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京都の人通りはまだら模様

今日から夏休みということで、2月以来、久々の遠出である。

当初は九州ぐらいまで遠出する案もあったが、やはり計画が立てにくいということで、

機動的に計画を立てやすいということで、両親に厄介になって、関西に1週間ほど滞在とすることにした。

もうちょっと手の込んだ計画はもうちょっと先にとっておこうということである。

ただ、それもちょっと厳しいのかなと思ったけど。


目的地の主なところは博物館なんですよね。

それでスケジュールを引いてみたら、京都国立近代美術館の「チェコ・デザイン 100年の旅」が日曜までという。

日曜は出かけるつもりはなかったので、それなら土曜のうちに行かないとなということで、今日は京都から入った。

京都までは新幹線、EXこだまグリーン早特なんで こだま号 で。

東京駅から乗るんだけど、東海道新幹線の乗り換え改札は驚くほど空いている。ここまでなのかと。

車内もガラガラだけど、こだま号のグリーン車はこんなもんだろう。それでも少ないだろうけど。


京都駅に到着して、河原町通のバスに乗って四条河原町まで乗った。

驚いたのは途中のバス停で時間調整のために停車したこと。

乗降もほどほど、道路も空いているということだが、普段の昼間にそんなことあるかなぁ。

河原町通のバスは生活路線としての色も濃いからこんなもんだが、東山通とかどんなんだったんだろ?

あれは普段はバスに押し寄せる観光客、混み合う道路という想定が全く違いますからね。


実のところ、京都も都心の商店街の人の行き来はそこそこである。

普段に比べれば明らかに少ないが、少ないなりの人通りではある。

地元の人もむやみに繁華街に行かないだろうと考えれば、妥当なラインではないかと思う。

ただ、ここから歩いて岡崎公園まで行くと、ここは本当に人通りが少ない。1/10以下では?

観光客の割合が高いエリアほどに、外国人観光客が皆無であること、国内観光客の減少の影響が大きいのだろう。

ちょっとこれは衝撃的だったなぁ。そりゃ臨時休業にする店も多いわけだ。

観光都市として知られる京都市だが、影響度は一様ではないということを思い知らされた。


京都国立近代美術館は、混雑するようなら整理券を配布するといっていたが、そんなこともなく。

検温があったことと、マスク着用のこと(これはいまどきどこもそうだよね)というぐらいで驚くほどのことはなかった。

来館者もいつも通りぐらいかな。特別混むような特別展じゃなければこんなもんだよね。

ということで、岡崎公園を行く人こそ少ないが、実は美術館の中はそこまでの影響もないという。

これもまた驚いたことなんだけどね。まぁここの美術館はいつもそんなもんだよね。


というわけで、久々の京都だったとさ。

そういえば2月に京都に行った時はこんなこと書いてましたね。

ただ、この冬は中国の国内の移動にも苦労するような状況で、日本旅行なんてとてもとても。

そんなわけで例年に比べると、人は少ないんだという。

もともと京都はヨーロッパ系の旅行客が多い印象で、その辺の顔ぶれはあまり変わっていないような印象。

ただ、普段ならもっと中国人いるよなぁと。そういう違和感はあった。

そうはいっても平日ということもあって、奈良も京都も外国人観光客が目立つことに変わりは無かったが。

(冬は観光シーズンではないということもない)

そうか、2月だとヨーロッパ系の旅行客が目立ってたのか。それこそ今は壊滅ですからね。

長期戦ではあるかなと思うけど、逆にこれまで京都は日本人離れなんてことも言われてたぐらいなので、

そこが作戦なんだろうなとは思うけど、これもどうなることやら。


Author : Hidemaro
Date : 2020/07/04(Sat) 23:33
日常 | Comment | trackback (0)

