大型車の駐車マスを増やしたい

先日、東名ハイウェイバスで東京~名古屋を移動したが、

最初の休憩場所、足柄サービスエリアのバス駐車場所が前と違うことに気づいた。

大型車の駐車スペース確保のために駐車マスを再編した結果らしい。

その結果、従来よりトイレが少し遠くなって、今までの感覚でのんびりしてたのか小走りで戻る羽目になるひとがぽつぽついた。


最近では深夜帯にサービスエリア・パーキングエリアに大型車が溢れることが問題となっている。

休憩時間の確保が厳格になったこと。深夜割引の活用という背景がある。

その対策として大型車を多く駐車できるように拡充が進められている。

といっても土地が限られている中でできる対応というのは駐車マスの書換である。

休憩施設における大型車駐車マス拡充の取組みについて ~2021年度は大型車マスを約910台拡充、2022年度から2024年度までの3か年で大型車マス約1,500台の拡充を計画、うち2022年度までに約600台の拡充に着手予定~ (NEXCO中日本)

対策の主なところは、小型車駐車マスを小型車・大型車兼用に書き換えるというものである。

従来は小型車と大型車の駐車区域を大きく分けて、その中で駐車マスを設けていた。

ところがこれでは深夜に急増する大型車に対応できない。

だからといって小型車の駐車スペースを減らしてはこれも困る。

そこで小型車2台または大型車1台で利用できる駐車マスを増やしていると。

こうすると小型車専用のマスは従来よりだいぶ減るわけである。


ただ、ここで小型車が詰めて使ってくれないと兼用マスの意味はないと。

「兼用マス」のご利用にあたっては、まずは普通車、大型車それぞれの駐車マスを優先的にご利用いただき、それぞれの駐車マスが満車の場合に、「兼用マス」をご利用ください。「兼用マス」に普通車が1台駐車していると、大型車は駐車することができませんので、より多くのお客さまが駐車できるよう、普通車の縦列駐車にご協力をお願いいたします。

まずは専用マスを優先して使う。なければ小型車1台が駐車している兼用マスに入る。

それもなければ空いている兼用マスに前詰めで駐車すると。これが推奨である。

小型車専用があればそっちを優先してというのがまず重要ですね。


あと、従来は高速道路の駐車マスというと、前向き駐車を意図した物が多かった。

高速道路の逆走を防ぐために駐車マスは全て斜めなんですね。それで想定される向きが決まっていると。

ただ、利用者に聞くとバックで駐車して前進で発進する方が人気があるということで、最近はバック駐車に改められつつある

高速SAなどの斜め前向き駐車 要注意 新東名ではバック駐車に変更 事故起きやすいワケ (乗りものニュース)

理想的には前進で駐車して、そのまま通り抜けて前進で発進できるといいけど、

そうすると通路の数が多くなって、駐車台数が減ってしまいますから。

SA・PAの構造にもよるが、バック駐車を前提として駐車マスをV字に詰めて、駐車マスの数を増やしているところもあるようだ。


ともかく駐車場を有効に使うためには正しい駐車スペースを選ぶことが重要である。

バスだと専用の駐車マスが設けられているSA・PAが多いが、

そこをバス以外が使わないように、三角コーンなどが置かれていることがある。

前進で入って前進で出る場合、三角コーンを除けて駐車して、

駐車後に三角コーンを戻して、それで前から出ればそれでOKである。

もっとも、この前横着をして、三角コーンの置かれていない側からバックで入庫するというあまり見ないやり方をしてびっくりしたけど。


しかし、この大型車駐車マスを増やすための取り組みというのは、それはそれで大変なことだと思う。

やはりもともと大型・小型を大きく区分して、それで車両を振り分けてきたのに、

そこに兼用というのが加わるのはそれはそれで難しい。

構造的に対応可能であるか。場合によっては建物に手を入れるタイミングで駐車場のレイアウトをガラッと変えるとかそういうことも必要になる。

だから線の引き直しという単純な話でもないんですよね。

案内方法の工夫としては、曜日・時間帯によって、兼用マスの使い方をある程度決めておいて、それに応じて案内表示を変えるという方法もあるようだ。


そもそも長時間駐車が問題であるのは確かだが、SA・PAに頼らざるを得ない事情もあるのはそうなんですよね。

深夜割引の適正化という話はありますが、そうはいっても一定残るでしょうし。