アメリカ競馬も反ドーピングらしいが

アメリカのケンタッキーダービーで1着入線したMedina Spiritは、

1歳での取引額は1000US$、その後トレーニングされ2歳では35000US$で取引され、

それでケンタッキーダービーの優勝賞金は186万US$というから、これは夢があるなと言う人がいて、

そういうこともあるのねと思ったけど、その後にこんなニュースが舞い込んできた。

【海外競馬】米・ケンタッキーダービーを制したメディーナスピリットに禁止薬物の陽性反応 (netkeiba.com)

なんと薬物反応が出て失格か? という話になっている。


ありとあらゆるでスポーツでドーピングを禁止し、それに実効性を持たせるために検査が行われているが、

実はアメリカ競馬では他国ではレース直前に使われることがないような薬物が公然と使われることが少なくなく、

2000年代以降、この状況は改善しつつあるようだが、未だに薬物に関わる問題が多いのがアメリカ競馬だという。

ブリーダーズカップ、2013年もサリックス使用を禁止せず(アメリカ)【開催・運営】 (JAIRS)

他国では使えないのにアメリカ競馬で公然と使われる薬物の1つがフロセミド(商品名ではサリックス)だという。

この薬は人間のドーピング規制でも禁止薬物になってて、利尿剤ということで薬物の排出を促す点が問題らしい。


このことは馬にも当てはまるのだが、にもかかわらずアメリカで公然と使われることには特有の事情がある。

それはこの薬を投与することで肺からの出血を予防できるという効果があるためだという。

ご存じの方もいるかもしれないが、馬にとって致命的なこととして鼻出血というのがある。

鼻出血というのだが、その原因は肺からの出血であることが多く、馬の呼吸は全て鼻で行われるので、出血は呼吸困難につながりかねない。

このようなことから、日本では鼻出血があった場合、それが外傷性のものでなければ休養しなければならないルールがある。

また、レース中の肺出血は習慣化することが多く、鼻出血を理由として引退を強いられる馬も多い。

で、フロセミドはこの肺出血の予防効果があるということで、アメリカでは普通に使われているのだが、アメリカ以外ではほとんど禁止薬物である。

で、先ほど引用したニュースは、アメリカを代表する国際競走、ブリーダーズカップでフロセミドの禁止をしようと、

2012年の2歳戦で禁止したら出走馬が集まらないなどの問題があったらしく、結局はフロセミド禁止は断念したということだったらしい。

もっとも、その後、状況が変わり、昨年~今年からアメリカの競馬主催者の多くでは禁止されることになったようだ。

競走当日のラシックス使用の排除を目指す競馬場連合(アメリカ)【開催・運営】 (JAIRS)


アメリカ競馬でも薬物規制は厳しくなる方向ではあるし、なによりアメリカの馬が外国に遠征すれば当地の薬物規制に従うことになる。

そんな中で発覚した大きなスキャンダルが昨年のサウジカップでの Maximum Security の一件である。

第1回サウジカップ、高額賞金を掲げ、アメリカ・ヨーロッパ、そして日本からも強豪が遠征していって、

そこでMaximum Securityが1着に入線したのだが、その後、薬物検査にひっかかった。

その後の調査で、同馬を管理していたジェイソン調教師は管理する多くの馬にドーピングを行っていたことが判明して訴追されている。

マキシマムセキュリティ調教師ら27人訴追 米競馬でドーピング (AFP)

これはスポーツとしての公正性もそうだが、本来の能力以上に酷使するという点で動物虐待という側面もあり問題視されたという。

本件の調査のためサウジカップの賞金支払いは遅れて、暫定的に2着以下の賞金は支払われたようだが、

Maximum Securityの失格の有無や、それ以下の馬の順位繰り上げはまだ確定してないのかな。


そんなこんなでアメリカ国内でも薬物規制が厳しくなる中でのケンタッキーダービーだったのだが、

今回 Medina Spirit から検出された薬というのは、抗炎症剤のベタメタゾンという薬で、治療目的では普通に使われる薬である。

最初はそもそも使ってないと言ってたのだが、その後にレース直前に使ってたことが判明している。

同馬を管理するバファート調教師は 昨年のケンタッキーオークス で3着入線したGamineで同様のことをやらかして失格になっている。

【海外競馬】ガミーンのKYオークス3着が薬物検査で失格に、昨年の米最優秀短距離牝馬 (netkeiba.com)

短期間で同主催者のレースでこのようなことが繰り返されたことから、チャーチルダウンズ競馬場からは追放されたとかなんとか。


ところで、アメリカ以外の地域では、競走馬の薬物規制の考え方は細部の差はあれど、基本的な考え方は同じだという。

ただ、日本では使ってはいけない薬物を「禁止薬物」と「規制薬物」の2つに分けている。

「禁止薬物」というのは、馬の能力を高める可能性のある薬で、一般的に言うドーピングというのはこっちですね。

もう1つの「規制薬物」というのは、馬の能力への影響はないと思うが、動物福祉の観点から禁止している薬物だという。

規制薬物に該当するのは抗炎症剤の類だという。おそらく今回問題となったベタメタゾンもここに該当するのではないかと思う。

痛み止めの効果があるので、これを投与することで痛むのを無理してレースに使えてしまうが、それは好ましくないし事故にもつながりかねない。

このことから、規制薬物が投与された馬は、一定期間はレースに使ってはならず、すなわち休ませろということである。


レース前に使ってはいけない薬という点では「禁止薬物」と「規制薬物」は同じなのだが、

万が一、検出された場合の処分には差があるという。

令和2年11月7日(土曜)第5回東京競馬第1日第4競走に出走して第1着となった「ソーヴァリアント」号 (中略) 禁止薬物「カフェイン」が検出されました。
このことは、競馬法第31条第2号に該当しているおそれがあるため、府中警察署に届出をし、原因については現在調査を依頼しております。
なお、同馬は施行規程第128条第1項に該当するため失格とし、施行規程第130条第1項および第3項により当該競走の着順を変更いたしました。

禁止薬物の検出 (2020年11月11日) (JRA)

2020年7月12日(日曜)、第4回阪神競馬第4日第4競走に出走したトロイカ(牡3歳(当時)・大久保 龍志厩舎)の検体から規制薬物である消炎・鎮痛剤「ジクロフェナク」が検出され、日本中央競馬会競馬施行規程第147条第14号(開催執務委員の命令・指示違反)により、同馬を管理している大久保 龍志調教師に対して過怠金300,000円を課した件につきまして、トロイカが競走当日に阪神競馬場で使用した馬房を前日(2020年7月11日(土曜))に使用していた別の競走馬が、その馬房内で治療のためにジクロフェナクの投与を受けていたことが判明しました。さらに、規制薬物を競走馬に対して投与した場合、JRAが敷料の交換を含む当該馬房の清掃を行うところ、それが適切に行われていなかったことが併せて判明しました。

大久保 龍志調教師に対する処分の取消し (JRA)

禁止薬物については、検出された場合は必ず失格になる。

(ちなみにソーヴァリアントは未勝利戦1着入線で失格になったが、その後改めて未勝利戦を勝っている。)

