日記帳だ! with Tux on Libserver

二度目の大改造!! 日記帳…か?を継承し、より柔軟でパワフルなBlogに変身しました。

RSSに対応しています。リンク・コメント・トラックバックは自由にしていただいてほぼ問題ありません。
RSS購読方法、僕のリンク・コメント・トラックバックについての考えを読むことをおすすめします。

<< 過去

あの手この手で血漿が欲しい

昨日、血漿成分献血やってる人が思いのほか多かったなんて書いたが、

血液センターのWebサイトを見ていたらこんなバナーを見つけた。

血漿成分献血にご協力ください (日本赤十字社)

え、ここまで言うほどなの? と思ったが、ここ4年で血漿分画製剤の原料用血漿の必要量が1.2倍に伸びているらしい。


血漿分画製剤は血漿から用途に応じて特定の成分を取りだしたものである。

成分ごとに分けることで、血液の有効活用にもなるし、特定の成分のみ純度を高めているので副作用も軽減される。

血液型も関係なく、長期保存も可能であるということで、安定供給にも寄与しているはず。

長期保管可能であるということは、輸入も容易ということであり、かつては輸入に頼る製剤が多かった。

消費量の多いものとしては、アルブミン製剤 と 免疫グロブリン製剤 がある。

免疫グロブリン製剤はここ10年ぐらいの自給率は95%ほど。以前はほとんど輸入だったので大きな変化である。

一方のアルブミン製剤の自給率は60%前後となっている。自給率は高まったが、未だに輸入に頼る分は多い。


原料用血漿の必要量が増えている要因は、免疫グロブリン製剤の需要が伸びていることに起因する。

厚生労働省の資料を見ると、免疫グロブリン製剤の消費量は2012年→2017年で1.25倍に伸びている。

さっきの原料用血漿の必要量が1.2倍に伸びているのとだいたい数字が合っている。

一体何に使っているのかという答えはさっきのページに書いてある。

人の血液から作られる免疫グロブリン製剤は、神経系の病気の治療にとっても無くてはならないものとなっています。とくに、風邪や下痢の後に急激に手足の麻痺が生じるギラン・バレー症候群や、国の指定難病の一つである慢性炎症性脱髄性ニューロパチー・多巣性運動ニューロパチーでは、現在治療手段の中心となっています。

どうしてこういう病気に免疫グロブリン製剤が効くのかというと、免疫異常が原因となっているからではないかとのこと。

一般の免疫グロブリン製剤というのは、人の血液中にある雑多な抗体を集めたものだという。

それを注射することでいろいろな効果があるということらしい。まぁよくわかってない部分もありそうだけど。


単純に言えば、成分献血してくれる人が増えればよいのだが、なかなかそれも難しいことである。

そこで、成分献血の1回の採血量を増やすということによって、供給量の増加に取り組んできたそうだ。

血小板製剤の需要に応じて血小板成分献血をしてもらい、残りは血漿成分献血をしてもらうというのが通常である。

協力人数を大きく増やさず、血漿の供給量を増加させるためにやったのが、血小板成分献血をする人を減らすことなのかなと。

少ない人数で同量の血小板を確保するためには、高単位の血小板成分献血に協力してもらうということ。

きっと血小板に困っているんだろう

なるほど。この装置が適する人はやや限られるが、うまくいけば少ない人数で多くの血小板を採取できる。

さらに血小板成分献血で同時採取する血漿の量も2017年から増やしたそうである。


これは献血者数・献血量・供給本数の推移からも見て取れる。

2014年の血小板成分献血の献血者数は86万人、血漿成分献血の献血者数は52万人だった。

これが2019年では血小板が61万人、血漿が76万人と逆転している。合計はほぼ同じである。

供給本数を見てみると、血小板製剤の供給本数は2014年で84万本、2019年で82万本なので、やや減だがさほどでもない。

輸血用の血漿製剤の供給本数も2014年で96万本、2019年で92万本と、これもまたやや減だがさほどではない。

これに対して血漿成分献血の採血量は2014年が22万L、2019年が38万Lと大幅に増えている。

血漿の確保という点では400mL献血もあるが、この採血量は2014年に133万L、2019年に129万Lとほぼ横ばい。


以上の数字からわかるように、少ない人数で血小板製剤の需要に応えられるようにして、

血漿成分献血に協力してもらう人数を増やして、血漿の採取量を増やしている。

その増やした分は輸血用に回っていないので、血漿分画製剤の原料に回っているということである。

このような工夫により、献血への協力者数は横ばいなのに、血漿分画製剤の原料用血漿の確保ができてるんですね。


全血献血も血小板成分献血も短期的な需給状況によって呼びかけがされることが多い。

一方の血漿成分献血は、短期的な需給というのはほとんど関係ない。

なぜならば血漿は冷凍で一定期間保存した後で使用を開始するほどで、長期保存が容易だからである。

それだけに、今、協力する意味を感じにくい献血だなと思っていた。

もっとも血小板か血漿かというのは、献血者が選ぶことは通常なくて、そのときの需給状況によって決まるもの。

献血ルームに言って、ああそうですかというしかない話である。


でも、このデータを見てわかったけど、やっぱり血漿成分献血も大切なんだよね。

血漿は量が大切、量が大切だからこそ継続的な協力が必要だということである。

赤十字社でも製造設備の改良などで、少しでも多くの血漿を確保しようと努力しているそうだ。

調べてみると、血小板製剤に含まれる血漿を、他の液体に置き換える計画があるらしい。

血小板は何らかの液体に浮かべないといけないので、今はそこに血漿を使っている。

ただ、血漿が含まれることによる副作用もあるようで、副作用軽減という点では血漿が含まれないに越したことはない。

そして、ここで浮いた血漿は、原料用血漿として利用することが出来るというメリットもある。

導入に当たっての課題はいろいろありそうだが、そういうのも1つの工夫としてありますよということですね。


Author : Hidemaro
Date : 2020/01/21(Tue) 23:55
社会 | Comment | trackback (0)

予約して献血ルームに行くと

昨日は帰ってくるのが遅くなるかもなぁと、今日はあらかじめ休暇にすることを決めていた。

思ってたより休暇にも余裕があったからね。(もっとも年度末に失効する休暇はないことも確定しているが)


そんなわけで献血ルームに献血に出かけていた。

この時期に会社にも献血が来ているのだが、年3回の制限により400mL献血は出来ませんので。

それなら成分献血でも行くかと。会社での献血に協力できないとこうなりがちである。

およそ3ヶ月おきに会社に献血が来るような状況だと、その間に成分献血差し込む隙間も少ないからね。


成分献血ならあらかじめ予約するのがよいだろうと、いつも予約してるんだが、

その予約確認メールに「2019年12月から、献血前に体温測定を行っていますので、ご協力をお願いします」と書いてあった。

以前から献血前に体温を測るように言われている人はみていて、それは白血球の数字が高かった人。

白血球の数字高いということは、風邪など感染症の可能性があるんじゃないかと。

だから献血ルームに体温計は以前から置いてあったとは思うのだが、これからは受付で体温計を渡されるのだろうか?


