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輸送で有利か不利か

今日も競馬観戦をしていて、なんか難解そうなレースだなぁとぼーっと見ていたら、

やっぱり予想もしないレース結果でやっぱり難解だったんだなぁとか。

「このままでは札幌記念まで予算が持たない」と嘆く人も。

熱心なファンにとってもこのシーズンの競馬は難解なんですね。


以前も紹介したけど、夏は主要な競馬場では秋に向けた補修作業が行われている。

芝の貼り替えなんていうのはわかりやすい話だけど、ダートもクッション砂の洗浄作業なんてのをやってるらしい。

冬はダートの季節?芝とは違う砂の魅力 (Umabi)

路盤の上にクッション砂を敷いたのがダートコース、馬はクッション砂を掻き分けるように走っているように見える。

このクッション砂は馬が走ると段々砕けていき、埃が舞う原因になったり、水はけの悪化の原因になる。

「洗浄」というのは、この砕けた細かい粒子を取り除くことであり、そうして取り除かれた分は新しい砂が補充されると。

砂を全部入れ替えては大変だし、良質の砂が際限なく取れるわけでもない。そこでこんなことをしてるんだそうで。


その間はローカル競馬場での開催が続くのだが、JRAにとって悩ましい事情もあるようだ。

というのも、この期間の大レースといえば、GIIでは札幌記念があるが、GIはない。

その他のレースでも頭数が揃いにくいレースがしばしばあって、妙に頭数少ないなというのは確かにある。

なので他の時期に比べて馬券は売れず、各地の競馬場への輸送費がかさんで仕方ないそうである。

課題も多い夏競馬 出走馬の質低下、膨らむ開催費用 (日本経済新聞)