ただ、この件に付いては、故意に行われた可能性は低いということで、何らかの事件に巻き込まれた可能性があると警察に被害届を出している。

一方の規制薬物だが、こちらは馬が失格になることはないという。能力への影響はないということなので。

ただ、調教師の管理責任が問われ、過怠金を課せられることがあり、この件では一旦過怠金が課された。

しかし、その後の調査で同馬房を使っていた他馬に投与された薬を誤って摂取した可能性があり、

それは馬房を管理するJRAの責任だということで、調教師への過怠金は取り消された。

結果的に言えば、馬の成績にも、調教師の処分にも何も起きなかったという事件である。


というわけで、日本で同様のことがあったとすれば、調教師の責任は逃れられないが、

おそらく優勝という結果自体には疑義は付かずに終わったんじゃないかと思う。

ただ、世界的にはレース前に使ってはいけない薬が検出されれば、その薬物の作用によらず失格となるのが一般的なことであり、

使ってはいけない理由の違いによって失格の有無が変わる日本の制度は世界的にもユニークなものなんじゃないか。

なお、Medina Spiritはアメリカの三冠レースの2冠目、プリークネスステークスに転戦する予定である。

ケチのついた調教師の管理馬であることから、薬物についてはより厳しい検査を行うとのことだが、問題なければ参戦自体は可能としたようだ。

ちなみに同レースには日本から フランスゴデイナ(アメリカ生まれ・JRA 2勝クラス) が参戦することになっている。


Twitterを見てると、アメリカ競馬も変わろうとしてるんだというコメントがあった。

アメリカ競馬では公然とドーピングが行われていたという歴史的経緯はあり、

このことから外国の競馬関係者からはアメリカの馬の実力について疑問視されることはけっこうあったという。

(言うても世界一の馬産国だし、日本生まれの馬もアメリカから輸入された馬のおかげで強くなったのは疑う余地はない)

現在もフロセミドを公然と投与するなど、国際的にはドーピングとみなされる行為は行われているが、

やはり、競馬の国際化や動物福祉の観点もあって、反ドーピングの流れは確かに来ていると考えられてきた。

Maximum Securityの一件など、こんなことが2020年代にもなって行われているのはショッキングな話だが、

これを乗り越えた先にアメリカ競馬の地位向上というのがあるんじゃないかという話である。


しかし、Medina Spirit はどうなんだろうねぇ。

本当に強いのは確かだと思う。薬物がレースに影響をなした可能性もそんなに高くはなさそう。

ただ、ここでこうしてケチが付くと、この先の戦績でどうかという話になる。

プリークネスステークスはどうなるんだろうかな。

内陸に港はあるともないとも

調べてて驚いたんだけど、長野県って港湾法でいうところの港湾はないんですね。

長野県は海に面してないしそりゃそうじゃないの? と思われたかも知れないが、

湖や川にも地方港湾に指定された港はいくつもある。

かつて諏訪湖の遊覧船に乗ったことはあるが、諏訪湖には船は航行しても港湾はないということである。

遊覧船には船籍港として「長野県諏訪市」と書いてあったが、そういう港があるわけではない。

(船籍港は船が航行できる水面がある市町村を指定するので、これはこれで問題ない)


日本の港湾一覧 (Wikipedia)

40の都道府県に港湾があるようである。

境港は鳥取県・島根県の両県にまたがる港として登録されている。これが唯一ってのは意外でしたが。

日本には47の都道府県があるということは、港のない都道府県が7つあるということである。

これは単純なことであって、内陸県8つから滋賀県を抜いた数に等しい。

というわけで、港湾のない都道府県というのは 栃木県・群馬県・埼玉県・山梨県・長野県・岐阜県・奈良県 の7つですね。

滋賀県が内陸県ながらに港があるのは言うまでもなく琵琶湖のことであって、4つの地方港湾がある。


あと、港という観点では漁港というのもある。

これも40の都道府県に存在し、存在しない7つの県というのは滋賀県以外の内陸県である。

ちなみに滋賀県は漁港は20あり、これは意外に多い数字である。

福島県は漁港が10しかないんですね。いわき市を中心に漁業が盛んだと言っても漁港が多いとは限らないと。


では、湖や川に港があるのは琵琶湖が唯一なのかといえば、そういうわけではない。

  • 猪苗代湖 : 翁島港・湖南港
  • 常陸利根川・霞ヶ浦 : 軽野港・潮来港・土浦港
  • 琵琶湖 : 大津港・彦根港・長浜港・竹生島港
  • 淀川(宇治川) : 伏見港
  • 斐伊川(中海・大橋川・宍道湖) : 安来港・松江港 他7港 (cf. しまねのみなと (島根県))

他にもあるかもしれませんけどね。

この中では安来港・松江港は中海に面していることもあって工業港としての役割も多いようですね。

湖といっても、それを「中海」と言ってるぐらいだし、境水道(これも斐伊川の一部)まで行けば、それは重要港湾である境港ですからね。


ただ、それ以外は観光船の発着程度しか使われないものが多いし、

京都市の伏見港はすでに港としての役割は完全に失っているとされている。

その象徴が伏見港公園であり、かつての港湾区域は運動公園になっている。

歴史的には伏見~大阪の汽船は鉄道のライバルだった時代もあるのだが、上流のダム建設で実用性を失い、

その後も使われないのに残存していた港湾施設を撤去して公園化したのが伏見港公園ということらしい。

それでも制度上は地方港湾として残り続けているという、かなり特殊な港である。

(かつて伏見港~京都市内の船の連絡に使われていた濠川で観光船の運航は行われているが、その程度)


伏見港以外は湖・川の港としての機能は何らかあると思いますけどね。

ただ、常陸利根川・霞ヶ浦はかつては海と行き来する船があったというけど、今はほとんどないでしょうね。

歴史的には江戸への内陸舟運の拠点という色が強かったようだが、土砂の堆積などで有用性はどんどん落ちていき、現在は使えない。

琵琶湖と猪苗代湖については、前後は陸路で、湖の区間だけ水運を使うことがかつてはあった。

鉄道黎明期には大津~長浜で鉄道連絡船があった時期もあったとか。大津~米原の鉄道は後回しにされてたんだな。

今は言うまでもなく全部陸送だから、そのような使われ方をすることはない。

そういう意味では当初の重要性というのはほぼ失われてしまったということになるんじゃないか。


なので、長野県に港がないというのは、そのような重要性を持った港があった時期がないということで、

今にして見れば諏訪湖も霞ヶ浦も猪苗代湖もレジャー用途で使われる船着き場がある程度でほぼ同格と思うが、

歴史的にはその重要性は全く違ったということですね。

ましてや伏見港なんて港ですらないじゃないかという話で、歴史だけの地方港湾である。

まぁそんなこともあるんだなって感じですね。

国際大会としての体裁が整うの?