そんなことを思いながら、献血ルームに行って、受付、血圧測定といつも通り進んで、

問診に入ると、今まで見なかった機器が。そう、非接触式の体温計だった。額で読み取って終わり。

まぁそうだよね。精度良く測るのが目的じゃないしね。

バスで献血行くときもこれ1つ持って行くだけでいいわけだし。便利だよね。


検査まで飲み物飲んで待っててくれというから、しばらく待っていたら「○時予約の方を順番に検査にご案内します」と。

今までこうだったっけ? 案外、予約で来ていた人は多くて6人ぐらいだったかな。

僕はうるさい装置で1時間ほどかけて血小板成分献血をしていた。(きっと血小板に困っているんだろう)

ただ、前に検査を受けている人が血漿成分献血でと言われてたし、大方は僕より早く終わっていた。

そんなに血漿ばっかり取ってどうするんですかねと思うけど、血漿分画製剤の材料としては重要だし、

血小板製剤は需要に応じて採取しないとすぐ期限切れになってしまう。需要より多く取っても無駄なのだ。

看護師いわく「血小板はこれまでのデータがしっかりしている人にお願いすることが多い」とのことである。

果たして僕が血小板成分献血向きなのかはよくわからないが、期待されているようである。


隣の装置からの振動が気持ち悪いなぁと思いながら、採血が半分ほど進んだところで、

僕に使っている機械の横にある、同型の機械を他のベッドに動かしていた。

献血ルームによると思うが、ベッドとベッドの間には採血用の機械が1台か2台置いてある。

献血ルームだと全血献血する人は全体からすれば多くないが一定いる。

ベッドの左側に全血献血用の装置、右側に成分献血用の装置としておけば、1つのベッドをどちらの用途にも使える。

そのベッドで全血献血しているときは右側の成分献血用の装置を、さらに右側のベッドの人に使ってもよい。

成分献血同士でも言えることで、散々うるさいと書いてきた高単位の血小板成分献血用のトリマと、

それ以外使われ、比較的副反応も抑えられる テルシスS または CCS の3機種をこういうやり方で使い分けている。


どうも、次の時間帯の予約の人に応じてベッドを割りあてる中で、現状の空きベッドではうまく割り付かなかったのだろう。

そこで、僕の右側で使われず浮いていた トリマ を動かすことにしたと。

ちなみにトリマの右側のベッドの人は、さらに右のテルシスS(?)を使っているようだった。

こんなの動かすの初めて見たけど、足がタイヤになっているので比較的簡単に動かせる。

とはいえ、電源ケーブルの繋ぎ直しもあるので、ちょっと難儀してたが。

こうして次の予約時間帯の人が順次案内されていった。


そうか、予約しておくとこういうこともできるのかと思った。

やってくる人をどのベッドに割り付けるのかも作戦ですよね。

もちろん採血はその人の状態にもよること。想定していた採血と違うことも起きうる。

でも、ある程度はこの人はこれでと決まってるでしょうね。


これを書いていたときに、看護師が言っていた「血小板はこれまでのデータがしっかりしている人にお願いすることが多い」の意味がわかった。

血小板成分献血はこれまで安全に実施できていて、血小板数も妥当である(?)ので、計画はしやすい。

だからこいつはトリマの隣のベッドに割り付けようとか、そういう作戦はあったのだろう。

まぁけっこうだとは思いますけどね。必要本数に対して無理なく採血できる計画が一番いいわけですし。


Author : Hidemaro
Date : 2020/01/21(Tue) 00:23
日常 | Comment | trackback (0)

