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未勝利戦サバイバルにデビューする3歳馬

今日も今日とて競馬観戦、函館競馬場での開催が始まり、夏シーズンの始まりを感じさせるところらしい。

京都・中山・東京・阪神の4競馬場は、夏の間に芝の大規模な補修が行われるためお休みになる。

その間、JRAではその他の5つの競馬場で回して行くことになる。

その中でも北海道(函館・札幌)での開催は夏にしか設定されておらず、夏の競馬の象徴と考えられているわけですね。

もっともこの時期の北海道遠征というのは、心配事も多く、競馬関係者は競馬場に引きこもりだという。


先週末も書いたんだが、

2歳馬は今週から続々デビューしていくことになる。そうかとおもったらこの後に及んでデビューする3歳馬もいるんだけど。

新馬戦でデビューする2歳馬というのは番組内でも華々しいものである。

ここに将来のスターホースがいるのではないかと、ファンの注目も大きい。

かたや、同い年の未勝利馬に混ざってデビューする3歳馬の扱いは冷ややかなものである。

いわば周回遅れでのデビュー、そんな馬が未勝利戦1レースに1~2頭入ってきたりする。


そもそも、今、3歳未勝利戦を走っている馬というのは、かなり危うい立場にある。

というのも9月頃には3歳未勝利戦が設定されなくなり、その後の勝ち上がりがかなり難しくなるからである。

そこまでに果たして何走挑戦できるのか、その間に1着を取って勝利できるのかということである。

一応、走ることが出来ないわけではなく、その後も1勝クラスのレースに格上挑戦することはできる。

ただ、未勝利で勝てなかった馬が、1勝クラスの馬と並んで勝てるかというと、これは難しい。

というわけで、未勝利戦が終了して未勝利の馬がJRAに残ることはほとんどないという。


JRAでは「ダービーからダービーへ」ということで、早期デビューを推奨しているようである。

2歳馬が早期デビューするためには、未勝利の3歳馬を早くトレーニングセンターから追い出さないといけない。

トレーニングセンターに入れる馬の数には限りがあるからね。

JRAでは登録を抹消した馬に対して「抹消給付金」というのを支払っている。最大で220万円も出るらしい。

早期に抹消するほど金額が高くなるので、勝ち上がりの見込みが薄い馬は早期抹消を推奨していると。

そういう仕組みなので、今も未勝利あるいは未出走で抹消されていないということは、それなりの期待はあるはず。


調べてみると、3歳6月デビューでの活躍馬というのもしばしばいるのはその通りらしい。

シャケトラ (netkeiba)

3歳6月の未勝利戦でデビューして、そこで初勝利、そこから勝ち上がり、翌年の日経賞で重賞初勝利となっている。

残念ながら6歳に調教中に骨折して亡くなってしまったが、そこまで重賞レース3勝を含む6勝という活躍だったそうで。

デビューが遅れた理由は骨折らしく、そこから回復するのを待っていたら3歳6月になったということである。

デビュー前から注目を集めていた馬だったそうで、デビュー戦も1番人気だっていうから、ただごとではない。

デビューが早くても勝ち上がれなければどうしょうもないし、デビューが遅れても早々に勝ち上がれればそれも問題はない。

満足に走れない状態でデビューしてもよくはないし、じっくり待つことも必要かも知れない。


ただ、本当に勝ち上がれると思ってレースに出しているのかな? と首をかしげるところもある。

生産頭数が減少しているのにも関わらずJRAの入厩馬が増えた結果、地方競馬に入る馬、特に新馬の入厩が減少した。競馬場廃止も何のそのである。
JRAの新馬・未勝利戦は体のいいクレーミング競争と化し、この成績ならこの競馬場といった感じで一時期のサマーセールのようである。また、JRAで勝てなくてもトレセンで鍛えておけば、地方転厩後にある程度稼げてしまうという流れが形成された事も追い打ちとなっている。

(登録枠の拡大を再評価しよう (JRA中央競馬騎手制裁情報))

クレーミング競走というのは、主にアメリカで盛んに行われている、売却を前提としたレースのこと。

レース前に入札が行われるということで、レース結果を見て売買されるわけではないので、ちょっと違うとは思うけど。

JRAでの勝ち上がりにはあまり期待していなくて、抹消後の活躍に期待しての出走もあるんじゃないかという話でしょう。


それだけJRAデビューにメリットがあるんだというのは、その通りなのかも知れないけど、

馬の数が多すぎて、なかなか次の出走チャンスが得られないという問題もあるそうだ。

そうなると地方デビューにもメリットありそうなんだけどね。各競馬場で優遇制度があるようだし。

でも、JRA所属馬と地方所属馬が混ざって走るダートグレード競走では、圧倒的にJRA所属馬の優勢ですからね。

なんやかんや地方競馬に中央競馬に壁はある

それだけ実力差は大きいってのは、地方デビューの活躍馬が少ないということなんだろうなぁ。


JRAを抹消された競走馬のセカンドキャリアとして、地方競馬への移籍というのがある。

未勝利でJRAを去って、地方競馬で何勝か挙げた馬も多くいるので、ここには期待したいものである。

ただ、これも地方競馬に腰を据えてとも限らず、2~3勝したところでJRAに戻る馬も多いようである。

これはJRAで抹消された馬は、2~3勝すると再転入できるというルールがあるからで、

これは地方デビューの馬がJRAに転入する条件よりもゆるい条件になっている。

「抹消しても、地方で2~3勝すれば戻ってこれるから、とりあえず抹消しなよ」という馬主への懐柔策なんだろうかね。

そういうところもJRAデビューのメリットなのかもしれない。

ただ、こういう馬はもともと未勝利だった馬が多いわけだから、地方から戻ってきて1勝クラスで勝てるかというと厳しいようだ。

それでも、比較的走るチャンスのある地方競馬で立て直しに成功する馬もいるから無意味ではないけど。


中央競馬は基本的には休日のみ、年間のレース数の上限も厳密に決まっている。

馬の数が多すぎるとチャンスが回ってこないというのは、ここから導かれる。

なら地方デビューでしょとなるどころか、地方デビューの馬が減少傾向なのは、それだけJRAデビューの分がよいということか。

賞金・手当・給付金・セカンドキャリアと、どれをとってもお得なんでしょうね。

そんなことを6月デビューで大半、結果も振るわない馬たちを見て思うのだった。


Author : Hidemaro
Date : 2020/06/13(Sat) 23:55
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