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神島に鳥羽から行くか、伊良湖岬から行くか

伊藤美来さんの新曲「ワタシイロ」のMVが三重県鳥羽市の神島で撮影されたものらしい。

「ワタシイロ」Teaser / 伊藤美来 (YouTube)

伊藤美来/DISCOGRAPHY (日本コロムビア)

先週発売されたアルバム「水彩 ~aquaveil~」に収録され、BD付きを買うとMVが入っている。

ミュージックビデオというわりには映画のようなものになっている。YouTubeの視聴を見てもわかるけど。


神島ってどこにあるか、皆さんご存じですかね?

そもそも、鳥羽市は4つの有人島を抱えている市で、鳥羽市街からごく近い島から、そこそこ遠い島まである。

伊勢志摩の離島へ行こう (伊勢志摩観光ナビ)

一番近いのが坂手島、鳥羽水族館あたりから見ると、陸つながりなんじゃないかと思うほど近い。

逆に一番遠いのが神島、鳥羽市ではあるが、愛知県田原市の伊良湖岬の方が実は近い。

鳥羽市神島 (Yahoo!地図)

ちょうど伊勢湾の入口にあるんですね。


そんな立地なので、鳥羽港からの鳥羽市営定期船と、伊良湖港からの神島観光船の2つのアクセス手段がある。

鳥羽港からの定期船は最速で30分、1日4往復運航されている。

伊良湖港からの船は所要時間は15分、冬以外は1日4往復、冬は便数が減り、運航されない日も出るようだが。

運賃は鳥羽港からが730円、伊良湖港からが1500円と、市営と民営の差か、距離の差とは逆に鳥羽港からの方がえらく安いが。

どうだろう? 船だけ見ればどちらかが圧倒的に優れているということはなさそう。(冬に伊良湖岬からの船が減るのはさておき)


伊藤さんは東京を拠点に活動しているので(声優という商売が成り立つ希有な都市ですし)、神島に行くのも東京起点ということになる。

そのとき、鳥羽港から神島を目指すか、伊良湖港から神島を目指すか、どちらがよいだろうか?

地図をみる限りでは、鳥羽港から神島に行くには、名古屋まで行って伊勢湾をぐるっと回って鳥羽まで行って、さらに船となる。

一方の伊良湖港から行く場合、豊橋・浜松あたりから直線的に行くことができるので、距離的にはメリットがありそう。

上に書いたように船はほぼ互角。となればこれは伊良湖港からか?

でも、このルートはちょっとマニアックな気はするし、そもそも伊良湖港へのアクセスが……なんてことも思う。


答えはメイキング映像で明確に示されていた。

鳥羽マリンターミナル(佐田浜桟橋)で船に乗るところから始まっていたので、鳥羽港から神島に向かっている。

30分ほどの船旅は風が強く、揺れて大変だったらしい。

東京を朝に出て、鳥羽まで来て船で神島、そこから撮影を開始して、1泊挟んで(旅館でのシーンもあった)、

翌日も引き続き撮影を行い、それから東京に戻って、夜の都会のシーンの撮影をして終わり、とそういうことだったようだ。


なぜ、遠回りの鳥羽港からのルートが選ばれたのか?

確かに神島へのアクセス手段としては鳥羽港からの定期船の方が有名だし、無難な選択肢だからというのもあったのかもしれないが、

なによりも問題なのが伊良湖港へのアクセスが非常に悪いということに尽きる。

公共交通の場合、豊橋から電車(豊橋鉄道)+バス または 全てバス で、1時間40分ほどかかる。かなり遠い。

ただし、車の場合は、豊橋から目指しても、浜松から目指しても距離はさほど変わらないので、

東京方面からだと浜松からタクシーでも飛ばして伊良湖港を目指す方がよいだろう。

ただ、それでも浜松駅~伊良湖港の所要時間は1時間40分(Google Mapsによる)なので、けっこうなもの。

東京~浜松の新幹線は1時間半、ここから乗換や余裕時間を考慮すると伊良湖港まで2時間ほど、そこから船は15分にしても、4時間ほどかかる。


一方の鳥羽港から神島を目指す場合、東京~名古屋の新幹線が1時間40分と、名古屋~鳥羽の近鉄特急が1時間半、

あわせるとだいたい3時間半で鳥羽まで行ける。佐田浜桟橋まで行って(徒歩でも可)、船で30分、まぁ4時間半ぐらいですかね。

距離は全然違うけど、所要時間の差はそこまでではなくて、むしろここまで来ると1日4往復の船とのかみ合いの問題。

神島に午前中に到着できるのは、鳥羽港からのルートだけで、これだと東京を6時ごろに出れば、11時半ごろには神島に到着できる。

というわけで鳥羽港からのルートが選ばれたのは必然だったのだ。

だいたい伊良湖港からのルートを使う前提として、浜松から伊良湖港までタクシー飛ばすのが前提ですからね。

そもそも勝負にすらなっていないという話もあろうとは思いますが。


伊良湖港のアクセスの悪さが特に問題なのが伊勢湾フェリーだ。

鳥羽港~伊良湖港と伊勢湾口の両側を結ぶ航路で、船自体は55分と所要時間は短い。

鳥羽港は鳥羽水族館の近くで、志摩観光の起点としてはよい位置だと思うんだけど、

問題は伊良湖港で、公共交通でのアクセスは上に書いたとおり、車としても浜松ICから1時間50分、豊川ICから1時間40分となっている。

なんと、最寄りの高速道路から2時間近くも走らせるということで、なかなか大変なのだ。


それでも昔は自動車ならばメリットがあるルートだとされていた。

しかし、伊勢湾岸自動車道、伊勢二見鳥羽ライン(かつては有料道路、現在は無料化)ができ、

東名自動車道から鳥羽市内まで自動車専用道路だけでスムーズに来られるようになった。

浜松ICから鳥羽まで渋滞がなければ2時間半ほど、実はひたすら高速道路を走った方が速いのだ。

ただし、ご存じの方もおられるだろうが、東名阪自動車道の四日市西JCT~亀山JCTは渋滞が慢性化している。

新名神自動車道の四日市~亀山が未開通のため、伊勢湾岸道~新名神を使う車が多く走るようになったからだ。

なので、渋滞の影響を受けない伊勢湾フェリーにも一定のメリットがあるのは確かではある。

でも、将来的にはどうなんでしょうね? 2018年に新名神の四日市~亀山が開通すると、上に書いた問題はなくなるし。


それにしても鳥羽市の離島をMVの撮影場所に選ぶってのはかなり驚いたけどね。

やっぱり東京起点だと遠いですからね。

島で撮影したっていうから、てっきり伊豆諸島あたりかと思ったんだけど、神島だっていうから驚いたんだ。

でも、鳥羽までの移動はハードだけど、そこからは船で30分ほどだから、その点では楽なのかもしれないけどね。

いろいろ考慮すると意外と条件としては悪くないのかも知れない。


Author : hidemaro
Date : 2017/10/15(Sun) 14:07
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