青い幕張メッセ イベントホール

今日は幕張新都心に出かけていた。

たびたび出かけている気がするが、意外と 幕張メッセイベントホール が目的地なのは初めて。

いつものように西船橋で武蔵野線からの電車に乗り換えて海浜幕張駅へ。

往路はこれが安定ですね。


ちょっと時間があったので、イオンモール幕張新都心に冷やかしに行った。

一番東側にあるグランドモールだけでも、一般的なイオンモールより広い。

イオンスタイル食品売り場で買い物したことぐらいは過去にもあったが、端まで歩いたことはなかった。

ペットモールはイオンモールでよく見られるペット連れで入れるエリアが独立した1棟になっているというもの。

小さいながらにこういう棟が1棟できることにイオンのペットに対する向き合い方を感じる。

ファミリーモールは、イオンスタイルのフードストアというサテライト店があったことと、子供向けのトイレがあったことが印象的だった。

アクティブモールはモールの端ということで他のモールに比べると人は少なめ、スポーツオーソリティが大半を占めている。

ただ、ファミリーモール・アクティブモールあたりは駐車場が多いので、自動車で来る人にとっては入口だったりするんだよね。


ここら辺でいいぐらいの時間だったので幕張メッセに歩いて行った。

今日は幕張メッセでは他にはイベントがないようだが、明日からの展示会に向けて準備する様子が見られた。

イベントホールに入って、自分の席に行くと、高いところにあるなぁと思った。

よくあるアリーナっぽいのだが、長手方向のスタンド席は高く積まれているのに対して、短手方向のスタンド席はたった2列。

今回は使ってなかったが、アリーナ側に可動席を広げることもできる。でも、明らかにスタンド席の積み方が違う。

高いところから見ると、座席の範囲がまん丸に収まっているように見えるが、それが便利かはよくわからない。

コンサート用途では典型的に6000人ほど収容と聞いているが、この手の会場では少し小ぶりですかね。

展示場付属のアリーナというのは珍しい存在だが、それゆえスポーツ用途というよりコンサートや式典に多く使われている印象。

幕張メッセは今年のオリンピック・パラリンピック会場だが、実は主に使うのは展示ホールの方で、

イベントホールを使うのはパラリンピックのゴールボールだけというから、スポーツの祭典ですらそんな扱いである。


今日のお目当ては 雨宮天さん、歌手デビュー5年を迎えた声優である。

シンボルカラーは青、というかとにかく青が好きなことで有名で、会場に届いているお花もほとんどが青い。

ペンライトもほとんど青色、1曲だけ赤色で染まったが、それが唯一。あとはひたすら青い。

前々から気になってはいて、中古屋でライブBlu-rayが安く流れてないものかなと物色していたが、

なかなかそんなこともなく、面白くねぇなとおもってたら、そういえばコンサートあったな、

とチケット情報を見たら、まだ買えたので買ったのが先週の話。

自分の席が後ろから4列目で、自分の後ろの列までは人がいたわけだから、あらかた埋まってたと言えそう。


この規模の会場でコンサートできるソロ歌手なんて一握りでしょうよ。まして2日公演ですからね。

事務所の同期3人のユニット「TrySail」としての活躍も知られるところだが、ソロ歌手としての活動はそれより少し長い。

TrySailが大変人気のあるユニットだし、声優としてもあれこれやっている売れっ子である。

それと平行してソロ歌手としての活動も充実させてきたところで、幕張メッセイベントホール2日公演に打って出たということである。

大資本であるところのソニーミュージックエンタテインメント傘下の事務所とあって、過大評価を疑ったものである。

ただ、今日のコンサートを見て、大変充実していて、これは本物だなと思った。5年間積み上げてきてこそだなと。

初めてパフォーマンスを見るような人だと、あんまりだなぁと思うことも過去にはあった。当たりばかりではない。

それだけに迷ったのだ。それでも比較的近くで、容易にチケットが取れるならと行って正解だった。


そんないい思いをしながら、海浜幕張駅に行くと、そんなに混んでもない。

野球もないし、イベントホール以外のコンサートもないからね。

それで乗り場に行くと次の東京方面行きは15分待ち、うーん……夜間は開くんだよなぁ。

西船橋へは? と調べると、この電車で市川塩浜駅で乗り換えるといいらしい。そっちなのか。

市川塩浜駅で東京から武蔵野線方面の電車に乗り換えて、西船橋駅へ。そこからはゆったり帰れた。

去年9月に幕張新都心に来たときは帰りが悲惨だったので(cf. 本当はこうやって幕張新都心に行きたい)、

それに比べればずっとずっとよいが、直通電車で西船橋まで行きたかったのが本音である。遊園地帰りの人は無縁でありたい。

幕張新都心、いいところだと思うけど、夜間の帰りだけは辛い。


Author : Hidemaro
Date : 2020/01/19(Sun) 23:33
文化 | Comment | trackback (0)

大使館なんだけど大使館じゃない

今日は散髪に出かけたが、寒いので散髪前ですら毛糸の帽子が欠かせない。

当然、散髪すればなおさら寒いので、毛糸の帽子をかぶって帰ってきている。

こんなんだから「ワックス付ける?」と聞かれても「いいです」と言うしかない。

冬の散髪はいつもこんなんである。


昨日、台湾を管轄する在外公館のことを取り上げた。(ここもバンコクの大使館の管轄なの?)

日本の在外公館の一覧 (Wikipedia)

ここには隣接する国などを兼轄していることも書かれているが、ちょっと変なことに気づく。

「在ケニア日本国大使館」について「在エリトリア日本国大使館、在セーシェル日本国大使館、在ソマリア日本国大使館、在ブルンジ日本国大使館を兼轄」と書かれている。

なるほどなるほど、と読み進めるとセーシェルのところにこう書いてある。

在セーシェル日本国大使館 (ヴィクトリア)(在ケニア日本国大使館の兼勤駐在官事務所)

あれ? ナイロビに在セーシェルの大使館があるんじゃなかったっけ?


前提として、日本は国交を結んでいる全ての国に大使館を設置している。

大使館を設置することで、外交上の交渉ができるようになるからである。

ところが全ての国に実際に大使館を設置することはできないので、一部の大使館は近隣の国の大使館に同居させている。

セーシェルも国交を結んだ段階で形式上の大使館は設置されたが、長らくセーシェル国内には在外公館がなかった。

この状況が変わったのは、2019年1月、「在セーシェル兼勤駐在官事務所」を設置してからのことである。


「兼勤駐在官事務所」という名前だが、看板は「在セーシェル日本国大使館(Embassy of Japan in Seychelles)」である。

在セーシェル日本国大使館

大使館Webサイトの左側に「堀江良一特命全権大使(ケニア駐在)」「冨永真大使(セーシェル駐在)」と並んでいる。

これこそがこの事務所の位置づけをよく表しているが、在セーシェルの外交団のリーダーはケニア駐在の特命全権大使なんですよね。

特命全権大使は受入国の国家元首に「信任状」を渡す必要があるのだが、ケニアから来た堀江大使が渡している。

というわけで、セーシェルの「大使館」には「大使」がいるのだが、あくまでもセーシェル駐在の大使は便宜上の役職で、

「特命全権大使」がいるのはケニアで、そのケニアに名目上の「大使館」があるという理屈らしい。

もっとも兼勤駐在官事務所が大使館に格上げされた例は多くあり、

アイスランドは2001年に兼勤駐在官事務所が開設、2014年に大使館が開設されている。(名目上はノルウェーからの移転かね)


東京には数多くの外国大使館があるが、国交のある全ての国が大使館を置いているわけではない。

駐日外国公館リスト 目次 (外務省)

日本に大使館がない国はどこに在日本の大使館を置いているかということだが、

  • 中国(北京) 10か国(セーシェル他)
  • インド 2か国(ブータン,トリニダード・トバゴ)
  • 台湾 1か国(セントクリストファー・ネービス)
  • マレーシア 1か国(エスワティニ)
  • オーストラリア 1か国(モーリシャス)
  • 本国常駐・常駐国未定: 9か国(モナコ, ソロモン諸島他)

やっぱり中国常駐が多いですね。アフリカの国にとっては中国との交流は多いが、日本との交流はそこまでとなりそうだしね。

ブータンにとってインドとかただ隣国じゃないかという感じだが。(ちなみに在ブータン日本大使館もインドにある)

