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スパイラルはかくして休止になった

今週金曜日にピョンチャンオリンピックが開会する。

ここから3大会連続の東アジアでのオリンピック開催になる。


その裏で、長野市のボブスレー・リュージュ施設「スパイラル」が昨日をもって事実上休止になった。

この施設は1998年の長野オリンピックに向けて作られたものである。

長らく日本唯一のボブスレー・リュージュ施設だったのだが、

老朽化と利用者の少なさから、この冬をもって製氷を停止することになった。

製氷を停止するというだけで、施設自体は残り、夏期の練習場としては今後も使える。

とはいえ、もはやボブスレー・リュージュの競技には使えないのだから、事実上の休止ということになる。


そもそも、日本ではボブスレー・リュージュというのは競技人口が少ない。

オリンピック競技にあって国体競技にない数少ない種目である。(cf. 差分はだいたい武道)

とはいえ、冬のオリンピックをやるには必要だったし、日本に競技者がいないわけでもない。

実は長野のスパイラルができる以前は札幌市にボブスレー・リュージュ施設があったらしい。

この施設も1972年の札幌オリンピックのために作られ、老朽化を原因として2000年に廃止されたとのこと。

すなわちオリンピックをやるために仕方なく作るも、それ以後の維持に大変苦心するという歴史を繰り返しているのだ。


今後はボブスレー・リュージュの練習を行うにも、実際に氷をつかった練習をするには国外に行く必要がある。

ただし、ピョンチャンでオリンピックをやるということは、今後はそこを使えるということでもある。

ここでスパイラル休止を決断したのも、アジア圏における代替施設ができたのも理由としてあるようだ。

もしもそれすらなく休止になってしまうと、ヨーロッパまで行かないと氷をつかった練習ができなくなるところだったのだ。


せっかく作ったものなのだから長野市としては、今後も活用できないかと考えたようだ。

そんな中でピョンチャンオリンピックの会場として使ってもらうというアイデアもあったらしい。

どうせボブスレー・リュージュの競技場を作っても、今後の維持が大変なだけだから、

すでにある長野の施設を使うという手もあるのでは? という話だったらしい。

どこまで本気だったのかわからないけど、再びオリンピック会場として使ってくれるなら大規模改修の費用を工面できるのではと考えたのだろう。

一部の競技を他国で行うことは過去のオリンピックでなかったわけではない。

1956年のメルボルンオリンピックでは馬術競技は検疫の都合、ストックホルム開催になったという実績はある。

とはいえ、やっぱり厳しいよね。でも、それでも今後の維持のことを考えればメリットがある選択肢だったかもしれない。


オリンピックのためにつくった競技場のその後の活用というのは難しい問題だ。

もちろん良質な競技場を生かして、国際大会の誘致ができるようになったりするケースもあるだろう。

ただ、その後の利用が低迷したり、維持費に苦心するケースもある。

ひどかったのが2004年のアテネオリンピックで、その後の荒廃はすさまじいようで。

新国立競技場はどうなる? アテネ・オリンピックが遺した廃墟たち (HUFFPOST)

これはやや極端な例だが、競技の数が多いので、どうしても稼働率が上がらない競技会場が残るのは実情のようだ。

冬のオリンピックにおける ボブスレー・リュージュ というのはまさにそういう競技だったってこと。


Author : hidemaro
Date : 2018/02/06(Tue) 23:46
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