袋の代わりにカゴ

最近は連日在宅勤務で長期間出勤していない人もいるが、一方でこの時期は健康診断の時期でもある。

さすがに健康診断のためには出勤が必要ということで、これが久々の出勤になる人も出ている。

僕の場合は、ここのところは週1日程度の出勤で対応しているが、

今週は今日に健康診断の予定があったので、それにあわせての出勤にした。


ところで健康診断というと、空腹時血糖の測定の都合、絶食にする必要がある。

腹が減るから時間単位有給休暇

2年前は指定された時刻が遅かったから、空腹で仕事する時間が長くなるのは嫌だったと書いてあるな。

今回は朝一番だったので、そういう問題はなかったが。


健康診断が終われば、食べて良いわけですから、売店でパンと牛乳を買うことに。

それで売店に行って気づいたけど、袋が有料になってるんですよね。

普段は飲み物1本買うぐらいなので、手づかみで持って帰るし、店員も袋なんて渡してこないのだが、

さすがにパンと牛乳となると、手づかみはギリギリ……と思ったが、この店にはよいものがある。

それが買い物カゴ、実は以前から職場への持ち帰り用に使えることを案内していたので、

これ幸いと、買い物カゴにパンと牛乳を入れて、持ち帰って食べたのだった。


カゴは次に売店に来るときに返せばよいとなっているので、昼休みに返却してきた。

昼休みにカゴを置きに来ると、カゴはあらかた出払っているようだったから、

有料化のおかげか、カゴで職場に持ち帰るというのは定着しているように見える。

というか、今の出勤者数で出払うなら、それは足りてないんじゃないか?