輸送費という課題はあるけど、北海道は育成牧場が数多くあるので、

北海道で育てられてきた馬が、そのまま北海道の競馬場でデビューしたり、

北海道で走って夏休みに入る馬、あるいは北海道で夏休み明けを迎える馬など。

ちなみにJRA所属馬は原則としてレース前10日以上前にトレーニングセンターに入ることになっているが、

札幌・函館・新潟・小倉の4競馬場については、牧場から直接入ることができて、これもレースの10日以上前に入ればOKだそう。

北海道以外では、西日本の牧場にいる美浦所属馬が小倉に直接入ることがあるらしい。新潟も北海道から直接入るという使い方があるらしい。

少しでも輸送負担を減らして、よい状態で走らせたいというのは調教師なら誰しも考えることだろうけど。


新潟競馬場と札幌競馬場の2場開催という初めての取り合わせは、輸送が肝心なようだ。

まず、新潟競馬場では栗東所属馬が大活躍。昨日は1レース~10レースで10連勝だった。

本当に新潟競馬場って東日本の競馬場なのかと言われるような状況だった。

栗東所属馬のレベルが高いという要因はあるんだろうが、輸送負担の少なさも要因なのでは? とまことしやかに言われている。

栗東~新潟の輸送は北陸自動車道をひた走ればよく、道中の信号は8つらしく、安定して走れそうですね。

美浦~新潟の輸送は常磐自動車道~磐越自動車道らしい。意外なルートだったけど、茨城県からだとそっちの方が近いんですね。

所要時間で言えば、美浦からの方が近いらしいが、3回の山越えがあるので馬には大変かもねと。


一方の札幌競馬場、こちらはパドックの解説を聞いていると「美浦からの直前輸送」という言葉がしばしば。

そもそも、札幌・函館では多くの馬がある程度の期間、滞在して競馬をすることが一般的である。

「この馬は滞在向きですね」なんていう解説もあるように、夏の北海道だからこそという馬もいると。

ところが美浦~函館だと直前輸送はけっこう多いらしく「中間は美浦で調整され」なんて解説もあった。

函館で走って、美浦に帰って、また函館に来てリベンジと。そういうことをしてた馬もいたわけである。

札幌だと函館よりももっと遠いわけだけど、それでさえ直前輸送は一定あるようだ。


直前輸送は馬にとっては負担かも知れないが、トレーニングセンターには調教設備が揃っている。

さらに各厩舎が競馬場に持っている馬房数にも限りがあるので、滞在するとやりくりに困る場合もある。

それなら、美浦~函館・札幌は直前輸送で行こうというのも作戦なわけですね。

それで実力が出せているのかはよくわからないけどね。


ちなみに本州~北海道の馬の移動は全て青森~函館だけフェリーだという。

美浦~札幌だと八戸~苫小牧のシルバーフェリーがいいんじゃないかとか思うけど、

フェリーの車両甲板ではエンジンを切らねばならず、できるだけ乗船時間は短くしたいので、あくまでも青森~函館のフェリーを使うとのこと。

ちょっと考えてみたけど、一応は青森~函館だけフェリーの方が少し早くて、フェリーの便数も多いので、合理的ではあるようだ。

それにしても美浦・栗東~函館・札幌の輸送を繰り返す運転手も大変だし、馬に付きそう厩務員たちも大変ですね。

それでも直前輸送なら週末だけの出張で済む分だけ楽かもしれませんね。

というか、行った馬がそのまま帰ってくるわけではないということは、馬運車の手配も大変だね。


もう1つの本州以外の競馬場、小倉競馬場は栗東からは直前輸送が基本で、そこは新潟・福島と同じということである。

美浦からは滞在で出走したいが、これもまたやりくりが大変で、直前輸送になる馬もいるみたいですね。

一方で、栗東トレーニングセンターに美浦所属馬が滞在することもできるようで、

ここをうまく使って小倉での出走をする馬もいるらしく、そこは使えるところは使うと。

輸送の負担が軽く、栗東~小倉は直前輸送でよくて、トレーニングセンターなので調教設備が整っているわけだから。


ちなみに、未勝利戦と1勝クラスでは、東日本の競馬場では美浦所属馬が優先、西日本の競馬場では栗東所属馬が優先というルールがある。

第3場(3場開催のときの東京・中山・京都・阪神以外の競馬場)では中立だとか、北海道では中立だとか、いろいろあるようだけど。

このルールができたのは2012年で、当時は馬券の売り上げが低迷しており、経費節減が必要だった。

で、この頃に栗東所属馬が輸送のしやすさを生かして、東日本の競馬場で大暴れしていたらしく、

そうすると輸送費(JRA負担)がかさんで仕方ないということで、こういう制度が導入されたんだという。

美浦所属馬の勝ち上がりのチャンスを確保する目的もあったのではと言われていたそうだが、実際に効果はあったのか?

ちなみに未勝利戦ではこの制度はあるけど、新馬戦では中立なので、栗東所属馬が新潟でデビューすると、

またあのコースでリベンジしたいとなってもなかなか叶わないなんていう悩みもあるらしい。


この先、9月になると中山競馬場・中京競馬場(例年なら阪神競馬場)の組み合わせになり、

両トレーニングセンターから近い方は当日移動、遠い方も前日移動で楽々ですね。

最初に書いたように、これは競馬場の補修のための措置ですから、補修が終われば主な競馬場に帰ってくるわけだ。

そこまでは大変だなぁと思うけど、この時期だからこそのレースもあるので、それを勝利につなげたいというのが調教師らの思いだろうか。


Author : Hidemaro
Date : 2020/08/02(Sun) 23:51
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外国馬の遠征大歓迎

今週木曜深夜にイギリスのナッソーステークスの中継があって、馬券は売ってないが、観戦していた人もいたようだ。

このレースはイギリス長期滞在中の日本馬、ディアドラが出走していた。

昨年の優勝馬で連覇を目指したわけだが、結果的には最下位ということで、調教師も作戦変更が必要かもとのコメントを出している。

一方で、このレースが日本のファンの注目を集めていたのはディアドラの出走だけではなくて、

フランスオークスことディアヌ賞を制したファンシーブルーが出走するからで、見事に優勝したのだったという。

なんでファンシーブルーが注目されていたのって、父親がディープインパクトだからだね。


ディープインパクトは昨年亡くなったが、その前の数年間は、外国からやってきた繁殖牝馬への種付けが多かったという。

ファンシーブルーの母、チェンチコヴァはアイルランドから北海道にやってきて、

ディープインパクトに種付けされてから帰国、そしてアイルランドで生まれた子が後のファンシーブルーである。

今年初戦のアイリッシュ1000ギニーで2着、続いて出走したディアヌ賞で優勝、ここで日本でも話題となった。

ちなみにディアヌ賞はフランスでもっとも人気があるレースだとか。(cf. 武豊とルメールがフランスで挑んだ、凱旋門賞より人気の3歳牝馬GIとは。 (NumberWeb))

それに続くナッソーステークスで優勝して、G1 2勝目となった。


今後の活躍も期待されるところで、フランス・凱旋門賞に挑戦するのかなとか言われてたが……

ファンシーブルー日本遠征プラン浮上 エリザベス女王杯が候補に (デイリースポーツ)

