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SNSとチームで付き合うのがよさそう

先週末、Twitterを見ていたらこんな話題が。

【訃報】木村花逝去に関するお知らせ (スターダム)

普通に考えれば女子プロレスの話題が身近に見えることはなさそうなんだけど……

スターダムというと昨年にブシロードが傘下に入れていたのである。(cf. 女子プロレスはIP)

そんなこともあって、ブシロードつながりで親交があった人が話題にしていたのが、比較的すぐに回ってきたらしい。

もっとも、その後にこのことは世界的なニュースとして取り上げられることになるのだが。


第一報は亡くなっていていたということだけだが、後にその背景が報じられてきた。

「テラスハウス」出演中の女子プロレスラー死去 22歳 (朝日新聞デジタル)

恋愛リアリティー番組でのあるシーンについて、SNSで多くの批判が寄せられていたのが背景ではないかと。

「花は勝ち気そうで弱さもある子」 所属団体幹部が悼む (朝日新聞デジタル)

折しもここのところはプロレスの練習のために集まるのも難しい状況で、それが抱え込む原因になったのだろうと。

活躍を期待して送り出したら、SNSで非難を浴びることとなり、そこから救い出してやれなかったというのは、悔しいことだろうなと思う。


「恋愛リアリティー」という言葉を聞くと思い出すのがABEMA(旧:AbemaTV)である。

2016年の開局以来、あれこれと模索してきて、当初かなり力が入っていたのがアニメだったが、最近はそこまでではなさそう。

おそらく、もっとも手応えがあるんじゃないかというのが恋愛リアリティーショーである。

このことはAbemaTV社の親会社、サイバーエージェントの決算報告でもたびたび取り上げられている。

恋愛リアリティーショーは10~20代の女性に好評で、これによりABEMAの視聴者層も大きく変わっていったという。


「恋愛リアリティー」というのは聞いていたが、実は詳しく知らなくて、今回改めて調べてみた。

リアリティー番組というのは演技・台本がなく動く出演者を追う番組だという。

出演者は専門の俳優である必要は必ずしもなく、台本もいらないので、低予算で制作できることからアメリカで普及したという。

そのような性質ですので、出演者の素が見えやすいわけで、そこが妙味でもあるんだと思うが、非難される原因になったんだろう。

同種の番組を見たこともなく、ましてや同番組を見たこともない人があれこれと言っても仕方ないのだけど。


実はこういう問題はすでに顕在化していて、朝日新聞デジタルで調べてみると、こんな記事がかかった。

負の側面もある。昨年と今年、元出演者が相次いで自殺した。他の出演者もネットで攻撃されるなど苦しんでいる。

スミス教授は「プロデューサーは混乱や仲たがいの筋書きに沿って映像を編集する。だが視聴者はその人物のつくられたイメージを信じ込む」と指摘する。

(恋のさやあて、イギリス熱狂 単調なのになぜ受ける? (朝日新聞デジタル): 2019/10/9)

そう、出演者の自殺というのは、恋愛リアリティー番組ではよく起きていたことだったのである。

台本はないけどフィクション、演技はないけど編集による演出はある。そのことがわかりにくいがゆえなんだろう。


SNSの声に一喜一憂するのもよくないけど、よく受け止めることも大切なのかなと思ったのが、

このBlogでもたびたび取り上げている「BanG Dream!」のこと。

実はあれこれとやらかしているコンテンツではあって、イベントの後などにTwitterを見てるとあれこれ言われているのを見る。

中には 木谷さん(ブシロードの創業者、デジタルコンテンツ担当取締役、BanG Dream!プロジェクト制作総指揮)に直接Replyを送る人も。

ただ、ここでうまいのはそうして寄せられた声を持ち帰って検討すると言って、実際に改善につなげているものもある。

非難する声も、賞賛する声も割引して読まないといけないのがTwitterだなと思うけど、

うまく利用して、スタッフ・出演者・ファンで方向性を合わせてコンテンツを盛り立てられるようになってきたのかなと思う。

チームで冷静に受け止めて吟味することが成功につながっているんでしょうかね?


今回の問題は出演者個人に寄せられた声をまともに受けて、追い詰められてしまったというものであろう。

これとは逆に人の意見を省みないような人なら、確かに追い詰められることもなかっただろう。

でも、それはそれでSNSの意見を受けて改善しようという伸びしろもないということで、よいともばかりとも言えない。

非難の声も賞賛の声も冷静に受け止めるには、出演者個人で受けるのはよいことはなくて、

今回のことならば番組の制作チームが、視聴者はこう読んでしまうのかと、そういうことを学んで改善していくべきだったのかな。

番組制作へのフィードバックはできないとしても、チームとして受け止められればだいぶ救われるはずなので。


偶然にブシロードという会社つながりで話がまとまってしまった。

SNSが原因か惜しい人を失ってしまったところであり、SNSとの付き合い方の好例を持っているところでもあった。

今回悔やまれるのはやはりプロレスの練習が止まったことで、コミュニケーションに不十分な点があったことなのだろう。

それがなければ絶対大丈夫だったか? 確かなことは言えないけど、ちょっと違っただろうとは思う。

コミュニケーションの不十分さに起因する問題はいろんなところで起きてるのかもなぁ。

それが顕在化しているかはさておき。


Author : Hidemaro
Date : 2020/05/28(Thu) 23:58
社会 | Comment | trackback (0)

格付けの基準値と比べると

競馬の重賞レースには GI,GII,GIIIといった格付けが付いている。

もうだいぶ前だけど、こんなこと書いてましたね。

この国際的なレースの格付けというのが GI, GII, GIII というものだが、

これって過去の実績からどれぐらい強い競走馬が出場するレースか格付けしたものなのだという。

賞金などで決まってくる面もあるようだが、実態にあわせて格上げ・格下げということもあるらしい。

とはいえ、いかにレベルの高いレースであっても、外国からの参加も認めないと、国際的な格付けが得られない。

(かつては出ようもなかったレース)