ただ、小国を中心に大使が本国常駐というのもある。この場合、在日本の大使館の所在地は外務省相当の役所の場所になるようだ。

例え本国常駐でも、日本にやってきて、天皇に信任状を手渡せば「特命全権大使」なので、それでよい。


変わったところでは、ベリーズ大使館 は「兼轄,台湾常駐」と書いておきながら、所在地が東京都新宿区となっている。

これはまさに日本の兼勤駐在官事務所と一緒ですね、特命全権大使は台湾にいるが、日本に大使館という施設があると。

台湾に大使がいるということからわかるように、ベリーズは数少ない中華民国と国交のある国である。

バハマ国 は特命全権大使が本国常駐となっているが「領事関連業務は,在京イギリス大使館が行っております」とイギリスに委託しているよう。

このあたりはイギリス連邦の構成国らしいですね。


国と国の付き合いにとって大使館は重要だし、大きな国も小さな国も同じ1か国というのが根本ではありますよね。

そうはいっても、現実には全ての国に実際に大使館を置くのは難しいし……という悩みですね。

人々の交流という観点とはまた違った話で、日本の在外公館で管内邦人人口1位が在ロサンゼルス日本国総領事館で、

確かにカリフォルニア州ほど日本との交流の深い地域はなかなかないだろうなと思う。でも国と国との付き合いはまた違うんだよね。

現在、日本では大使館が設置されていないアフリカの国を中心に兼勤駐在官事務所の設置や、大使館への格上げを進めている。

一方で総領事館は、業務量に応じて、領事事務所への格下げや、他の在外公館へ集約される傾向がある。

もちろん交流の活発化につれて新設される総領事館もあるんだけど、一貫して増加している大使館とは違うよね。


Author : Hidemaro
Date : 2020/01/18(Sat) 20:52
社会 | Comment | trackback (0)

ここもバンコクの大使館の管轄なの?

現在、日本は 152の大使館、65の総領事館、21の領事事務所 を世界各地に設置している。

これら総称して在外公館と呼んでいる。(他に国際機関の政府代表部も在外公館ですね)

交流の深いアジアではブータン以外の全ての国に大使館があり、総領事館や領事事務所も密に設置されている。

一方のアフリカでは交流の薄さもあってか、大使館がなく、隣接国の大使館が兼務している国が19か国ある。

カリブ海や太平洋諸島の小さな島国や、ヨーロッパの小国に大使館がないのは致し方ないと思うが。

業務内容もいろいろだが、やはり一番なじみ深いのは領事業務でしょう。

当該地域にいる日本人の戸籍届出の受付やパスポート発給、外国人へのビザ発給を行っている。


そんな在外公館の管轄にちょっと不思議なところがあるのはご存じだろうか。

在外選挙人名簿に関する事務についての領事官の管轄区域を定める省令

これは在外選挙での在外公館の管轄なので、なににおいてもあてはまる管轄区域ではないが。

ただ、1つ注目して欲しいのが「在タイ日本国大使」の管轄区域に「台湾」が入っているということ。

実はこれは在外選挙の業務にかかわらず、台湾での領事業務すべてに当てはまることらしい。


じゃあ台湾在住者はパスポート発給とかビザ発給の度にタイのバンコクに行かないといけないのか、

というとそんなことはなくて、日本台湾交流協会 の台北事務所・高雄事務所へ行けばよい。

日本台湾交流協会 は日本の公益財団法人で、本部を東京に置いている。

かつては交流協会という名前の団体だった。(2017年に地名が付いた団体になった)

大使館・総領事館相当のものが民間団体の事務所なのかというと、

それは日本が台湾地域を実効支配している中華民国と表向き国交がないから。

もっとも台北事務所の所長はこれまで大使経験者が充てられており、大使相当の職であることは明らかなのだが。


実務上は、交流協会台北事務所・高雄事務所が在タイ日本国大使館から委託を受けて領事業務にあたっているようである。

それがし、台北で財布&パスポート盗難に遭い紛失。 (吉日媒體集團)

交流協会台北事務所で発行された帰国のための渡航書の発行官庁は「EMBASSY OF JAPAN IN THAILAND」となっている。

これだけ見るとタイのバンコクで発行されたものと区別が付かない。

急を要する渡航書の発行とあってかわずか2時間で発行されているので、バンコクから飛んできたわけはないのは明らかである。

ただ、パスポートの発給に要する日数は他の在外公館より長いので、取次なんだろうという想像はできるが。

本来なら台北や高雄のような交流の深い都市で、各種の業務が取次になるのはあまり好ましいことではないと思うが。


それにしてもなんで台湾が 在タイ日本国大使館 の管轄なんでしょうね。

日本の見解では、台湾は本来は中国の一部なので、北京の日本大使館の下部組織になりそうなものだが、

両岸関係を考えると、なかなかそういうわけにもいかないだろうとは思う。

そこで中国大陸以外で近いところはあるかと地図を見てみると、フィリピンが一番近そう。

とはいえ、タイは地理的にもっとも近いと言えずとも、中国大陸を除けば比較的近く、規模も大きな在外公館である。

もっとも、バンコクとの書類のやりとりは東京経由になるという情報もあり、

本当は台湾にとって一番近いのは東京の外務省なのでは? という話もあるのだが。


こういうことには心当たりがあって、勤務先でも台湾の拠点の組織図上の位置は少し違和感がある。

台湾の現地法人が東南アジアのグループに入ってるんですよね。

別にそれでもおかしくはないと思うが、韓国や中国大陸とは明確に違うのは確かである。

事業規模や各国の制度面の問題は大いにあるでしょうけどね。(特に中国大陸ではいろいろ制約が厳しいですから)


難しいもんだねとは思ったけど、日本との交流がたいへん深いことは確かで、

そこに対してどういう方便でやるかって話なんだと思うんですよね。

民間団体の事務所を置いて、在タイ日本国大使館から領事業務の委託を受ける、というのはまさに方便である。

なぜかタイなのは後付けだからでしょうよ。


Author : Hidemaro
Date : 2020/01/17(Fri) 22:42
社会 | Comment | trackback (0)

