散髪はキャッシュレスにならない

たびたび書いているけど、市内で生活している限りにおいて現金を使う用事として大きいのが散髪である。

あと医者にかかれば医療費も現金で払いますが。これは頻度はそこまででは。

全体としては旅行中が多いんだけどね。


散髪にしても医療機関にしても支払手段が現金だけであることによる。

逆に言えば、それ以外は何らかのキャッシュレス支払手段を持ってるところが大半なわけですよね。

調べたけど、他はコインランドリー(時々布団を洗いに行く)とかプール(そういえば今夏は行かなかったな)ぐらい。

このあたりは極少額なわけで、定期的にまとまった金額を使うのは散髪だけなんですね。

しかし、いろいろ考えたのだが、この散髪というのはキャッシュレス化の必要性が低い業種なんじゃないか。


最近は小銭の取扱コストが問題となることが多いらしいが、

大人の散髪は4000円だから小銭いらないし、せいぜい100円単位である。

ということは小銭はほとんど受け取らないし、つり銭として渡すこともないんですね。

こうすると売上金は紙幣を預けるばかりということであり、金融機関に余計なお金を払う必要はないだろう。


もう1つ、キャッシュレス化のメリットとして、現金の手持ちがなくても買い物などできるというのがある。

これにより高いメニューに手が伸びたりとかいうのがあるわけですよね。

ところが散髪というのはほぼ定額である。今日は手持ちがないからひげ剃りなしでなんて人はほとんどいないだろう。

(というか、それでひげ剃り削っても確か500円ぐらいしか安くならないはず)

また、衝動的に散髪に行くということも少ないだろう。駅やショッピングセンターにある理髪店ならさておき。

だから、手持ちがなくてもお金を使ってくれるというメリットも見込みがたい。


PayPayの手数料体系が見直され、最低でも1.60%の手数料がかかるようになるという。

この手数料率はPayPayがクレジットカード決済を選択できることを考えれば、最低限の手数料率ではないかとのことである。

導入の容易さ、手数料率の低さ、入金の早さを考えれば、依然としてPayPayは魅力的ではあるものの、

典型的には現金よりも高コストに違いはなく、この手数料に見合った効果があるかということが問題である。

これは業種によるだろうということではある。


しかし、現金が低コストだと思っているかもしれないけど、

実はその裏には日本銀行などの公的機関や市中銀行がいろいろなコストを負担しているわけで、

社会全体で見ればキャッシュレス化が進む方が低コストになる可能性はけっこうある。

医療機関のような公益性の高いところで、手数料を肩代わりするような仕組みが必要なのかなとは思う。

「デジタル日本円」なんて話もありますが、既存の銀行間振込を使いやすくする仕組みの方が重要ではないのかなと。

その点でJ-Coin Payのような銀行系の決済手段にもチャンスがあるのではないかと思っているんだけどね。

まぁ今は全くそんなことないんですけどね。