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不正乗車対策には効く

先日、奈良公園に行って、その帰りにJR桜井線に乗っていた。

そしたら床にきっぷが落ちているからこりゃ大変だと思って拾い上げると「大阪から120円区間」とあった。

あ、これ不正乗車した人が捨てたきっぷだ。というわけでそっと置いたのだった。

今どきこんな古典的な不正乗車する人もいるんだなと思ったが、無人駅の多い桜井線だとこういうことができちゃうんですね。


それで調べていて知ったんだけど、この3月から和歌山駅の和歌山線のりばに乗換改札が設けられるらしい。

ICカード乗車券「ICOCA」のエリアを拡大します!~和歌山線 高田駅から五条駅間へのICOCA導入~ (JR西日本)

この発表の主題は和歌山線の高田~五条間にICOCAを導入することだが、ついでにこんなことも書いてある。

和歌山駅7・8番のりば(和歌山線、和歌山市駅方面ホーム)に、阪和線、きのくに線との「のりかえ改札機」を2018年春(予定)に設置いたします。和歌山線、和歌山市駅方面からお越しのお客様、これから和歌山線、和歌山市駅方面をご利用のお客様につきましては、「のりかえ改札機」にて和歌山駅までの運賃を確認いたしますので、金額が不足している場合は乗り越し精算をしていただく必要があります。

今年3月以降、和歌山駅で和歌山線に乗り換える場合は、和歌山駅までの運賃以上のきっぷか確認されるようになると。

すなわち、天王寺から120円 とかいうきっぷのまま和歌山線に乗り換えるということはできなくなる。

少なくとも和歌山駅までの運賃は足りている必要があるということだ。


近畿圏のJRではこのような乗換改札を設けている駅がいくつかある。

加古川駅の加古川線ホーム、姫路駅の姫新線・播但線ホームだ。

いずれも無人駅が多くある路線への乗り換えにあたって、この駅までの運賃が足りているかのチェックをやっている。

基本的には両駅を挟んで加古川線・姫新線・播但線を使う人は全てこの改札を通る。

例外は播但線に入る特急 はまかぜ号 を利用する人だが、特急なので車内できっぷをチェックするから問題ないでしょう。

和歌山駅も和歌山線から他線への直通運転はないので、全ての利用者が新しく設けられる改札を通ることになる。


不正乗車もいろいろあるけど、最も恐れるべきは他線から安いきっぷでやってきて、無人駅で降りて運賃を逃れようとするものだろう。

例えば、天王寺駅から和歌山駅経由で田井ノ瀬駅まで乗車する場合を考える。

天王寺~田井ノ瀬は1140円だが、田井ノ瀬駅は無人駅なので、運転士の目をかいくぐれば天王寺から120円のきっぷでも多分降りられる。

基本的に桜井線・和歌山線は無人駅では運転士の近くのドアから降りるようにとなっているが、

実際には後ろのドアから降りる人はいるし、混雑している場合は全てのドアを開けることもあるらしい。(実際、先日乗ったときはほとんどの駅で全ドア開けていた)

ここに和歌山駅でのチェックが加わると、少なくとも天王寺から860円のきっぷがないと通過できない。

これでも不正乗車が全く不可能になるわけでもないが、少なくとも和歌山駅までの運賃は確認したので、損害はある程度抑えられる。


こういう対策を和歌山線の奈良県側、桜井線でできるかと考えてみると、できる部分とできない部分がありそう。

そもそも桜井線と和歌山線は同じ車両を使い、直通運転も行っているなどつながりが深い。無人駅が多いことも共通の課題だ。

桜井線・和歌山線と他線の乗換駅としては、桜井線と大和路線の接続駅である奈良駅、和歌山線と大和路線の接続駅である王寺駅があるが、

実は王寺駅については、大阪市内~王寺~高田という王寺駅で乗り換えにならない直通列車が多く走っている。

王寺~高田は和歌山線の中では利用者が比較的多い区間で、この間には無人駅がない。それも直通列車が多い理由なのだろう。

昼間は王寺~高田は基本的に直通列車だから、これ以外の桜井線・和歌山線から王寺経由で大阪市内に行く場合は王寺ではなく高田で乗り換えることになる。

では、王寺で乗り換えて大阪方面に行く利用者に対するチェックは高田駅でやればよいのかというと、それも難しそう。

というのも昼間以外では 王寺~高田~奈良、王寺~高田~五条 での運行が多いので、1日通じて見ると王寺乗換の方がメインなんだよね。

というわけで、王寺経由で桜井線・和歌山線に来る利用者のチェックを網羅的にするのはなかなか難しい。


一方の奈良駅については、ここを越えての直通運転は基本的にないし、桜井線の乗り場は基本的に分かれているので、

ここで網羅的にチェックするということはできそう。もしかしたら将来的に導入されるかもね。

桜井線の奈良~桜井は利用者が多い割には無人駅が多い区間なので、かなり効きそうではある。

わずかながら桜井線乗り場が桜井線以外の列車にも使われたり、逆に他から桜井線の列車が出たりというのもあるかもしれないから、

実はそこまで簡単ではないのかも知れないが。


こういう対策は近鉄でもやっていて、というのが分社化した伊賀線と養老線の話なんだけど。

以前は伊賀線と大阪線の乗換駅、伊賀神戸駅、養老線と名古屋線の乗換駅、桑名駅ともども、何のチェックもなく乗換ができた。

これが分社化されてからは、乗換駅できっぷを買い直すことになった。

伊賀神戸駅では両線の改札口を分けて、一旦、改札を出て乗り換えるようになった。

桑名駅は改札口が分けられなかったので、養老線の乗り場を柵で区切って、ここに出入りするときにチェックするようにした。

この対策で無人駅の多い支線は全部対策できたはず。もともと田原本線と内部・八王子線(現在は分社化済)は改札外に出て乗り換える仕組みだったので。

無人駅が多くても他線からの直通が多い 山田線・鳥羽線・志摩線 はこのような対策はできないが、


そんな桜井線・和歌山線だが、2019年より新車を導入するということが発表されている。

和歌山線・桜井線への新型車両導入と車載型IC改札機を使用したICOCAエリア拡大について (JR西日本)

新車買うの? って思うかも知れないけど、近畿圏のJRでは2両単位で連結して走らせられる電車は限られている。

他の主要路線では短くても4両単位だし、連結しても通り抜けできない車両も多い。今の車両を置き換えるには新車を買うしかないと。

ちょうど最近、広島で導入した新車が2両・3両編成で柔軟に連結できるものなので、これと同型の車両を桜井線・和歌山線にも導入するようだ。

今の桜井線・和歌山線の車両ってかなり古くて、乗り心地も悪く、いかにもボロいので、新車に変わることは朗報ですね。


Author : hidemaro
Date : 2018/03/07(Wed) 22:59
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