雨の竹田城跡

朝起きて、雨の音がざあざあしている。

曇り~小雨ぐらいだと思ったんだけどなぁと、兵庫県の天気を見ると、昼頃には小降りになるようだ。

それならそんなに問題ないかと、朝食を取りに行き、有馬温泉を出ることに。


電車に乗ってやってきたのは三田駅、案外こっち方面への通勤・通学も多いらしい。

ここから、こうのとり号で福知山まで乗る。

こうのとり号といえば、かつては北近畿号というあんまりな名前だった。

コウノトリは但馬ゆかりの鳥で、兵庫県の鳥でもある。いかにも兵庫県を走る特急列車らしい。

ところがこの列車、大阪を出て尼崎から城崎温泉まで兵庫県内をひたすら走るのかと言えば、

この中間にある福知山というところは京都府なのである。ここら辺の府県界をあまり深く考えてもよくないけど。


福知山は本当の目的地ではなく、途中下車して昼食を買って、普通列車に乗り換える。

それで到着したのは和田山駅、この駅は特急停車駅だが、播但線への乗換待ちが長すぎるので、

それで乗換待ちが少なくなるように普通に乗り換えたと。ローカル線あるあるですね。

それでも20分待ちなんでけっこう長かったんですが。

その播但線で長い1駅間を走って竹田駅で降りる。ここから竹田城跡を見学しにいこうと。


それにしても雨が弱まる気配がない。どうも移動中に天気予報が変わって雨が続くらしい。

山陰では豪雨でひどいことになっているので、当然兵庫県も影響を受けているのだが……

とはいえ、竹田城跡へのルートはちゃんと整備されているしいけるだろうと行くことに。

竹田城は山城、ということで城跡へ至る道は登山道である。

徒歩40分ぐらいとあったが、急な階段で結局は30分かかった。

料金所で「よく上がってきましたね」と、ここぐらいしか屋根がないとのことで、ここで昼食を食べて、

そこから竹田城跡を散策したが、巨大な山城だなと思った。

城って平時は役所としての役割も多いわけだけど、南側は比較的広い土地が取られている。

雲海の中を浮かぶ「天空の城」の姿が知られる竹田城跡、もはや雨雲の中で眺めは散々だったが、

そのスケール感は実際に歩いてこそ感じられるものである。


帰りはトイレに寄ったら車道で降りるはめに。まぁ車とはまったくあわなかったけど。

こうして竹田駅に戻ってきたらびしょびしょで、コインロッカーに入れておいた荷物から着替えを出し、

着替えてそれなりにはなったが、これは宿で洗濯しないとなと。

(親元でギリギリまで洗濯して、特になんともなければ帰宅まで洗濯を先送りできる公算だった)

そんな具合に30分ちょっとの待ち時間を過ごし、寺前行き(姫路方面)の汽車に乗り込んだ。

列車に乗り込んでしばらく行くと運転士が「寺前から先、福崎付近で大雨のため徐行運転をしています」とのこと。

この播但線という路線は、寺前駅を境に姫路側が電車、和田山側が汽車になっている。

阪神・淡路大震災のときに迂回路として重宝された播但線・加古川線の2路線はその後、電化プロジェクトが動き、

加古川線は全区間が電化されたのだが、播但線はトンネルの都合、途中までの電化に留まった。

微妙な感じはするが、この寺前駅がちょうど播磨と但馬の境目付近なので、分断も一理あるかも知れない。

さらに寺前駅に進むと「大雨のため運転見合わせになりました」と。うーん。


とりあえず寺前駅にはたどり着いたが、動くんだろうかと、停車している電車で待ったのだが……

結果としてはこの電車は動かなかった。今日はもう運休にしてしまったのだ。

まぁ仕方ないなと思ったが、こんな微妙なところでどうしたものか。

困っていたら、同じ電車で待っていた人に声を掛けられた。タクシーに相乗りしないかと。

確かにそれしか手はないなとタクシーで姫路まで飛ばしたが、折半でもけっこうな金額だった。

こればかりは仕方ないんだけど、ちょっと痛い出費である。


これ、竹田駅出るときに気づいてたら、引き返して、竹田~姫路を新大阪経由で迂回にしたような気がするけど、

これは迂回分の運賃は取られないと思うけど、迂回乗車の特急券は自己負担のはず。

そう考えると折半のタクシー代とあまり変わらなかったかも知れないなとも思う。

リカバリー方法はいろいろあったが、どの方法もそれなりには金がかかるわけですよね。


そんなわけでもともと曇り~小雨と思っていたらこんなことになってしまった。

タクシー代という予定外の出費を除けば、あまり大きな問題はなかったとも言えるが。

ちなみに明日の播但線は午前中は終日運休だそうで。まぁ安全確認に時間がかかるから仕方ないね。

明日は姫路~神戸~大阪~京都と移動するが、まぁここはなんなり移動できるでしょう。

明日こそ小雨のはず。