだが、
料金はゆうパック相当だが、サービスレベルはゆうパケットという状態になるそう。
メルカリ上での表示は「ゆうパケット(オーバーサイズ)」となっているらしい。
ここから推定するに、ゆうパケットの引受処理をするときにオーバーサイズを選択するだけで済むのかも知れない。
日本郵便は超過料金の制度ができる前から厳格に返送する対応をしていた。
ただ、ゆうパケットのサイズ超過はよっぽどである。
さらに ゆうパケットポストはサイズ超過が発生しにくい制度で、危ない荷物はそっちを使うことも多くなったと思う。このため適用例は限定的とも思う。
というわけで、超過料金の適用もそれはそれで大変なのかなと。
そもそも運送業者でサイズ測定についてのトラブルは多いんじゃないかと思う。
客が思ったサイズと違うサイズが適用されていたという苦情は絶えないのでは?
メルカリの送料負担は、ネコポスは175円、超過時に適用される宅急便60サイズは700円である。
これはかなり大きな差額で、これに苦情を付ける人が出るのは目に見えている。
一方でネコポスの割安な料金には厳しいサイズ制限という背景があることも事実。
そこを厳格に対処しないことは経営上の問題でもある。
ただ、宅急便への変更にかかる手間や、トラブルを考えると現場はやりたくないだろうなとも思う。
メルカリの送料制度が変わるのが今月16日である。
変更後も匿名配送で最安の発送手段はネコポスから変わらない。
ただ、その料金はクリックポストより若干高くなる。
ラベル作成の手間を考えれば、メルカリの匿名配送にも分があると思うが、
ネコポスはサイズ制限が厳しく、発送手続きが煩雑な面はある。
メルカリポストからの発送ならだいぶ楽ですけどね。近くにあればいいけど。
クリックポストはネコポスほどサイズ制限は厳しくないし、
ラベル作成さえすれば、ポスト投函、郵便局への持込、どっちも楽な話だ。
ネコポスのサイズ制限に対する感度が低い出品者も多いんだと思うが、
超過料金取られると目が覚めるだろうし、そうなるとネコポスからの移行はなおさら進みそうだが。