間違えたのはバーコードが同じだから?

ちょっと前にメルカリで本を物色してたときに、

欲しい商品を出品している人の他の出品物を見てたら気になる雑誌があったので、

一緒に買うから安くしてと交渉して、この人はきっかり送料分を引き直した値段を出してきたんだったかな。

それで届いた雑誌を読んだのだが、購入するきっかけになった記事は数回に渡る連載であることがわかり、

じゃあその連載の掲載されている全号を集めてみるかと思い立ったのだった。


これも購入して気づいたことだけど、この雑誌、電子版もあるらしい。

ただし、BOOK☆WALKERでは取り扱いが無いらしい。(出版社によってはそういうのもある)

僕が使っているところではKoboで取扱があるのだけど、まとめ買いするとけっこうするんだよなぁ。

というわけですぐには踏ん切りが付かなかったのだが、

調べたところブックオフオンラインにその連載の掲載された号が全てそろっていることがわかった。

値段も割安だったので、週末に注文したら、週明けの昨日に出荷され、ゆうパックで今日届いた。

ブックオフは早いですね。(出荷が遅い中古屋に注文して商品を待っているからそう思うのもある)


早速、箱から出して背表紙を並べて見たら……なんか1冊おかしくない?

同じ雑誌だけど「2010年1月号」とやたら古い号が入っていた。

なにがおかしい? と納品書にマークしながら確認したところ「2020年1月号」が入ってないことが判明した。

おそらく、2020年1月号を入れるつもりが、2010年1月号を入れて送ってしまったのだろう。


一見すると意味不明なミスだが、実はこれってバーコードが同じなんですよ。

新聞にバーコード?

2004年に現在の定期刊行物コードが導入されたが、このコード体系は下記のようになっている。

AAABCCCCCDDEF-GHHHH

A=491, B=0(予備), C=雑誌コード, D=月・号, E=年, F=チェックディジット G=0(予備), H=価格

一般的な月刊誌・週刊誌では、CCCCC-DD という雑誌コードで1年間の雑誌を増刊号含めて一意に識別できる。

(ちなみに、さっきの記事では新聞では号が2桁なので1年経たずに一周してしまうということを紹介している)

これに年号を足せばバックナンバー含めて一意に識別できるのだが、

定期刊行物コードでは将来の拡張性も考慮して年号への割当は1桁だけとなった。


ということは、10年間で一周するんですよね。

そのことは定期刊行物コードの導入時から認識されていたが、導入後10年となる2014年に改めて告知されている。

雑誌コードのいわゆる「10年問題」について (pdf) (日本出版インフラセンター)

そもそも定期刊行物コードを流通に使う雑誌というのは、長期間にわたって流通することは想定されていない。

(ムックは長期間の流通を想定している一方、雑誌コードもあるが、ISBNを持っているので、ISBNのバーコードを付けている)

多少はバックナンバーの流通は想定されるが、さすがに10年間もバックナンバーが流通し続けるのは考えにくい。

というわけでこれで問題ないのだと書いてある。


これはその通りだと思う。10年以上前の雑誌のバックナンバーが正規商流で買えるのはあり得ないと思う。

ところが古本となるとまた事情は異なる。古い雑誌が古本として流通することはまぁあるかもしれない。

おそらく、この雑誌の買取時に、担当者はバーコードを読み取って、

バーコードからはその時点の最新号である2020年1月号であろうと推定されたのだろう。

本来はここで実際の本と情報が食い違うことに気づいて処置するべきだったと思うのだが、

気づかないまま、その本は2020年1月号の在庫として登録され、2020年1月号の注文に対して出荷されてしまった。

せめて出荷フローで気づいて欲しかったのだが……(同じ雑誌の連続する号をまとめ買いしてるわけだし)


中古屋だと、もともと付いているバーコードとは別のバーコードを付けてる店がある。

新品と併売している店だと、新品と中古は別商品であると識別できなければならないし、

あるいは同じ商品の中古品でも付録の有無など別商品として扱うべきケースもあると思う。

ブックオフはどうなんでしょうね?

確かにCDを中心にバーコード付きのラベルが貼られているのは見たことがあるような気がする。

一方で本については多数派はそういうバーコードがないものだから、識別手段は本自体のバーコードしかない。


もちろん、必要ならば別にバーコードラベルを貼ることもできるんだと思う。

実際の本と登録情報が食い違っていることに気づけば、そのためのバーコードを起こして対応するなどするべきだったと思う。

ただ、おそらくブックオフはこの雑誌について同じバーコードの別号があることを認識していないと思われ、

と言うのもブックオフオンラインで調べたところ、その雑誌の2010年1月号は存在すらしていないからである。

ブックオフほどの業界ガリバーがこのような問題を認識していないとは思えないが、

一方で現場で気づくことができなければ、同じバーコードの別商品を区別することは難しいだろう。


とりあえずこれではどうしょうもないので、問い合わせフォームから交換依頼を出した。

まだ在庫が1冊あるっぽいので、これが正しい2020年1月号の在庫なら交換してくれるんじゃないかなぁ。

もし在庫がなければ返品になりますけどね。なんとかここで買いたいものですが。


先日、ブックオフ(ヤフオクのオークションストアから買ったんだけど)で買ったムックが、

一部ページが切り取られていることが判明して、実は購入後すぐに検品したときには気づけなくて、

確かに少し違和感はあったのだが、目当ての記事は残ってたので、あまり疑問には思わなかった。

ただ、2~3週間後に本格的に読もうとしたら、1ページがちぎれていることに気づき、よくよく見るとそのページより前がないことに気づいた。

それで慌てて(購入から1ヶ月経とうとしていた)、ブックオフに問い合わせたら返品扱いで対応してくれた。

(返品なのだが、数量・金額など考慮してか自分で処分するように言われた)

これも買取時の担当者の見落としではあるが、自分が見落としたように、一見おかしいとはわからないところではある。

どっちかというと持ち込んだ人のモラルの問題だが、切り取った人と持ち込んだ人が同じ人とも限らないしなんとも。


今回のは完全にブックオフの落ち度だと思うが、取扱量が多いとバーコードに頼りがちになるのもわかる。

こういう問題が潜在的にあることを理解して、システムは構築されてないといけないなと思った。

バーコードは便利だがこういうこともあるということだ。