バスに恵まれないお伊勢参り

今日は名古屋からバスに乗るが、フリーきっぷもあるからと、途中で伊勢に寄り道する。

寄り道って言っても伊勢は遠いじゃないかと。

実際、思ったよりはかなり慌ただしかった。


伊勢市駅に到着して、荷物を駅のロッカーに預けた。

これにより伊勢市駅に戻ってきて荷物を取ってから名古屋に行く必要がある。

これは普通に可能だろうと。ただ、ちょっと時間には注意が必要である。

ともあれ、荷物を預けて身軽になったところで、まずは外宮に参拝と。

次の目的地もあるしサクッと参拝して、外宮前バス停へ。

ここからバス……と思ったら、思っていたバスは30分後の表示が。

本来は頻発しているはずの外宮内宮線のバスが減便を重ねて、かなり少ない本数になっていた。

これならバス待ってる間に目的地着くぞと歩くことに。


歩くこと20分ほどで次の目的地の神宮徴古館・神宮美術館に到着。

だいぶ前に来たことはあるのだが、そのときは美術館は見てなかったし、改めて。

セット券を買って、まずは美術館を。これは式年遷宮に際して奉納された美術品を展示している。

ただ、奉納年を見る限り、式年遷宮の直前直後の奉納には限らないようである。

それでも奉納者の芳名帳は式年遷宮の式次ごとに作られてるみたいだしよくわからないな。

地位の認められた芸術家が作品を納めているというだけで、テーマはいろいろ。

ただ、伊勢神宮に納めるということで、自然に関わる作品が多い傾向にはある。でも風俗を描いた作品も普通にある。

この美術品が奉納されるようになったきっかけというのは、神宮徴古館の展示の中で示されている。


神宮徴古館はまさに伊勢神宮の博物館だが、展示物の一部は式年遷宮で使わなくなったものなんですね。

どうも昔は使わなくなった物は燃やしたり埋めたりしていたらしいが、

現在は技術伝承などの目的で保管していて、こういう形で展示されているものもある。

建物以外にもけっこういろいろなものを作り替えてるんですね。

ところで、さっき美術品が奉納されることになった理由は1953年の第59回の式年遷宮のとき、

政教分離で国の予算も付かないので、絵画を奉納してもらい、これを持って全国巡回して寄付を募ったらしい。

それでも足りなければ絵画を売ることも考えたが、結果的には寄付で予算が確保できたということで、

現在、その絵画は神宮徴古館に展示されている。伊勢神宮の歴史という位置づけなのか。

そして、それ以来、式年遷宮に際して美術品を奉納することが定着したということだそう。


さて、神宮徴古館から内宮前までバスで行くぞ。駅すぱあとで時刻表見て来たから来るはず。

とバス停へ向かうと、思っていたバスは「当面の間、運休」という記載が。30分ぐらい開く。

ということでまたしても歩く。五十鈴川駅から歩くより少し長いぐらいだが、それだってけっこうある。

25分ほど歩いて、おはらい町通りに到着した。ここで昼食を食べた。

この先の時間を計算すると、確実に伊勢市駅で荷物を回収してバスの時間までに名古屋に着くにはそこまで余裕はない。

赤福を食ってる時間もなく、内宮もけっこうな早参りだった。

それでも一応は参拝しておこうということだが。

それにしてもおはらい町通り~内宮は相当に人が多い。どうも学校団体が多かったみたいですね。

こういう団体客は内宮に直行することが多いのか。路線バスが鬼のように減便されているのに……と思ってしまったが。


お参りして出てきて、内宮前のバス停に行くともうすぐバスが来るという。

いろいろ計算すると、これだと急行で名古屋まで向かっても間に合うことが判明。

昼食を食べてるときには特急使ってもギリギリの乗り継ぎになることを覚悟したが結果的にはそうはならなかった。

特急料金がかからないのはかなりありがたいことである。

こうして名古屋に到着して、JRハイウェイバス乗り場へ行き、予定のバスに乗り込んだ。

バスは中央ライナーなごや号、中央道経由の昼行バスである。

ちょうどこのあたりは新東名スーパーライナーがなく、東名経由だとスーパーライナーまで。

それなら時間がマッチして、中央道のバス停で降りれば新宿まで乗るより多少早く帰れる?

という目論見があって久々に中央道経由のバスに乗った。

渋滞にもあわず順調に走り、中央道某バス停で降り、夕食を食べて帰宅。

なんとか日付が変わる前に帰宅できたのだった。というわけでこれで旅行はおしまい。