埼玉県だけど東京都じゃないと誤解の元

昨日書いた、レターパックライトの話の続き。

重量制限がゆるくて助かった

追跡情報の話である。


ポスト投函なもんで、実際に追跡情報が出てくるまでには時間がかかる。

ある日の深夜に投函して、翌日午前中に回収されたはずだが、そこから実際に追跡情報に出てきたのは夕方のこと。

追跡情報が登録されないと、配達完了メールの登録もできませんからね。


それで登録された追跡情報の1行目はこうだった。

引受
1月**日 16:02
取扱局: 東京北部郵便局 (東京都)

一見どうってことない記載だが、よくよく考えてみるとおかしなことに気づいた。

それは 東京北部郵便局 は埼玉県和光市にあるということ。


東京北部郵便局についてはこのBlogでも過去にネタにしている。

東京都になくても東京も同然

2015年開局、郵便・荷物の仕分け業務に特化した郵便局である。

この郵便局の特色は窓口もなければ、直接の集配担当エリアもないということ。

なので、他の郵便局→東京北部局→他の郵便局というフローに必ずなるということである。

例外は大口の発送や郵便局の物流スペースへの入居者関係の郵便・荷物だけだろう。

そして、埼玉県にあるにも関わらず東京都の一部(多摩地域東部と23区西部)を担当しているということ。


さっきの特徴を見て、1行目が東京北部郵便局から始まっているのはおかしいと思った人がいるかもしれない。

東京北部郵便局には窓口もポストもない。(郵便局前なんていかにもポストがありそうだがそういうのもない)

ポスト → 担当の郵便局 → 東京北部郵便局 → 他地域の区分局…… というフローをたどるはずである。

にもかかわらず1行目が東京北部郵便局から始まるのはおかしいじゃないかと。

実は東京北部郵便局ができてから、管内の一部の郵便局では消印の押印を東京北部郵便局に集約している。

そのため、ポストに投函された郵便・荷物はそのまま東京北部郵便局に運んでしまっているのだと思われる。

東京北部郵便局で中身を整理して、レターパックには消印を押して、追跡情報を登録しているんじゃないかなと。


ゆうパック や 簡易書留以外の書留郵便 では中継した郵便局の名前も追跡情報に出てくる。

この場合で、東京北部郵便局が実際の所在地に即して「埼玉県」と表示された場合の表示を考えてみる。

引受: 調布深大寺郵便局(東京都)

中継: 東京北部郵便局(埼玉県)

中継: 新大阪郵便局(大阪府)

到着: 吹田郵便局(大阪府)

東京都→大阪府の荷物で埼玉県を経由すると言われてもそんなものかもしれない。

ところが今回のように、ポスト投函して、いきなり東京北部郵便局で登録される場合、

そこで「埼玉県」と表示されると、あたかも埼玉県から差し出したように見えてしまいそうである。

だから東京北部郵便局が、郵便ネットワーク上の位置関係である「東京都」と表示されることは重要なことである。


もっとも集配担当の郵便局が府県界を越えてしまうこと自体は昔からあった話である。

例えば、木曽岬町、三重県ではあるが木曽川左岸にあるということで、他の三重県へ行くには川を渡るしかない。

そんなこともあって集配を担当する郵便局は愛知県側の弥富郵便局となっている。

こういう場合、地域内のポストに投函すれば弥富郵便局から追跡が始まるだろうし、逆に配達だと、

お届け先にお届け済み: 弥富郵便局(愛知県)

という追跡情報が付くのだろうか。配達先は三重県なのに。

さすがに地域内の郵便局は「三重県」って表示されるよね。これは郵便ネットワーク上は愛知県ではあるのだけど。


たった1行の追跡情報だが、いろいろ不思議なことがあるものである。

過去にもこのような追跡情報は見たことがあった。

携帯電話の下取りで、料金受取人払の ゆうパケット をゆうゆう窓口の横の「ポスト」に投函したときのことである。

(確かそのとき他の用事で窓口に行く用事があったから、こうしたんだったと思う)

ゆうゆう窓口の横の「ポスト」ですら、そのまま東京北部郵便局まで運んで、そこで追跡情報が付き始めるんですよね。

郵便局の窓口に渡しても案外そんなものかもしれない。(特に依頼すればその場で消印を押して追跡情報も入るだろうけど)


Author : Hidemaro
Date : 2020/01/16(Thu) 23:25
買い物・消費 | Comment | trackback (0)

重量制限がゆるくて助かった

ヤフオクに出品していた本が売れたので出荷しに郵便局へ向かった。

2冊組の本で寸法はゆうパケットの範囲に収まっていることをみてから持って行った。

ゆうパケットをはかりに乗せたら、首をかしげながら「200gぐらい超過してますね」という。

ゆうパケットの最大重量は1kg、これを超過していたらしい。

「出直してきます」といって、家に帰ってきた。


厚さ3cmに収まっているから大丈夫だとおもったが、重量オーバーとは……

ゆうパケットがダメなら、ゆうメールかなぁと思ったのだけど、

ゆうメールも最大重量は1kg、ちなみに1kgの料金は3cm厚のゆうパケットと同じ360円である。

そうなると、定形外郵便かとおもったが、2kgの料金は1040円となっている。高いな!

