白毛図鑑と出世レース

今日は東京競馬場に出かけていた。

開催日の競馬場に行くのは、昨年夏の帯広(ばんえい競馬)以来、

サラブレッドだと小学生の頃に1回あったかどうか。

テレビやラジオで観戦はしてるけどさ。


もっとも明日はジャパンカップだが、今日は東京では重賞レースもない。

とはいえ、これはこれで楽しみなレースがあったのと、

そして、動機として大きかったのが競馬博物館での特別展「白毛図鑑 純白のサラブレッド」と、

それに合わせて阪神競馬場から誘導馬見習い中の シロニイ が出張してきていて、

それがこの東京開催の期間中だけということなので、やってきたわけである。

パークウインズの日ならば入場料なしで競馬博物館も見られるんだけど。(cf. 馬券売場と博物館)

入場料といってもネットで買えば100円だけどね。(本来は200円)


12時すぎに到着したら、ちょうど今日2つ目の新馬戦の発走の頃だった。

新馬戦でもあと1~2時間は早く来ないとパドックから見れないなとか。

未勝利戦ならもっと早く来ないといけないしねぇ。

本当は昼食後に来たいぐらいだったけど、それは余裕がないので、この時間になった。


さて、競馬博物館だが、アーモンドアイ顕彰馬選定記念の特集があった。

明日のジャパンカップデーには顕彰馬選定記念として「アーモンドアイメモリアル」なるレースがある。

展示物で印象的だったのがドバイターフ出走時のゼッケンやレーシングプログラムですね。

今後、他の顕彰馬と並んで列せられることになるのだろう。


さて「白毛図鑑」の展示だが、最初の方は毛色と遺伝子の話。

馬の白毛というのは白変種というもので、ホッキョクグマの白さと同じようなものらしい。

こういうのが突然変異で発生することは他の動物でもあるという。

毛色を決める遺伝子についての説明があった上で、

じゃあ白毛を決める遺伝子は何かというのを研究した結果があった。

ちなみに馬の毛色は血統登録の記載事項なのだが、現在は遺伝子検査も使って決定しているという。

芦毛だと若い頃は真っ黒でかなりゆっくり白くなっていくケースもあり、生まれた時点では確かに難しい。

青毛・青鹿毛・黒鹿毛はどれもパッと見て黒いが、青毛は明確に遺伝子が異なる。


そして白毛の活躍馬の紹介になるのだが、多くを占めていたのはシラユキヒメの一族のことである。

というかこの特別展が行われたのもソダシの活躍によるところが大きい。

シラユキヒメは突然変異で生まれた白毛の牝馬である。

未勝利で引退となったが、父サンデーサイレンスとあっては繁殖馬としての期待があり、

金子真人オーナーが持っている種牡馬との交配も相まって、

2008年にユキチャンが関東オークスで優勝、白毛馬初の重賞勝ち馬となる。

2019年にシラユキヒメの孫にあたるハヤヤッコがレパードステークスで優勝、

国際グレードレースでの白毛馬の勝利は世界初のことだった。

そして2020年、ソダシが阪神ジュベナイルフィリーズを優勝し、白毛馬初のG1制覇を果たした。

この重賞勝ち馬3頭が特にピックアップされて展示されていた。

シラユキヒメの子孫の勝ち上がり率が7割にも達するという。

JRAの勝ち上がり率は平均3割程度なので驚異的な数字である。

牝馬の活躍馬の多い一族でもあるので、今後も長く繁栄すると思われる。

白毛ではないが、重賞6勝のメイケイエール、スプリンターズステークスを勝ったママコチャなんていうのもいますからね。

(なお、これらの子が白毛になることは通常はないという)


この一族の活躍馬の1頭がシロニイである。

最初は主にダートを走っていたが、6歳で芝の長距離に転向して、

3勝クラスからの格上挑戦の阪神大賞典4着で、天皇賞(春)にも出走している。

9歳に引退するまで3勝クラス止まりだったが、それなりに知られた名前だった。

現役が長かったこともあるが実は1億2300万円も賞金を稼いでいるという。

長く走ったが今年引退し、阪神競馬場の誘導馬に転向することとなった。

白い馬は見栄えするので誘導馬になることは多いけど、多くは芦毛で白毛は珍しい。

今回の展示に合わせて東京に出張して、放牧展示されていたというわけである。確かに白かった。


今日の東京では重賞レースこそないが、楽しみだったのが9Rのカトレアステークスである。

このレースは2歳のダート戦で、出世レースとして知られる。

かつては1勝クラスのカトレア賞だったが、2020年からOPクラスとなった。

JRAで行われる2歳OPのダート戦はこれが唯一である。

結果は1番人気のアマンテビアンコが優勝、ユキチャンの息子で白毛馬である。

やはりこの一族強い、特にダートでは強い。と改めて思ったのだった。

最近はUAEダービーのステップレースになることが多いのだけど、

来年からは大井のダート三冠もあるので、羽田盃を目指すのもよい。

ただし、JRA枠を考えるとステップレースで優先出走権を得る必要がある。

カトレアステークスを勝てばUAEダービーはほぼ招待されるはずなので、

どちらを取るかというのは難しい選択である。


もう1つの注目レースがメイン11Rのキャピタルステークスである。

こちら芝1600mのリステッドレースでジャパンカップ出走馬の帯同馬の出走も意識したレースになっている。

まぁ外国馬を意識していても、最近は外国馬の出走はないのが実情だが。

この都合で実績馬にとっても出走しやすいレースになっている。

勝ったのはドーブネ、前走とあわせてリステッド2連勝と調子がよい。

千葉サラブレッドセールで5.1億円で取引されたという馬で、

4歳の今日までで稼いだ賞金は1億5600万円……馬代金さえ見なければ立派なんですけどね。

藤田オーナーも東京競馬場に来ていたようだけど、

その後、京都2歳ステークスで藤田オーナー所有のシンエンペラーが優勝して、

実はこちらも高額馬なのだが、それで勝つんだからすごいよなぁ。


競馬場に来て馬券を買わないわけにもいかないだろうと、

東京の9~12Rをそれぞれワイド1点100円だけ買って遊んでいた。

1・4着のワイドで惜しい! となったが結局全て外れ。1点で当てるのは簡単じゃないなぁ。

現金扱いのいらないUMACA投票機がずらりと並べられる一方、

伝統的なマークカードを塗って現金で買う機械は減らされているのだろうか。

明日のジャパンカップ・京阪杯はそれぞれ12Rの重賞ということで、注意を促す掲示がされていた。

京阪杯はともかく、ジャパンカップは「GIカード」を使えばよいのだが……

GIカードはレース番号をマークしなくても指定されたGIレースが買えるマークカードである。

前日発売やイレギュラーなレース番号のときに効果的だが、

ジャパンカップウィークの競馬場でも全然見ないマークカードだった。

うーん、と思いながらライトカードを取って1点書いて馬券を買ってましたが。


明日のジャパンカップはテレビ観戦だろうけど、競馬場はすさまじい人だろう。

今日の入場券は100円と言ったが、明日は特別に高くて500円である。

あと、今は競馬場の椅子はほとんどがスマートシートという指定席で、

この入場券だとほぼ立ち見になってしまう。

スマートシートは今日なら300~600円(入場料込)でそう悪くないが、

明日は1000~1500円である。人が多い分だけ価値も高いが。

果たして誰がチャンピオンになるのか。

最近のジャパンカップはオークス馬が強い印象だが、どうだろう?