全ての小売業で袋を有料化されると、スーパーやドラッグストアでの袋の有料化に慣れていた人にも戸惑いはあるかもしれない。

以前、イオンの衣料品売り場で袋を購入したなんて話もそうだし、オリジン弁当で袋について聞かれた話もそうだし。

専門店がやってないイオンモール , 出勤して弁当を買って帰ってくる

職場の売店というのはちょっとした盲点だったな。

普段ほとんど手づかみで持って帰ってたので、袋に入れて持ち帰るということがありうると思ってなかったのもあるが。


コンビニに袋を持って買いに行くか? なんてのがちょっと話題になっていたが、慣れというのはあるだろう。

なお、ファミリーマートでは袋は大きさによらず3円とのこと。ローソンも同様だそう。

コンビニでの購入金額も人それぞれだが、金額に対しては少し大きいかも知れない。

職場の売店は手ぶらで買い物に行くからこういう問題があったが、

僕がコンビニで買うときはだいたい外出中で、それでカバンがあればそこに入る程度しか買わないので、いらないなと思ったが。


僕が注意が必要だなと思っているのが書店で、これはちゃんと袋を持っていかないとなと思う。

物がそこそこ大きいですからね。手づかみというのもちょっと現実的ではないので。

ちゃんと準備していけば、これといったことないんですけどね。

突発的に書店に行くこともあんまりないような気はするし。


ところで少し話題になっていたが、この袋の有料化にはいくつかの抜け道がある。

紙袋にするという方法が1つ。ただし、単価が高いので、紙袋も有料提供でという店も多いんだが。

客単価が次第ではそういう選択肢もあるということか。

袋の厚さを増やすというのが1つ、これは再利用が可能だからということである。

もう1つが、バイオマスプラスチックを配合した袋にすること。

この方法で対応した店はけっこう多いし、有料化した店でもバイオマスプラスチック配合にした店もしばしばある。

これは、おそらく価格面ではそこまで不利ではないんだろうと思う。


ただ、いずれも省資源という点ではどうかと思うところである。

紙袋については、紙の製造にかかるエネルギーがけっこうあるのが気になるところ。

とはいえ、比較的丈夫で再利用性もあったり、古紙再生の行き場という面もあるし、素材自体はカーボンニュートラルだったり、

紙袋だって減らせるに越したことはないが、用途次第ではプラスチック袋よりよいところは多々あると思う。


次の厚手の袋にするというのは、客が意図を理解しているかどうかにかかっているわけで、

リピーターが袋を再利用して、結果として提供数が減っていけばよいが、どう考えてもそうはならんだろうと。

有料提供の袋を厚手にするなら、じゃあ今度もそれ使おうという動機はあると思うんですけど。

無料提供の袋をあえて再利用する動機は乏しく、再利用されないなら厚手にした分だけ資源を使いますからね。逆効果ですよ。


バイオマスプラスチックというのも謎ではあって、なんでこれが除外されたのかはさっぱりわからない。

というのも、多くは石油・天然ガスから製造していた物質と同じものを、バイオエタノールから作るというだけのこと。

石油・天然ガスの省資源化にはなるんじゃないかという話ではあるけど、そうはいっても配合率30%ぐらいなんですよね。

大量に使う素材の30%を置き換えたのなら大したもんだけど、袋なんて全体がたかが知れてますからね。

あとはバイオエタノールの製造が環境に悪いんじゃないのかということか。


こういう抜け道は気になるものの、多くの店は有料化に踏み切り、客に袋の持参を推奨するようになった。

それで削減できる資源は高々知れてるとは思うけど、客の判断で減らしやすいところではあるので、よいとは思いますが。

業種ごとに削減度の差はあると思うけど、今まで袋の有料提供なんて考えなかったが、意外と効果が出る業種はあると思う。

そうなれば、小売業を網羅的に対象にしたことには意味があったということなので、そこは見守りたい。


今のところの印象としては、一番有料化に躊躇してるのが、飲食業の持ち帰りですかね。

ものがものだけに、商品が傾くと困るが、一般的なマイバックでは物が安定しないので、専用の袋を使った方がよいということ。

コンビニもそうだし、一般的には袋を有料化したスーパーでも弁当用の袋だけは無料提供していたところがあった。

ここらへんはスパッと有料化してしまうところが多いのだが、やはり飲食業の場合は、ほぼ全てが傾くと困る商品ですから。

そういう店が飛びついたのはたいていが バイオマスプラスチック で、姑息な対策だという印象が強くなったのはある。


Author : Hidemaro
Date : 2020/07/03(Fri) 23:10
買い物・消費 | Comment | trackback (0)

NHKを受信できないテレビを作ったらしい

NHKが受信契約についての裁判で敗訴したらしいなんてニュースが流れたが、

そのことについてこんな記事が出ていた。

受信料裁判でNHK敗訴 秘密兵器「イラネッチケー」を開発した筑波大准教授に聞く (デイリー新潮)


放送法ではNHKとの受信契約について次のように定めている。

協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(略)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。

NHKの地上波テレビまたはBSで受信できる機器を設置した人は受信契約をしなければならないと。

ただし、どうやってもNHKが受信できないスカパープレミアムサービスだけの受信機ならば、これは契約不要である。

でも、例外はそれぐらいで、BSは必ずNHKが付いてくるし、地上波も民放だけ受信できて、NHKが受信できない地域はないはず。

そのため、テレビを設置することは、NHKとの受信契約の義務を負うものだと解されている。


でも、理屈上は民放は受信できて、NHKが受信できないならば、受信契約の義務はないはず。

そこで作られたのが「イラネッチケー」という装置だという。

この装置って単純な帯域除去フィルタだそうだから、他の地域に行くと無意味なんだろうが。

とはいえ、関東圏でこの装置が付いたテレビは、確かにNHKを受信できない。

でも、これまでこの装置で受信契約を回避することは否定されてきたらしく、

テレビの後ろのアンテナ端子に「イラネッチケー」を取り付け、接着剤で固めて裁判に挑みましたが、NHKから「外せる」と指摘されて敗訴しました。また、彼はアンテナコンセントを開けて壁の中に「イラネッチケー」を埋め込むという工事をし、「素人には外せない」と裁判で主張しました。しかし、NHK側に「設置業者に依頼すれば元に戻せる」と主張され、再び敗れています。

まぁそりゃそうだよねという感じだけど。


ところが今回の裁判では受信契約の義務がないと認められたのは、テレビと「イラネッチケー」を厳密に一体化して、

「例え外そうとしても、テレビが壊れるように加工した」んだそうである。

その結果、とりあえずは第一審では受信契約の義務はないという判決が出たそうである。

とはいえ、これまでの経緯を考えれば、あんまりバランスの取れた判決には思えず、控訴審で覆される可能性も十分あるのかなと。

でも、もっと厳密にNHKの放送を受信できなくするテレビがあったとすれば、受信契約回避の可能性があるのかな?