実績ベースで格付けが決まっているわけだが、その指標というのがレースレーティングというもの。

1~4着になった馬の年間レーティングの平均値で、国際的な慣例により、単位はポンドである。


ポンドってことは重量なんですね。

レーティングが4ポンド違う馬は、負担重量に4ポンド(約2kg)の差を付ければ同じぐらいの実力になる。

レース結果から実力差を重量で表し、すでにレーティングがわかっている馬との相対値で各馬のレーティングを付けて行くと。

実力を出し切れたレース、出し切れなかったレースもあるが、年間で最も高いレーティングが付いたものが、その馬の年間レートである。

絶対値にはあまり大きな意味はないと思うが、そのときの世界最強とされる馬で130ポンド程度になるようだ。

その上で、1~4着の馬の年間レーティングの平均値が3年平均で、115以上ならG1、110以上ならG2、105以上ならG3の格付けが得られるわけである。


ところが、一度格付けを得ると、この値より下がっても格付けは維持される。

ただし、基準値より何ポンドか下回った状態が続くと格下げ勧告が出るとのこと。

逆に基準値を満たしていても申請しなければ格付けは付かない。

あと、外国からの参戦ができないとグレードが付かないとかいうのもある。

というわけで、実態と格付けには多少の乖離があるわけである。


そこで気になってJRAの公表している年間レースレーティングを過去4~10年分調べた。

ただし2歳限定戦は除いた。やはり成長途上で他とレーティングを比較するのが難しいので。

2016~2019年は全重賞レースのレーティングがわかりやすくまとまっているが、

それ以前はGI以外はうまくまとまっていないので、それ以外は馬のレーティングから手で計算しないといけない。

過去4年分のデータからGI並みと思われたGIIだけ、10年分のデータを手計算した。多少の誤差はあるかもしれない。

がんばって10年分調べたけど、10年間で全体的なレベルも変化したので、結局は5年平均の方が指標としてはよさそうだったが。


あと、牝馬限定戦については、4ポンド加算した値を使っている。

牝馬(メスの馬)はオスの馬と混ざって走るときは2kg(4ポンド相当)のアドバンテージが与えられることによる。

なので牝馬限定戦以外では、1~4着に入った牝馬のレーティングには4ポンド加算した値で平均値を出している。

ただ、牝馬限定戦の場合は、この加算をせずに平均値を出すので、実態よりも低く出てしまう。

その分、格付けに必要な基準値も下がっているらしいのだが、レース同士を比較するには4ポンド加算の方が妥当だろう。


最高格付けのGIレースのうち、特にハイレベルなのが下記の5レース。
有馬記念(5年平均 120.3)、天皇賞(秋)(120.0)、ジャパンカップ(119.8)、天皇賞(春)(118.3)、日本ダービー(118.1)

このあたりは「世界のトップ100 GⅠレース」を毎年外さないですね。

レーティングがGIの基準値である115を割るレースとしては、下記の4レースである。
スプリンターズステークス(114.3)、高松宮記念(113.9)、フェブラリーステークス(114.0)、NHKマイルカップ(112.7)

なるほどなぁ。


後で紹介すると、GIIの基準値を割るGIIレースにも共通して言える特徴がある。

まず、スプリンターズステークスと高松宮記念は芝1200mの短距離戦である。

おそらく日本ではスプリンターの層が薄いんだろうな。

この2つのレースは日本におけるスプリンターの最大の目標となるレースですから、なんとかGIで居続けたいものである。

フェブラリーステークスはダートのレース、やはり日本では芝のレースに比べるとレベルは低く出るようだ。

ダート最高峰が ジャンピオンズカップ(115.8)なので、GIの基準値を少し上回る程度なんですね。


とはいえ、ここら辺はGI維持ならば問題ないと思われるが、問題はNHKマイルカップである。明らかに低い。

これでも持ち直してきている方で、2010~2015年の平均は111.6、ちょうどGIIですね。

これは層が薄いというよりも、日本ダービーとの競合なんでしょうね。

ダービーは2400mと比較的長いので、3歳マイル王(マイル=1600m)を目指すのも1つの道だとは思うのだけど、

やはりダービーは象徴的なレースですからね。勝ち負け以上に出走できることが名誉というのもあるんだろう。


逆にGI並みのGIIとしては下記の6レースがある。
中山記念(116.3)、京都大賞典(116.0)、毎日王冠(115.8)、札幌記念(115.7)、京都記念(115.6)、神戸新聞杯(115.4)

この中で最もGIに近いと言われているのが、GII最高賞金かつ定量戦(同じ年齢・性別の馬は同じ重量で走る)の札幌記念である。

これは他のGIレースのない8月開催ということで、格上げを待ち望んでいる競馬関係者・ファンも多いようだ。

京都記念(芝2200m)は2月、中山記念(芝1800m)は3月ということで、年明け初戦として、

京都大賞典(芝2400m)と毎日王冠(芝1800m)は10月の同じ週末での開催、秋初戦として実力馬が集まるようである。

叩き台とされるレースだけど、1600~2400mは層が厚いのでいろんなところにGI級のレースが生まれるらしい。

神戸新聞杯(芝2400m)は秋の3歳限定戦なんですね。この頃は3歳馬も4歳以上と混ざって走れるがこういうレースもある。

菊花賞をはじめとする秋のGIレースに向けた叩き台と考えられているが、おそらくこれは出世レースなんでしょうね。


というわけで、叩き台とされるレースが意外とハイレベルということもある。

1~4着の馬がその年に叩き出した最も高いレーティングの平均なので、レース後に高いレーティングが付けば、その分上がるわけだ。

ただ、JRAはGIレースには、そのステップレースを整備して、安定してハイレベルなメンバーが集まる仕組みが必要と考えているようで、

確かに他のGIレースと比べると、さっき挙げたGIIレースは年ごとのレーティングのばらつきが大きい。

JRAの考え方だと、GIレースは必然的にチャンピオン決定戦ばかりになるんだけど、そうである必要は必ずしもない。

オーストラリアには70以上もG1レースがあるけど、わりと漫然とやっているようである。レーティングさえ満たしていればよいとも。


GIIの基準値を割るレースは下記の6レースだった。
京都新聞杯(過去4年平均 109.0)、アルゼンチン共和国杯(109.0)、目黒記念(108.4)、東海ステークス(107.8)、ニュージーランドトロフィー(107.8)、ステイヤーズステークス(107.5)

東海ステークスはダート、ステイヤーズステークスは3600mという長距離戦なのが理由だろう。

スプリンターも手薄だが、ステイヤーもけっこう手薄である。(その割には3200mの天皇賞(春)の上位はハイレベルだが)

京都新聞杯はダービーに向けたレース、でもこのレースで上位に入ってもあまり出世できないんでしょうね。

ニュージーランドトロフィーはNHKマイルカップのトライアル、実質GIIのNHKマイルカップのトライアルがGIIは厳しいんだろう。

ちなみに同じくNHKマイルカップのトライアル、アーリントンカップ(GIII)のレーティングは109.1で格下に見えてこっちの方が高いという。


アルゼンチン共和国杯と目黒記念についてはハンデ戦である。

実力が同程度になるように負担重量を調整するので、実力が劣る馬しか集まらないのだと思われる。

ちなみに目黒記念はダービーデーの最終レースとして知られているが、日本最古の重賞レースだそうで。

歴史の長さからGIIになったが、多くのハンデ重賞はGIIIで、実際に目黒記念もGIIには物足りないようである。

ヨーロッパではハンデ戦はグループ制の格付けの対象外なので、G1,G2,G3の枠組には入らない。

一方でアメリカやオーストラリアではハンデG1すらあって、レーティングさえ満たしていれば格付けすることに問題はない。

オーストラリアで最も有名なメルボルンカップ(G1)はなんとハンデ戦だという。そういうもんなんだね。


まだJRAのレースはこの程度だから良くて、

もっとも格下げに近いように見えるNHKマイルカップでも、なんとかやっていける。

問題は地方競馬で、こちらは多くが国際競走ではないこともあって、日本独自の格付けJpnI,JpnII,JpnIIIとなっている。

JpnIは日本国内ではGIと同格とされる。(なのでJpnIでもGIと表記されることはあるし、読みはジーワンでよいとのこと)

