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新北市は台北市を囲む

台湾の地名で、2大都市である台北(Taipei)と高雄(Kaohsiung)はわかるし、

それに次ぐ台中(Taichung)もなんとなくわかる。

それとともに並べて書いてあった板橋(Banqiao)ってどこだ? と思って調べると 新北市 の地名だそうで。

そんな都市あるのかー、どこだろ? と思って地図を見たら……

新北市 位置図 (Wikipedia)

なんか台北市を取り囲んでるんですが。


調べてみると台北都市圏を構成する市の1つで、かつては台北県という名前だったそう。

中華民国の県は省の下で、市・鎮・郷の上ということで、郡相当の行政区分だそうで。

詳細な役割はよくわからないけど、調べる限りではかなり基礎的な区分のように見える。

ここで、県の下に市があると書いたが、中華民国では市も直轄市・省轄市・県轄市の3種類があって、県の下に来るのは県轄市。

省轄市は単独で省の下に来る市で、日本の市町村のイメージに近いのかな。

直轄市は単独で省相当となる市で、台北市と高雄市は長らくこの区分にある。

台北県というのは台湾省に属していたのだが、台北市は台湾省には属していないという差がある。1レベル違う階層だったってこと。


いわば、台北県は台北市が台湾省から抜けて、その周辺で台湾省に残った地域をまとめていた行政区分だったと。

ただし、中華民国の実効支配区域には台湾省と福建省の2つの省しかない。

しかも福建省というのはわずか3つの島だけだから、省としての体を成していない。

そんな事情もあって、台湾省と福建省の機能は停止されている。

なので、台北市と台北県が1レベル違うというのは実態には即していなかったんだけどね。


見ての通り、台北市の郊外を取り囲み、台北都市圏を構成する台北県は非常に多くの人口を抱えるようになった。

そんな中で、台北県を直轄市に引き上げることとなった。

このとき台北県は新北市に改名されたのだという。英語表記が”New Taipei City”なので、台北郊外の新しい街という意味があるんかね。

現在は中華民国実効支配区域で一番多くの人口を抱える市となっている。台北市より広い分、人口も多いのだ。


日本では指定都市であっても都道府県に属するので、都道府県で歯抜けになる地域というのは発生しない。

ただ、今は名目上の存在だから気にしないけど、日本でも町村が市になると郡から抜けるということはある。

すると郡が歯抜けになったり、飛び地になってしまったりということは発生する。何の不都合もないけど。

制度上、上位の行政区分に移行すると、これまでの枠組みを抜けないといけないとなると、

台北県→新北市のような不自然な行政区分が発生することはあるんだよね。

それを解消することなく、そのまま台北市と同格の直轄市に格上げしたっていうのは驚きだけど。


結論から言えば、板橋 というのは台北都市圏に属する街の1つということになる。

一見するとわかりにくいけど地図を見れば明らかなので。

というか地図で見ると、台北市とほとんど区別が付かないぐらい近い。

大阪の梅田~江坂(吹田市)が6kmほどしか離れていないとか、そういうのに通ずるものがあるのかなと。

そういう隣接都市がよってたかって1つの市になったのが新北市だってことですね。

日本だと東京に対する川崎市がそれに似てるかもね。さすがに四方囲んではいないけど、南側に限れば。

東京都の特別区域の外縁部に沿って長く伸び、市内の行き来よりも東京との行き来の方が便利な地域がしばしばというところとか。


Author : hidemaro
Date : 2017/08/01(Tue) 23:44
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