近鉄京都駅付近で始発電車が脱線したというニュースがあり、
近鉄で始発電車が脱線といえば2009年に東青山駅で脱線があり、
これの原因は保守用の横取装置を外し忘れるというもので、
横取装置を検知して停止信号を出すようにするなどの対策が行われた。
なので同じ原因ではないだろうとは思ったけど……
それはそうとして、運休区間が京都~上鳥羽口と書かれていて、
この状況でよく上鳥羽口までの運行を確保しているなと驚いたが、
なんと驚くべきことに急行以下は上鳥羽口折り返しでほぼ通常通りの運行をしていたという。
(朝は烏丸線直通列車が運休だったが、それもしばらくして解消したそう)
まさかそんなことができるのかと驚いたものだが。
通勤・通学といった用途に限れば、近鉄京都線を京都駅まで乗る人はわりと限られている。
これは丹波橋駅で京阪に乗り換える人と、竹田駅で烏丸線に乗り換える人が多いためである。
京都都心へ向かうとなればこのいずれかのルートが使われることが多い。
上鳥羽口駅は竹田駅の1つ京都側の駅である。
すなわちこれらの利用をしている人はほぼ影響なしということになる。
また、京都駅に向かうにしても竹田駅で烏丸線に乗り換えて行ける。
明確に不便なのは東寺駅を利用していた人だが、これも烏丸線の九条駅からそう遠いわけではない。
バス乗換のために使っている人なら乗換場所が変わるだけの話である。
なぜそれで間に合っているのか? おそらく特急がないからだろう。
伊勢方面の特急は西大寺発着、それ以外は全線運休で対応したようだが、
これで本来京都駅で折り返していた電車はかなり減っている。
これにより上鳥羽口折り返しでほぼ対応できたようだ。そんなものか。
ここまで上鳥羽口行きが走ることも珍しいわけですが、
こういうトラブルも予期して用意してあったのかなと。
高架化のときに付けたなんて話も見た。
竹田駅の隣でわりと処理能力が高いというのは意外な話だったが。
ただ、生活路線としてはそれでもよいのだが、特急がないのは苦しいですよね。
近鉄京都駅の利用者の相当数は新幹線との乗換のための利用で、
それは奈良県方面に特急だか急行だか乗り換えるわけですよね。
当然、烏丸線に乗れば奈良方面に行くことはできるが、それはかなり不便な話である。
もともとが新幹線との乗り換えにすごぶる便利な立地なので。
さて、脱線の原因だが、まだ明確なところはわかっていないらしい。
始発前の目視点検、遠隔点検ともに問題はなく、
何かポイントが想定と異なる動きをしたことに問題がありそうだが、
一体それが何なのかというのはそう容易なことではないよう。
原因究明のための調査をしっかりしないと再開させるにも怖いわけで、
まだしばらく上鳥羽口折り返しが続きそうだ。