昨年夏に予定されていたオリンピックが1年延期され、その間にいろいろな体制が整備され、

国際的なスポーツ大会の選手・スタッフは一定の条件で日本に入国し、

入国後から制限付きで練習などした上で大会に参加できるような仕組みが作られた。

リスクが完全になくなるわけではないが、制限事項を守る限りではなんとかなるんじゃないかという感じはある。

本当に選手・スタッフがそのルールを守れるのかとか、大会運営上の支障がないかとか、

いろいろ課題はあるものの、ただでさえ国際的な大会が延期になる中で、

何らかの形で大会を実現する必要はありそうで、オリンピックとかいう格段に規模が大きいものを日本でやるというのは、

とんでもない貧乏くじを引いたなと思うが、それもお役目かもしれない。

もともとオリンピックの経済効果なんてあるとは思ってなかったし。


なんて思っていたのだが、世界大会というところの前提が崩れる可能性もありそうだ。

飛び込み最終予選にオーストラリア選手派遣せず 五輪出場の可能性消滅 (日刊スポーツ)

インド選手、五輪絶望的に 渡航制限で予選に出場できず (朝日新聞デジタル)

前者はオーストラリアが東京で行われた水泳の飛び込みの大会(オリンピックに向けた体制のトライアルとしてニュースでも報じられたが)に選手を派遣しなかったという話。

オーストラリアといえば水泳大国で知られるが、一方で飛び込み競技ではそこまでではないとは書いてあるのだが、

実はリオデジャネイロオリンピックで銅メダルを取った選手も参加しなかったということで、

オリンピック出場権に全く手が届かないわけでもなかったし、なによりこれ自体が重要な国際大会である。

そう考えると残念な話だなと思うが、国際大会に参加自体は各地の競技団体の判断ということになろうと思う。

それ以上に問題なのが後者で、インドの選手が各国で行われる国際大会に出場できないことが相次いでいると。

これはインドからの入国・乗継客について厳格な規制を敷いている国が多いためで、

大会を開催する国はOKだとしても、そこまでたどり着けないということが起きているらしい。


各国選手が入国できない状態でオリンピックをやれば、日本選手がメダル独占だなと、

そんな冗談を言う人もいたが、そこまで極端ではないとは言え、実質的に参加できないチームが多く発生しそうである。

予選もそうだし、乗継客の拒否という話だと日本への渡航というところも問題になるケースがありそう。

それはオリンピックを開催する日本の都合ではないんですけどね。

むしろ日本はこの点については模範的な対応といえるんじゃないか。


オリンピック全体としてはやるぞと言っていても、各競技団体がどう判断するかというところはある。

競技団体からしてみれば、オリンピックを開催することで国際オリンピック委員会からの分配金が入るという都合もあり、

オリンピックで競技を実施しないという選択はしたくないと思うのだが、

ただ、実質的に国際大会といえる体裁が整わなければ、できないという結論もあるのかなと。

これはわからないんですけどね。ただ、実務に関わるのは各競技団体で、それぞれ事情もありますから。


というわけで、非常に難しいと思いましたね。

各地で新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るっている状況を見て「変異ウイルスのオリンピック」だとか揶揄する人もいたが、

大会の重要性からすれば、取るべきリスクというのはあるし、何も無対策でやるわけではない。

懸念は各種の対策が厳格に実行されるかどうかで、そこが信用ならないという話はわからんこともないが。

ただ、そういうことは置いておいても、実務的に実現できないというのではもうそれはどうしょうもないと。

そういうことが本当にないのかな? というのは非常に気になっているところですね。

意外と面的な対策になっている

大阪府の状況の悪さはあれこれ報じられている通りで、

そりゃ大阪府・兵庫県・京都府の緊急事態宣言は延長されますわなという感じだったが、

愛知県と福岡県は状況の悪化を考慮して緊急事態宣言が新規に適用と。

福岡県はかなり厳しいということで、前倒しで厳しい措置に移行してるみたいですね。

そして、東京都も大阪府などと同じく延長、隣接地域も含めて良くも悪くも横ばいという評価なんじゃないか。

まぁちょっと要請内容は変わったりするんですけど、基本的なところに差はない。


東京都が昨年12月から一貫して全域の飲食店に営業時間短縮要請を出しているのは何度か書いている。

東京都で緊急事態宣言が必要な理由

ただ、この根拠となる条文には多少の差があり、

特に3月下旬~4月中旬には緊急事態宣言もまん延防止等重点措置も出ていない期間があった。

もちろん飲食店の営業時間短縮は求められていたのだが、ここで営業活動に躍起になった飲食店も多かった。

ふと思うのである。ここの断絶がなければもうちょっとマシだったんじゃないかって。

確かに3月下旬には緊急事態宣言の手応えも減ってきており、

この反省が4月下旬からの緊急事態宣言でより厳しい措置に出た理由ではないかと思う。

が、全く効果がなかったわけではなく、少なくとも時間稼ぎにはなっていたところは評価できる。


ゆえに緊急事態宣言からまん延防止等重点措置へのスムーズな移行が図られていれば、

東京都に緊急事態宣言が出ることはなかったんじゃないかという気はした。

これが大変な混乱を生んだことは事実ではあって、やはり避けられるなら避けたかったと思う。

酒類がなければ商売にならない飲食店にとっては営業困難な状態が延々と続くわけだが、

そこから逃れるのはもうどうあがいても無理なことだと思う。


ただ、一方で思ったのは東京都では緊急事態宣言で厳しい措置に出たわけだが、

隣接地域では緊急事態宣言が出ていないということで、これが東京都の必死の対策の効果を下げてしまうんじゃないかと。

そうすると対策の効き目がないとさらに厳しい対策に打って出ることにはならないか。

確かにどこに緊急事態宣言を出すかは国の判断であるが、それは広域の状況を見て判断することが求められているということ。

隣接地域だって決して状況が良いとはいえないし、むしろ厳しいぐらいである。


そう思っていたのだが、案外抜け目ない対策なのかもと最近気づいた。

と言うのも、かつて「昼飲み」の反省もあってか、東京都は休業命令を出せる緊急事態宣言を使ったところだが、

そこには基本的対処方針の変更もあって、まん延防止等重点措置の段階から終日にわたる酒類提供中止要請を出せるようになった。

根拠となる条文の差はあるものの、まん延防止等重点措置が出た段階で飲食店での酒盛りはかなり困難になった。

酒のために藤沢まで行くというニュースもあったが、裏返せば東京・川崎・横浜といったところは酒盛りは難しいということである。

「東京飲めないから来た」観光地に人出増の理由? (Yahoo!ニュース)

ちなみに12日からは藤沢市も飲食店の営業時間短縮・酒類提供中止の要請が出ることになっている。


また、東京都は緊急事態宣言の延長に伴い、各種イベントの無観客化要請は取り下げた。影響が大きすぎるという判断か。

商業施設の生活必需品以外の売場、映画館、博物館などの休業要請は続けている。

一方で、お隣の神奈川県は12日から商業施設の営業時間短縮要請を出すと言っている。

神奈川県、「まん延防止」延長で商業施設に時短要請 (日本経済新聞)

これもまん延防止等重点措置の枠組みの中で行われるものだが、こうして見てみるとけっこう東京都の内容に似たり寄ったり。

違いは要請に従わない場合に緊急事態宣言の出ている東京都では罰則もありうることぐらい。

確かに東京都の内容は厳しいが、隣接地域もまぁまぁ厳しいという感じはする。


というわけで、制度面の差はあるが、意外にも南関東一円で面的に抑え込もうという姿勢は見られる。

隣接地域もまん延防止等重点措置の効果をできるだけ高めて、なんとか乗りきりたいという意図は伝わる。

これがうまく効果をなせばよいですけどね。ただ、なかなか劇的な効果を得るのは厳しそうですね。

感染者数の報告が横ばいでもマシと考えるしかないですね。

重症患者の増加が懸念だし、それ次第では悠長なことを言ってられなくなるが、とりあえずは。


しかし、ここを乗りきってもワクチン接種後が地獄かもなぁ。

ワクチン接種猛烈に進む「チリ」感染激増のなぜ (東洋経済オンライン)