1kg超の定形外郵便が高いのは、一定のサイズを超過したときに適用される「規格外」の料金が無条件で適用されるから。

新郵便料金の怪

「規格外」の料金が設けられた背景にはポストに投函できず持ち帰りになるなどコストがかさむから。


うーん……さすがにこの料金だと ゆうパック(ヤフオクで出品者負担なら60サイズで600円)になるのか。

と思って、日本郵便の料金ページを見ていたら、「レターパックライト」「4kg以内」「370円」というのが目にとまった。

そうか、レターパックライトなら1kg超でもこの値段で送れるのか。

ゆうパケットの寸法に収まるということは、レターパックライトの寸法にも収まる。ほとんど同じなんですよね。

当初の想定よりは売上は減ってしまうが、送料175円を想定していたのが370円になるのならまだ許容できる。


ただし、もともと匿名配送を前提とした取引だったので、落札者から送り先を教えてもらう必要がある。

発送方法を変えたいが匿名配送できないので住所を教えて欲しい、追加の負担はない、取消を希望するならお受けすると連絡した。

そしたらまもなく送付先を教えてくれたので、レターパックライトで行く方針で固まった。

調べると、ローソンとミニストップでは常備している店が多いとのことだったので、そこで購入してきた。

そして、あて先・差出人・品名を記載して、追跡番号を書いたシールを剥がして……

このシール、剥がしても粘着性があるので、何かに貼らないと不便だ。適当な紙切れに貼ったが。

そしてあとはポストに投函すれば完了と。ポスト投函なので追跡情報が載るまでは時間がかかるのだが。


もともと匿名配送で行くと言っていたものを、他の配送方法に変えても問題ないんだろうか。

ヤフオク!ヘルプ / 配送方法の変更について

どうも、普通に発送連絡をして、普通に受取連絡をしてもらえばいいらしい。

ただし、システム上の追跡情報はラベルを出した ゆうパケット の番号になってしまうので、

実際に出荷したレターパックライトの追跡番号はメッセージで伝える必要がある。


ところで、どうしてレターパックの重量制限は4kgなんだろうか。

これは「レターパックプラス」の前身となった「エクスパック500」の重量制限が30kgだったことに由来する。

30kgというのは ゆうパック と同じ重量制限ですね。

公社時代はエクスパック500の正式名称は「定形小包郵便物」ということで、ゆうパック(小包郵便物)と同じグループだった。

あのサイズに30kg詰めるのは実態として不可能であり、重量制限は事実上ないということを表していた。

会社化後、エクスパック500 は荷物サービスの1つとして引き続き提供されたが、

2010年に郵便サービスの1つである「レターパックプラス」「レターパックライト」に改められた。

郵便になったことで、信書を入れて送ることができるようになり、書類の郵送に活用されることも増えた。


重量制限が4kgになったのもこのときなのだが、どうして4kgの重量制限が付いたのだろうか。

それは郵便法で第一種郵便物(封書)の重量が4kgまでと規定されているから。

日本郵便は4kgを超えるものを「郵便物」として取り扱うことは決して出来ないのである。

それを超過するものを扱う場合は、必ず「荷物」として取り扱う必要があり、信書を送ることは出来ない。

ちなみにサイズは長さ60cm、3辺の合計が90cmが上限となっている。これも定形外郵便の上限と同じ。

レターパックプラスでは厚さ制限はないが、あの封筒をどう変形させても、このサイズを超過することはあり得ないからよい。

厚さ制限がないのもエクスパック500の頃からだが、レターパックライトでは3cmの厚さ制限がある。


では、4kg超の契約書を送りたい場合はどうすればよいのかと気になった人がいるかもしれない。

答えは日本郵便以外が「特定信書便」として提供されているサービスで送るということになる。

飛脚特定信書便 (佐川急便)

おそらく個人で発送できるのは佐川ぐらいしかない。料金は基本的に飛脚宅配便と同じのようだ。

もっと巨大だとトラックのチャーターで信書を運ぶこともあるかもしれないが、赤帽なども特定信書便の許可を取っているようだ。

そこに日本郵便とそれ以外の会社のすみ分けがあるようである。

後付けのような気がするけど。(2004年以前は特定信書便なんてなかったから、4kg超の信書を合法的に運ぶ手段はなかった)


あまり意図したものとは思えないけど、レターパックの重量制限のゆるさに救われた。

専用の封筒により形状を制限できているので、重量制限を厳しくしなくてよいという判断もあったのかもしれない。

当初のエクスパック500は、ゆうメール よりも明確に高価格だったので、重量無制限でもいいと思ったのかも知れない。

その3年後にポスパケット(のちの ゆうパケット)が出てきて、追跡サービス付きの小型荷物サービスが確立されていくわけである。

レターパック と ゆうパケット は違うところにルーツがあったって話ですね。


Author : Hidemaro
Date : 2020/01/15(Wed) 23:07
買い物・消費 | Comment | trackback (0)

メルペイの端数をつぶす

この週末はいろいろなネタがあったが、まずはこの話から。

メルペイのクーポンがあったので、出かける前に昼食にビックマックでも食べるかと、

楽天スーパーポイントで端数調整して、数十円残る残高を使い切ろうと思ったら、失敗してしまった。

まぁ食べる分には問題なかったし、メルペイのクーポンも使えたんだけど……

(引っ越す美術館と無料入場もできる博物館)


そもそも、メルカリで買い物したときに、キャンペーンに乗じてメルペイの残高を持つことになってしまった。

メルペイを使うとお得だったから

ただ、メルペイの銀行チャージは1000円以上からしかできなかった都合、ずっと端数が解消できずにいた。

NFC/Felica対応になったことでiDでもメルペイが使えるようになって、iDのセットアップはしたので、使える先は増えていたが。

そんな中で発券したのが、マクドナルドで210円以上支払うと、200ポイント付与するというキャンペーン。

ちょうど数十円の端数を減らすにはちょうどいいのではと思った。


当初の目論見はこうである。

  1. マクドナルドで230円ほど、メルカリスマート払いで決済する。
  2. 翌日に200ポイント付与される
  3. 翌月の支払い時に、2.で付与されたポイントとメルペイ残高(約30円)を充当する

