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織機から始まった博物館

朝から新東名スーパーライナーに乗って名古屋へ。
休日の前後でもなくただの平日だから、乗車率は50%も行ってなかった。
それで5時間もかからずに名古屋に着いた。
この時間で走ると新幹線と比べてもそこまで悪くないよね。
両親は仕事だからそんなに早く進んでも仕方ない。
それで名古屋で何か時間はつぶせないかなぁとバスの中で調べていた。
そしたら「トヨタ産業技術記念館」がおもしろそうなので行こうと思った。
名古屋駅からそんなに遠くないところにあるので好都合だ。
本来の入場料は500円だが、チケットぴあで購入すれば400円になるとある。
名古屋駅あたりのセブンイレブンでチケットを買って、博物館に向かった。
ずいぶん立派な建物が見えてきた。
ここは豊田自動織機の創業の地で、今のトヨタグループの始まりの地だとある。
今のトヨタ自動車の本社は豊田市だけど、自動車の生産拡大に際して挙母(ころも)工場を新設したのがきっかけだったそう。(後に挙母市は豊田市に改名している)
当初、ここは紡織工場として生まれた。それは自動織機のパイロットプラントとしての意味があったらしい。
当初は布だけ作ってるつもりだったが、糸を紡ぐ紡績にも手を出し、こちらの自動化も進めた。
こうして生まれた機械を製造したのが豊田自動織機なのだが、実は布を作る部門も残っている。
それが今のトヨタ紡織で、自動車向けの繊維製品の製造を行っている。これがトヨタグループの本当の原点だそうで。
そんな経緯をふまえて、この博物館は繊維と自動車の博物館になっている。
この繊維についての展示はかなり充実していて、自動化以前の機器、自動化されていく過程、そして現代の機器とあるだけでなく、
それを実際に動かして見せてくれるんだよね。
展示を見ていると「動かしてみましょうか」と実際に機械を動かして布を織ったり、糸を紡いだりしてくれる。
機械を動く状態に維持し続けること、その機械を実演するスタッフを常に配置していることを考えると、
この博物館はすさまじいお金がかかっていることが想像できる。
糸を紡ぐことは、綿をほぐしてのばしてよって糸にするという各工程は連続的なのだが、
その一方で巻き取られた糸を回収するとかは不連続で、ある種のバッチプロセスなんだよね。
布を織るのも、糸が正常に供給されて織ること自体は連続的だが、糸の供給は不連続にならざるを得ない。
そういうところにいろいろ工夫があったようで。
今も自動織機の事業は続いているものの、豊田自動織機の事業の大半は自動車関係となっている。
ここまででも相当なボリュームだが、引き続き自動車館につながる。
豊田自動織機が自動車の製造に乗り出したのは、同じ機械産業として興味があったという話だろう。
ところが、まず困ったのが材料で、エンジンなどに適した材質が日本にはないというところにぶち当たったのだという。
そこで自分で製鋼所を作るところから始まったらしい。板材とかは外から買えたようだけど。
ちなみにこの製鋼所は分社化されて愛知製鋼として現在も存在している。
かくして豊田自動織機の自動車事業は始まったのだった。
後にトヨタ自動車に分社化されるわけだが、ここで読み方が変わっているのに注意が必要だ。
もともと創業者の名字が「とよだ」だったので、「とよだじどうしょっき」(TOYODA)だった。
ところが自動車部門では「トヨタ」(TOYOTA)としたのだ。
後に豊田自動織機も「とよた」(TOYOTA)に読み方を変えているのだけどね。
これに続いて、エンジン・トランスミッションなどの自動車の構成要素とか、生産設備の展示がある。
この生産設備の展示も動く状態になっているのが多くて、
さすがに糸や布と違って、実際に機械加工している状態を見せるのは難しいんだけど、模擬的に動くようにはしてある。
当初はプレス機を手動でガンガン動かして加工してたというのを、試しに動かして見せてくれたんだけど、
シューシュー音がするから動力は何だと聞くと、「エアと電気だ」というけど、詳しく聞くと当初は蒸気だったとのこと。
ある時期にコンプレッサーから駆動させるように変更したのを展示でも引き継いでいるようで。
このプロセスも後に自動化されるのだが、本質的にやってることはそう変わってない。
今は自動車もエレキ要素が大きくなっているけど、やはりルーツは機械なんだなと。
機械の勉強も多少はしたけど、実際それを応用してとやかくやるということはさほどなく。
そんな中で織機とか自動車というのは機械を高度に応用してできたものだから、そうしてできてるんだなと驚きは多かった。
最近はメカ技術者と一緒に仕事をすることも増えてて、といっても自動車や織機のようなダイナミックなメカではないんだけど、
それはそれでいろいろ工夫があって、なるほどなぁと思うことは多かった。
そういう経験と併せて考えると、メカってこんなこと考えてやってるんだなぁと学びは多かった。
織機から自動車にというのは簡単には理解できないけど、とっかかりとしてはよかったんでしょうね。
とんでもなく展示が多いので、3時間ぐらいかかった。
それってどういうことかというと14時ごろに来て閉館時間までってこと。
しかも休日だと機械加工関係の実演も増えるようだからなおさらでは。
というわけでみどころは多いけど、くれぐれも時間は長く取っておくことをおすすめする。
わりと繊維関係の展示だけでおなかいっぱいになるぐらいなので。
ともあれ、ちょうどいい時間まで時間がつぶれたので、近鉄電車に乗って親元まで。
ここから来週月曜まで長期滞在で関西をいろいろ巡る予定。引っ越して以来、秋はずっとそうだけど。
Author : hidemaro
Date : 2017/11/01(Wed) 23:18
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