国際的な格付けではないので、JRAと地方競馬で合意できればよいが、果たして同格と言えるかどうかである。

というのも、JpnI, JpnIIについては大半が基準値を下回っており、数字通りなのは日本テレビ盃(JpnII)ぐらい。

JRAからしてダートは基準値を割りがちなので、3ポンドぐらいは下回っても同等程度と言えるが、

ジャパンダートダービー(JpnI)は4年平均が109.9ポンドで、さすがにそれはGIと同格とは言えないだろうと。

3歳ダート王を決めるレースはGI格であるべしということなんだろうが、全く数字が伴っていない。


GIという格付けは偉大で、馬券の売り上げがGII・GIIIと全く違う。あくまでもJRA内の話だが。

2019年中央競馬重賞レース売上一覧 (馬々の黄昏)

GIだと馬券は最低100億円は売れる。1レース平均170億円程度である。

一方でGII、GIIIだと売れても80億円は行かない。

大阪杯が2017年にGIに格上げされたが、2016年の売上が69億円、2017年の売上が153億円と、大きく増えている。

むやみに格上げすればよいわけでもないと思うが、GIレースの空隙となっている時期なら格上げによる売上増は見込めると思う。

ちなみに障害レースのJ・GIも同格ということにはなっているが、J・GIレースの馬券の売上は20億円台である。

オジュウチョウサン号の活躍で障害レースの注目度も高まり、彼が走らないレースを含めて売上が伸びて、この数字という。


というわけで、結局は馬券なのかよという話ですが、大切なこととは思いますね。

実力馬が揃うレースは格上げして注目してもらえるようにするのはよいことでしょう。

逆に格付けに見劣りするレースは、そっぽ向かれかねないけど、JRAではそこまでひどいのはないんでしょうね。


Author : Hidemaro
Date : 2020/05/27(Wed) 23:51
文化 | Comment | trackback (0)

近国の状況はいかに

昨日、南関東と北海道の緊急事態宣言解除の話を書いた。

緊急事態宣言の先の話

このまま再燃しないことを前提に書いてしまったが、そればかりはわからないね。

2月下旬ごろから北海道で感染が拡大して、3月中旬で収束を確認したあとに、再燃したという話もあったけど、

あれは当時の判断としては多分正しくて、ヨーロッパからの流入という想定外のことが起きたわけですから。

遺伝子の変異状況を調べたら2月からの流行は抑え込んだが、それとは別に流入してきたのは確からしいそうだし。

再燃のきっかけがなにかはわからないので、あれこれ心配しても無意味である可能性はあるのだが、

今はまだ南関東・北海道は火種を抱えているので、まずは収束をしっかり見届けることなんだろうと思う。


ふと、アジアの近国はそれぞれどんな状況なのだろうと気になった。

アメリカ・ヨーロッパは絶対数が多すぎるので、まだまだ長くかかるだろうと思う。

それに比べれば東アジア・東南アジア・オセアニアは比較的状況がよいと思われる。

なんとなく日本と韓国は状況としては似ていて、流行の抑え込みをしっかり見届ける段階。

中国にとってはもう過ぎた話、シンガポールはまさに戦いの真っ只中だろう。

でも、ちょっと感覚に頼りすぎかなと思ったので、ちょっと数字を調べてみた。


国ごとに数値の数え方が違うので、単純に比較するのは難しい面はあるが、

1つ、現状を表す指標として参考になりそうなのが、入院・治療中の患者数である。

COVID-19 Map (Johns Hopkins University)

ここでActive Casesとして示されているものですね。

これも国によって違うだろうとは思うのだが、日本でのこれまでの状況を見ていると、

重症患者は長く在院し、軽症患者は早期退院するので、重症患者の把握に問題のない地域同士を比較するならば参考になりそう。

これを人口あたりで正規化してみると、だいたいの傾向はわかるんじゃないか。


ということで、計算してみた。

まず、日本だが、現在の入院・療養中の患者数は2139人となっている。集計のタイミングで多少の差はあろうと思うが。

一時期のことを思えばだいぶ減りましたね。ここのところは1日100人以上のペースで減っている。

これは人口10万人あたりにすると1.7人となる。

同様の計算を南アジア・東アジア・東南アジア・オセアニアの各地域で行ったら、だいたいこんなもの。

  • 1.0人未満 : ニュージーランド・ミャンマー・タイ・台湾・ラオス・ベトナム・カンボジア・中国(大陸・香港・マカオ)
  • 1.0~2.0人: ネパール・オーストラリア・日本・韓国
  • 2.0~4.0人 : モンゴル・ブータン・スリランカ
  • 4.1人 : マレーシア
  • 5.9人 : インド・インドネシア
  • 9.4人 : フィリピン
  • 17人 : バングラデシュ・パキスタン
  • 279人 : シンガポール

