残念なのは立憲民主党か?

今日は市内で出かけていたが、自転車ももう置いてないので、

徒歩・電車・バスでなんとか移動するしかなくて、いろいろ制約が大きかった。

まぁもともと自転車だけで行ける目的地ではないのだし、自動車がなければ結局こんなもんかもしれない。


昨日の衆議院議員選挙の結果が出て、その結果にはいろいろな見方があると思いますが。

ただ、解散前後の勢力比較でいうと、

自民党 276→261、立憲民主党 109→96、日本維新の会 11→41、公明党 29→32、国民民主党 8→11、共産党 12→10 といったところで、

目立つのは日本維新の会の議席数が大きく増えたこと。

これは小選挙区で大阪府15議席・兵庫県1議席と取ったこと、

比例代表でも北海道以外の全ブロックで議席を取り、計25議席に達したことによる。

大阪府は小選挙区で日本維新の会 と 公明党 しか議席を取れなかった。

兵庫県も阪神地域の6~8区では、公明・維新・自民というわけで、

その8区の自民党候補も楽勝だったわけではなく、現職議員が辛勝といったところ。


ここで「あれ?」と思ったのが立憲民主党で、

2017年の選挙に比べれば小選挙区では議席を取っていたから。

確かに「小選挙区で善戦するも、比例で伸び悩む」という世論調査の結果もあったが、議席を減らすほどかと。

そこで、解散前の議員の選出選挙区を調べてみた。

衆議院の院内会派「立憲民主党・無所属」の113人(無所属議員もいるので立憲民主党の解散前勢力とは差がある)の議員リストを見たら、

なんと比例代表選出の議員が64人もいた。えっ? そんなにいたの?


2017年の衆議院議員選挙と今回の選挙を比べると、

希望の党・立憲民主党・日本維新の会 とあったものが 国民民主党・立憲民主党・日本維新の会 になっている。

基本的には順番通りに対応すると考えてよいが、希望の党の議員が全員、国民民主党に移行したわけではない。

立憲民主党を選択した議員も多く、比例代表選出の議員でも多かったらしい。

立憲民主党と日本維新の会は2017年当時と同じ政党である。

というわけで、ここが単純に比較できないわけですね。


比例で伸び悩むといっても立憲民主党として比べれば2017年が37議席、2021年が39議席である。

希望の党がなくなったことを考えれば、その時と同程度では不満なのは当然だが。

じゃあ、その希望の党の分は国民民主党へ行ったのかというとそんなことはなく、

国民民主党は小選挙区は現職議員中心に手堅く議席を取ったが、

比例代表が伸び悩み、北関東・南関東・東海・近畿・九州で各1議席、

2議席取るブロックは1つもなく、これはあんまりである。

やはりそれは日本維新の会だったらしい。

前回は比例代表では近畿5議席・東海と九州で各1議席だったのが、

今回は北海道以外では議席を取り、南関東3議席・東京2議席・北関東2議席と関東圏でも議席を集めた。


希望の党・立憲民主党・日本維新の会・社民党(比例代表選出の議員は立憲民主党に移籍)で2017年に比例代表で獲得した議席は78、

今回、立憲民主党・日本維新の会・国民民主党で比例代表で獲得した議席は69である。

じゃあこの差はどこへ行ったのかというと、これは自民党と公明党でしょう。

比例代表選出の議員数は自民党が66→72、公明党が18→23だから。

そうしてみると自民党は強い支持を集めているのは確からしい。


ある人が「国民民主党は言ってることは真っ当だが実効性に乏しそう」と言っていて、

それは今の党勢の弱さというのはあるのかもしれない。改選前後を通じて議員数は少ないもんな。

同根の立憲民主党とは比較的組める相手というように見えるが、

その立憲民主党が共産党からラブコールを受けるような状況には反発しているし、

考え方としては日本維新の会と近いのではと言われても、一緒にして欲しくない雰囲気は漂っている。

国民民主党は自分たちこそ王道だと思っているのかも知れないが、有権者にそう思わせるには至っていない。

少なくとも比例代表の結果はそう見るべきだと思うが。


あとは今回、小選挙区では立憲民主党の候補を推していた共産党ですね。

選挙期間中、市内で共産党の選挙カーを見たんだけど、この地域では小選挙区の候補者を出していない。

すなわち比例代表の選挙カーであって、小選挙区では立憲民主党の候補への投票を勧めていた。

これはセコセコ小選挙区に立候補者を立てても当選できそうにないのだから、

考え方としては近いところもある立憲民主党の候補に票を集めた方が実利があるという話である。

一部には立憲民主党・国民民主党が候補者を立てず、共産党の候補者を当選させようとした選挙区もある。

沖縄県では小選挙区で1議席取ってるが、それは前回と同じで、

それ以外の地域でその体制で小選挙区の議席を取れたところはなかったのが実情だが。


共産党にとっての課題は小選挙区での選挙運動を通じて、比例代表の票の掘り起こしが難しくなること。

実際、それが理由で立憲民主党と競合する選挙区もいくつかあった。

比例代表で2議席減という結果を見れば、あまりよくなかったようにも見えるが、

今回の選挙では れいわ新選組 が比例代表で3議席(南関東・東京・近畿)で取っていて、

れいわ新選組と共産党は主張が似ているところがあり、ここで票の食い合いになっている面もあったと思う。

そう考えると小選挙区で立憲民主党の候補に肩入れしたことは些細な問題だったんじゃないか。


というわけで、日本維新の会が大躍進ということに尽きるのだった。

比例代表で関東地方からも議員が出たし、今後は小選挙区も本気で狙うのでは。

希望の党騒動の後、立憲民主党・国民民主党に分かれたのは、2つ合わせて間口を広くするためと思ったが、

国民民主党がさっぱりであって、かといって立憲民主党が伸びたわけでもない。

自民党が強いのは言うまでもないことだが、大阪府では小選挙区で全落だったり地域性もある。

確か次回までに選挙区が大きく変わるんじゃなかったっけ?

それにしても国会議員を選挙で選んでも、議会が開かれないとどうしょうもないんだよなぁ。

ここ数年の自民党の国会軽視はどうにかならんものか。

自民党に票を投じた人もそれでいいとは思ってる人ばかりではあるまい。