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一気に普及したABJマーク

マガジン☆WALKERで雑誌を読んでいたら、ABJマークの広告が掲載されていた。

大書きされていた文字を抜粋すると次の通り。

このマーク何!?

正規の電子出版物であることを表すマークです

この国の出版文化を守るためにあなたの協力が必要です

スマホ・PCで本や雑誌、漫画を読むときは このマークのある正規版サービスで

へぇー、と思って、マガジン☆WALKERとBOOK☆WALKERを確認すると、ちゃんとABJマークが掲載されていた。

そりゃKADOKAWAの電子書籍サービスだから、率先して貼りますよね。


ABJマーク (AEBS 電子出版制作・流通協議会)

著作権者との契約などを結んで、正規に電子書籍を配信しているサービスならば、誰でも登録してマークを使えるようだ。

必ずしもこの団体の会員である必要はないようだ。

ホワイトリストということで、ABJマークの登録サイトの一覧が掲載されているが、

これを見てみると意外なのは出版社の登録が多いこと。

なんと小学館は100サイト以上のABJマーク登録を行っているという。


ガイドラインにはABJマークの対象となるサービスについて、

有償・無償は問わないし、出版社自身の配信・試し読みも読者へのサービスだから対象となると書かれている。

漫画雑誌とかで、第一話であったり、最初の数ページだけWebサイトに掲載していることはよくあるけど、

そういうのもABJマークを付けることが推奨されているということだ。

出版社自身がABJマークを付けるというと、てっきり出版社直営の配信サービスなのかと思ったのだが、試し読みが圧倒的に多い。


どうしてこんなマークが作られたんだろうと考えてみると、電子書籍のビジネスが複雑化してきたからなのかなと。

大昔は、正規の電子書籍は存在せず、インターネットに無償で公開されているのはすべからず不正アップロードだったからわかりやすかった。

そんな状況が変わって、正規に有償で電子書籍を販売するサイトがでてきて、安心して使えるようになった。

ところが、世の中には広告収入など目当てに正規に無償でマンガを公開するサイトもあるし(ex. マンガ図書館Z)、

逆に不正アップロードで有償サービスを営むような悪質なものもある。

なかなか正規サービスと不正サービスの見分けが付きにくいものである。


じゃあ、なにを信じればいいかというところで、以前は大手の書店がやってるとか、大手の出版社がやっていれば安心だろうと。

KADOKAWAがやってる BOOK☆WALKER はその典型だよね。他社の出版物を含めて正規の商流で販売しているのは確からしい。

ABJマークができたことで、このマークの有無を確認することで、正規のものか確認出来る。

さらに公開されているリストとマークに書かれているIDを照合するとなおよい。

インターネット広告でみかけた、ちょっとうさんくさい漫画配信サイトも、ABJマークが付いているから確からしいと。

そういう判断ができるようになったのは、画期的なんじゃないだろうか。


音楽分野ではJASRACなどの許諾マークとか、「エルマーク」というところで先行していた。

ちゃんとmoraやANiUTaにはエルマークが掲載されている。国内事業者の販売サイトではほとんど付いているだろう。

ただ、AppleとかAmazonとか外国事業者の存在感も強くて、そこでは活用されていない。

レコード会社自身が視聴用で公開する場合でもエルマークを取得して使えるはずだが、ABJマークほどは積極的に活用されていないようだ。

YouTubeなど外部の配信サイトに乗っかるようなケースではエルマークが活用できないという事情もあるのかもしれない。

エルマークができたのは2008年だそうだが、10年経っても、網羅度という点で今ひとつなのが実情か。


その点では、制度ができて1年も経っていないのに、これだけ普及したABJマークはなかなかのものである。

民間団体のマークではあるけど、オープンな制度なのがよいし、出版社自身が率先して使っているのもよい。

もちろん、マークが付いていないから不正であるとまでは言えないんだけど、疑うことはできる。

マークがなくても妥当ならばそれでいいし、怪しければ回避すれば良い。


Author : hidemaro
Date : 2019/06/03(Mon) 23:17
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