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ニッパーくんを大好きな会社

Victorのロゴの横に蓄音機を聴く犬の絵が描かれているのはご存じだろうか。

ビクターエンタテインメントについて

現在、Victorのブランドは主に音楽・映像ソフトのブランドとして使われている。

もともと、日本では日本ビクターのAV機器のブランド名としても使われていたが、

日本ビクターはケンウッドと経営統合し、JVCケンウッドとなり、これと前後してJVCブランドに改められた。

JVCは日本ビクターの英語表記に由来し、国外で使っていたブランドだが、国内もJVCでということになったようだ。

もうすでに日本ビクターという社名はなくなっているので、JVCはJVCケンウッドのブランド名という以上の意味は無い。


このロゴは1901年創業のアメリカのVictor Talking Machineのロゴマークである。

同社の日本法人として1927年に設立されたのが日本ビクターで、そこでも使われていた。

一方でアメリカのVictorは1929年にRCAに買収された。以後もこのマークを使用する権利は残っているはずだが、

いかんせん1968年にはRCA Victorの社名がなくなっていて、そのRCAも現在はアメリカのSony Musicの傘下だという。

今もRCAはこのロゴマークやVictorのブランド名を使っているのだろうか。

なお、1938年に日本ビクターとRCAの資本関係は切れている。

日本国外でVictorのブランド名は使えないが、RCAとは全く無関係に事業を営めるので、それがJVCブランドにつながっている。


もう1つ、このロゴを使っている会社があって、それが世界的レコード店チェーンのHMVである。

HMVは His Master's Voice に由来するブランド名なんだそうで。ただし、日本のHMVでは犬は描かれていないのだが。

HMVはイギリスのGramophone社が設立したが、その母体のアメリカのBerliner Gramophone社はVictor Talking Machineを設立したという関係があるそう。

同じルーツに行き着くが、資本関係は全くない。(さらに言うと日本のHMVもローソン子会社なので資本関係がない)

日本のHMVがこのロゴを使わないのは、日本ビクターの商号との兼ね合いもあったのだろう。


この犬はニッパーという名前が付いている。

日本のビクターエンタテインメントではかなり入れこんでいて、

ニッパー オフィシャルストア」というグッズ販売サイトがあったり、

ニッパーを着ぐるみにした「ニッパーくん」というのを生み出したり。

ビクターの犬マーク “ニッパー(NIPPER)”の着ぐるみ完成 3月18日(土)「ビクターロック祭り2017」で初披露 仔犬時代のニッパーを想定した「ニッパーくん」としてPRに尽力 作画・造形監修はイラストレーター・絵本作家、坂崎千春さんが担当 (ビクターエンタテインメント)

ビクターエンタテインメントからアニメ部門が分社化してできたのがフライングドッグだが、この名前もニッパーに由来するものである。

【2/28まで】フライングドッグ祭り ハイレゾキャンペーン! (mora)

2年前のキャンペーンだが、このときの景品として、風呂敷持って空を飛ぶニッパーを描いたトートバッグがある。

ほとんどダジャレみたいなものだけど。ただ社名にドッグと入っているだけあって、相当な入れこみようである。


ただ、ここまでの経緯を見てきてもわかるが、日本のビクターエンタテインメントって、Victorブランドの数少ない生き残りではあるんだよね。

アメリカのRCAはもうVictorブランドを使っているようには見えない。(商標を使用する権利はあると思われる)

旧日本ビクターの製品群も基本的にはJVCブランドに移行している。(わずかにVictorブランドの製品もあるようだが)

そんな中で同社がニッパーに強い愛着があるというのは幸いなことだったかもしれない。

まさか着ぐるみにされたり、空飛んでる絵が描かれたりするとは思ってなかっただろうけど。


本国ではもう失われたブランドが生き残っているというのは往々にしてあって、

日本の老舗レコード会社では日本コロムビアがそれに近い。

ただし、ルーツとなったアメリカのColumbia Recordsも、アメリカのソニー傘下で残っている。

ところがロゴマークは、日本コロムビアのロゴマークが、旧Columbia Recordsから継承したものになっているのだという。

どうもアメリカのColumbia Recordsは資本関係が移り変わる中でロゴマークを大きく変えてしまったらしい。

なぜか一番忠実に残ってしまったのが日本コロムビアのロゴだったようで現在もCDなどに描かれている。

もはや資本関係もなく、なにしろアメリカのColumbia Recordsがソニー傘下ということは、

同社のコンテンツの日本での販売はソニーミュージックが行っているわけでも、何ら関係もない。

というか、アメリカではVictorもColumbiaも今はソニー傘下と言われると、日本ではすさまじい違和感だな。


Author : Hidemaro
Date : 2020/02/05(Wed) 23:52
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