ちなみにイタリアで同様の数字を計算すると91人となる。

シンガポール以外ならイタリアよりはずっと少ない。この数字を額面通りに読んでいいかは難しい国もあるが。


シンガポールが人口に比して異常に多い。そりゃ福岡県ぐらいの人口で3万人以上の患者が出てるんだからね。

外国人労働者が主で比較的若いので、重症化する割合は低いとは思われるので、

人数の割には死者数は積み上がらず、終息期の減少ペースも早いとはみられるが、それにしても……である。

シンガポールの規制って文字で見た限りでは日本よりはるかに厳しくて、それもお国柄だけど、それでもこういう状況である。


それ以外の国について見てみると、1.0人未満の地域は感染拡大が起きなかったか、抑え込みきったかどっちかでしょうね。

この中には日本の上陸拒否・ビザ効力停止の対象になっている国も多くあるが、もはやと無意味とは思う。

1.0~2.0人の日本と同じグループは、ネパールは拡大期、あとは終息期ですかね。

日本・韓国・オーストラリアは感染拡大のスタートに差はあるが、その後の状況は似ているなと思う。

この辺は多分まだしばらく見届けに時間はかかるが、6月末で上陸拒否・ビザ効力停止は終了できそう。


それ以上はまだまだ拡大期かなという感じである。

概して南アジアの状況が悪い。この辺は医療機関へのアクセスが悪いですから、実態はもっと悪いかも知れない。

数字より悪そうなのは、インドネシアもそうなんですよね。

ここは診断されないまま死亡した(コロナウイルスによる死者数としてカウントされていない)のが相当あると言われている。

フィリピンは出ている数字も悪いが、これも診断に至る割合は低いらしく、重症患者が取りこぼしがないか気がかりである。

数字だけ見ればシンガポールが悪いが、実態はインドネシアとフィリピンの状況の方が悪いのだと思う。

マレーシアも手こずっているようである。シンガポール程度には手応えはありそうだが、まだ時間はかかるだろう。


モンゴルは人口が少ないので高く出ているのかと思ったが、5月に入ってから3倍に跳ね上がったらしい。

モンゴルは中国と隣接していることもあって早期に鎖国した。それで日本との往来ができず困ったというニュースもあった。

最近の増加はどうもロシアからの流入らしく、おそらく捕捉は出来ているのだと思うが、気がかりである。

国内での流行がごく少ないまま経過すれば割り引いてもよいとは思うし、現状は上陸拒否の対象外だが、

一方でモンゴルは鎖国続ける気満々なので、日本の事情によらず往来が困難な状態が続くのは明らかである。


ちなみに死者数、これも国によって集計に差はあろうと思うが、ある程度は比較できると思う。

日本の死者数は830人と報告されている。人口100万人あたりにすると6.5人となる。

この数字は韓国(5.3人)、オーストラリア(4.0人)、シンガポール(4.0人)、インドネシア(5.2人)などの地域よりは高く、

今まで挙げた地域でこれを上回るのは、フィリピン(8.1人)に留まるので、アジアでは死者は多い部類である。

インドネシアの数字が信頼に値するかは疑問だけど。

あとシンガポールはいくら患者が若いって言っても、今後積み上がるでしょうね。


もっともヨーロッパでは比較的マシというドイツで同じ数字を計算すると100人であるなど、

アジアでは高めと書いた日本の数字もヨーロッパやアメリカに比べれば、かなり低水準である。

高齢化率を考えれば善戦した方ではあって、高齢者施設などの予防対策や、医療機関の懸命の治療によるものだと思う。

人工呼吸器だのECMOだの、医師・看護師・臨床工学技士の苦労は相当なものだと想像するが、これだけの患者が回復できたのなら報われましたね。


今の数字から将来が正しく予想できるかはわからないけど、傾向としては参考になると思う。

上陸拒否・ビザ効力停止の再開第1弾というのも、ここまでで終息期にあると明確にわかる地域になろうと思う。

インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポールというのはいずれも日本とのつながりも深く、

これらの国々との行き来が困難な状態が続くのは本当に苦しいんだけど、現状からするとやはり難しいのかなと。

もちろん、ヨーロッパやアメリカとの往来が難しいのも問題だけど、それより苦しいのは間違えないので。


Author : Hidemaro
Date : 2020/05/26(Tue) 23:46
社会 | Comment | trackback (0)

緊急事態宣言の先の話

明日から南関東と北海道の緊急事態宣言が解除される。

かれこれ7週間、やっとという感じだが、あくまでも国の緊急事態宣言が解除されるだけで、

東京都からの要請はまだいろいろあって、まぁそれは他府県もそうだね。

もちろん地域により差はあるけど。


今月14日に南関東・京阪神・北海道以外が解除された。

北陸はちょっと危うかったし、岐阜県への飛び火など、ちょっと気をもんだこともあったけど、

解除されなかった3地域を除いては新規の患者の報告もすでに少なかったからもっともな話である。

基準値として週あたりの感染者の報告が人口10万人あたり0.5人ということが示された。

この頃には京阪神は見届けモードだったが、京阪神の3府県では21日に解除となった。

南関東は減ってはいたけど、まだ神奈川県で集団感染の報告が多かったのでどうなるかとは思ってたが明日解除となった。

というか神奈川県って5月前半だと新規感染者の報告の内、8割ほどは医療機関・福祉施設での報告だったんだね。


意外だったのは北海道まで解除されたこと。北海道だけ居残りだと思ってたので。

北海道の管理値として、1日平均の新規患者数が10人以下、うち濃厚接触者以外が3人以下というのがあってそれは達成していると。

ちなみに1日平均10人というのは、人口10万人あたり週1.3人に相当する。国の基準値よりは高いね。

とはいえ収束方向ではあろうということで、国としては北海道の取り組みに任せることにしたようだ。

北海道は広いですから、地域ごとに対応が違うというのも一理ある話で、札幌都市圏とそれ以外で分けて考えるところもあるのだろう。


東京都は今後の対応方針のロードマップを示している。

他の地域でも、似たようなものかなと思う。南関東以外では時期に多少の差はあるだろうが。

新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ~「新しい日常」が定着した社会の構築に向けて~ (東京都)

まずはステップ1ということで、緊急事態宣言が出る直前ぐらいの状態になる。

学校は段階的再開へ、博物館は来館者が集中しないようにしながら再開、屋内運動施設は観客席以外は使用可となっている。

ここら辺は準備もあるから実質的には来週以降ということになるんじゃないかね。

飲食店の夜間営業は22時まで(現状20時)に緩和される。接待飲食店は相変わらずダメですけど。


というわけでステップ1では相変わらずかなり厳しい要請である。

これだとダービーデーの翌週、安田記念デーも中央競馬は無観客だろう。何も変わらない。

明確に緩和されたとわかるのは、その次のステップ2である。

ここまでくると屋内外の運動施設の観客席や劇場も使用可能、学習塾、展示施設なども緩和される。

ただし、イベントの規模は100人までという目安が示されている。

なので、この段階では実質的には観客を入れて興業を行うことは難しいような気はする。

この段階で再開可能なのは映画館ぐらいかな。それだけでもありがたいですけどね。


ステップ3は馬券売場、遊園地、パチンコ屋などの再開が示されている。

飲食店の夜間営業も24時までに緩和され、終夜営業でなければよいぐらいになる。

一方で、これでも休業要請が出ているのは、接待飲食店・ライブハウス・カラオケ・スポーツジムである。

この辺は全部前科持ちということで厳しくなっている。

イベントも1000人規模までということで、なかなかこの段階では緩和された気がしない。


広域移動や大規模イベントについては、都道府県単位の要請というよりは国の要請の方が重要かも知れない。

全国移動、来月19日から容認 自粛要請3週間ごと緩和へ (JIJI.COM)

今のところの目安だが、広域移動は6月19日ごろから再開となっている。

もっとも今も必要性があれば動けるわけで、ここら辺までは業務出張も抑えてくれという意味なんだろうか。

大規模なイベントは7月10日ごろから、最大5000人規模で客席の50%程度まで人を入れて、

8月ごろからは広域での観光や5000人超のイベントも客席の50%程度まで人を入れて再開できるとなっている。


各種興業を行うにも、4月~5月にかけて練習が止まっていた期間もあるだろうから、

今すぐに再開とはならなくて、来月中旬まではほとんど停止状態だろうと思う。

プロ野球では6月19日から無観客で再開といってるけど、実質的にはそこら辺なんだろうなと思う。

ただ、そこから観客を入れてやるとなると、さっきの指針によれば8月頃まで引っ張られることになる。


だいたいそんなもんかなとは思うが、大規模イベントに関する扱いが厳しすぎる気はしますけどね。

ライブハウスには前科があるけど、あれは客の密度が違うだろうし、換気が悪いとか施設の問題もあるとは思う。

客席の50%まで間引けというのも、50%では不十分なこともあれば、逆に間引かなくても十分というのもあると思う。

ここら辺は業界で決めてしまえば、それでやっていると言えるとは思うんですけど。

当面はマスク着用が前提になるんだろうとは思うし、そこはやむを得ないかな。


あと、ここまでは日本国内の移動・行動に関わることだけど、外国からの入国制限がいろんな国で残ったままになっている。

すでに制限中の地域は来月中は継続ということだそうで、相変わらず厳しい。

ただ、解除可能な国も多くあるはずなので、そこは来月に地域間で情報交換の上決めるようである。

もちろん観光客の往来というのを想定しているわけではなく、当面はビジネス目的での往来に限るようだが。

東アジア内々はそんなに難しくない気はするけど、東南アジアまで行くと線引きが難しいですね。

なにしろインドネシアは重症患者の把握すらできているか怪しい状況で、周辺諸国にとっても入出国の規制は緩和しにくい。


あとは勤務先の対応だけど、これはまた改めて。

とりあえず今週末までは原則在宅勤務は継続だが、来週以降もそう変わらないとみられる。

一方で出勤を先送りにしてきた仕事が待っている人は出勤することになるだろうから、ここら辺が難しい。


Author : Hidemaro
Date : 2020/05/25(Mon) 23:09
日常 | Comment | trackback (0)

