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病院が足りない

中国・武漢市で新型肺炎のために作られた病院「火神山医院」が完成したそうだ。

武漢火神山医院が完成、正式に引き渡し (人民網)

軍の病院として運用が始まり、今日から患者の受け入れを開始したとか。

建設着手からわずかに10日で完成していて、想像してたより立派に見える。

火神山医院のベッド数は1000床、これだけでもびっくりだが、追って建設がスタートした雷神山医院はなんと1600床という。

日本でもっともベッド数の多い病院は豊明市の藤田医科大学病院で1435床なので、それよりベッド数が多いという。


あわせて2600床というのは、すさまじい話だが、それほどに武漢市の医療状況は深刻らしい。

武漢 病院待合室に患者詰めかける様子 投稿動画 (NHK)

待合室で点滴されているのかな? いずれにせよ医療へのアクセスに大きな課題があることがわかる。

しかし、これより状況が悪い地域があるらしく、それが同じく湖北省の黄岡市だという。

治療設備、温かい食事なく 農村部襲う新型肺炎 激しい医療格差 (Yahoo!ニュース)

この背景というのは中国でよく語られる都市と農村の格差ということらしく、

もともと脆弱な医療体制であるところ、患者がかかるべき医療機関自体がないということらしい。

新病院は武漢市の医療体制の立て直しには役立つだろうが、周辺地域の立て直しとなると、また別の問題があるのかもしれない。


日本で新興感染症が起きたとき、どういう対応が取れるのだろうかと考えてみた。

重要性の高い感染症といって真っ先に思い浮かぶのが結核、第二種感染症に指定されている。

SARSも同じ分類で、今回の新型コロナウイルスの感染症も第二種感染症相当とすることになっているはず。

かつて結核は猛威を振るった感染症だったが、栄養状況の改善や、投薬治療の効果が高まったこともあってずいぶん減っている。

現在は、結核菌を排菌している患者は、結核病棟に隔離しての治療が行われることになっている。

結核病棟は院内感染を防ぐために病室を陰圧にすることになっている。


歴史的にも結核専門病院というのはたくさんあったはず。

そこで調べたのだが、結核患者数の減少に伴って結核病棟ってずいぶん減ってるんですね。

結核の医療提供体制について (pdf) (厚生労働省)

1990年頃は4万床以上あったようだが、2015年には5499床まで減っている。

結核患者は一貫して減少傾向にあり、なおかつ、排菌が停まったら通院治療に移行するのも背景にある。

入院を要する結核患者の年齢別のデータがあるけど、70%が65歳以上、さらに言えば40%以上が80歳以上ということで、

高齢化が進む中で、結核患者が再び増えることはないかという懸念もあり、結核予防は依然として重要である。


これでも感染症病棟の中で一番多いのは結核病棟だというのだから、現状の病院の配置では新興感染症に対応しきれない部分もあるのかなと。

もちろん、現実的にやりうる手段でやるしかないんだろうから、通常病床での受け入れとかもやらざるを得ないんだろうが。

なかなか日本では仮設の病院を急に作るのもできないだろう。そんなに土地の余裕はない。

どういう手が取れるのだろうかね。


新型コロナウイルスはどうして人に感染したのかというのは諸説あるところだが、

野生動物、一説にはコウモリとかヘビかと言われているが、これを食べたことによるものではないかと言われている。

確かに中国は食文化が豊かな地域と知られているが、なかなか想像を絶する食生活もあるわけである。

そこで食の安全というところに十分に注意が払われているとは思えない部分も多く、そこが背景にあるのではと疑われている。

日本で食の安全が話題になることは多く、食に関わるいろいろな人が安全性向上に努めてきた。

スーパーでも、肉や魚の調理方法について、食中毒の観点で注意が行われているところである。

安全と両立できない食文化は廃れるしかなくて、牛のレバ刺しの提供が2012年以降禁止されたことはまさにそういうことである。

今すぐどうにかなる話でもないとは思うのだが、食の安全について正しい知識を普及させることが大切だなと思った。

これが原因であると断定されたわけではないが、感染症という観点でよくない事象なのは確かなので。


Author : Hidemaro
Date : 2020/02/04(Tue) 23:27
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