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かつては出ようもなかったレース

今月から始まったTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」、意外と面白いなということで評判である。

2016年に発表された同名のスマートフォン向けゲームが原作……のはずなのだが、

発表されてから2年経ってるというのに、まだゲームがリリースされず。今年リリース予定らしいが。

一番先行したのが音楽、続いて漫画、そしてTVアニメの放送が始まってしまったと。

当初からゲームより先行する計画だったならよいのだが、多分そうではない。


さて、このゲーム、端的に言えば実在した競走馬が擬人化したのが走るものらしい。

これは異世界から受け継いだ輝かしい名前と競走能力を持つ“ウマ娘”が遠い昔から人類と共存してきた世界の物語。

ウマ娘が走っているところは実在の競馬場そのものだし、レースの名前も実在するレースの名前と同じ。

でも、この世界の競馬はギャンブルではないらしいし、勝ったウマ娘は「ウイニングライブ」というパフォーマンスをするらしい。

なんかよくわからない世界観だなぁと思うけど、これが意外とよかったようだ。


実在の名馬のようなウマ娘が、実在のレースと同じようなレースを走るということで、

TVアニメ当初、4話までのレース結果は概ね史実に従って進んでいった。

ところが4話の最後、エルコンドルパサーが日本ダービーへの参戦を宣言した場面があった。

これを見た競馬ファンは、ここで史実と異なる展開になるのか、その手があったか、などと驚きが多かったようだ。

どういうこっちゃと調べてみたら、現実のエルコンドルパサー号が活躍した時期にはあり得なかったことらしい。


ここで参戦を宣言した日本ダービーのモチーフは1998年の日本ダービーとされている。

史実では、主人公のモチーフになったスペシャルウィーク号が勝利したレースだ。

この当時、日本ダービーには国内産馬しか出場できなかった。

エルコンドルパサー号はアメリカ生まれの馬、日本で調教されてはいたが、外国産馬だったから出場資格はなかったと。

だから当時はあり得なかった展開だと言われたわけだ。

もっとも、2001年以降は段階的に外国産馬の出場が可能となり、2010年以降は国際競争となって外国で調教された馬も参加できるようになった。

ゲーム内の日本ダービーは現在の日本ダービーと同じく、ことさら制限は設けていないのだろう。(ゲームはまだリリースされていないけど)


それにしても、外国生まれというだけで出場できなかったレースが、10年後には国際競争に位置づけられるレースになったとはどういうこっちゃ。

もともと、外国生まれというだけで出場不可だったのは、国内の競走馬生産者への配慮があったらしい。

その一方で国際的なレースの格付けを得るためには、外国からの参加も認める必要があった。

当時は国内産馬に限るというレースが相当多かったようで、そうすると国際的な格付けが得られるわけもなく。

日本の競馬は世界的に見ても賞金の金額は多い方だし、日本の競馬の地位向上のために国際的な格付けを取得するレースを増やそうとしたのだろう。

そのためには外国生まれの馬の活躍の場も広げる必要があり、2000年頃から段階的に緩和が進み、

2006年には日本で国際的なレースの格付けを決められるようになり、2010年には中央競馬のすべての重賞競争が国際競争となったのだという。


この国際的なレースの格付けというのが GI, GII, GIII というものだが、

これって過去の実績からどれぐらい強い競走馬が出場するレースか格付けしたものなのだという。

賞金などで決まってくる面もあるようだが、実態にあわせて格上げ・格下げということもあるらしい。

格付けの目的はセリ名簿の作成、すなわち馬のカタログを作るためには、その馬が活躍したレースのレベルを同じ尺度で示す必要があるということだ。

とはいえ、いかにレベルの高いレースであっても、外国からの参加も認めないと、国際的な格付けが得られない。

2000年頃から2010年にかけての変化はそういう背景もあったのだろう。

なお、日本ダービーについては、2010年から国際的な格付けでGIに位置づけられるようになったが、

2006年までは日本ローカルの GI (当時は同じGIでも国際格付けと混在していたらしい)、2007~2009年は JpnI という表記で同じくローカル格付けだった。


ウマ娘の世界には異なる時代に活躍した馬をモチーフにしたキャラクタが共存している。

現実と同じ時間軸で進む必要は全くないわけですね。

異なる時代の馬をモチーフにしたウマ娘同士が競ってもよいわけだ。ゲームでは当然あるでしょうね。

現実のエルコンドルパサー号はとても強い馬だったようだが、外国生まれということで出場できるレースへの制限があった。

もし、それがなければ活躍の仕方も大きく変わったのでは? という話なんでしょうね。

それだけに競馬ファンには驚きもありつつ、納得感もある話だったんでしょうね。背景を知らない人にはなんのこっちゃって話ですがね。


Author : hidemaro
Date : 2018/04/16(Mon) 23:39
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