ワクチンの接種が進むも、それに伴って気の緩みが進んで、感染者数が激増したと。

チリもブラジルで猛威を振るうP.1系統の変異株の影響は受けているでしょうし、

ワクチンの1回接種まではしたが、2回接種まで至っている人が少ないという事情もあるらしい。

いずれにせよ、ワクチン接種の効果を高めるためには、より厳しい措置を長く続ける必要があるとみられる。

ただ、そこを理解して動いてくれるかどうかというのはわからない。


東京都の要請内容で1つだけイマイチだなと思うのだが、映画館の休業要請が続くことですね。

確かに映画館のために出かけることでいろいろ影響をなす可能性はわかるのだけど、

一方で映画のために遠出するのはもともとある話で、神奈川県だの埼玉県だの行けば映画鑑賞できるっていうなら、

それは普通に越境するんじゃないかという話がある。

確かに映画鑑賞による懸念は小さくないのだが、課題は実効性だと思いますね。

商業施設の休業要請にも似たような印象は持つが、こちらは生活必需品の売場は営業できるということで、

衣食住に関係するものならば生活必需品であろうというわけで、大規模催事の取りやめなどで要請に従ってることになるんじゃないかと思う。

百貨店なども長期戦を見据えてか、どこまで開けて良いかというのを精査しているようだけど、

それはそれでよいと思うし、必ずしも悪い話ではないと思う。それでも商売的に厳しいことに変わりは無いと思うが。

献血バスはいろんなところにいる

そういえば最近献血に行ってないなと。

職場での献血が飛んだり、あっても出勤日に合わなかったりというわけで、

実は最後に献血したのが昨年11月(全血400mL)であることに気づいた。

男の400mL献血は年3回までだから、極端に間が開いたという感じではないけど。

それで血液センターのWebサイトを見たらA型は全血も成分も「非常に困ってます」の表示。

そりゃそうだよなぁ。


と思い立って、まずはよくいく献血ルームの予約を見てみると、

明日の成分献血が全部埋まってるのはともかく、全血献血まで全部埋まってた。

まぁ全血なら飛び込みでもなんとかならんかとは思ったが、

献血ルームの全血献血用のベッドの割当は少ないし、予約しないとめんどくさそう。


一方で予約画面には献血バスも表示されている。

献血ルームでの400mL献血に予約が推奨されるように、今はバスでも予約が推奨されている。

(が、実際に予約して来る人がどれぐらいいるのか、こちらは枠はガラガラだったが)

とはいえ近くに献血バスは来ないしなぁ。

強いて言えば府中試験場は近いのだが、運転免許の用事もないのに日曜の試験場に行くのはおかしい。

もしかしたら予約できない献血バスの配車先もあるかもと思い、リストを見てみたら、

今日、イトーヨーカドー(8のつく日だからね)に買い物に行った近くに献血バスがいることが判明。

というわけで思い立ったら吉とイトーヨーカドーに買い物に行くついでに献血に行くことに。


こんなところに献血バスがいるのかと見回してみたら、赤十字のテントが立っていた。

「受付時間延長」という貼り紙をしてあり、ただごとではない感じはする。

一方で献血を希望する人は多く、自分の前に4人待ちだったか。けっこう待たされた。

献血を終えてバスから出てきたら10人ぐらい待っていたからこれでもマシなぐらいだった。

普段、こんなところに献血バスがいてもこんなに協力者がいるとは思えませんけどね。

そんなこんなで結構待たされたが、採血が始まればそこからは早かった。


ところでこのバスは東京都赤十字血液センター武蔵野出張所からやってきたようである。(各種備品にシールが貼ってあった)

これは武蔵野赤十字病院に同居している献血バスの拠点である。

献血受付時に記録していた用紙に「時間 OK 制限あり」というチェック欄があって、「OK」に丸がしてあったが、

その「制限あり」の下に「試験・講習・発表・交付」という字が並んでいて「なんだこれ?」と思ったのだが、

この4つが全てあるところは運転免許試験場である。(発表は合格発表の意味だろう)

実際、府中試験場への献血バス配車というのは重要な役目を果たしているようで、

今は献血ルームと並んで固定施設かのごとく「府中運転免許試験場 特設献血会場」という記載があり、

開庁日(平日・日曜)は基本的に献血バスがいるようだ。(とはいえ毎日とは書けないので「不定休」となっている)

府中試験場があるなら鮫洲試験場があってもよさそうだが、こっちはスペースの確保が困難でやってないらしい。
(cf. 運転免許試験場で献血を呼びかけているのはなぜ? はたらく献血バス<前編> (GAZOO))


夏休みは血液不足になりがちだという話がある。

これは学校が休みになることで学校に献血バスを配車できなくなるということによる。

今の状況はまさにそういう話で、学校・職場への献血バス配車が難しい状況が慢性化していると。

献血ルームはむしろ盛況なぐらいに見えるから、献血に協力したい人自体は多いと思う。

現在の献血バスの配車先というのは比較的郊外の駅前だとか、役所とかショッピングセンターとかそんなところ。

行楽地(上野公園とか時々見たものだけど)や都心のターミナルに配車するのは効果が薄いでしょうから、

生活に根ざしたところに献血バスを送ることで、近所で献血をしてもらおうという意図はあるんじゃないか。


とはいえ、調べれば出てくるとはいえ、近所に献血バスが来るというような情報はなかなか気づけないんじゃないか。

ラブラッドとかで住所を見て近くに献血バスが行くというようなメールが流れてきてもよいのかなと思った。

かなり機動的に献血バスを送っているように見えるので、これはメールが効果的なんじゃないか。

今日はラッキーでしたね。まさか思い立った日に買い物に行ったついでに献血できるなんて。

なかなかこんなことはありませんよ。

平行誘導路があるかないか

連休明け、1日休んだらいろいろあるかと思ったら、意外とそんなこともなく。

連休中は平和だったみたいですね。いいことですけど。


昨日、南紀白浜空港には平行誘導路がないという話を書いた。

白浜の海岸を行く

気になって調べてみたのだが、地方管理空港だと持ってるところの方が少ないですね。

航空写真を見た範囲では、地方管理空港で平行誘導路があるのは、

女満別・青森・花巻・福島・静岡・神戸・岡山・奄美・新石垣・下地島だった。

(下地島だけ浮いてるような気はするが、後で書く通りこの空港の設備は破格である)

逆に国管理空港ではほぼ平行誘導路があって、ないのは稚内空港・山形空港と百里飛行場(茨城空港)ぐらい。

茨城空港については、百里基地の自衛隊用滑走路と民間航空用滑走路はそれぞれ用意されていて、

その民間航空用の滑走路には平行誘導路がなくて、端にターニングパッドが付いているわけですね。

自衛隊用の滑走路には平行誘導路があるので、一見してありそうだけどね。


意外だったのは佐賀空港(県管理)に平行誘導路がなかったこと。

「九州佐賀国際空港」の愛称を付け、今や日本で有数の忙しい空港となった福岡空港の肩代わりをして国際線も増えているが、

設備面ではそこら辺の離島の空港とそう変わらないと。干拓地なので運用時間の制限がゆるいのは日本では珍しいですが。

富山空港(県管理)は河川敷の狭いところに押し込められているので、地形的に平行誘導路が作れないという事情もあるらしい。

これだけが理由ではないけど、北陸の基幹空港というのは小松空港ほぼ一本ですね。


あと航空写真を見ていて気になったのが、平行誘導路がなくても端にターニングパッドがあるとは限らないこと。

小さなプロペラ機ならなくても転回できそうだなとは思ったが、ボーイング737程度までならターニングパッドは必須ではないよう。

移転前の石垣空港はターニングパッドなしでボーイング737が発着する空港の1つだったようだ。

(現在の新石垣空港は平行誘導路が整備されている)