そういうテレビを日曜大工レベルで作るのは難しいから、フィルタを一体化するという方法で実現したわけだが。


テレビを設置すると、NHKと受信契約を結ぶ義務を負うのは、NHKの放送へのフリーライドを防ぐため。

といいつつ、ラジオだけなら受信契約の義務はないんで、そこはフリーライドなんですけどね。

NHKの放送を受信できるなら、NHKの視聴頻度によらず一定の受信料を払えということ。

NHKとしては定額の受信料が入ることで、広告収入などを考えずに番組制作をできる。

災害時の「命を守る報道」というのはNHKの番組制作姿勢を表すものの1つである。

平時はNHKを見なくても、災害時にはNHKが頼りという声はしばしば聞くが、それなら受信料を払わなければならないと。


本当のことを言えば、日本国内に住んでいる人ならば、テレビ受信機の設置有無によらずNHKの便益を受けているはず。

ラジオ受信機だけがある場合もそうだし、インターネットでのニュースなどもそう。

自分自身が見なくても、NHKの情報を元にして動いているものがしばしばある。

ただ、実際には便益の程度の大きいテレビ受信機の受信者だけが受信料を払っているし、

それも地上波のみと、BSを含む場合で金額が変わる仕組みである。

このあたりも受信料から回避を試みる人が出てくる原因かも知れない。


人によってNHKの放送をどれぐらい見るかが違うので、受益と負担が見合っているかはいろいろ。

僕は地上波テレビもBSテレビも、ラジオは最近はそこまでじゃないが時々。

一般家庭だと、不平を呼びやすいのはBSを見られるが、NHKのBS放送はあまり見ないひとかも。

衛星契約になると倍ぐらいに跳ね上がるので。内容的には娯楽番組が多いですからね。


ただ、それ以上に気になるのがホテルのテレビで、これってテレビのある部屋ごとに1世帯分の受信料がかかるんだよね。

実際には事業所割引で2契約目以降の受信料は半額になったりというのがあるので、

10部屋以上なら、12ヶ月前払で1部屋あたり、地上波のみで年7272円、BS含めて年9060円という計算である。

客室にテレビを置かなければ回避出来るので、そういうホテルも時々あるよね。

先の記事では「ホテルもNHKが映らないテレビを必要とするでしょう」というアイデアを書いてあるけど、

それができるなら一番良いと考えているホテル業者は少なくないだろう。


ちなみに同じような問題は運送業者にもあるそうで、カーナビがテレビ受信できるとトラック1台ごとの受信料が必要になるらしい。

これはテレビなしのカーナビにすればよいという考えの方が一般的かな。

個人でテレビ付きのカーナビを設置した場合は、それは家の部屋の1つとして扱うので、

家の中にテレビがすでにあれば、そのNHK受信契約の範囲なんで、受信料のことを考える人はそう多くないんでしょうが。

ここらへんは個人と企業の受け止め方の差が出るところだなと思う。


NHKが受信契約についての裁判に執着するのも、公平な受信料負担のため。

ルールに沿って受信料を払わない人がいては、それを理由に受信料から逃れようとする人が出てくる。

なので、ルールをないがしろにするような行為には厳しく対処しているということで、つまりは見せしめですね。

ただ、ルール通り払うと、負担が重すぎるんじゃないかなというケースもあるのは確かなんですよね。


一方で、NHKの受信料の収納率が上がったことで、受信料の引き下げというのも実現している。

昨年10月の消費税率変更時に、税込での料金を変更しなかったので、本体価格で1.8%の引き下げになっている。

そんな微妙なという感じではあるけど、受信料の負担先が増えれば、1契約ごとの金額は下がる可能性がある。

ただ、一方でここのところはホテルからの受信料収入が減少しているので、これもうまくいくかはわからない。

ホテルが受信料の負担先として期待できなくなるのは仕方ないことだが、その分は他の契約者に跳ね返ってくる。

すぐに影響する問題ではないと思うが、長期化すると他の契約者の不利益になる可能性はある。


そういうわけなので、テレビに小細工して受信契約を回避するようなことはやめていただきたいというのが、

まっとうな一契約者としての思いである。ラジオだけなら受信料を取らない寛大な対応をしているのだから。

ただ、企業など過大な負担になるなら、回避策も考え所ではあるのだとも思うんだよね。

ここは難しいなと思いますね。


Author : Hidemaro
Date : 2020/07/02(Thu) 23:38
社会 | Comment | trackback (0)

おいしいところ狙いの車券?

