テレビを見ていたら埼玉県小川町の話が出ていて、
東京(池袋)まで電車で1時間ほどというので東京に通うために住む人も多いんだとか。
案外かかるんだなという気はしたが多くが始発なので好都合という面もあるよう。
小川町といえば、こんな話を以前に書いた。
帰りは森林公園駅から「川越特急」に乗換。
運賃のみで利用できる列車だがTJライナー用の車両を使っている。
川越特急という名前だが、池袋~川越の停車駅は快速急行より1駅少ないだけ。
どちらかというと停車駅の差が大きいのは川越~東松山なんですよね。
快速急行は副都心線直通がメイン、川越特急は池袋発着という違いはあるが。
「川越特急」とはいうが、停車駅の少なさが生きるのは川越より先、東松山や小川町まで利用した場合。
そして、この川越特急はTJライナーと密接な関係があるという話である。
そのTJライナーは小川町まで長く利用する人を想定した列車である。
TJライナーは2008年に東上線でかなり久々の有料列車として誕生した。
東武鉄道という会社にとっては日光方面、太田・赤城方面を中心に有料特急を多く走らせている。
観光・ビジネス目的というのもあるが、通勤目的での利用も想定している。
そのような会社だから東上線の通勤客向けの特急を作れないかと考えたのだろうが、
特急専用車は割に合わないという判断か、通勤電車兼用の車両を用意した。
クロスシート・ロングシートを切り替えられる座席を取り付けて、
有料のTJライナーでは枕木方向に座席が並ぶクロスシート、
それ以外では線路方向に座席が並び、立ち客にも利用しやすいロングシートと。
近鉄のL/Cカーで導入されていたものに似ているが、そのものではないらしい。
TJライナーは好評だったようで、現在は朝に森林公園→池袋で5本、
夕方以降に池袋→小川町で15本が運行されている。
休日も本数は減るが同様に運行されており、東京方面へのレジャーにも活用されているのでは?
なお、小川町方面行きは最初の停車駅のふじみ野からは料金不要で、一般列車を補完する部分もあるらしい。
で、そのTJライナーと密接に関係するのが川越特急なのである。
午前中の川越特急は池袋に到着したTJライナーの折り返し、
午後の川越特急は池袋到着後にTJライナーとなる列車であり、
これらはTJライナーと同様にクロスシートモードで走っている。
通勤客の動きの逆で川越などへの観光客が動くという話ですね。
停車駅が少ないのもTJライナー前後の回送の役目があるからである。
これを「川越特急」というのは西武の特急 小江戸に対する戦略だろう。
このTJライナーのスタイルは他の関東圏の鉄道会社でも導入され、
西武では有楽町線直通のS-TRAIN、新宿~拝島の拝島ライナー、
京王では京王ライナーとMt.TAKAO、こちらは休日の折り返しも有料列車としてやっている。
東武伊勢崎線でもTHライナーという日比谷線直通の有料列車は同様の方式である。
S-TRAINもそうだけど地下鉄対応の車体に乗せてしまえるのは便利なのだろう。
地下鉄線内で一般列車とすぐに化けられる点もよさそうだが、実際には前後回送で対応しているとのこと。
関東圏では有料列車として使われてることが多いが、
近鉄では一般列車で時間帯によって使い分けるためにL/Cカーを導入していた。
近鉄の場合は有料特急が充実していますからね。
でも、その近鉄にも団体列車というニーズがあるんですね。
修学旅行の利用がまとまってある近鉄らしい使い方である。