日記帳だ! with Tux on Libserver

二度目の大改造!! 日記帳…か?を継承し、より柔軟でパワフルなBlogに変身しました。

RSSに対応しています。リンク・コメント・トラックバックは自由にしていただいてほぼ問題ありません。
RSS購読方法、僕のリンク・コメント・トラックバックについての考えを読むことをおすすめします。

出国なんてできるものか

元日、気合いを入れて初詣にでかけるほどの気も起きないが、家でやることもない。

それならということで、市内の神社に初詣に出かけた。引越前に住んでいた地域の神社ですね。

以前から買い物に行くときに自転車で前を通ってたから場所はよく知ってたんだが。

敷地も狭いし、質素なもんだが、御神輿を納めた建物が相対的に立派で、そういえば盛大に祭りやってたなぁと。

今住んでいる地域の神社かというと違う気がするけど、何かと愛着はある地域だし、なにより一番近所の神社だし。


昨晩、NHK紅白歌合戦を ラジオ第1 または BS4K で楽しんでいて、

年越しどうするかなと総合テレビに変えて ゆく年くる年 を見て、そのまま新年最初のNHKニュースになるわけだが、

新年トップニュースは カルロス・ゴーン被告の保釈取り消し だった。

ゴーン被告の保釈取り消す決定 東京地裁 保釈金15億円没収へ (NHKニュース)

ゴーン被告のレバノン逃亡は年末年始の日本を揺らした大ニュースである。

今のところは本当に逃亡したのかは確認中ですかね。ただ、拘置所に出頭することはないでしょうね。


紆余曲折あったゴーン被告の保釈請求だが、10億円+5億円という一般的には途方のない保釈金を積むことで認められた。

このときいろいろな条件を付けられたのだが、1つが日本を出国しないこと。

これを担保するため、弁護人はパスポートを預かっていたというし、渡していないのは確からしい。

一体どうやって出国したのかというところに謎は多いが、「手荷物」として出国したという説が言われている。

プライベートジェットで運び出されたのではないかと言われていて、それなら検査もなかったのかなと思ったが、

プライベート機でも保安検査はあるらしく、それも逃れられたのかはよくわからない。

ただ、輸出貨物の全てに厳格な検査を行っているとも思えないわけで、人間が「手荷物」として出国することが不可能とは言えない。


荷物扱いだったらどうしょうもないんだけど、真っ当に人間として入出国する場合のことを考えてみる。

入国審査ではJ-BISというシステムが2007年から導入されている。

これは特別永住者以外の16歳以上の外国人に対して指紋採取をするものである。

これがデータベースに登録されている人であれば、上陸拒否になるというものである。

J-BISの主な目的は退去強制になった人が再度入国することを防ぐためとされている。

犯罪者のデータベースとの照合も行われているが、あまりそこに重きが置かれているわけではない。


なぜこういうシステムが必要だったのかと考えてみると、外国人のパスポート情報の一貫性に疑問があるからだろうと。

当然、今までも氏名・生年月日などが一致すれば拒否していたはずだが、名前を変えたりということもあるだろう。

生体情報を使うことで、そういうごまかしを効かなくするということである。

日本人と特別永住者が対象外なのは、そういう懸念が少ないことと、日本へ帰国・再入国するのを拒否できないからでしょう。

懸念が少ないって言うのは、日本国内の制度で十分なトレーサビリティがあるということ。(特別永住者も基本的には日本生まれだ)

パスポートを失ってしまったとしても、入国審査場にたどり着いて日本人であることが証明できれば帰国できるぐらいだし。

(これはレバノンに到着したゴーン被告にも言えることで、レバノンのIDで帰国手続きはできたらしい)


あと出国側にこのようなシステムはない。

自動化ゲートの利用を希望した人は指紋認証での入出国手続きができるけど、それはまた別の話。

外国人が出国する場合は、上陸許可の情報と対応できなければ、出国手続きはできないだろう。

すなわち日本入国時に使ったパスポートなしには出国はできないわけで、入国時と違ってパスポート情報の一貫性の問題はない。

日本人が出国する場合は、有効な日本国旅券であることと、本人であることが確認出来ればよい。

ただし、いずれのケースにも言えることだが、データベースと照合して出国禁止になっているとそこで止められる。

とはいえ、高々パスポートからわかる情報の範囲、全く別人になりすますなどすれば、出国できてしまうかもしれない。


外国人の入国時の なりすまし さえ対策できれば大丈夫だと思っていたが、

実は出国時のなりすましにも疑念があるとか言われると、こちらは外国人より日本人の方が問題だ。

そうすると、入出国する全員の指紋読み取りをするのかとか、パスポートに指紋登録するのかとか、

そういう話にもなりかねない大爆弾である。

さすがに外国人が正体を化かせて出国は無理なのでは? とは思ったし、そうではなさそうだけど、日本人にも火の粉が飛びかねない問題だ。


まだ詳細は明らかになっていない面はあるが、いろいろな点で規格外の逃亡劇である。

保釈金15億円が安かったってのも、確かに安かったかも知れないけど、お金の問題ではなさそうだし、

弁護人の管理が不十分だったって言っても、重国籍で複数あるパスポートは全て預かっているわけで通常はそれで十分だ。

輸出貨物の検査が不十分だったと言っても、全ての貨物を厳格に検査することは不可能である。

裁判所の判断が誤りだったというのも無理のある話で、ある程度信頼しての判断もせざるを得ないわけである。

今回であれば弁護人による管理に期待した部分も大きかったわけだが……

こんな逃亡を防げる制度なんてものはないだろうという声も聞こえたが、その通りかなと。

保釈金があと1桁多ければ、没収した保釈金でサッカースタジアムができたなと思うぐらいですかね。


Author : Hidemaro
Date : 2020/01/01(Wed) 20:01
社会 | Comment | trackback (0)

Tools