ターニングパッドが必須なのはそれよりさらに大きな中型機以上だから、必須ではない空港も多そう。


平行誘導路がない場合、離陸時は滑走路の端まで走って、ターンして、そこから離陸完了するまで滑走路を占有する。

着陸時も同じで、着陸開始して滑走路を走りきって、ターンして、駐機場へ向かう誘導路に出るまで滑走路を占有する。

これが平行誘導路があれば、滑走路の端から滑走路に入って離陸するまで、着陸して十分スピードが落ちて誘導路に入るまでの占有時間で済む。

平行誘導路があるだけで処理能力は飛躍的に上がるし、時間面での融通もつきやすい。

ただ、南紀白浜空港は1日3往復、いずれもきた飛行機がそのまま帰るだけだから、

基本的には空港には1機しか旅客機はいないわけで、滑走路の占有時間が長いからといって問題となることはない。


この平行誘導路の効果をさらに高める設備として「高速離脱誘導路」というのがある。

南紀白浜空港ではちんたら滑走路を走ってターンしていた飛行機だが、

羽田空港では着陸してブレーキをかけ、そこそこのスピードのまま滑走路から平行誘導路に移っていった。

比較的速いスピードで滑走路から離脱するために使われる、滑走路に対して斜めの誘導路を高速離脱誘導路という。

メリットは単純で着陸した飛行機ができるだけ速く滑走路から脱出して、次の飛行機の離着陸をできるので、

発着便数の増加につながるということで、忙しい空港には必須とも言える設備である。

何本か用意しておけば、飛行機の大きさなどに応じて、安全に滑走路から出られる範囲で近いところを選ぶことができ、

なおさら滑走路の占有時間減少につながるということで、なかなか奥深いものである。


調べたところ、日本の空港で高速離脱誘導路があるのは下記の空港である。

成田・中部・関西・大阪(伊丹)・東京(羽田)・新千歳・福岡・那覇・下地島・名古屋・岩国

岩国空港については自衛隊・アメリカ軍の岩国基地の滑走路にあるからということである。

名古屋空港については小牧基地併設というのもあるけど、元は基幹空港ですから当然あったわけですね。

残る空港は下地島以外は言うまでもなくいずれも重要度の高い空港ですね。


さて、ここでなんで下地島空港は離島の空港なのにそんなにリッチな設備があるのかと気になった人もいるかもしれない。

実は下地島空港は訓練用の空港としてできた経緯があり、かつては訓練用途での利用が多かったらしい。

ただ、2014年以降は訓練用途での利用が激減しており、当時は定期便もなかった。

そんな中、2015年に伊良部島と宮古島が架橋され、下地島と伊良部島はもともと架橋されていたから、宮古島まで陸路で移動できるようになった。

これを受けてか定期便の就航に向けてターミナルビルを整備、国際線も飛来するようになった。(宮古空港は国際線はない)


空港もいろいろですが、日本は空港に使える土地が狭いところが多いですから、そこが難しいですね。

南紀白浜空港にしても地形を考えればわりとカツカツの立地といってもよいと思う。

ちなみにこの空港は1回移転を経験しており、航空写真で見ると隣に×の書かれた滑走路がある。

当初はプロペラ機(YS-11)を想定した1200m滑走路の空港だったが、ジェット機対応のために移転・拡張した経緯があるよう。

基幹空港にしても、滑走路を増やすことが難しく、少ない滑走路をどれだけ使い倒せるかということになりがちで、

特に厳しいのが福岡空港で、もう拡張余地がほぼない中で、クロースパラレルの滑走路増設の計画はあるが……

狭いが滑走路が増やせないわけでもない

そういういろいろな制約を考慮して空港の設備は作られているということですね。

白浜の海岸を行く

今回の宿の朝食は弁当らしい。朝に部屋に持っていくとのこと。

その時間までに風呂に入って、部屋に戻ってしばらくしたら持ってきた。

弁当本体はプラスチック容器、みそ汁はプラスチック製のカップに具が入っていて、汁は別のポット、

そしてご飯はわざわざ小さなおひつにいれて自分でよそうという。

なんでこうなってんだろうね?


今日は白浜の海岸をいろいろ散策する。

まずは北へ歩いて円月島のあるあたりまで。

距離的にはそんなに遠くはないのだが、地形の都合、見通しが悪く歩道が狭いところがあって、

これは距離はともかく安全面でバスを使うべきかと思ったが、一方で本数がやや少ない区間でもある。

明光バスの路線図でも白浜バスセンターから徒歩15分とも書いてあり、本数が少ないから歩けばということか。

帰りはバスに乗るぞと思いつつも、せっかく歩いているのだからいろんな角度からゆっくり観察していた。


ここにやってきたのは景勝地というのもあるけど、京都大学の水族館がある。

大学の水族館は珍しいというけど、ちょっと前に静岡で東海大学の水族館に行ったからなぁ。(cf. 三保半島を行く)

ここよりもさらに大学の水族館らしいマニアックさが感じられた。

ところで、この水族館は京都大学フィールド科学研究センター瀬戸臨海実験所というらしい。

京都大学が和歌山県に研究所を持っていることがまず1つ驚きだが、1922年開設、公開施設として水族館ができたのも1930年と相当古い。

組織名の「フィールド科学研究センター」というのは理学研究科・農学研究科・地球環境学堂の共同運営による組織とみられる。

とはいえ、歴史的には理学研究科の施設で専ら海の生物学を研究しているようである。

注力分野は海の無脊椎動物、それは水族館の展示を見てもよくわかる。


バスに乗って今度は三段壁へ。ここは白浜町内を走るバスの大半の目的地になっている。

三段壁へ向かう途中の公衆電話に相談ダイヤルの番号が書いてあって、そういえば東尋坊もそうだったなと。

東尋坊は公衆電話に電話代の小銭が置いてあったが……なんて思って進むと「三段壁臨時交番」というプレハブ小屋が。

臨時交番? と思ったが、よくよく見てみると警察署直通電話が置いてある箱だった。すなわち、交番という名の相談電話ボックスである。

確かに絶景、これは落ちたらひとたまりもないなというとてつもない景色だった。

そんな三段壁の海面付近には波でえぐられた洞窟があって、エレベーターで降りて見学できるようになっている。

バスのフリーきっぷに割引券も付いてたし入ってみることに。意外と料金は取られたが。

もとは熊野水軍の船を隠していたという伝説があるとか。まぁこうやって波でえぐられているところを中から観察できるのは珍しいですが。

いろいろ解説が書いてあったが、実は白浜というのは亜鉛や鉛などの採掘が行われていた歴史があるよう。

実は白浜町の旧名は瀬戸鉛山村、今でこそリゾート地として知られる地域だが、歴史的には鉱山の町だったようだ。


宿に荷物を預けてあったので、歩いて戻ってきた。

ちょうど白良浜の近くだったんですけど、やはりその名前の通りに白い砂浜である。

しかし、この砂、どこからやってきたんだろうと気になった。

家に帰ってから調べたところ、白いのは石英砂で花崗岩が風化するなどしてできるものらしい。

元々は自然にできたものなのだが、周辺の環境が変わる中で砂の供給が少なくなってしまった。

そこで、もともとの白良浜の砂に近い物を探した結果、オーストラリアにあったのでそれを輸入したそうである。

白良浜の白い砂は、どこからやってきた?(マイ大阪ガス)