Web版Twitterは心安らかではない

もうだいぶ前の話になるんだけど、PCで使っていたTwitterクライアントのAPIキーが無効化された。

後で書くけど、これはTwitter社の都合によるものと思われるが、明確な説明はない。

それで仕方なくWeb版のTwitterを使っていたが、あまり好みではない。


1画面に表示できるTweet数が少ないとか、そういうところが最も問題なのだが、

他に気になるのが、Tweetに差し込まれる広告と右側に表示されるトレンドである。

広告は単純に邪魔だし、トレンドも正直そんなに面白くないかなぁって。

こういうので盛り上がってるのかというのがよい発見につながることもあるけど、

取るに足らない、あるいはTwitterで知るべきことではないことの方が多い。


Twitterは「いまどうしてる?」を投稿するミニブログだから、そのトレンドというのは「みんな何してる?」ということである。

ラジオやテレビ、スポーツの実況なんていうのは典型的なところだし、そういうのはTwitterは見てておもしろい。

短文をパッパと投稿するから、率直な感想が見られる。

一方でウケ狙いの投稿も多いもので、額面通り読むと悪口というものも割り引いて楽しめるかがポイントである。

かつてTwitterで障害が発生したとき「流れないタイムラインは、流れない便所のようなものである」と言っていたひとがいたが、

便所に流すトイレットペーパーみたいなもんだと思って読むぐらいがよい。中には面白くてためになる話もあるぐらい。


読む方としてはそうだが、書く方としてはこれはミニブログだから、

積み重ねたものがブログになるのだという思いはあって、あんまりいい加減なことは書かないけど。

ただ、そこまで真面目に考えて書いてるわけではないので、後から読み返すといい加減だなと思うが。

とはいえ、こういうことを逐次書けるのはTwitter以外にはないとおもうので、性に合っているのだと思う。


ここのところTwitterのトレンドに上がることを見て、Twitterのトレンドを世論と思うのは危ういなと感じている。

昔はTwitterの表示と言えば全部時系列順だったけど、最近は意図しないと「話題のツイート」だとか、

重要そうなものを上に持ってくることが多い。(意図すれば時系列順にできる)

ただ、Twitterに書かれていることなんて熟慮されていると考えてはいけないわけである。

ReTweetは自然発生的に生まれたものを公式機能にしたもので、これ自体はよいところもあるが、

爆発的に拡散される(こういうのをバズるって言うんだな)こともあるので、割引が必要である。

Followしてる人でも、こいつのReTweetは過剰にすぎると思えば、個別設定で消せるのはありがたいですね。

この辺は公式機能になったおかげですね。ReTweetによる拡散が過剰になりすぎない仕組みは一定程度備えている。

ただし、これが正しく使いこなせている人ばかりではないだろうし、

時系列順ではなく話題度順にされると、過度に話題になったTweetが上位に来るので、よく知らずにやってる人もいるのでは?


議論になるかならないかで言えば、Twitterより5ちゃんねる(かつての 2ちゃんねる)の方がはるかにマシですよ。

じっくり議論できるだけの仕掛けはありますから。

変なのが紛れ込むことは多いけど、まとまった文章で(ところによるけど)進行もゆっくりですから。

名無しばかりなので真っ当と思われることはなく、読む方も勝手に割り引いてくれるので好都合である。


Twitterは流れが速くて、文章が短く、Replyも速く短く返ってくる。

それゆえにアイデアが生み出されやすい面もあるが、これで長く議論するといろいろ齟齬が出てくる。

それで爆発的に拡散すると、訳のわからないことも起きるわけだし。

人によって付き合い方はいろいろだが、よいところをつかむのが肝心である。

いずれにせよ熟した議論が行われていると思って読むべきではないだろうと思う。


ところで最初にTwiterクライアントのAPIキーが無効化されたのは、Twitter社の都合だろうと書いたが、

クライアントだと広告が表示できないんですよね。そのためTwitter社にとっての収益源が失われることになる。

対策としてはクライアントに広告を挿入するというのもありそうだが、実際にはTwitterクライアント的なものを作りにくくするAPI規制が行われている。

ただ、歴史的には非公式クライアントに支えられてきたのも事実で、全く非公式クライアントが存在できないようにはなっていない。

ところが、規制範囲内であっても、Twitter社に目を付けられると使用できなくされてしまうってどうなんだよって。

待てども待てどもAPIキーが復活しないし、Web版Twitterは気に食わないし、結局は別のクライアントに移行した。

これで心安らかにTwitterが使えそうだ。


Author : Hidemaro
Date : 2020/05/24(Sun) 23:58
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内線電話はマイク代わり

昨日、個人所有PCのマイクを買った話を買いた。

USBマイクは安くてもよい

これはデスクトップPCだからってのはありますよね。ノートPCだとマイク付いてるし。

会社所有のノートPCを持ち出してるなら、そっちで会議すればよかったんじゃないのって。

まぁそうだけど、やっぱりデスクトップPCの方が便利だしなぁ。


同じようなことは会社にあるデスクトップPCにも言えること。

以前、デスクトップPCの前で仕事してたら、在宅勤務の人からテレビ会議で話したいことがあると申出があった。

ノートPCを出してくればよかったのだが、煩わしかったので、

「マイクがないので音声は電話でいいですか」と申し出て、

電話で話しながら、PCでテレビ会議で画面共有しながら、あれこれと話をしていた。


その逆が先日あって、このときは電話で話していて、画面を見ながら話さないとわかんないなとなって、

「でも、マイクがないから、ちょっと待って」と言われたとき、「音声は電話でいこう」ということで、

電話片手にテレビ会議で画面共有しながらあれこれとやっていた。

本当は紙に書きながら話をしたかったところで、画面共有でもちょっとコミュニケーションに困るところはあったが、

画面共有された相手の画面の制御権を取って、ここはここに接続してと指しながら話をしていた。


内線電話も在宅勤務の重要なインフラですよね。音声に限れば品質は安定してるし、ポケットに入れて持ち歩けるし。

携帯電話網を使った内線電話に移行しててよかったね。

当初は出張時に便利だって言ってたけど。在宅勤務のはずなのに内線電話を持ち帰り忘れる人も多発してたのはある。

しかし、欠点は音声だけということ。その点ではテレビ会議という話はある。

でもマイクがなければ使えないので、こういうハイブリッドな方法が使われると。

どうかとは思うが、実用上は便利なことは多い。


Author : Hidemaro
Date : 2020/05/23(Sat) 23:57
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USBマイクは安くてもよい

