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信託銀行ってなんだ?

あおぞら信託銀行が信託業務をやめるらしい。

信託銀行が信託をやめたらそれはただの銀行なのでは? と思うけど、まさにその通り。

信託業務移管の検討開始についてのお知らせ(PDF) (あおぞら信託銀行)

あおぞら信託銀行はGMOの出資を受けて、今年6月に「GMOあおぞらネット銀行」に改名し、7月からインターネット銀行の事業を開始する。

当初の説明では従来からやっていた信託業務は引き続きやる予定だとなっていたが、

インターネット銀行の事業が拡大してくると、従来からの信託業務は明らかに異質になる。

それを見越してあおぞら銀行に信託業務を引き取ってもらうことを考えているようだ。


信託銀行と言って思い浮かべるのは、三井住友信託銀行だ。

日本最大の信託銀行であるとともに、一般の銀行としても日本4位の規模を誇っている。

銀行傘下の信託銀行が多い中、三井住友信託銀行は独立した信託銀行であるのが特徴だ。

店舗数も多くて、大都市圏でのネットワークは充実しているから、都市銀行としての一面もある気がする。

ただ、銀行も信託もガッツリやっている信託銀行というのは意外と少ない。

もともとやっていたところも銀行傘下に入れば、銀行業務はそちらにゆだねようという話もあるし、

そもそも専ら信託業務を行うために作られたであろう信託銀行も多い。あおぞら信託銀行もそんな銀行だ。


ところで信託の担い手としては信託銀行の他に信託会社というのも想定される。でも圧倒的に信託銀行なんだよね。

信託をやるだけなら信託会社でよいのでは? と思うんだけど、ある時期に銀行化が進められた経緯もあるらしい。

銀行は認可を受ければ信託業務を行うことが出来る。

この認可を受けているのは「信託銀行」と付いている銀行ばかりではなく、それ以外の銀行でも認可を受けているところはある。

兼営信託金融機関認可一覧 (金融庁)

りそな銀行 はその前身の大和銀行のときから、信託銀行を名乗らないが 信託業務 を行う銀行として知られていた。かつては珍しかったらしい。

最近では信託業務を行う銀行も増え、例えば 南都銀行 が2017年に信託業務を開始している。


一方で業態を拡大して、名前を変える信託銀行も出ている。

  • BNBバリバ信託銀行 → 新銀行東京(→きらぼし銀行) : 東京都が買収して2004年に業態変更(後に2018年に八千代銀行・東京都民銀行と合併)
  • オリックス信託銀行 → オリックス銀行 : 個人向け業務が強化されたことを受けて2011年に改名
  • ソシエテジェネラル信託銀行 → SMBC信託銀行 : 三井住友銀行が2013年に買収、後に日本国内のシティバンク銀行 個人部門を継承(PRESTIA)
  • あおぞら信託銀行 → GMOあおぞらネット銀行 : GMOが出資し2018年にインターネット銀行化(予定)

SMBC信託銀行は改名後も信託銀行って付いてるね。でも、シティバンク銀行を継承したPRESTIAを継承したというのは大きな変化だと思うんだよね。

オリックス信託銀行は業務が単純に拡大したから名前を変えただけの話で、業務内容も資本関係も変わったわけではない。

新銀行東京は資本関係も業務内容も変わっている。手っ取り早く中小企業の融資のための銀行を作りたかったのだろう。

もともと信託銀行だったことを生かして信託を使った中小企業の資金調達をやっていて、このサービスは きらぼし銀行 になっても続いているようだ。

そして、あおぞら信託銀行はインターネット銀行となって、信託やめるって話。(信託業務の認可は残しておくのかもしれないけど)


そもそもの話だけど、信託業務ってどういうことかご存じですかね。

信託法 第二条 この法律において「信託」とは、次条各号に掲げる方法のいずれかにより、特定の者が一定の目的(専らその者の利益を図る目的を除く。同条において同じ。)に従い財産の管理又は処分及びその他の当該目的の達成のために必要な行為をすべきものとすることをいう。

例えば、会社が株式を信託銀行に拠出して、それを信託銀行に運用してもらい、時期が来れば退職金の給付に充ててもらう 退職給付信託 というのがある。

会社が退職金のために拠出した時点で株式の所有者は信託銀行になる。信託銀行は一定のルールにより、退職金のために運用・処分を行う。

そして最終的にその利益を得る人(受益者)は、会社ではなく退職者となるわけだ。

いろいろな使い方ができるので、金融のインフラとして活用されていて、銀行が信託銀行を抱えたり、銀行が信託業務に参入するのもそういうことだろう。


Author : hidemaro
Date : 2018/05/11(Fri) 23:23
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