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フレックスタイムのフレキシビリティはどこに?

フレックスタイム制という言葉がある。

労働者に一定の範囲で出退勤時刻の裁量の余地を与えるものである。

俗に残業と言われるものがある。一般的には時間外労働か。

業務上の事情で所定の終業時刻を越えて働くことである。

最近になってこのあたりの実情が見えてきた。


ジョブローテーションで今の職場に来て早々に「君の今月の残業時間は何Hだ」と言われて、

まだろくに仕事内容も聞いてないのにいきなり残業時間を言われても「はぁ」というぐらいしかない。

後に真意を聞いたが、僕が担当する一連の仕事の締め切りはあと数ヶ月先で、そこに間に合えばそれでよいのだが、

所定労働時間だけでは少し厳しいだろうと読んでおり、その分を上乗せしてやってほしいのだと言われた。

その中でどのように働くかは君の都合に合わせればよくて、早く帰りたい日は早く帰ればいい。とのこと。

明確に今日は何時間残ってやれとか、そういう話ではなかったらしい。そういうのもあるんですね。


ここでフレックスタイム制の概念が出てくるわけだが、

フレックスタイム制というのは一定の範囲で出退勤時間を変えることができて、1ヶ月単位で帳尻を合わせればよい制度である。

例えば、1ヶ月合計では所定労働時間ピッタリに合わせるために、昨日は所定労働時間より2時間短く働いたから、今日と明日に1時間ずつ多く働こうとかやるわけだ。

ここで僕は1ヶ月合計で 所定労働時間+何H になるように好きにやれといわれたわけである。

今のところは急迫した期限を切られることもなく、完全に自分の好き勝手に時間を割り振って仕事をしている。

もっとも出勤時間を所定より遅くしたり、退勤時間を所定より早めたことはないし、朝に残業したこともない。


フレックスタイム制があっても実運用がどうかは職場によるところもあろうと思うが、

ここの職場ではベタで出勤時間を遅くするような人は見かけないが、

一方で出勤時間を遅くしたり、退勤時間を早めることは職場全体で見ればさほど珍しいことではない。

所定の出退勤時間内で不在になる場合は職場内で連絡を回すのが習わしのようだが、連絡さえ回しておけば特に問題にならないようだ。

というわけでフレックスタイム制はそれなりにうまく運用されているよう。

朝一番から会議とか、ひどい場合は定時外に会議とか、会議の時間は必ずしもフレックスタイム制に考慮されているとは言いがたいが、

定期的な会議だと代役を立てて対応したり、当事者間の調整で対応したり。それでなんとかなる程度とも言えるが。

フレックスタイム制の設計として会議などはコアタイムに収めるという考えがあると思うのだが、そんなことはお構いなしだ。それでもなんとかすると。


さて、フレックスタイム制の前提は労働者に出退勤時間を決める裁量があることである。

ゆえにこの2つは本来、大きな差がある。

  1. 納期が迫っていたので9日~13日に上司の指示で各2時間の残業をした後、16~20日に各1時間早く帰るよう上司から指示された
  2. 納期が迫っていたので9日~13日に各2時間の残業をした後、仕事が落ち着いたので労働者の裁量で16~20日に各1時間早く帰った

この2つ、給料の計算が違わないといけない。

簡単に時給1200円で、所定労働時間を超えた部分は一律1.25倍の割増賃金を払うことを考える。

時給1200円の場合、1のケースでは 1200円×1.25倍×2時間×5日 - 1200円×1時間×5日 = 9000円 を上乗せしなければならない。

2のケースではフレックスタイム制が有効である前提で 1200円×1.25倍×(2時間×5日-1時間×5日)=7500円 を上乗せするだけで済む。

この理解で合ってると思うんだけどね。

原則は1日8時間または週40時間を超えた部分は1.25倍以上の割増賃金が必要で、働かなかった分は働かなかった分の給与以上に引くことはできない。

これがフレックスタイム制では1ヶ月単位で帳尻を合わせて、超過分は1.25倍以上の割増賃金を払うとなるので、マイナス部分に差が出る。

本当にこの2つを区別できているかは甚だ疑問ではあるのだが、けっこう重要な差のはずなんだけどねぇ。


労働者にどれぐらいのフレキシビリティがあるのかというのはよくわからないところもある。

法令上、協定上、許容されるかは別として「君の今月の残業時間は100Hだ。休日出勤も深夜・早朝もなしで。」と言われたら、

毎日平均して、5時間余分に働かないといけない。これは無茶な数字だ。

これをフレックスタイムの裁量範囲に収めようとおもえば、毎日、出勤を早め、退勤を遅くしないと実現できないだろう。

どう考えても自由度はないのだが、これでもフレックスタイム制は有効だと言い張ることは可能かも知れない。


フレックスタイム制の制度はともかく、実運用としてどうかというのは、なかなかわからないものだ。

運用でフレックスタイム制の労働者にとってのメリットを殺すことができるのは、簡単に想像できるのだから。

そんな状況で、ここの職場はどうなのよ? と観測してきたわけだけど、

今のところの印象としては、この職場ではフレックスタイム制はそれなりにうまく活用できているようだ。

全てが全てうまく行っているとは思わないけどね。一応メリットは出ていると。


Author : hidemaro
Date : 2016/05/19(Thu) 22:38
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