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ここに首都圏エリアと仙台エリアの境目?

今月、長らく不通になっていた常磐線が全線開通する。

津波被害を受けての移設や、長期避難からの帰還ができたことで、全線再開となる。

再開後は 東京~水戸~いわき~仙台 で特急 ひたち号の運転も再開される。

この間に ひたち号 の車両も置き換えられたというところからも、時間経過を感じる。


同時に常磐線でのSuica導入エリアが拡大されるのだが……

Suica ご利用可能エリアの拡大について ~2020 年春より常磐線の一部区間で新たに Suica をご利用いただけるようになります~ (pdf)(JR東日本)

現状では いわき より水戸方面はSuica首都圏エリア、原ノ町より仙台方面はSuica仙台エリアに属していた。

この間が埋まる……といえばそうなのだが、完全に埋まるわけではない。

3月14日以降、いわき~双葉はSuica首都圏エリア、原ノ町~小高はSuica仙台エリアに編入される。

双葉~小高は引き続きSuica非対応となる。この間は1駅、桃内駅がある。


ここまでの常磐線へのSuica導入の経緯を見てみると、

  • 2001年11月 Suicaサービス開始にあわせて 上野~勝田 で導入(綾瀬駅を除く)
  • 2002年12月 綾瀬駅がSuica対応
  • 2003年10月 Suica仙台エリアでのサービス開始、常磐線では仙台~山下で導入
  • 2004年10月 勝田~日立がSuica首都圏エリアに編入
  • 2008年3月 日立~高萩がSuica首都圏エリアに編入
  • 2009年3月 高萩~いわきがSuica首都圏エリア、山下~原ノ町がSuica仙台エリアに編入

そして、2011年3月、常磐線は分断に追い込まれるのである。


2009年の拡大はいずれも福島県浜通りへのSuica初導入である。この時点でもう福島県内は分断されてたんですね。

確かに 東京(上野)~水戸~いわき は特急も特に多く設定され、人の往来が多いことは間違いない。

一方の北側、少なくとも新地町は国勢調査で仙台大都市圏(1.5%都市雇用圏)に含まれる地域である。

南相馬市・相馬市・新地町あたりは、それなりに仙台方面との往来が多いことは伺える。


そして、今回の再開にあたってのSuicaエリア拡大である。

原ノ町~小高については同じく南相馬市内なので、仙台エリアになることは直感的である。

いわき~浪江については、いわき市内と双葉郡というくくりであろうと思う。

ただ、調べてみると歴史的には夜ノ森が支配上の境界になっていたようである。

夜ノ森は駅名にもなっているが、現在の富岡町と大熊町の間にある森林地帯である。

歴史的にはここがもっとも行き来が細るところだったということである。


現在の行政区分で考えると小高~浪江というのはそんなもんかなと思ったけど、歴史的な境目とはちょっとズレてるんですね。

ただ、夜ノ森だって今やそんなに大きな断絶とは言えないわけで、どこで区切っても違和感は残るのだと思う。

利用者にとって不便でなければそれでよいが、福島県浜通りの中に線を引く限りでは不便が生じないことはない。

もともと常磐線の断絶を考慮しても、いわき~郡山は両側ともSuicaエリアなのに、首都圏エリアと仙台エリアの壁があった。

ただ、中通りと浜通りを結ぶ山越えの路線なので、それなりの断絶と納得することはできたかもしれない。

そこも含めて解決してくれればよかったと思うのだが、現実はこうである。


JR西日本は福井県へのICOCA導入時にICOCAエリアを全て統合し、富山県から山口県まで15府県にも及ぶ利用エリアが生まれた。

ICOCAエリアはひとつに

ただし、原則200km以内という制約が付いた。特急停車駅や大阪近郊区間では緩和されるけど。

ICカードでの利用はだいたいこの範囲に収まるだろうということではあって、あまり困らないようにはなってるけど。

これが理想ではある。ただ、仕組みはけっこう複雑なのかもしれない。


もうちょっと簡単そうで利便性の改善につながりそうなのが、JR東海の方法。

2021年春予定で、TOICAエリアを米原・熱海・国府津の各駅まで拡大することになっている。

現在、これらの駅は手前の駅との1区間だけがTOICAエリアから抜けている。

一方でこれらの駅は米原駅はICOCAエリア、熱海駅・国府津駅はSuica首都圏エリアとしてICカードに対応している。

TOICAエリアが1駅拡大されることにより、米原~近江長岡とか、国府津~山北のような利用ができるようになる。

しかしながら、これらの駅を越えて、草津~近江長岡 とか 平塚~山北 のような利用はICカードの残高ではできない。

が、定期券に限ってはエリアをまたぐことが出来るという。すなわち、これらの区間の定期券は買えるのだ。

定期券が買えれば通勤・通学にはあまり困らなくなるので、これだけでもありがたい話だろうと思う。


JR東海の方法によれば、例えば いわき~原ノ町 をSuica仙台エリアに編入する。

ついでに いわき~郡山 もSuica仙台エリアにするとなおよい。(途中駅非対応でもよい)

すると、いわき~水戸 も いわき~仙台 も いわき~郡山 もOKである。

いわき駅を挟む移動はICカードの残高ではできなくなるが、定期券なら対応とすれば影響は抑えられる。

移動が細るところで区切るより、いわき駅のような拠点性のある駅を境界にするとかえって便利なんじゃないだろうか。


いろいろ考えた上で小高~浪江に断絶を設けることにしたんだろうが、不便だと思いますね。

ただ、これでも地域内の移動はある程度カバーできるんだろうと思うし、これでもありがたいと言う人は一定いると思う。

今回の拡大でいつかSuicaエリアが1つになるべきというのが見えてきたとも言える。

それでも新潟エリアと首都圏エリア・仙台エリアがつながるかっていうと厳しいところもあるけどね。

でも、新潟エリアと仙台エリアは山形県内とかでくっつく可能性がなしとも言えない。

本当は常磐線開通のタイミングで揃ってるとよかったけど、少し時間がかかるのかもしれない。


Author : Hidemaro
Date : 2020/03/08(Sun) 22:39
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