今週頭、電器店の通販サイトを見ていたら、USB接続のマイクの即納在庫がいくつか復活していることに気づいた。

そんなわけで、これを注文した。

MM-MCU06BK (SANWA SUPPLY)

2500円ぐらいで買えた。


かつては在宅勤務をするときといえば、1人で黙々とやる仕事をやってたもんだけど、

連日在宅勤務となると、会議というのは避けられないし、むしろ会議の方がやりやすい面もある。

設計などやっていると、実機ですぐ確認出来ないので、そこで詰まって、効率が落ちたりするけど、

会議はどこでやっても等しく時間はかかりますから。

もちろんすぐにホワイトボードに書いたり、対面でないがゆえのオーバーヘッドもありますけど、そこは無視できる程度とも。


ただ、そこで問題だったのがマイクの貧弱さだった。

もともと自宅PCのマイクというのは、昔になんかのおまけでついてきたピンマイクで、

アナログでオンボードのオーディオに接続していたけど、雑音のひどいこと。

オーディオI/Fの設定で雑音除去をONにしてもやはり雑音がひどい。

やっぱりオンボードオーディオってダメだなって。


ちなみにオーディオ出力は現在はHDMIでのデジタル出力に一本化している。

今のテレビになってから、PC―(HDMI)→テレビ―(HDMI ARC)→サラウンドヘッドホン というフローができた。

4Kテレビをどう使う?

それ以前はヘッドホンを使う時だけオンボードのオーディオ出力を使ってたが、雑音が気になっていた。

今のフローだと音はクリアだし、ヘッドホンはワイヤレスだし(時々接続が切れるが)、いいと思いますね。


そこでマイクもいくつか解決策を考えていたのだが、やはりオンボードオーディオである以上は解決できないなと。

選択肢としては大きく3つ、USB接続のマイクか、USB接続のオーディオI/Fか、PCI Expressのサウンドカードを増設するか。

後ろ2つはマイクが別途必要だが、実はマイク自体はカラオケに使うようなものが安ければ2000円ぐらいで買える。

ところが、本格的なマイクというのは、前段にミキサーを接続する必要がある。PCに直接接続することができない。

USB接続のミキサーというのがあるので、これを使えばUSB接続のオーディオI/Fにもなるのだが、15000円ぐらいはする。

じゃあアナログ出力なら、と調べても1万円はするので、サウンドカード増設案はここで排除される。

そもそもノイズの軽減効果にはやや疑問があったし。さすがにメーカーも考えて作ってるとは思うけど。


そこら辺の事情を考えると、そもそもUSB接続のマイクというのは、コンパクトで安価で音質の改善効果も見込める。

いいことづくめなのだが、3~4月には即納在庫がない商品ばかりで、なかなか選びにくかった。

特に、今回購入したような5000円以下の安価な商品は特に選択肢がなかった。

今回、即納在庫のある商品の2つをピックアップして、どちらなら買う価値があるだろうと調べた。

今回購入したのは、価格が安く、その割には音質もよいらしく、購入者の満足度が高いことから選んだ。


それで実際に使ってみたのだが、小さくて薄いので、なんとなく設置して邪魔にならないのはよいと思う。

テレビ会議という目的ではとてもいい商品だと思う。

音質だが、以前に比べれば間違えなくいいし、これならラジオの収録に使っても遜色ないぐらいでは? それは言い過ぎか。

今日、会議の時に新しいマイクの音質どうですかと聞くと「圧倒的によい」ということだった。


在宅勤務のための投資といえばそうだけど、今までもマイクは問題だと思っていたので、その点では納得感のある買い物である。

本当に今まで雑音がひどくて申し訳なかったなと。自分で録音した音声聞いててもそうだったから。

在宅勤務以外の使い道はそう多くないかも知れないが、なにか1つでもあれば。


うちの勤務先ではあまり使わないけど、世間的にはWebカメラが必要だと買いに走った人もいるようである。

マイク以上にカメラの方が品薄感は強いらしい。普段の需要が少ないからかな。

勤務先では顔なんてみても仕方ねぇ。帯域の節約だ。とカメラはできるだけ使うなと言っているが、それも極端である。

実はこれについては、以前にバッタ屋で買った数百円のWebカメラを付けてるので、使えなくはないものではある。

けど、そんなに画質がよいものではない。それでも最低限、顔を見て話すぐらいなら問題はないか。

カメラのことだけ言えば、スマートフォンのインカメラなんていいとは思いますけど。


Author : Hidemaro
Date : 2020/05/22(Fri) 23:17
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馬券が売れても儲けにくい

地方競馬について気になるニュースが2つ。

無観客で3.6億円赤字 岩手競馬本年度試算 (岩手日報)

笠松競馬借地料、減額訴訟が和解 (岐阜新聞)

どちらにも共通して言えることは馬券はどこで売れるかということである。


無観客でももともとインターネットでの売上が多い地方競馬は馬券の売り上げは堅調、

数少ない平日の娯楽とあってか、むしろ売上は伸びているぐらいだという。

ところが、岩手競馬では赤字になるかもしれないと言っている。

それはなぜかというと、他の競馬場の馬券を売って得られる協力金収入が得られないからだという。

そう、地方競馬って他競馬場の場外馬券売り場の経営者という一面もあるんですね。


地方競馬同士というのもあるけど、やはり集客力といえば中央競馬である。

地方競馬の競馬場、あるいは場外馬券売場にJRAの場外馬券売場が併設されていることがけっこうある。

ウインズ盛岡(盛岡競馬場内)(JRA)

大井競馬場併設の「J-PLACE大井」のようにJ-PLACEという名前になっていることもあるが、

これが馬券の発売システムの違いで、地方競馬のシステムと統合されたものだとJ-PLACEになるという話。

競馬場でレースやってるときより、JRAの馬券売ってる方が人が来るという競馬場も多いとか。

(これは地方競馬ではJRAと競合しない平日に開催することが多いという事情もある)


それってどんなもんなのよと、公開されていた川崎競馬組合の決算資料を見てみた。

決算 (川崎競馬)

川崎競馬の馬券売上は709億円、うち23%を他の競馬場で、68%を在宅投票で売っている。

およそ75%が払戻金に回るので、実質的に180億円ぐらいが手元に残り、そこから賞金など支払うことになる。

一方で他の競馬場の馬券の売り上げだが、地方競馬のうち南関東が78億円、JRAで303億円の売上とのこと。

他の地方競馬の売上は書かれていないけど、どんなもんなんだろ?

