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送迎バスにしては珍しい

自転車で少し遠くまで散歩に出かけていた。

電車で行けばまっすぐすぐ行けるので、自転車を使う実用上のメリットは薄い方向で、

なおかつ明らかに電車より遠回りしないと道路がないんだけど、それでも意外と時間はかからなかった気がする。

ただ、途中に踏切が2箇所あって、信号制御されていないから、全ての車が一時停止する必要があって渋滞しがちだった。

自転車は渋滞している車の左側を安全にすり抜けられるからよいのだが、自動車にはさぞ走りにくい道だろう。


途中、小さなバスが2台停めてある車庫が見えた。このバスを見て驚いた。

というのも、どうみても日野ポンチョなのに、白いナンバープレートを付けていたから。

ポンチョと言えば、現在、国産では唯一の小型ノンステップバスである。

コミュニティバスでの使用例が多いが、狭い道も走れて、段差なしで乗り込めるという特徴が合っているからだろう。

このサイズのノンステップバスは、かつて国産車にはなく、大阪の赤バス(2000年~2013年)では輸入車を導入したが、トラブルが多く修理にも困ったとか。

2006年に国産のポンチョが登場したことで、小型バスのバリアフリー化が一気に進んでいった。

ちなみに、赤バスも末期にポンチョを導入したが、まもなく赤バスは廃止され、他の市バスと同じ塗装に直して、赤バスを継承した路線を中心に活躍しているとか。


バスの使われ方もいろいろあるが、小型ノンステップバスの特徴からして概ねこの3つだろうと思う。

  1. バス会社が自社の路線バスとして運行
  2. バス会社から貸切バスとして借りて、無償で客を乗せる
  3. 市町村などがバスを運行し、有償・無償で客を乗せる

1, 2のケースはバス会社の営業用車両なので、緑色のナンバープレートを付ける。

3のケースは市町村の自家用バスなので、白色のナンバープレートを付ける。

ただし、自家用バスでの有償輸送は例外的なもので、特別な手続きを踏む必要がある。

現実的な問題として市町村などが直接バスの運行を行うのは大変で、3のケースでも実務上はバス会社に委託していることも多い。

逆に1, 2のケースでも、専用車を市町村などが貸し付けていることが多い。それでも検査・修理時の代車としてバス会社所有の車両が出てくることはあるけど。


というわけで、白ナンバーのポンチョ自体は市町村などが所有していることはあるのだが、

今日見かけたバスは、このあたりのマンションの名前が書かれていた。

調べたところ、このマンションには住民用のシャトルバスが最寄り駅の1つとの間に運行されている。

確かにこのマンションのWebサイトを見ると、今日見た白ナンバーのポンチョがシャトルバスの写真として掲載されている。

すなわち、自家用の送迎バスとして導入されたポンチョだったのだ。おそらく、こういうのは珍しいと思う。


送迎用のマイクロバスで白ナンバーのものは世の中にたくさんあるけど、

そういうところで導入されているマイクロバスは、トラックや乗用車をベースとしたものが普通だ。

この構造ではバリアフリー化が難しいので、新規に路線バスで導入されることはないだろう。(既存の路線バスではそういうのも存在する)

一方で、バリアフリー対応が必須ではない送迎バスであれば、このようなマイクロバスは現在も広く使用されている。

というか、ノンステップバスって高いですからね。トラックや乗用車をベースにしたマイクロバスに比べれば目が飛び出るほど高いはず。

近年、大型バス・中型バスは自家用含めてノンステップバスに集約されてしまったが(ノンステップバス以外は数が出ないから?)、

小型バスは今もノンステップ以外の選択肢がある。そう考えると、マンションの送迎バスで買うようなバスとは思えないのだが……


あと、もう1つ気になるのが、運転・点検の体制や、点検・修理時の代車のこと。

貸切バスであれば、これは全てバス会社が面倒を見てくれる。

二種免許を持った人だけが運転でき、それぞれの会社の基準で安全面にも十分な配慮がなされているはず。

ところが自家用バスとなれば、これは全て所有者に委ねられることになる。

バス会社に委託しているケースもあるだろうが、この送迎バスはどうなんでしょうね?

少なくともこのバスが置かれていた場所はバス会社の車庫という感じではないが。


それにしても、マンションが自分で送迎バスを走らせるとはね。

調べたところ、何棟もある大規模なもののようで、専用の送迎バスが成り立つのだろう。

一方で2つある最寄り駅の一方はそんなに遠いわけでもない。もう一方の最寄り駅も路線バスが頻発しているようだ。

送迎バスの運行ってのも費用がかかるわけで、それを継続してやっていけるかというのは課題である。

不動産会社がセールスポイントとなるように、こういう送迎バスを走らせているんだろうが、本当に住民のためになっているかというのは疑問もある。

バス停まで歩いて、混んでいるバスに詰められるのは辛いという話はあるだろうし、

徒歩圏にある最寄り駅もすごい不便なわけではないが、あまり便利とは思われていないのも実情でもあるのだが。


ちなみに、マイクロバスは現在の運転免許制度でいうところの中型自動車免許で運転できるバスという理解でよいと思う。

かつて、普通自動車免許で定員29人までのバスが運転できた時代があったらしいのだが、

これが10人までに縮小されて、定員11人以上では大型自動車運転免許が必要となった。ここで移行したのがマイクロバスということ。

後に中型自動車免許ができ、これは定員29人以下のバスが運転できることとなり、これが今のマイクロバス向けの運転免許である。

ポンチョはこの定義ではマイクロバスになるタイプとならないタイプがある。ショートは定員29人(立席含む)、ロングは定員36人が標準となっている。

ショートは中型免許でOKだが、ロングは大型免許が必要となる。なので、ロングはマイクロバスとは言えない。

もっとも、ポンチョを使用するのは路線バスを運行する会社がほとんどで、運転者は大型自動車二種免許を持っているのが前提だから問題にならないようだ。

見かけた送迎バスもドアが2つあったからロングですね。だからマイクロバスってのはちょっと違うかもなぁ。でも少しはみ出るだけですけどね。


Author : Hidemaro
Date : 2018/12/09(Sun) 23:57
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