どこの砂浜も苦労してるんだなと思いましたね。確かに目立った砂の供給源はなさそうだったしなぁ。


さて、帰りは飛行機なので、南紀白浜空港へ行くバスに乗る。

当たり前だが飛行機合わせで走っているのでそんなに本数はない。

乗ったバスは新宮から本宮・田辺を経由して3時間ほどかけて白浜へ来たバスだった。

熊野唯一の空港として、新宮方面へのバスが本宮経由と串本経由でそれぞれ走っているが、どれも長時間走るバスである。

白浜空港は小さな空港である。保安検査場も1レーンしかない。飛行機は1日3往復、今は昼の1往復は欠航だが。

展望デッキから空港を見ると、まず誘導路がないことに気づく。そんな空港があるんですよ。

誘導路がないということはどういうことかというと、離陸時は滑走路の端まで行ってターニングパッドで折り返すということ。

便数が少ない空港だからこそできることだが、まぁ離島の空港以外ではあまり見ないかもな。

レストランもあるが軽食が出せるぐらいで貧弱なものである。ジェット機を想定した空港だからボーディングブリッジが1本あるのが立派なぐらい。

そんな空港で新しい建物を作っていてなんだろとおもったら、なんと国際線ターミナルだという。

え、ここに国際線で直行するニーズがあるの? 関空もあるのに? と思ってしまうけどね。


東京~南紀白浜と言えば羽田空港発着便にしては珍しいE-Jetを使ってる路線だと思っていたのだが、

予約時のシートマップが3列-3列であれ? と思ったら需要が増えたということである時期に737-800になっていたらしい。

まぁ今は需要が減ったからと1往復減らしてるんだけど、最近までは安定した需要があったようだ。

そうか、100席もない飛行機で羽田空港に突撃する体験はできないのかと思ったが、特に問題はあるまい。

飛べば1時間を切るほど。近いですね。

というのも東京から西日本方面へ向かう飛行機の多くは紀伊半島南部を経由しているので、

ちょうど紀伊半島南部にある南紀白浜空港は西日本方面の路線では東京に一番近いところだと。

しかし空路では近くても陸路では遠いのがこの地域である。非常に飛行機のメリットは大きいわけだ。

あまり注目したことなかったけど、これはいいですね。またなんかの折りに使いたいね。


そんなこんなで2泊3日の旅行は終わり。

明日は在宅勤務で仕事ですね。休み明けにどれぐらいたまってるんだか。ぼちぼちやりましょう。

パンダに乗ってアドベンチャーワールドへ

宿は和歌山の官庁街で、どっちかというと和歌山市駅が近いからそっちでやってきたが、

白浜へ向かうにはJRだからバスで和歌山駅に行ってスタート。

バスの中でチケットレス特急券を買おうとしたが、そういえば白浜までPiTaPaで行けるんだっけ?

と念のため確認したら、なんとポストペイ利用エリアは和歌山までだった。海南でもアウトなのか。

というわけで、特急券は紙のきっぷにして、乗車券も同時購入した。

値段は変わらないからいいけど。J-WESTカード持ち歩いててよかった。


昨日「当初3泊4日で計画して、計画にミスがあって」という話を書いたが、

これは今日の目的地、アドベンチャーワールドの開園日に絡んだミスである。

当初計画では初日は午後に奈良に入って1泊、2日目は大阪を経てバスで夕方に白浜に入ってここから2泊、

3日目は白浜を散策、4日目はアドベンチャーワールドに行き飛行機で帰るという計画だった。

ところがこの計画には致命的な問題があって、連休明けの平日2日は休園日だったのだ。

こういうのありがちなんですよね。連休から少しずらすとここぞとばかりに休むと。


この問題をシンプルに解決するには出発1日を遅らせればよかったのだが、

奈良での展覧会のチケットをすでに日時指定で買っていた。(前売券として買える期間に買うため)

過去に大学院の研究室の旅行でアドベンチャーワールドには来てるので、行かない案もあったが、

さすがにそれはなぁと、奈良で2泊して白浜に入るのを1日遅らせる案を当初採用したのだが、

大阪へ寄らないなら白浜に朝一番に入って、連休最終日のアドベンチャーワールドに行く方法にした。

そのためにはやっぱり くろしお号 ですよね。やってきたのは パンダくろしお だった。

(後で知ったけど、そもそもこれがアドベンチャーワールドとのコラボレーションでできた車両なんですね)