やっぱりJRAの馬券って売れるんだなぁ。週末と平日の違いもあるんだろうけど。


問題は、他の競馬場の馬券を売って、競馬場にとってはどれだけの収入になるかということである。

これは明確に書かれていて、地方競馬の他場からは36億円、JRAからは17億円の受託料を受けとっている。

地方競馬の他場から受けとっている一方で、逆に川崎競馬の馬券を売る地方競馬の他場への支払いもある。

でも、川崎競馬がやっている日が年64日で、競馬やりながら他場を売ることもあると考えれば受取の方が多いか。

JRAからは馬券売上の2%ぐらいですかね。けっこう渋いですね。(というのが後でわかる)


というわけで、これこそが最初に書いた岩手競馬で無観客が続くと赤字になるという話につながる。

川崎競馬の2018年度の収益は27億円、このうちいくらが場外馬券売場の運営でもたされた収益だろう。

競馬開催収入(入場料もあるけどほとんど馬券だな)-競馬開催費(払戻金や賞金を含む)はおよそ5億円。

場外馬券売場としての費用や事業管理費は別計上されてますからね。もちろん共用部分はあるでしょうけど。

岩手競馬も事情としては似たようなものだが、盛岡競馬場は1996年移転と新しく、芝コースも持っているなど、建設費や維持費の負担が重い。

借金の負担が重かったので、岩手県から融資を受けてなんとか持たせたそうだが、赤字になれば廃止すると宣告を受けている。

近年売上が伸びているとはいえ、その伸びは他の地方競馬に比べて弱く、費用も他の競馬場よりかさむので稼ぎにくい。

そこを埋め合わせするのがJRAや他の地方競馬からの受託料収入だったが、これは競馬場・場外馬券売場が閉まっていてはどうにもならない。


それにしても、競馬を開催して馬券を売っても思うように儲からないのだろう。

それが笠松競馬の借地料減額のニュースに現れている。

従来の借地料は馬券の販売実績に連動して算出していたが、近年インターネットによる馬券の売り上げが好調で借地料が上昇し、経営を圧迫。

笠松競馬場ってほぼ借地の上にあるらしい。そのため、売上低迷期に借地料交渉で揉めたらしい。

このときに将来、馬券の売り上げが回復すれば借地料を上げますからと、売上連動の借地料を決めた。

その後、インターネットでの馬券販売で売上は増加、低迷期の倍以上の売上に達した。

そんなわけで借地料も相応に上がるのだが、借地料を決めたときの想定よりも手元に残る金額が少なく、

売上が伸びるほど借地料負担が増加して収益が減るという、おかしな状態になってしまった。

そのため借地料の見直しを求めて、大半の地権者とは合意できたが、一部合意できなかった地権者がいて裁判をしていた。

結果として、他の地権者と同様の借地料水準で和解したということである。


なぜ想定より手元にお金が残らなかったか。それはインターネット発売の手数料負担のせいだという。

どうもインターネットでの馬券売上の10%ほどを手数料として支払っているらしい。

地方競馬のインターネット投票というのは、下記の4つのサービスで取扱がある。

  • SPAT4 (南関東公営競馬・ホッカイドウ競馬共同運営)
  • オッズパーク (ソフトバンクグループ)
  • 楽天競馬
  • JRAネット投票×地方競馬

競馬場やレースにより取扱状況は違うが、楽天競馬とSPAT4は地方競馬の全レースを取り扱っているらしい。

JRAの地方競馬取扱はごく一部だけど、JRA所属馬も走るダートグレード競走は外さないというところで、

JRA所属馬追っかけて地方競馬の馬券を買うというファンには便利で、取扱レースの割には存在感がある。


というわけで、馬券の売り上げが伸びても、手数料などで中抜きされる割合も増えた。

それでも低迷期に比べれば手元に残る金額も増え、黒字化して、地域に繰入金として財政貢献できるようになってきた。

ただ、この黒字というのは賞金・手当の削減により生み出された面もある。

その結果、厩務員が集まらなくて困っているなんて話も。地方競馬にとって最大の課題かもしれない。

さらに言えば、JRAや他の地方競馬の馬券を売って得られる収益も割合としては大きいわけである。

広く競馬を楽しめる仕組みとしてはいいけど、まさかの無観客競馬続きでこの収益が期待できなくなってしまった。


こういう話を見てると、JRAは未勝利戦にまで510万円もの賞金を出してる場合なのかと思っちゃいますけどね。

JRAで勝ちきれず、地方競馬に転出して再スタートを切る馬も多くいる。

地方競馬で走るチャンスを得て、調子をつかんでJRAのレースで勝利して盛り上げる馬も時々いる。

未勝利に終わったときのセカンドライフが描けないのでは、いくらJRAの賞金が高いって言っても馬主は手を出しにくい。

地方競馬はJRAにとっても大切な存在のはずで、それは知ってると思うんですよ。


地方競馬へのJRA馬券売場の設置や、JRAネット投票での地方競馬の取扱というのも、

JRAから地方競馬の支援策としては功を奏しているのは確かにそうなんだけど、

こつこつ競馬を開催して儲けていける仕組みかというと、まだ厳しいのかなと。

インターネット投票の手数料なんていうのは、なんとかして解決してやれないのかなと思っちゃうんだけどね。

JRAはインターネット投票にそこまでお金かかってないでしょ。年2.9兆円も売る規模で、システムは自営ですからね。

オッズパークや楽天競馬が盛り立ててきたから、今の地方競馬があるんだと言われればそうなんでしょうけど、

売上規模の小さい地方競馬にとっては、この手数料負担はかなり分が悪い。


Author : Hidemaro
Date : 2020/05/21(Thu) 23:42
文化 | Comment | trackback (0)

ファミリンクではないけど

今の4Kテレビになってから、HDMIのARC(Audio Return Channel)機能を使って、

放送/PC→テレビ→ワイヤレスヘッドホンという使い方もできるようにしている。

4Kテレビをどう使う?

といっても普段はTVのスピーカーから音を出してるんだけど。


これについてちょっと困った話があった。

TVの電源を入れると、自動的にワイヤレスヘッドホンの電源が入って、そちらから音が出力されてしまうことがあった。

ワイヤレスヘッドホンの電源を手動で切れば、TVから音が出るんだけど。

正攻法で言えば、設定で外部スピーカー優先設定を変えればよいのだが、いちいち面倒である。


最近、偶然に簡単に切り替えられる方法を見つけた。

リモコンにある「ファミリンク」ボタンを押すと、画面の下にバーが表示され、

「電源」「入力切替」「スピーカー切替」というボタンが選べるようになっている。

ここでスピーカー切替を選択すると、音声の出力先をTVと外部(ワイヤレスヘッドホン)で切り替えられるようだ。

効果は設定で外部スピーカー優先設定をON/OFFすることと同じだが、必要な手数が全く違う。


ファミリンクとはSHARPがAQUOSに搭載している機能で、指定のレコーダーやオーディオ機器と接続することで使える。

AQUOSファミリンク (SHARP)