今日はオートレースの話。

最近、公営競技の話題が多いねという話だが、これがスポーツというよりはお金の話。

だからカテゴリも「文化」ではなくて「お金」ですね。


雑誌読み放題のサービスで光文社の「FLASH」というカストリ雑誌、もとい写真週刊誌が読めるので、

パラパラ読んで下世話なことばっかり書いてあるなと見ていると、ちょっと気になることが紹介されていた。

FLASHくじ「当選率約2倍レース」2401分の1ってどんな確率? (Smart FLASH)

たかが出版社が くじ なんてできるものかと思って読んでいると、オートレースなんですね。

そして、それってこれと似てるなと。

DMM百万長者

全く同じものを違う商流で売っているだけのようだ。

そもそもは「当たるんです」という商品だそうで。

1口の金額が違う「ミニ」「メガ」「ギガ」があるが、売れ線は圧倒的にミニのようなので、ミニしか考えない。


これってなんなのかという話だが、非予想型のオートレースの4重勝車券なんですね。

オートレースは原則8車立て、その4レースの1着が全て当たれば的中となる。

ということは的中確率は 1/4096 となるが、さらにこの車券は少し独特な売り方をする。

発行口数は1セット4,096口。だから4,096人に1人は当たる!
4,096口の購入予約が集まった時点で確定となり、確定時点から最短で行われるレースで当選が決定します。

このような仕組みなので、この手のくじでありがちなキャリーオーバーの制度はない。

4096口の申込みがまとまってから車券が発行され、その4096口の中には必ず的中票がありますからね。


オートレースの控除率は全賭式で30%だそうで。

競馬が賭式により20~30%(JRAで馬連だと22.5%)、競艇が25%なのと比べると不利ですね。

「当たるんです」は基本的に1口500円で、4096口あたり1口が的中ということは、払戻は144万3600円となる。

ただし、欠車や同着があったときは払戻金は変わる。

さらに、現在は選手の移動抑制のため、開催によっては7車立てのレースとなる。

7車立ての場合は、2401口を1セットとして発売し、その中で1口的中となれば、払戻は84万0350円となる。


1/4096あるいは1/2401という的中確率は、他のくじと比べて高いとアピールしている。

宝くじだとロト6、totoだとBIGといった億単位で当せん金が出るのに比べたら、そりゃ高確率ですわな。

ここに近いのは宝くじだとナンバーズ4(的中確率1/10000で1口200円あたりの当せん金の理論値は90万円)、

totoだとmini BIG(1等的中確率1/19683で1口200円あたりの当せん金の理論値は約100万円)が近いか。

1口の金額が高くて、狙う金額は同じか少し高いぐらいで、的中確率はそれよりはやや高いと。


ところで、宝くじやtotoの当せん金は課税されない一方で、公営競技の払戻金は課税対象となっている。

払戻金は原則として一時所得として課税されるのだが、この課税方式は給与所得などとはかなり異なる。

タックスアンサー/一時所得 (国税庁)