で、白浜駅からはバスでアドベンチャーワールドへ。

明光バスはPiTaPaなど使えないので、あらかじめきっぷを買ってねと案内してた。

どうしようかなと思ったんだけど、元が取れるか取れないかは微妙だったが2日フリーきっぷを買った。

いちいち運賃を払うのが面倒だというのが大きいですね。PiTaPaが使えれば買わなかったね。

なんとジョルダンのアプリで買えるんですね。特急に乗りながら買ってたのでスムーズだった。

アドベンチャーワールドの日時指定制で(といっても当日券も買えそうだったが)、

あらかじめ購入した入場券を印刷して持参して見せたらスムーズに入場できた。いいですね。


さて、アドベンチャーワールドというと、動物園と遊園地を兼ねたような施設だが、

今日は小雨とはいえ休みになっている遊具があるのも相まって遊園地としては寂しい限り。

やはり動物園だね。そしてなによりジャイアントパンダだな。

とはいえ、ペンギンも多いんだな。入口入ってすぐ噴水の池をなんとなく見てたらペンギンがいた。

こんなところにペンギンがいるとは……日本の気候にも適したケープペンギンでしたね。

その後、なんとなく歩いてたらペンギンの展示をいくつも連続で見ることになったのだが、

褐色の羽毛に覆われたペンギンの赤ちゃんがいた。見た目はでかく見える。


まぁ言うてもやっぱりパンダですよ。展示施設も見やすく整備されているので、スムーズに観覧できる。

都市部の動物園だと慢性的な混雑に悩まされがちなパンダ舎だが、白浜ではそこまでのことはないかな。

やはりなんといっても立地でしょう。わざわざ紀伊半島南部の白浜まで来るのは大変。

これでも高速道路ができて楽になったとはいいますが。

やはり顕著な繁殖実績では知られるところで、昨年11月にも1頭生まれている。

親子で公開されているのだが、さすがに混雑が予想されると言うことで、事前に申し込んでおく必要があったらしい。

ただ、裏返せばそれ以外は自由に観覧できる。雨なので屋外に出せなくて少ない分はあるのだが。


あとはサファリワールドだね。歩いてもバスでも観察できる。双眼鏡片手にいろいろ見ていた。

後で知ったけど、繁殖ということではチーターなどサファリワールドの動物の繁殖で最初に成果を出してたみたいね。

そういうところで実績を積んだ上で、中国からジャイアントパンダが貸し出され、

展示しつつ繁殖で成果を挙げ、そのノウハウと生まれた子たちは中国へ渡って行っているわけである。


そんなこんなであれこれ見て、今日は20時までやってるみたいだけど、17時ごろには出てバスで宿へ。

そもそも白浜は海と温泉のあるリゾート地ですよね。

宿はオーシャンビューの温泉宿である。ここは平日が絡む宿泊に限り1人用プランがあったんだよな。

少し遅い時間に行ったのもあるかもしれないが、大浴場は自分1人だった。

集客には苦労してそうな感じはしますね。


というわけで明日は白浜の海岸に沿っていろいろ散策してみようと思う。

今日は小雨でしたが、明日は晴れるらしいので。

奈良と和歌山で弁当を買う旅

連休後半は旅行ということで、東京駅から東海道新幹線に乗り込んだが、

制度上の繁忙期とはなんだったのかというほどのガラガラの車内だった。

繁忙期で各種の割引乗車券が停止されているのでEX-ICの意義は大きいのだが……

こんなにガラガラの新幹線は覚えがないなとB席にドンと腰掛けて京都まで。


さて、今回は連休前半に千葉でコンサートがあるので、出かけるなら後半だろうと。

これもいろいろ考えたのだが、やはり国立国際美術館の友の会会員ですので、

大阪の国立国際美術館と京都国立近代美術館の両館の企画展は何らかの形で行きたいのはあった。

博物館という点では奈良国立博物館もターゲットだった。

さすがにそれだけでは割は合わないので、そこから足を伸ばすならということでいくつか検討し、

山陰とか四国も考えたが、和歌山県の白浜へ向かうことにした。

交通の便は悪いが、往路さえどうにかすれば、空港があって飛行機で東京までひとっ飛びですから。

日本航空の株主で売るに売れない株主優待券を使うという意義もあった。


ところが知っての通り、大阪府・京都府・兵庫県では新型コロナウイルスの緊急事態宣言が出て、

大阪・京都の国立美術館は一時休館となってしまった。これゆえに目的地から外れることに。

もともと大阪・京都ともに美術館と乗換程度のつもりだったが、まぁ事情は理解できるので。

それで残ったのは奈良と白浜、ただ、ここは特に問題なさそうなので、

当初3泊4日で計画して、計画にミスがあってリカバリーするために4泊5日に延長したが、

目的地が減ったことを受けて2泊3日に短縮すると、多少慌ただしいがなんとかなると計画変更したのだった。

当初の3泊4日がかなりカツカツだったので、この時点で親元に厄介になる案はなかった。

4泊5日に延びたときに頭によぎったが、結果的には当初構想よりも短縮されたので完全に消えた。


新幹線で乗り物酔いし(マスクを常時付けていたのもあってなおさらきつかった)、

気晴らしに京都駅付近を散歩していたが、飲食店や土産物店などすっぱり休業している店が多かった。

日常のニーズも乏しいんだろうし、協力金をもらって閉めた方がよいという判断だろうか。

京都駅から近鉄電車に乗って西大寺駅へ。ならファミリーで弁当を買って平城宮跡へ。

入口がバリケードで閉じられてるように見えたが、平城宮跡資料館の駐車場を閉鎖していただけで、

歩行者は普通に公園に入れるようだった。奈良文化財研究所の展示施設が軒並み休みになってるようだ。

平城宮跡歴史公園自体はレクリエーションの場として活用されているようだった。いい陽気である。

弁当を食べつつ、公園内を散策していた。ゆっくり散策するのは久しぶり。

(もともと京都で昼過ぎまで滞在になると思ってたら、前倒しになったのでやってきた事情もある)


奈良公園に近づいて気づいたのだが、奈良県・奈良市の各種施設は休みのところが多いようだ。

そんな中で奈良国立博物館はやってるのか? と確認すると、これは確かにやっている。

このあたり国と県・市で考えが違うのかと思いながら歩いていたが、

よくよく考えてみると奈良文化財研究所も奈良国立博物館も同じ国立文化財機構である。

かたや県・市と同じく展示施設を閉鎖して、かたや通常営業というのは変な気がしたが、

博物館は共催者もいる中で決行という決断を強いられたのかも知れない。


あらかじめ予約していた時間になって「聖徳太子と法隆寺」展を観覧。

主な展示物は法隆寺と東京国立博物館(法隆寺献納宝物)ということで、斑鳩と東京から奈良に集めて展示するわけですね。

というわけなんだが、実は展示を見ていて「○番は東京会場のみ展示」みたいな注釈が書かれていて、

え? と思ったら7月から東京国立博物館に来るんですね。あ、そうだったんだって。

まぁ東京ではこの混雑では済まないだろうし、それはそれでいいですけど。


そこから慌ただしいのが、和歌山へ移動するということである。

もともとは大阪に寄り道する前提だったから、奈良で1泊してゆっくり移動する前提だったのだが、

そこを切り詰めることでスケジュールを帳尻合わせしたので、あらかじめ少し動いておく必要があった。

和歌山市駅で降りて、ホテルまでの間にあるファミリーレストランで弁当をテイクアウト、

営業時間的には店内飲食も可能ではあるが、それはやめておこうという判断である。

昨年秋はそこまで神経質には考えなかったが、残存するリスクとしては比較的大きいだろうと。

なんやかんや言っても、飲食店では食べながらしゃべるひとはいますから。(もちろん程度はいろいろ)


旅行をする理由もいろいろで、今回は博物館などで見聞を深めるというところが大きく、

そういう目的の一人旅であればさしたることはないだろうという考えだが、

移動中にちょっと気になるニュースを見た。

「東京飲めないから来た」観光地に人出増の理由? (Yahoo!ニュース)

藤沢市の江の島が賑わっている理由の1つとして、飲食店の酒類提供についてとやかく言われないからという指摘である。

東京都はもちろん、隣接地域では概ね飲食店での酒類提供の自粛が呼びかけられている。

(制度上の違いはあるので、酒類を提供する飲食店の休業命令まで踏み込めるのは東京都域だけだが)

ただ、そこから多少離れた藤沢市はこの対象ではないため、酒を求めてここまで来ている人が多いと。

そんなことあるか? と思ったが「ランチの時間も多くの客がアルコールを飲んでいました」というのを信じればそうかもしれない。

さすがに東京・川崎・横浜に対して藤沢というのはいささか近い感じはするが、

静岡県・山梨県方面への高速道路がひどく混んでいるという話の一因には酒を求めてというのもあるのか。

そう考えると全国的に飲食店は要警戒なんですかね。近畿圏はもともと警戒度は高いと思ってたが。

異例づくめの天皇賞(春)

昨日、阪神競馬場で天皇賞(春)が行われた。

3200mという超長距離のGIだが、今年は例年とは違うところがいろいろ。


まずわかりやすいのは京都競馬場が工事のため、阪神競馬場での開催になったこと。

京都競馬場の工事は去年12月に始まり、2023年3月まで続く予定。

実はこの工期も菊花賞(11月)と天皇賞(春)(5月)という名物レースにできるだけかからないように考えられたもので、

2年半ほどにわかる工事でありながら、両レースそれぞれ2回を代替するだけで済む。

代替先はいずれも阪神競馬場ですね。(来年分は未確定だけど、ほぼ間違えないでしょう)