SHARP製品でそろえれば、テレビのリモコンだけである程度の操作はできるよということである。

実際にSHARP製品で揃えてる人がどれぐらいいるのかはわからないけど。

ちなみに、このワイヤレスヘッドホン(デジタルサラウンドヘッドホンシステム)はSONY製である。


なので、この「ファミリンク」ボタンでオーディオ関係の操作のは、本来はSHARP製AQUOSオーディオを使う場合に使うもの。

ただし、ファミリンクというのはHDMI CECという標準化された機能を使っている。

SHARP独自の拡張もあるものの、ある程度はメーカーを超えて使えるところはある。

例えば、SHARP製のテレビから、Panasonic製のBlu-rayプレイヤーの再生・停止操作ができるなど。

ただ、Blu-rayプレイヤーのリモコンが不要になるのかというと、そうとも言えない微妙なところである。

テレビのリモコンからはディスクトレイ開閉とかはここからできないし。


もっとも、今回発見したファミリンクの「スピーカー切替」というのは、外部機器というよりはテレビ側の設定である。

これ自体はファミリンクではなく、AQUOSオーディオの操作に関係して使いたいであろう機能という位置づけか。

なので、SHARP製でなくても全く問題はない。

そういう使い方を想定しているかはさておき。


Author : Hidemaro
Date : 2020/05/20(Wed) 23:54
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本当にこの布マスクは効果的か?

先日、ポストに布マスク2枚が投函されていた。

4月17日のニュースで東京都世田谷区を筆頭に配布が開始されたと報じられたが、

数量がそろうのに時間がかかったり、追加の検品が必要になったり、広く配布されるには時間を要した。

一体どれぐらいの地域で配布が終わったのかよくわからないところはある。

でも他府県でも届き始めているような話は聞くので、届き始めれば早いのかなと。


布マスクの全戸配布に至った背景としては、まず不織布マスクがとにかく不足していたこと。

不織布マスクについてはできるだけ医療用に回したい。

一般の人がマスクを着用することで自分の感染を防ぐというのは難しい。そういう文献もあると聞いている。

もっとも国民病であるところの花粉症対策には明確に効くわけで、そこで不織布マスクが入手難では困っただろうが。

今年の花粉の飛散が少なめだったのが救いですね。それでも苦しんだ人はいただろうけど。


こと新型コロナウイルス対策としては、一般人に期待されたのはマスク着用で他の人にうつすことを防ぐことだった。

この目的であれば不織布マスクでなくても、布マスクでも効果が得られるのではないか。

もともと不織布マスクを仕方なく洗って再利用することが横行していたわけだから、

それならもとから洗うことを想定した布マスクがよいだろうと。

億単位の布マスクを確保するために、政府が一括発注して、全戸配布することにしたと。

全戸配布には日本郵便のタウンプラスを使用する。おおざっぱだが早く配布できる方法である。

ただし、これだけでは必要数行き渡らないので、小中学校向けとか、介護施設向けとかいくつかの経路を併用することが前提である。


というわけで、このマスクは人にうつさないためのものであり、不織布マスクの浪費を防ぐためのものである。

在宅勤務続きで、外に出るのは買い物ぐらいだけど、買い物に行く店でもマスク着用の呼びかけがあるわけだから。

そんなわけで届いたマスクを着用してみたのだが……

鼻・口ともに覆うことはできるのだが、この状態では口は小さくしか動かせない。

そして、だんだんと下にずれていくので、気づけば鼻の穴が出かけていて、引き戻す必要があったり。

あと、正しい付け方をしたとしても、顔に平面のマスクを当てるわけだから、隙間がいろいろなところにできてしまう。

果たして、これでどれぐらいの効果が得られるのだろうか? ここがよくわからない。


布マスクの配布を決定する前後で、日本において布マスクの地位は高まってきた。

ただ、これが政府の全戸配布のおかげなのかはよくわからない。

どちらかというと、いろいろな業者が布マスクを製造・販売するようになったことの方が影響として大きいと思う。

布マスクを物色したことはないんだけど、市内で布マスクをしている人を見ると、

配布されたマスクに比べると、隙間ができにくく、鼻・口ともに確実に覆いやすい形状になっている印象である。

こうして布マスクが普及したこと、不織布マスクの製造が増えたことで、不織布マスクの入手性も改善したという。


すでに布マスクを持っている人にとっては、全戸配布の布マスクの方が優れていることはないとみられる。

市内でマスクをしている人も半分以上は自分で購入した布マスクに見える。

一方の不織布マスクも需給が改善しているので、これも使っている人はひどく苦労しているわけでもあるまい。

市内全戸にマスクが配布されたとみられるが、自分以外に同様の布マスクを付けている人は1人見たかどうか。

こうなってくると、本当に全戸配布の意味あったのかなぁと思ってしまう。


結果的に言えば、マスクの需給危機を救ったのは、意欲的に布マスク作りに取り組んだ業者に違いない。

ただ、万単位で製造するのと、億単位で製造するのはまた違った難しさはある。

目的からすると、できるだけ多くの住民に早く配布したかった。

そのためには政府一括発注という手段によらないとならなかったのは納得できる面もある。

費用も500億円もかかってないそうなので、国レベルでこれなら安いと思いますよ。費用はとりあえず1回限りだし。


ただし、問題はこのマスクは本当に効果があるのかというところである。

鼻・口ともに確実に覆うことがやや難しいこと、隙間ができやすいこと。

あと、配布された物はガーゼなので布目が比較的粗いのも気になるところ。

飛沫は捕捉できそうだが、一度捕捉された飛沫が、結局は繊維を抜けて飛散しそうである。

それでも、せき や くしゃみをするときだけ、口元を袖などで押さえるよりは効果がありそうだが。

でも、その程度の効果に留まるんじゃないか。それは本当に見合っているのか?


見切り発車で取りかからざるを得なかったことは仕方ないんだけどね。

すぐに億単位の布マスクを製造するのに、あれこれと作り込むのは無理なのは当然ですから。

やっぱりハズレでしたねとなっても、500億円もかかってないし、その程度なら仕方ないかとは思いますけど。

費用をかけても効果のあるものを作れれば、それはそれでいいと思うんだけど、

どういうものを作れば効果があるのかはわからないわけで、スピード重視なら仕方ない。

スピード重視した割には、各戸に届くのは今頃かよという感じはあるけどさ。

結局は国がやらなくても、民間企業が先行してやってしまったのが実情だったけど。


いずれにせよ、後の感染症対策のためにも、布マスクの効果というのは検証が必要だなと思う。

着用した人が他の人にうつすことを防ぐ目的で、布マスクがここまで大々的に使われることもこれまでなかっただろう。

現時点で、素材・形状・使い方いずれを取っても洗練されているとは言いがたいのは仕方ない。

この点について研究が進めば、人にうつすことを防ぐという目的では効果的な布マスクが作れるんじゃないかな。

これが明らかになる頃には新型コロナウイルス対策の目的ではもはやいらないものになっているかもしれないが、

ここは毎年猛威を振るうインフルエンザにも共通する対策かと思うので無意味ではないだろう。

一定の品質基準ができれば、多くのメーカーが作って、安く買えるようになるだろうし。目指すはそこだと思う。


Author : Hidemaro
Date : 2020/05/19(Tue) 23:51
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