日記帳だ! with Tux on Libserver

二度目の大改造!! 日記帳…か?を継承し、より柔軟でパワフルなBlogに変身しました。

RSSに対応しています。リンク・コメント・トラックバックは自由にしていただいてほぼ問題ありません。
RSS購読方法、僕のリンク・コメント・トラックバックについての考えを読むことをおすすめします。

網羅的なPCR検査で救えるか?

日本国内の新型コロナウイルス感染者の報告でかなりの割合を占めるのが、東京都の夜の街に関わるところ。

夜の繁華街は店も客も問題?

今のところ、急激に増える様子はなく、積極的な診断で数が積み上がっているという話もあるので、

当初心配したほど悪くはなさそうなのだが、日本国内で唯一つぶし切れていない懸念ではあるのかな。


そもそも営業休止要請を無視していることが問題だと思うのだが、

素直に休業要請や感染症対策に従うようなところな倫理観があれば、そんなに苦労しないのである。

夜の繁華街 従業員の検査呼びかけなどで連携 西村氏と小池知事 (NHK)

そこで従業員に網羅的にPCR検査を受けさせることや、感染症対策に取り組んでいる店に貼るシールを配布する計画があると。

後者は客のモラルに期待するというところであり、現状からすると感染症対策にはあまり意味は無いと思うが、

商店街の信頼回復というところには効果があるかもしれない。


網羅的にPCR検査を受診させるということでは、こういうニュースもあった。

プロ野球とJリーグ “コロナ定期検査を” 専門家が意見 (NHK)

すでに特定の国から入国する人には厚生労働省検疫所による網羅的な検査が行われていて、

日当たり数人の感染者の報告は検疫所から上がっており、症状というよりはPCR検査の結果だけでの報告が多いんじゃないか。


網羅的なPCR検査で見つかる感染者には、何らかの症状が出ている感染者もいるとは思うが、

無症状の感染者も一定検出され、その後も無症状のまま推移することがしばしばある。

逆に感染者がすり抜けてしまうこともしばしばあった。

ダイヤモンドプリンセス号からの下船者は、全員がPCR検査を受診しての下船であったが、

下船後しばらくして数人が、国内外で感染者として診断されている。

検査のタイミングにもよるのだが、感染初期はウイルス量が少なく、すり抜けが起きやすくなる。

逆に回復期には、もはや感染性はないがウイルスのDNA片が検出され、陽性が出続けるという問題もある。

巨人 坂本と大城が新型コロナウイルスに感染 (NHK)

おそらくこの2人は無症状のまま回復したのだが、わずかながらにウイルスが検出されたと。

翌日の検査では陰性となったことからも、検査時点では感染リスクは全くなかったものとみられる。


というわけで、無症状の人に適用するにはイマイチな検査だなと思う。

とはいえ、潜伏期間の長さから対策に苦慮してきたことを思うと、できるだけ早期検出したいというのはある。

東京都の接待飲食店の従業員というのは、比較的ハイリスクとみられるわけだけど、

実際にはどれぐらいのリスクが残存しているのかはよくわかっていない。

なので、網羅的にPCR検査をして洗い出そうというのは、理にかなった話だとは思う。


ただ、これは危ないと思うのが、陰性なら感染リスクはないと考えてしまうこと。

検査結果を見て、陽性が多いのを見て、これはまずい! と休業要請に従う方向にいけばよいと思うのだが、

陽性者は外して、陰性者しかいないから無対策でOKという誤った理解をしてしまうと、すり抜けた人が感染リスクになりうる。

だからやるだけ害だとは言わないけど。

今なら医療体制に余裕があるので、無症状の感染者が上がっても、あまり問題はないと思う。

今の東京都の入院・療養中の患者数は339人(うち61人が施設・自宅療養)ですので。確保したホテルも持て余してるでしょうし。


PCR検査のすり抜けについては、こういう話もある。

1日10人の感染者入国で「再宣言」に 西浦教授ら試算 (朝日新聞デジタル)

「8割おじさん」こと西浦さんの言うことなので、危機感を煽りすぎではないかと思うのだが、

1日に何十人と感染者が流入すると、日本国内での感染拡大リスクはあるというのは、正しい指摘なのかなと思う。

現状は、ごく少ない入国者を網羅的にPCR検査して、感染者の流入をごく少なく(ゼロではない)抑えているわけである。

ところが入国者が増えると、感染者のすり抜けも当然に増えてくるだろうと。

ヨーロッパ・アメリカ・南アジア、近国ではインドネシア・フィリピンなどで感染が蔓延し続ける以上は、

PCR検査をやってもやらなくてもリスクは残ると理解しなければならない。程度の差である。


手洗いなど基本的な感染症対策の徹底がなによりのリスク軽減だと思うので、まずはそれはしっかりやる。

マスクを着用することで、他の人に感染させるのを防ぐ効果はありそうなので、できる範囲でやる。

カゼのときはむやみに外に出ずに自宅療養する。

これで流入してきても感染拡大する可能性を大きく下げられると思うのだが、問題はハイリスクな業種である。

感染対策の取り組みは功を奏するか

この中では接待飲食店がもっとも対策は困難に見えるし、それが理由か事業者の動きも鈍い。

あと、一般の飲食店も大人数の宴会となると、どうなのかなという気はする。今は少人数のグループからやっているが。

感染の動態がわかってくれば、もっと的確な対策もありそうだが、このあたりの業種はかえって追い詰められかねないよなぁ。


Author : Hidemaro
Date : 2020/06/09(Tue) 23:52
社会 | Comment | trackback (0)

Tools