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実況アナウンサーの経験値の差

月曜朝、NHK「おはよう日本」を見ていたら、日本ダービーの話題が出ていた。

映像は日曜にグリーンチャンネルで見ていたものと同じだが、実況が違う。

これはNHKのアナウンサーの付けた実況なんだね。


実はNHKもダービーの中継をしていたのだ。

NHKでは NHKマイルカップ など注目度の高いGIレースを総合テレビまたはBS1で放送しているらしい。

今年はコロナウイルス関係のニュースの都合か、例年より中継するレースが少なくなっているらしいが、

さすがにNHKマイルカップは外さなかった。それに続き、日本ダービーも総合テレビでの中継が組まれた。

NHK競馬中継の特徴はメインレース1本に絞って、しかもCMもないので、1レースどっぷり60分である。


この辺はグリーンチャンネルや民放(日曜メインのテレビ中継はフジテレビ系列)とは違うところである。

グリーンチャンネルだと、ダービーのパドックを見たら、京都10Rを見て、

ダービーの発走前に「残念ダービー」こと京都11R「白百合ステークス」のパドックを見てという具合。

地上波テレビだと、これも放送時間中のレースは一通り取り上げるんじゃないか。

地上波だとガッツリCM入る上に、スタジオから送る時間も多いだろうし。


実況音声だが、グリーンチャンネルとBS11の競馬中継では、ラジオNIKKEIの音声を使用している。

ラジオNIKKEIの実況音声はJRA公式という位置づけで、WINSなどで流れる音声もWebでアーカイブされているのもその音声。

ラジオNIKKEIは平日は株式市況、休日は競馬中継を放送しており、毎週末、JRA各場の1レースから全て中継している。

多くのレースを放送するグリーンチャンネル・BS11はここに乗っかっているわけですね。

一方で、これ以外の放送局では、それぞれ独自の実況を行っている。もちろん系列局同士で音源を共有したりはするわけだけど。

ダービーだとラジオNIKKEIの他に、NHK・フジテレビ・文化放送・ニッポン放送・TBSラジオ・ラジオ日本がそれぞれ実況していたらしい。


というわけで、ラジオNIKKEI・文化放送・NHKそれぞれ聞き比べをしてみた。

文化放送はradikoで、NHKはNHKプラスでそれぞれ過去の放送を確認出来る。

ラジオNIKKEIはグリーンチャンネルで聴いてたけど、JRA公式映像で改めて聞いた。(もちろんradikoでもよい)


ラジオNIKKEIの実況担当は小塚歩アナウンサー、ダービーの実況は初挑戦である。

【日本ダービー 今週の仕事人】ダービー初実況のラジオNIKKEI小塚歩アナウンサー、「さみしい」無観客でも声でファンの夢届ける (スポーツ報知)

ダービーは初めてだけど、アーモンドアイの牝馬3冠をすべて実況したと書いてあるように、大レースの実況経験は豊富である。

文化放送の実況担当は長谷川太アナウンサー、スポーツとアニメ・ゲームという文化放送の特色を体現するアナウンサーである。

野球実況の印象が強いが、駅伝の実況をしたり、競馬実況もけっこうやっているらしい。

NHKの実況担当は藤井康生アナウンサー、どうも大相撲中継でおなじみのアナウンサーらしい。


聞き比べてみると、NHKの実況は全体をよく捉えられてなくて残念なんだよな。

もっとも差が大きいのはゴール付近で、NHKの実況は圧勝のコントレイルしか捉えられてなかった。

文化放送の実況だと、コントレイルに続いてサリオスが2着で入ったことも捉えられていた。

ラジオNIKKEIの実況だと、3着に入ったヴェルトライゼンデまで捉えられていた。

その他、道中での馬の動きも細かく捉えており、声だけでも追い比べが楽しめる内容になっていた。

そりゃそうだよね。ラジオ実況用の音声なんだから、音だけでレースがわからないとね。


この辺は専門放送局だからこそだなと思う。

競走馬が新馬戦・未勝利戦からデビューするように、アナウンサーも下積みがある。

メイクデビュー実況【小屋敷彰吾】 (CLUB JRA-NET CAFE)

2017年にラジオNIKKEIに入って、そこから週末は競馬場で実況の練習を積んだという。

レースの実況以外にも番組進行、パドック進行に関わるアナウンサーもいるので、

競馬場で進行役のアナウンサーとして馬名を言うのに慣れていって、それ以外の時間で実況の練習という具合なんだろう。

そして2019年1月、最初の2レースの実況からデビュー、1年で264レースの実況を経験したという。


ここまで競馬実況に特化して鍛える放送局は他にないのでは?

もちろん他の放送局もそれなりにはやってるんだろうけど、メインレース付近だけではなかなか限界もあろうと思う。

さすがに日本ダービーともなれば各局ベテランの実況アナウンサーを連れてきているわけだけど、

それだけに競馬実況のブランクなんかもあるのかもしれないし、ベテランならそつなくこなせるという話でもない気がする。

特にNHKなんてごく一部のレースしかやりませんからね。

それ以外でもニュース素材用に実況音声吹き込んだりはあるんだろうけど、GIレースぐらいでしょう。


NHKのニュースではコントレイル優勝というだけの話だったんだけど、

馬券を握ったファンにとっては1・2・3着が重要だし、4着以下の馬だってできるなら伝えないところである。

障害レースで全馬完走で拍手が起きるのは極端な例だけど、大差でも最後の1頭がゴールするまでがレースである。

もちろんテレビなら映像の通りとは言えるんだけど、そこをよくとらえて実況してこそだとは思う。

みんながみんな、帽子の色、勝負服、馬番、馬名の対応が付いているわけでもありませんから。


Author : Hidemaro
Date : 2020/06/02(Tue) 23:28
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