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バスと徒歩で中辺路を行く

研究室旅行2日目、白浜の宿から、本宮大社へ向かう。

本宮大社へは以前も行ったことがあるが(十津川バス横断の旅)、ルートはかなり異なる。


朝起きて、風呂に行ったら、やっぱり研究室の人がいた。おそらく朝も入れ替わり立ち替わり入っていたのだろう。

朝ご飯を食べて、出発まで時間が余ったので、少し宿の周りを散歩していた。

宿の近くに白良浜(しららはま)という砂浜があるので、歩いて行ってみたが、

白い砂浜と水平線まで続く海とその周りに乱立する宿がまさにリゾート地にふさわしい姿だった。


白浜から本宮大社へ向かうルートは、ほぼ中辺路と対応する。

中辺路というと大阪からの熊野詣のメインルートだ。

大阪から田辺まで行き、田辺から本宮大社、そして那智大社、速玉大社というルートとなっている。

このルートが畿内から熊野三山を効率よくまわるルートだったのだろう。

現在でも大阪から新宮へ自動車で移動する場合は、高速道路のなくなる田辺から先、

国道311号線・国道168号線を経由する中辺路ルートが最短のようだ。案内標識にも本宮と並んで新宮への距離が書かれてたからな。


これが鉄道だと、ひたすら海沿いに進み、串本経由で新宮へ向かうことになる。

田辺~那智を海沿いに進むルートは大辺路として熊野詣のルートの1つとして存在していた。

ただ、実用本位の中辺路に比べれば、大辺路は観光色の強いルートだったそうだ。

確かに海沿いを行くだけあって楽しみはいろいろありますけどね。

前回の熊野行きは電車を使った都合、大辺路ルートとなったが、今回はかつての王道ルート、中辺路ルートだったということが違いね。


バスはずんずん進んでいくが、やっぱり遠い。本宮まで2時間ぐらいはかかるのだ。

途中で国道311号線を離れて細い道に入った。中型バスだが、なかなか走るのは辛そう。しかし、この景色見たことあるような……

そうしてしばらく進んで、湯の峰温泉でバスを降りた。

実は湯の峰温泉はバスで通過したことがあるのだ。確かにバス停を見てみると奈良交通の時刻表も貼られている。

ここらへんはバスは国道を外れて、川湯温泉・湯の峰温泉を経由するようになっているのだけど、道が細くてね。

そこを奈良交通と熊野交通の運転手は、無線通信もできないのに、経験則とアイコンタクトでうまくすれ違ってたんだ。


なぜ湯の峰温泉でバスを降りたのかといえば、ここから本宮大社まで歩くからだ。

湯の峰温泉から本宮大社までの熊野古道はよく残っている。

大阪から本宮大社への道のフィナーレにあたる区間を歩いて見ようということである。

湯の峰温泉にはつぼ湯という歴史ある風呂がある。なんとこれも熊野参詣道の一部として史跡・世界遺産に登録されている。

すさまじい硫黄の匂いのする湯の峰温泉から少し山に入ると、湯峰王子という祠がある。

実は熊野街道沿いには九十九王子という神社があり、往路にはこれらに1つ1つお参りして進んでいたそうだ。

現在残っているものは少ないが、大阪の阿倍王子神社は熊野街道のスタート地点近くにある王子として現在も残っている。

湯峰王子は本宮大社の1つ前だから、おそらくあとちょっとで本宮大社だなぁと思いながら、人々は歩いていたのだろう。


湯峰王子から本宮大社へのルートには大日越と名前が付いているが、かなり急な山越えの道だ。

昔の道って険しい道でも最短ルートに近いルートを選ぶ傾向があるからなぁ。

確かに自動車で湯の峰温泉~本宮大社を走るよりはだいぶ距離は短い。けど、歩くのは大変だ。

ひたすら山登りを続けて、ここらへんが最高地点? というところに岩肌を削って作られたお地蔵さんがいた。なんでも鼻欠地蔵と名前があるようだが。

まぁ本当の最高地点はもっと先だけど、多少は平坦な部分もある。

ただ、それを過ぎるとまた急な下り坂、下り坂はかなり怖い。注意しながら下っていく。

下を見てみると木々のすき間から川が見える。熊野川だろう。本宮はもうすぐだ。


普通の道路になって少し歩くと、旧社地、大斎原(おおゆのはら)に到着した。

ここでお参りして、かつての熊野詣は一段落だったのだろう。

現在は川を流れる水の量も少なくなっているが、かつては水量も豊富だったことだろう。

ここから熊野川を船で下って、速玉大社へ向かっていたわけだ。

ただ、現在の本宮大社はもうちょっと先だから、そこまで行かないとね。

こうして本宮大社にお参りして、お昼ご飯を食べて、バスで本宮を去ったのだった。


本宮からはまた来た道を戻り、田辺からは高速道路を走る。行きのほぼ逆回しである。

時間がかかるのは熊野の難点だなとつくづく思う。

確かに本宮からの帰り道、距離だけ見れば、十津川村を抜けるルートの方が近そうだが、高速道路がないですからねぇ。

結局はこうなるんですよね。ルートのバリエーションが増えれば、広域周遊もやりやすくなるんだけど。

まぁ沿線人口少ないし仕方ないんだけどね。


Author : Hidemaro
Date : 2014/11/12(Wed) 23:47
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