メルカリスマート払いは、ポイントで支払うことができるので、

1.の決済がきっかけで付与されるポイントを、1.の支払いに充当するという変なことが出来る。

ただ、これをするためには210円を僅かに越えなければならないが、

マクドナルドのメニューを見てもそんな都合のいいものはなく、それならビックマックだということである。


どうやって390円するビックマックを230円で食べるのか。

そこで考えたのが楽天スーパーポイントを支払いの一部に充当するという方法だった。

ところがこの時点で楽天スーパーポイントは100ポイントもなかった。

じゃあ無理じゃないかと考えるのが普通だが、コンビニで楽天スーパーポイントを買うことができるのだ。

最低1500円から購入できる。購入後の有効期限は6ヶ月、ここがイマイチなのだが。

ただ、幸いにして楽天スーパーポイントを使う予定があったし、FamiPayボーナスの使い所にもよいだろうと。

というわけで、ファミリーマートに行き、FamiPayで1500円払って、楽天スーパーポイントのPOSAカードを購入し、

これを登録してから、マクドナルドに行ったのだった。


ところが最初に書いた通り、この目論見は失敗した。

マクドナルドでは楽天スーパーポイントを使う場合、ポイント全額払いか、ポイントを全部使って残りを他の支払い手段にするか、

どちらかしか選べないので、1500ポイントもある状態で、160ポイントだけ使うことはできなかったのだ。

仕方なく390円全額をメルペイのiDで支払ったのだった。


というわけで、ここ1回で端数をぴったり使い切ることはできなかった。

翌月の支払いには銀行チャージが必要なので、今月中にポイントや現在の残高を差し引いて1000円以上使うことにした。

メルカリスマート払いの決済時に1000円以下でもチャージできるのかはよくわからなかったが、あまり考えずとも1000円以上になるだろう。

幸いというべきか、今月はメルカリスマート払いは5%ポイント付与らしく、たいへんお得である。

ちょうど三井住友カードのiDのキャンペーン分も使い切ったし、引き続きメルペイのiDで決済すればよいと。


これでメルペイ残高はきれいに使い切れるはず。

メルカリスマート払いの決済にポイントを充当できて、なおかつ残高よりポイントの方が優先なので、

ポイントが残るのはなく残高が残るという、良心的ではあるが、やや不気味さはあった。

今後、メルカリで買い物することがあるかもしれないけど、そのときはそのときだ。

プリペイド式電子マネーをむやみやたらと増やしたくないのは、偽らざる本心である。


Author : Hidemaro
Date : 2020/01/14(Tue) 23:39
お金 | Comment | trackback (0)

成人式をいつやるかは悩みどころ

今日は成人の日だが、成人の日というとどちらかというと小正月の印象が強い。

かつて住んでいた地域は住宅団地ではあったが、ほんの少し行けば農村だったので、

農村の人々の暮らしを感じることも多く、成人の日に小正月の行事を行うのもよく見ていた。

とはいえ、あまりなじみのない人も多いかも知れない。


通常、太陰暦では新月から1ヶ月が始まるが、満月から1ヶ月を始めていた時代があったらしい。

満月基準の正月にちなんで、旧暦1月15日を小正月と呼ぶようになり、農村を中心に祝っていたという。

(ちなみに陰暦の毎月15日は近似的に満月だが、厳密に満月とは限らない。旧8月15日の中秋の名月も同様である)

時代が移り変わり、太陽暦の1月1日に正月を祝うようになってからは、その15日後の1月15日に行事を行うようになり、

この日は長らく成人の日で休日だったのも行事を行うには好都合だったのだが、

成人の日が第2月曜日となってからは、1月15日にこだわると不都合と、成人の日に小正月の行事を行う地域が多いと聞いている。

もはや原型が何であったかはわからないが、一連の正月の行事の終わりとなる日である。


成人の日と小正月が同じになっているのは偶然ではなく、小正月に元服の儀式を行っていたことにちなんでいるらしい。

多くの地域では、この週末に成人式があったのではないかと思う。

20歳の僕も成人の日の前日の日曜日が成人式ということで、市の体育館に行ったものである。(cf. 成人式に行ってきた)

もっとも、正月休み中にやってしまった地域もあるし、まったく別の時期にやる地域もある。

このあたりもあまり一定しないものである。


ところで2022年4月に民法が改正され、成年となる年齢が18歳に改められることが決まっている。

現在、成人式というのは、多くの地域では年度中に20歳となる人が参加して行われている。

(成人式~3月が誕生日の人は19歳でも成人式に参加するのが通常である)

そうしたとき、成人式は誰が参加するべきなのか。

民法改正をきっかけに成人式の招待者を変えるなら、経過的にはどうするのかという問題がある。

これはけっこうな問題らしい。


成人式開催、何歳で? 20歳、受験・就活の少ない時期 18歳、「社会は大人扱いする」 (朝日新聞デジタル)

18歳で成人となるのだから、18歳に成人式をやるのが相当だろう。というのは素直な考え方である。

ところが18歳となる年度の1月というのは、大学受験で慌ただしい人も多い時期だという。

そのため18歳で成人式をやるならば日程の見直しが必要ではないかということである。

今まで8月に成人式を実施してきたある地域では、18歳となった次の年度の8月の実施で考えているそうである。

同じ学年の人がみんな18歳になってしまって次の8月ということで、それなりに理にかなった考えとも言える。


一方であくまでも20歳に成人式相当の式をやるべきだろうという考えの地域も多いようだ。

18歳となる年度の1月に実施することの不都合を懸念したものだという。

ただ、成人となって2年も経とうという時期に成人式とはおかしいだろうということで、名前の変更も含めて考えているとのこと。

この場合は、経過的な措置も不要なので、その点でも問題は少ないのだろう。


僕にとって20歳は高専を卒業した年、その後に専攻科に進学したから通学先は変わっていないが、大きな節目ではあった。

ただ、世間的には高校卒業を機に18歳ごろで、就職・進学のため親元を離れる人は多いのが実情である。

にも関わらず未成年者としての扱いがしばらく続くのは不都合とはかねがね思っていた。

成年となる年齢が20歳であった理由はよくわからないが、昔は18歳というのはそこまで節目として重要視されてなかったのかなと。

女性の婚姻適齢が16歳(民法改正後は18歳になる)というのもそうだけど、むしろ中学卒業の方が重視されてたんじゃないか。

中学校を出ていきなり大人扱いは無理があるので、就職などで親元を離れるにしてもしばらくは親の監督下にしておこうと。

そういう考えで20歳で成年としていたのかなと想像するが、今とはずいぶん違う話である。


先の新聞記事で面白い観点だなとおもったのが「18歳成人式のメリットは高額な和装ではなく学生服で出席できること」とあったこと。

確かに18歳となる年度中であれば、高校在学中ならば制服が正装としてふさわしい。

というか、これは女性にとっては切実な問題だろうな。金銭面ではよいが、貴重な機会がなくなるという見方もある。

制服だとなんとなく卒業式みたいだなと思ったが、卒業を機に地域を離れる人にとっては、まさに送り出しの式になる。

高校卒業などを機に他の地域に引っ越した人が、新しく住んだ地域で大人となる覚悟を示すのもまた1つの姿ではある。

でも、どっちかというと住んでいる地域の成人式に出席しても知ってる人いないしと、ネガティブな受け止めが多いか。


なかなか落とし所が難しいが、18歳となる時期とできるだけ近い時期にやるのが本来かなと思う。

ただ、18歳となる年度中にやるのはスケジュール的に厳しいのも確かかなと思う。

1月より遅くすると転居などで慌ただしいし、位置づけが卒業式と重なる。早めて夏~秋頃となるとそれもちょっとなぁ。

そうすると、その翌年度、19歳となる年度中というのはしっくりくるのかなと。

同学年の全員がすっかり18歳となってからの年度ということで理屈にも合う。

これもまた慌ただしいという話はあるが、時期を選べばなんとでもなりそうだし、こちらの方が融通はききやすいのではないか。

さすがに20歳となる年度まで引っ張るのはどうかと思うが。


もし1月に成人式が行われなれば、成人の日はどうなるのかという話にもなりかねないが、

最初に書いた通り、地域の伝承にとって重要な休日なので、そうなっても残って欲しいところである。

どこに落ちつくか見えないところもあるが、この日に成人式か相当する式を行う地域は残るだろう。


Author : Hidemaro
Date : 2020/01/13(Mon) 23:35
文化 | Comment | trackback (0)

