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中京金杯ではない

JRAが競馬を開催するのは基本的に土日祝日なのだけど、

例外もあって、その1つが1月5日だという。(曜日の並びにより前後することもある)

正月休みというにはちょっと遅い感じもするけど、なんやかんやと競馬を楽しむファンは多いらしい。

で、その新年最初の日には2つの重賞レースが行われるのが常で、

今日は中山競馬場で「日刊スポーツ賞中山金杯」が、中京競馬場で「スポーツニッポン賞京都金杯」が開催されたそうである。


ここであれ? と思った人もいるかもしれないが 中京競馬場で 京都金杯 なんですよね。

というのも、現在は京都競馬場が工事のため、どうあがいても京都競馬場で競馬をすることはできない。

そのため、西日本地区の3競馬場の開催スケジュールを見直して、その結果として開催競馬場が変わったものがいくつかある。

必ずしも、京都→他競馬場 というだけでなく、阪神→中京のような変更も行われている。

で、この新年最初の競馬は京都→中京という付け替えが行われて、こういうことになったわけである。


でも、中京競馬場でやるなら「中京金杯」でいいんじゃないの? という考えも出てくる。

このレースはそれでもよさそうな気はするんだけど、実は重賞レースとリステッドレースの名前って好き勝手に変更できないんですね。

国際的な格付けを有する重賞レースとリステッドレースは、国際的なパターンレースの基準による必要がある。

  • 生産国などの条件がないこと
  • レースの登録名称に固有部分をもつこと
  • 距離(1600m未満では100m以下、1600m以上では200m以下の変更は許容)・年齢・性別・負担重量・時期・開催競馬場・馬場(芝・ダートなど)の条件に変更がないこと

といったところで、名前が不変であることが条件の1つなんですね。

例えスポンサーが変わっても「ラジオNIKKEI賞」を突然「ラジオ福島賞」に変えるようなことは許されないと。

あと開催時期・距離もむやみに変えられなくて、競馬場の工事などの都合でどうしても距離変更が発生する場合も200m以下など最小限の変更にしなければならないようである。

このことから、「京都金杯」は中京競馬場でやっても名前は変えられないという理屈だと思われる。


こういうのは他にもあって、今年の重賞では、

  • 京都記念(GII) : 阪神競馬場
  • 京都牝馬ステークス(GII) : 阪神競馬場
  • 京都ハイジャンプ(J・GII) : 中京競馬場
  • 鳴尾記念(GIII) : 中京競馬場 (鳴尾とは阪神競馬場が現在地に移転する前の所在地のこと)
  • 中京記念(GIII) : 小倉競馬場
  • 阪神ジャンプステークス(J・GIII) : 中京競馬場
  • 京都大賞典(GII) : 阪神競馬場

あと、スポンサー名なので必ずしもおかしいとも言えないが「京都新聞杯(GII)」が中京競馬場で行われるなどもある。


ただ、この京都金杯というレースだけは、中京金杯に変えても問題なかったかもしれない。

というのも、古くは「中山金杯」も「京都金杯」も同じ「金杯」という名前のレースだったんだという。

それがそれぞれ別のスポンサー名が付き、後により明確に区別できるようにと競馬場の名前をつけたということで、

それ以前は「金杯(東)」「金杯(西)」なんて言い分けもあったとか。

(現在でも2つの金杯を総称して「東西金杯」なんて言うこともあるようだ)

この観点からは「金杯」という部分がこのレース名の固有部分とも解釈できて、

ならば「京都金杯」が「中京金杯」となっても、レース名の固有部分は維持されているとも言えるかもしれない。

こういう理屈が成立するのは、金杯がおそらく唯一だろうし、JRAはそれすらもしていないが。


あと、中京競馬場の今のコースにとって初めての芝3000mのレースも行われたそうだ。

「万葉ステークス」というレースで、例年なら京都競馬場の芝3000m(菊花賞と同じコースだな)で行われている。

このレースはリステッドレースでもないので、特に制約はないものの、長距離のレースは年間通じても貴重なので変更は最小限にしたい。

そこで、これまで一度も使われることがなかった3000mのコースが使われたというわけである。

でも、本当の意味で初めてというわけでもないらしい。

中京競馬場/コース紹介 (JRA)

3000mのスタート地点に「障3000m」が併記されているが、実は障害レースでは3000mのレースはしょっちゅうやっていて、

しかも中京競馬場で障害レースをするときは、芝コースの上に障害を置いて行うので、

すなわち障害物のない3000mのレースをやればよかっただけで、実務的にはそんなに問題なかったらしい。


京都競馬場はいろいろな名物レースを抱えているので、それが分散するといろいろあるようで、

天皇賞(春) も阪神競馬場の今のコースで芝3200mのレースをするのは初めてで、

これは本当に初めてなので3勝クラスのレースで予行練習をすることになっている。いろいろ大変ね。


Author : Hidemaro
Date : 2021/01/05(Tue) 23:23
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