まずは、アイルランドのチャンピオンステークス(G1) または メイトロンステークス(牝馬限定・G1)に出走する。

この結果を見て、フランスの凱旋門賞(G1) または オペラ賞(牝馬限定・G1)に出走する。

そして、その次にはアメリカのブリーダーズカップ(BC) または 日本のエリザベス女王杯 を考えている。

ということで、父ゆかりの地である日本のレースへの出走も想定されているということである。

アメリカ・BCとの両にらみではあるようだけど、来日の可能性ありということで日本のファンから期待されている。


JRAの全ての平地重賞レース、オープン特別競走は九州産馬限定の1レースを除いて全て国際競走になっている。

あと障害レースでは、J・GIの全2レースとオープン特別1レースが国際競走になっている。

これらは希望する外国馬は出走できるが、実際に外国馬が出走するレースというのは限られる。

日本から外国への遠征も一緒だけど、問題は輸送費・滞在費である。

そんな中、JRAは特定のレースに出走する馬で一定の条件を満たす場合は、輸送費の補助を行っている。

2020 JRA Graded Races Guidebook(pdf) (Horse Racing in Japan)

全ての平地重賞レースが列挙されている一方で、下記の10のGIレースが特にピックアップされている。

ジャパンカップ、エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップ、チャンピオンズカップ

安田記念、天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)、高松宮記念、スプリンターズステークス

この10レースのうち、ジャパンカップは招待競走、残る9つは輸送費補助あり と記載されている。

ジャパンカップは現在は日本唯一の国際招待競走だけど、実はそれ以外にも輸送費補助のあるレースがあるんですね。


さらに ジャパンカップ、エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップ、チャンピオンズカップ の4レースは、国際交流競走優勝馬に対する褒賞金 (リンクはpdf)が支給される。

ファンシーブルーは、ディアヌ賞(資料には仏オークスとして記載)とナッソーステークスを勝利したが、

この2レースはともにエリザベス女王杯の指定レースで、優勝馬が当年のエリザベス女王杯で1~3着に入ると報奨金が支給される。

その金額は1着で70万USドル、2着で28万USドル、3着で17.5万USドルとなる。

エリザベス女王杯の1着賞金は1.05億円なので、これと1着報奨金を加えると、約1.8億円という高額賞金が得られる。

これこそがファンシーブルーの日本遠征を後押ししているとみられる。


もっとも、こういう優遇制度があっても、外国から遠征してくる馬は最近は少ないし、まして上位に入る馬はさらに少ない。

最近10年でJRA重賞レースで3着以内に入った外国馬を検索してみたが(もしかしたら抜けがあるかも)、

  • ワーザー(香港調教) 2018年宝塚記念 2着
  • エアロヴェロシティ(香港調教) 2015年高松宮記念 1着
  • ブラックステアマウンテン(アイルランド調教) 2013年中山グランドジャンプ 1着
  • レッドカドー(イギリス調教) 2013年天皇賞(春) 3着
  • スノーフェアリー(イギリス調教) 2010年エリザベス女王杯 1着、2011年エリザベス女王杯 1着
    • サプレザ(フランス調教) 2011年マイルチャンピオンシップ 3着
    • ラッキーナイン(香港調教) 2011年セントウルステークス 2着
    • グリーンバーディー(香港調教) 2010年セントウルステークス 2着
    • ウルトラファンタジー(香港調教) 2010年スプリンターズステークス 1着

    セントウルステークスはGII、中山グランドジャンプはJ・GI、あとはGIですね。

    ここを見てみると、スノーフェアリーがエリザベス女王杯を連覇しているのが見える。ファンシーブルーが目指すのはここなんだろう。


    両にらみと言っているアメリカのBCだけど、BCは13のG1レース、1つのG2レースから構成される。

    この中にはいくつかの芝のレースがあるが、アメリカ競馬というのはダートが主流で、芝は傍流なので、

    このBCの芝のレースというのは、主にヨーロッパからの遠征馬の活躍が目立つという。

    BCは高額賞金で有名だそうで、BCターフ(2400m程度)の1着賞金が330万USドル、BCフィリー&メアターフ(牝馬限定・2000m程度)が110万USドルと。

    ただ、この高額賞金の原資というのは、生産者や馬主から集めた各種の登録料なんですよね。

    2020 ブリーダーズカップワールドチャンピオンシップの簡易登録要綱 (JAIRS)