引っ越す美術館と無料入場もできる博物館

メルペイのクーポンがあったので、出かける前に昼食にビックマックでも食べるかと、

楽天スーパーポイントで端数調整して、数十円残る残高を使い切ろうと思ったら、失敗してしまった。

まぁ食べる分には問題なかったし、メルペイのクーポンも使えたんだけど……そのことは改めて。


今日は北の丸公園と上野公園をハシゴした。

北の丸公園は東京国立近代美術館、主には本館のつもりだったが、

工芸館は今やっている 所蔵作品展「パッション20」をもって東京での展示を終える。

「さらば」と書かれていたのが印象的である。

これは工芸館の金沢への移転に伴うもので、今年夏には「国立工芸館」として展示を始める予定である。(cf. 分館は金沢へ行く)

現在よりも展示スペースも収蔵庫も少し広くなるということで、北陸では初めての国立美術館として活躍が期待される。

東京からは「さらば」なのだが、移転も見越してか最近は本館で工芸作品の展示を見ることも増えた。

こっちの方が案外バランスがいいんじゃないかという気もする。

工芸作品の7割程度が移転する予定だが、裏返せば3割は東京に残るということでもある。

今の工芸館も別館として残るような話を聞いているが、この詳細はよくわからないが、当面はそれどころじゃないだろう。

さらば工芸館、移転後のいつかには本多の森公園(移設先)に行きたいものである。


工芸館を出ると14時半すぎ、案外遅くなってしまったので、上野公園に直行せねば。

しかし、ここから上野公園って地下鉄の乗り換えが煩わしいんだよなぁと、地図を見てみた。

そしたら、千代田線大手町駅が比較的近く、同じく千代田線の湯島駅が上野公園の南端に近いことに気づいた。

千代田線の大手町駅は数ある大手町駅でも北西寄りで、気象庁の裏あたりにある。

お堀に沿って気象庁あたりまで歩いて、消防署で曲がって、太い通りに出ると、すぐに大手町駅の入口がある。

階段を降りたらすぐ千代田線の改札、確かにこれは近いな。九段下駅に行くより楽なぐらいかもしれない。


到着した湯島駅、湯島天神の最寄り駅ということで、湯島天神はこちらという案内が充実している。

「上野公園」とか「不忍池」とか書いてあるかと思ったが、案内には書いてない。

北に進むと不忍池がすぐに見える。ここの交差点が複雑なのか信号待ちが長かった。

不忍池に沿って歩き、上野動物園の弁天門のところで道路を渡って階段を上がると、見慣れた上野公園である。

東京国立博物館まで、地図で測ると1.4km、あれこれ乗換のことを考えれば十分近いでしょ。

後で気付いたけど、東博としては千代田線の最寄り駅は根津駅と書いてあるんだね。

どっちかなぁと思ったんだけど、道がわかりにくそうで、不忍池から行く方がわかりやすいだろうと判断した。


東京国立博物館にやってきた最大の目的は高御座と御帳台の一般公開のため。

即位の礼で使われた高御座と御帳台は、これから常置場所の京都御所に戻される。

その前に東京で公開するということで、その会場として選ばれたのは東京国立博物館だった。

しかも、これだけ見るのなら入場無料だという。その割には場所が本館特別展示室というのがよくわからんかったが。

「高御座と御帳台」と総合文化展で入口が分かれているが、とりあえずは総合文化展の入口にメンバーズパスを見せて入る。

入口こそ別だが、入ってしまえば特に分離されていない。

どういうこっちゃと思ったら、無料入場した人は、首から入館パスをぶら下げることにしているようだ。

これをぶら下げている人は無料入場の人なので、本館の他の展示室や東洋館・平成館には入ることができないということ。

本館の他の展示室との境目には人が立って監視していた。「内閣府」の腕章を付けていたのが印象的である。


閉館時間が近づけば空いてくるだろうということで、しばらくは本館の他の展示を見ていた。

1月恒例の「博物館に初もうで」ではネズミにちなんだ展示が多数、その中には去年も見たなというものもあったが。

いろいろ動物がまとめて描かれているとどうしてもね。

そうして、閉館45分前ぐらいになって列に並ぶと20分待ち、落ち着いてきてもこれぐらい。

列に並んでいる人のうち、無料入場のパスをぶら下げている人は半分ぐらいだった。時間帯にもよるのかもしれないが。

展示室内に入ると押しくらまんじゅうだった。通路が狭いのに、写真撮影する人で流れが悪い。

意外だったのはガラス越しだったこと。そんなにガラスは気にならないけど、このサイズの展示物でガラス越しなのは珍しい。

表側はテレビ中継で見たけど、裏側はそうそう見れるものではない。


高御座と御帳台は、これから常置場所の京都御所に戻される。

戻った後はそちらでも一般公開される。こっちが無料公開だから東京も無料公開にしたというのはありそう。

そもそも博物館内で公開するというのが意外だったんだけど、展示環境や来場者の待機スペースとか考えると、

東博というのはちょうどよかったのかもしれない。敷地が広いし、本館特別展示室はそんなに使わないし。

「内閣府」の腕章を付けた人が無料入場の人が他の展示室に入らないように監視してたというけど、

一方で高御座と御帳台の入場列の整理や誘導に当たっていたのは、博物館の職員のようだった。(職員証を付けていた)

普段から大勢の来場者がやってくる特別展を切り盛りしている東博職員こそ適任ということか。

博物館としてはこれといって得のなさそうな展示だが、けっこう気合い入ってるなぁと思った。


Author : Hidemaro
Date : 2020/01/12(Sun) 22:54
文化 | Comment | trackback (0)

Tools