阪神競馬場の3200mコースは今年が実質初使用である。

(過去にも阪神競馬場で3200mのレースはあったが、その頃とは大きくコースが変わっているため)

予行演習として2月に松籟ステークス(3勝クラス)が行われたが、実はそこには大きな意味があって……

阪神競馬場【公式】 / 阪神の外→内コースで行われる初めての3,200m。仮柵の移動の様子を動画で撮影してきました!―― (Twitter)

実は1周目と2周目でコースの切替が必要なんですよね。

阪神競馬場リニューアルコースを徹底解剖! (JRA)

2006年に阪神競馬場は外回りコースが新設され、これにより距離のバリエーションが増えた。

また、もともと桜花賞が行われる1600mはスタートから最初のカーブが近く、外枠不利という欠点があったが、

外回りコースを使うことで、最初の直線を長く取れるようになった。

で、3200mで切替を要する理由もだいたいそんなところで、最初の直線を長く取って、3200mを作る方法として考えられたものらしい。

改修以前の3200mのスタート地点は1600mよりカーブに近いですから、これも改修効果かな。


もう1つの注目ポイントだと思ってたのが、牝馬が3頭参戦してきたこと。

去年も話題にしたんだが、最近の日本競馬は芝GIでは牝馬(メスの馬)が強すぎる。

牝馬が強いか牡馬が弱いか

ただ、そんな中で3200mの天皇賞(春)はそもそも挑戦する牝馬が少ないことでも知られていた。

去年は1頭挑戦していた(これは後で紹介する)けど、これすらも異例と言われたほどである。

しかし、今年は17頭中3頭が牝馬、しかもうち2頭はけっこうな有力馬ということで、ファンも悩んだわけである。

なにしろ天皇賞(春)の牝馬優勝は1953年(レダ)が唯一、掲示板入りすら1965年が最後だというのだから。


それでも軽視できなかったのは、おととし・去年と2連覇したフィエールマンが引退し、

当時の上位馬で今回も挑戦するのは4着のユーキャンスマイルぐらい。前哨戦の阪神大賞典2着だから軽視はできないが。

昨年の菊花賞優勝馬のコントレイルも出走せず(宝塚記念よりはこっちの方が勝ち目はあるのでは?とも言われてたが)、

それなら2着馬のアリストテレスと期待されたが、前哨戦の阪神大賞典で7着に撃沈した。

それならおととしの菊花賞優勝馬、ワールドプレミアが大本命かと思ったが、

ジャパンカップ6着・有馬記念5着、そして前哨戦の日経賞で3着と、強そうだが少し冴えない結果が続いている。

一方でその日経賞の優勝馬のウインマリリン、昨年のオークス2着の実績もあるが、この馬が牝馬ながら参戦。

さらに同2着のカレンブーケドールも牝馬ながら参戦、重賞勝ちはないが、2着7回(うち3回はGI)という実績で、

最近3走はワールドプレミアと同じレースを使い、4着・5着(同着)・2着ですから、ワールドプレミアよりは強そう。

いずれも問題は3200mという距離である。(日経賞は2500m、両馬ともこれより長い距離のレースは出たことがない)


あともう1頭の牝馬というのは、メロディーレーンで、去年唯一参戦した牝馬ですね。

他の馬が500kg前後である中、340kgほどという超軽量馬で、2600m以上の長距離戦に賭けてるという事情があり、

去年は2勝クラスからの格上挑戦、今年も3勝クラスからの格上挑戦になった。

(ちなみに弟のタイトルホルダーは今年の弥生賞優勝・皐月賞2着という立派な結果を出している。470kgなので別に軽くはない)

今年はすごい有力馬がいるわけでもないし、ワンチャン狙いで挑戦する馬が多くなるかなと思ったんだが、

フタを開けてみれば、フルゲート18頭に17頭登録、うち3頭は3勝クラスということで、格上挑戦でも全頭出ることができた。

メロディーレーンは菊花賞5着の実績はあるけど、去年が11着であることを考えれば厳しいかなというのが大方の見方だっただろう。


かくして異例づくめの天皇賞(春)、馬券的には面白そうと挑戦した人も例年より多かったかも知れない。

結果はワールドプレミアが優勝、やはり菊花賞馬は強かった。

カレンブーケドールもいい走りをして、一時は先頭に抜け出して、これは勝てるかと思ったんだが、

ワールドプレミアと、2着になったディープボンド(前哨戦の阪神大賞典の優勝馬)に抜かれて3着。

やはり勝った馬は強かったのだが、まさか3200mでここまで立派な走りをするとは。(単勝・複勝にぎってた僕も半信半疑だった)

ウインマリリンも5着ということで、牝馬が掲示板に2頭入るというのは、ここまで書いてきたように異例のことである。


勝てなかったのは残念なんですが、カレンブーケドールにとっては最善の選択だったと言えそう。

というのも、彼女の実力が発揮できるであろう芝2200m以上の重賞レースというのは、

日経賞より後だと、天皇賞(春)(GI・3200m)、目黒記念(GII・2500m)、宝塚記念(GI・2200m)ぐらいしかない。

距離的には目黒記念はよさそうなのだが、このレースには大きな難点があって、それはハンデ戦ということ。

カレンブーケドールは重賞勝ちこそないが、これまで強い馬相手に好走を続けてきたので、重いハンデを背負わされる可能性が高かった。

ハンデがわかるのは1週間前ですから、酷量なら天皇賞へというわけにもいかないんですよね。

3200mで撃沈する可能性もあったが、定量戦で相手関係から見てチャンスはあるということでの挑戦だったのだろう。


ただ、最近は長距離で活躍する牝馬も多いよね。

有馬記念(GI・2500m)なんていうのもかつては牝馬には厳しいと言われてたらしいけど、

2019年(リスグラシュー)・2020年(クロノジェネシス)と牝馬が2年連続で勝ってるし、去年は2着のサラキアも牝馬だったし。

カレンブーケドールの3着を見て、今後は3000m以上でもこういう挑戦も増えるのかも知れない。

今年は混戦模様という事情はありましたけどね。


あと、今回の天皇賞(春)が異例だったのは、2月から12週連続のロングラン開催の最終週だったこと。

このスケジュールが発表されたときには「阪神の芝はボロボロ」と言われたが、意外にもそこまでのことはなかった。

手入れに気遣っていたのはあるんだろうけど、いやはや。

ここから阪神競馬場は6週間の休みに入る。この間に芝を元気にして、その休み明けには宝塚記念が待っている。

例年なら梅雨時とあって有力馬が回避しがちと言われる宝塚記念ですが、今年は有力馬が多く参戦を検討しているという。

昨年覇者でドバイシーマクラシック2着のクロノジェネシスはもちろん、

大阪杯の上位からレイパパレ(優勝)、モズベッロ(2着・昨年の宝塚記念3着)、コントレイル(3着)、

香港のクイーンエリザベス2世カップから、デアリングタクト(3着)、キセキ(4着)、状態次第では同レース優勝のラヴズオンリーユーも、

天皇賞(春)で3着のカレンブーケドールも次は宝塚記念を検討しているとのこと。

まさか宝塚記念がこんなレースになるとはなぁ。(上半期のチャンピオン決定戦という意図通りではあるのだが)