まず一時所得の金額の計算方式だが、

総収入金額-収入を得るために支出した金額-特別控除額(最高50万円)=一時所得の金額

となっている。1年間の払戻金を合計して、払戻の付いた馬券であったり車券を買うのにかかった費用を差し引いて、

その金額が50万円以下ならば一時所得は0円、それ以上なら50万円引いた金額が一時所得となるというわけ。

さらにこの一時所得の金額の半額を他の所得と合算して、所得税・住民税それぞれの税率をあてはめて税金が決まる。

ちなみに、3連単のような賭け式はフォーメーションだのボックスだの多点買いすることがしばしばあるが、

多点買いしたもののうち1つが的中すれば、多点買いしたもの全てが 収入を得るために支出した金額 となると。

1点100円で20点買いして、払戻金が4000円なら、4000-2000=2000円 ということ。

他レースで外れた分は収入を得るために支出した金額にはならないんですけどね。

こういう計算法で年間累積して、50万円以内なら一時所得は0円となって、それ以上なら課税されるということ。


それで「当たるんです」で約144万円を的中させたときの税額なんですが、

これ以外の1年間に一時所得に該当するものがないという前提で言えば、一時所得の額は約94万円となる。

給与所得-各種控除=300万円(サラリーマンなら年収600万円ぐらいかな)の人の場合、一時所得の半分を加えて約347万円に対する税金を支払う。

このときの所得税額の増分は6万7300円(復興特別所得税は無視)、住民税の増分は4万8600円となる。

合計して払戻金のおよそ8%にあたる11万5900円の税金を納める必要があり、差し引き残るのはおよそ133万円となる。


これってどうなんですか? という話なんだけど、1口500円あたりの手取りの期待値は133万円/4096=325円で、

これは購入額の65%に相当する。30%がオートレースの控除分、5%が所得税・住民税の目減り分ということになる。

宝くじ と toto は当せん金は非課税である一方、控除率が50%と考えると「当たるんです」の方が期待値としてはよさそう。

ただし、所得税の申告をすると、それは国民健康保険料の算定にも使われる。

サラリーマンなら関係ないけど、自営業とか年金受給者だとそっちの影響が大きいかも。


競輪のランダム予想式の重勝式車券「Dokanto!」だと、1口200円で数億円ぐらいの払い戻しが想定される。

toto BIGやロト6と似ているが、このレンジを公営競技でやると税金がちょっと大変。

さっきと同様に給与所得-各種控除=300万円の人が、Dokanto!で1億円(適当に典型的な額を決めた)の車券を当てたとすると、

所得税の増分は約1874万円、住民税の増分は約497万円で、税金の支払いは払戻金のおよそ24%、手取りは約7629万円となる。


さっき「当たるんです」の場合は支払う税金はおよそ8%と求まったのとくらべると、かなり違うなと思ったかも知れないが、

それは所得税の税率が累進課税のためで、課税標準が~330万円ならば税率10%、~695万円ならば20%というのに対して、

4000万円超は税率45%ですから、1億円の車券を的中させてしまうと、それだけでそこまで行っちゃうんですよね。

あと、金額が小さければ年間50万円の特別控除の恩恵も大きいので、そこも税金を押し下げる効果がある。

というわけで「当たるんです」というのは、公営競技の税制上の特色を生かしたものになってるんじゃないかなと。

さすがに50万円以上当てると無税とはいかないけど、100万円前後ならば、実際の税率はそこそこ低く抑えられる。

そもそも非課税だが控除率が50%の 宝くじ や toto よりも、払戻金の期待値は高く出来る。


あと、的中確率がほどほどで、なおかつ4096口セットで車券を発行する仕組みというのもよいと思う。

高額当せん金が出るには十分な売上が必要で、toto BIGは1回で10億円ぐらい売ってるので、理論値相応の数億円の当せん金が出るわけだけど、

後発の公営競技の非予想式の重勝式投票券が、これらと同じように毎回とも億単位で売るのは無理がある。

そこでキャリーオーバーの制度があるわけだけど、キャリーオーバーが積み上がってないときは売れず、低調なままである。

「当たるんです」はレース設定日のほぼ全ての日で1セット以上の車券が成立しているようなので、

コンスタントに理論値通りの払戻が出ているということである。

欠車・同着の場合は当然目減りするが、キャリーオーバーがないので、影響はその回限りのことである。


ただ、問題はオートレースという競技はそれでよいのか? ということである。

やはり非予想型で稼ぐのはライバルが多すぎて難しい。

そこで払戻金額と的中確率で差別化してみたわけだが、それは功を奏するのか。

競輪のDokanto!よりは狙い目はいいんじゃないかと思いますけど。

とはいえ、競馬も競艇も、競技自体のファンを増やして、予想スポーツとして売上を伸ばしているのと比べると、

競輪とオートレースのランダム式の重勝式車券頼みはちょっと異様な気がする。

実際のところは重勝式車券の売上比率はそう高くないのかなとも思ったけど。


Author : Hidemaro
Date : 2020/07/01(Wed) 23:50
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