京都で工芸に触れてから帰る

7泊8日という長い旅行だったが帰ってきた。

結局のところ、今日の午前中は曇りぐらいで、

全体にして見れば、どうにも困るほどの雨はおとといぐらいの話だったようだ。

播但線が止まったのは痛かったが、それを言えば中国地方なんて交通網ズタズタの状態が続いてるからね。


というわけで最終日は京都国立近代美術館に行って、見て、帰るだけという感じ。

宿が河原町三条だったので、三条通を歩いて行き来していた。

この点で狙った立地ではあったのだが、河原町から東山までだと電車で言えば2駅間、

わざわざ電車に乗るのはアホらしいが、そんなに近いわけでもない、微妙な距離感である。


今回の旅行が7泊8日と長くなった要因の1つがこれで、

今日から「モダンクラフトクロニクル」という特別展が始まるのに合わせたのだった。

これがすさまじい展覧会で、1階までがっつり展示物を並べて、3階へ至る階段の踊り場みたいなところにも少し展示物を置くほど。

この展覧会のテーマはタイトルの通り「近代工芸」ということなのだが、

実は京都に国立近代美術館の分館ができたのは工芸に注力した美術館が必要という理由があって、、

今回の展示物でも古い物には「国立近代美術館(東京)から管理換」なんて表記が見られるのはその経緯を表しているとも言える。

今も東京国立近代美術館は工芸作品の収集・展示をやっているけど、その主なところは金沢の国立工芸館に移っている。

しかし、それをさかのぼれば、京都分館に工芸と京都の芸術を注力させるということをやってるんですね。


全体としては焼き物が多いんですけど、布物も予想以上に多かったですね。

普段は展示方法の都合なんかもあってあまり多く展示できないけど、ここぞとばかりに出してきた感じか。

ところで工芸というのは実用品の芸術というところが本来の意味だったと思う。

実用品としての皿に意匠性を持たせた結果、芸術としての意味を持つというのが本来のところで、

それがこれは皿として実用する気はないだろうけど、皿としての体裁はあるとか、わりと古い時代はそこは重視されていたと思う。

ただ、展示物を見ると、比較的新しい時代のものは、機能を持たず鑑賞するだけが目的の工芸作品が多く展示されている印象だった。

これって工芸? と思ったことはあったが、工芸的手法を使っているということは工芸なのだと理解している。

そうしてみると奥深いなと思う。もちろん実用品としてもおもしろそうな作品もありますけどね。


なんてわけで、思った以上に楽しめた。これはここまで関西滞在を引き延ばした意味がありましたね。

河原町三条へ戻ってきて、昼食を食べて、宿に預けていた荷物を回収して、河原町通のバスで京都駅へ。

新幹線こだま号に乗り込んで帰ってきたが、山陽新幹線方面からくる列車は遅れてましたね。

その遅れた列車との関係で4分遅れで出て、この先の通過待ちとかで遅れが広がるかと思ったが、

結局は定刻での到着で、ここら辺は東海道新幹線の繊細さを感じましたね。

(実際のところ、こだま号は車両性能をフルに使う前提ではないわけで、調整余地はあったんだろう)


帰ったら旅先から自分宛に送った郵便がいくつも届いていた。

これだけの長旅なら本人より先に着いちゃうのも仕方ない。あと1通は明日かな。