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改札が分離されると言うこと

先週末に桑名駅の近鉄・JRの改札が分離され、線路を越える自由通路が開設されたそうだ。

桑名駅が新しくなります~自由通路の供用開始に合わせ、駅施設が新しくなります~ (pdf) (近鉄)

関西本線 桑名駅 駅舎改築及び自由通路の供用開始について (pdf) (JR東海)

同じようなことを発表する資料なのに、近鉄の方がやたらと新駅舎のアピールポイントを書いてあるのに対して、

JRの方はえらく簡潔な書き方で、ここら辺は両社の色の違いだなと思う。


通路に面して両社の窓口・改札が並び、ついでに両社の売店(近鉄はファミリーマート、JRはベルマートキヨスク)も並んでいるそう。

もともと近鉄は両側に特急券・定期券売場を置いてたけど、これが集約されたわけですね。

JRは西口(近鉄管理)は端に券売機があるだけだったが、自由通路に窓口もあるから、それで長距離乗車券も買えますね。

でも、桑名駅の使われ方からすると、ここで名古屋駅からの乗車券・特急券を買う人も多いんだろうなぁ。

それで買ったきっぷを持って、近鉄に乗って名古屋に行くと。そんなひどい。


近鉄とJRについては両社が改札内でくっついていたものが分離されたということだが、より変化が大きかったのが養老鉄道である。

養老線は近鉄から分社化された後に、運賃制度が変わったこともあって、近鉄との乗り換え時に改札をすることになった。

もともと、名古屋線 伊勢方面と養老線のホームは同じだったのだが、これを柵で区切り、

その間に有人改札を置いて、ここで近鉄と養老鉄道のきっぷをそれぞれチェックするようにしたわけですね。

これで桑名駅までの運賃にも満たないきっぷで養老線の無人駅で降りて、運賃を逃れるとか、そういう不正乗車がしにくくなった。


ただ、養老線の利用者の全てが近鉄との乗換とは限らず、桑名駅で乗降する人、あるいはJRに乗り換える人もいる。

桑名駅から養老線に乗る人は、改札外の券売機で養老線のきっぷを買って、有人改札を通って(養老線のきっぷは自動改札非対応)、

それで近鉄のホームに入って、乗換改札にきっぷを見せて通るということで、二重改札になってたんですね。

JRと乗り換える場合は、近鉄と同様に乗換改札で双方のきっぷを見せれば通れるはずだが、

養老線→JRだと、乗換改札の手前には近鉄の券売機しかなかったはずだから、JRのきっぷがない人は、

一旦改札外に出てきっぷを買い直すか、あるいは桑名駅までのきっぷ・精算券をJRの車掌に見せてきっぷを買うか。


それが新駅舎になって、自由通路から養老線のホームに直接行けるルートが作られた。

ただ、近鉄とJRは自由通路に面して改札があるのに対して、養老線の改札は自由通路から階段(あるいはエレベータ)を降りた先にある。

まず、ここが戸惑いそうなポイントである。とりあえず階段を降りるように促す掲示があるようで。

そして階段を降りた先に自動券売機が置かれているそう。(定期券・回数券は近鉄の窓口で買うことになっている)

その先に改札があるのだけど、どうしてホーム階に改札があるのかといえば、改札係を乗換改札と兼務できるからだろう。

その乗換改札は、近鉄側が自動改札(インターフォン設置の無人改札らしい)、養老線側が有人改札になっていて、

その両側を改札に挟まれた狭い空間に両社の券売機が1台ずつ置かれているようである。

最近はこういう改札に挟まれた乗り換え専用通路というのが流行なんだろうか? 仕組みは簡単だけど。

東福寺駅のJR・京阪で 京都駅→東福寺→四条方面 の乗換口がそんな構造になっているが。(cf. 東福寺駅構内図 (JRおでかけネット))


これにより、養老線とJRの乗換をする場合は、必ず改札外に出ての乗換となる。

確かに乗換改札は近鉄との乗換を想定したもので、乗換改札にはJRの券売機はなかったわけだが、

すでにJRのきっぷを持っている人ならば結果として乗り換えられたが、今後はそういうパスはなくなる。

近鉄~養老線の乗換と考えても、近鉄の改札と養老線の改札を双方くぐるという点では、

あまり乗換改札にこだわる必要もなく、特に跨線橋に上がらないと乗り換えできない 名古屋線名古屋方面ホームとの乗換であれば、

一旦改札外に出て、自由通路から養老線に降りて乗り換えても、遠回りとは言えない気がする。

でも、歴史的な経緯もあるから、なんやかんやと乗換改札口を使って乗り換えるんだろうなという気はするけど。


こういう風に複数社つながってると実務上はいろいろ難しさがあっただろうわけで、

そこを物語るものの1つが乗換通路の中央に置かれたICカード乗換改札である。

通り放題!? 桑名駅の「超ワイドな自動改札機」...その正体とは (J-CASTニュース)

桑名駅は三重県内では近鉄・JRの双方がICカードを導入している唯一の駅である。

JR東海はなかなか羽振りが良くて(?)、津・松阪・伊勢市は近鉄利用者のためだけにJR持ちの改札機をICカード対応させている。

桑名駅も両社の自動改札機はともに、両社のICカード利用者を受け入れている。

この通路中間にある改札機は、桑名駅で乗降する人は特に触れる必要はなく、桑名駅で1枚のICカードで乗り換える人だけが使う。

(このあたりは柏原駅(近鉄利用者は必ず触れる)と吉野口駅(JR利用者は必ず触れる)の同種の装置とは異なるところである)

当然のことながら現在はこれに相当する物はなくなり、近鉄~JRを乗り換える人は改札外に出て乗り換えることになる。


これにより近鉄とJRが改札内でつながっている駅は1つ減った。

少し前に鳥羽駅の近鉄~JR乗換通路も閉鎖されたとのこと。(利用者もごく少なかっただろうし)

残るは 津・松阪・伊勢市・柏原・吉野口 の5駅かね。まだそこそこあるけど減りましたね。

やはりこの中で大きいのは津駅かね。(なんやかんや言っても県庁所在地の代表駅だし)

気になって調べたが、どうも津駅については近年に改札外の地下通路を改装して、エレベータも付いているそうで、

その点では駅の高架橋を東西連絡通路に使いたいという話はなさそうで、今後もこの体制が続きそう。


余談だけど、三重県内のJRの駅としては、桑名駅がもっとも乗降客数多いんだね。

それでも近鉄の桑名駅の利用者の半分以下に過ぎない。(ちなみに近鉄の桑名駅は四日市・津に次ぐ県内3位である)

JRが桑名~名古屋の運賃が安いことをアピールして集客した結果、利用者は伸びたというが、それでも近鉄の方が優勢である。

すなわち近鉄のおこぼれをもらって稼いだ桑名駅を超えられる駅は三重県内のJRにはないということである。

別に驚くことではなかったけど、なんか寂しい気がするね。


Author : Hidemaro
Date : 2020/09/02(Wed) 23:50
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