    複雑な制度で、アメリカ産馬なら出走可能性が低い段階から登録するんだろうけど、外国馬はそうもいかんでしょう。

    全く未登録の状態から出走する場合、数万USドルの各種登録料がかかるので、なかなか出走できない。

    これでは外国馬は来ないだろうということで、指定競走の優勝馬では登録料の優遇や輸送費補助が得られる仕組みになっている。

    現状ではファンシーブルーはこの条件を満たしていないと見られるが、今後出走予定のレースで優勝すると該当するとみられる。


    一方のエリザベス女王杯、というかJRAのGIは予備登録は無料、登録料は直前に30万円払うだけ、

    その他にJRA馬主登録に1名10万円ぐらいかかるが、そんなに高いものではない。

    一定の条件を満たせば輸送費補助あり、賞金もおしなべて高額である。報奨金対象になればより高額である。

    いいことだらけに見えるが、最大の問題は地元馬が強いということである。

    去年のジャパンカップで遠征馬0ということでいろいろ言われたものだけど、外国馬にとって勝ち目がないことに尽きる。

    いかに金銭的な負担が軽いって言っても、やっぱり勝てるレースじゃないと遠征しないわけですよね。


    そんな中ではエリザベス女王杯はスノーフェアリーが2連覇してる通り、比較的狙い目なのかもしれない。

    日本における最強牝馬決定戦という位置づけらしいのだけど、同時期にはあれこれと大レースがありますから。

    少なくともアーモンドアイは、昨年優勝した天皇賞(秋)に出走するそうだから、中1週でエリザベス女王杯に出走することはないだろう。

    エリザベス女王杯は例年ならば京都競馬場だが、今年は工事の都合で阪神競馬場とのこと。

    これもヨーロッパからの遠征馬には合ってるんじゃないかという話である。


    課題は新型コロナウイルスの影響で、ヨーロッパでは賞金減額が多発している。(cf. 1990mは限りなく2000mに近い)

    これはアメリカのBCの方が心配がありそうで、ちゃんと開催されるのかとか、賞金は大丈夫なのかと心配されている。

    少なくとも、日本のエリザベス女王杯は、当初賞金通りで予定通り開催される可能性が高いと言える。

    問題は外国からの遠征が可能かということで、馬はよいが、馬に伴ってやってくる人が大丈夫かということである。

    ただ、秋になればヨーロッパ諸国との移動条件も決まるだろうから、なんとかなる可能性はある。

    エリザベス女王杯は予備登録も無料なので、言うだけならタダということで、様子を見ながら判断できるんじゃないか。

    この辺は6月時点で100万円以上の登録料を納める必要があった凱旋門賞とは事情が違う。

    日本馬の登録はイギリス滞在中のディアドラだけになったのはどう考えてもそのせい。(cf. フランス式の馬券の売り方)


    というわけで、来日するかは微妙なところだが、それなりに期待はあるのかなと。

    こうやって見てみるとJRAは外国馬になかなか手厚いですね。ジャパンカップ以外にも遠征費補助のあるレースもけっこうあるし。

    検疫であったり、帯同馬(馬は集団行動するので、遠征時には2頭以上でやってくるのが通常)が挑戦するにふさわしいレースが少ないとか。

    いろいろ課題はあるのだけど、それはそれとしても制度上は魅力的なものにはなっていると思う。

    最大の問題は、日本馬が地元で強いということで、ここは一番どうにもならないというかなんというか……

    そこを打ち破るような馬にこそ来て欲しいというのが日本のファンの期待ではあるのだろうけど。


    Author : Hidemaro
    Date : 2020/08/01(Sat) 23:55
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    朝日新聞はDOIを使う

    朝日新聞デジタルを読んでいたら、学術論文を紹介する記事がけっこうあるんだけど、

    そこに https://doi.org/… というURLがだいたいに書かれている。

    iPS細胞使い筋ジスを治療 京大など、筋肉再生に成功 (朝日新聞デジタル)

    こんな風に。


    doi.org の DOIというのは、Digital Object Identifierの略である。

    インターネット上にあるドキュメントを表す識別子で、主には学術論文で使われている。

    DOIは "10.1016/j.stemcr.2020.06.004" のように、スラッシュで区切られた文字列で表される。

    スラッシュより前の 10.xxxx というのは各機関のプレフィックス、スラッシュより後ろは各機関で任意に決めた文字列である。

    このDOIの前に https://doi.org/ と付けたURLにアクセスすると、論文のページに飛べる。

    朝日新聞では、学術論文を紹介するときは、このDOIを使ったURLで紹介しているわけですね。


    書いてあるURLにアクセスすると、実態のあるページに飛ぶというのは、bit.lyのような短縮URLと似たような話である。

    DOIもURLを短縮するという効果はあると思うが、主目的はそこではないらしい。

    DOIの主目的というのは、URL変更によるリンク切れが起きないようにするため。

    いろいろな事情でドキュメントの実体を表すURLは変更されることがあるが、

    それに応じてDOIに紐付けられたURLを変えれば、DOIからドキュメントへのアクセスを維持し続けることができる。


    ちなみにDOIの前に付けるURLは、現在は https://doi.org/ だが、かつては http://dx.doi.org/ だった。

    というわけで、DOIを呼び出すURL自体は必ずしも永続的ではないということである。

    今のところは過去の表記でもアクセス出来るので、URL表記でも問題ないとみられる。

    ただ、参考文献にDOIのある文献を書くときは、"DOI:10.xxxx/xxxxx" のように記載するのが正しいようだ。

    新聞では論文を読みたければ、ここからアクセスしてねってことでURL表記なんでしょうね。


    DOIは誰でも登録できるわけではなくて、登録機関ごとに分野が決まっている。

    日本ではJaLCという登録機関があって、学術論文・書籍・特許情報・研究データ等を対象としている。

    日本国内の団体でも外国の登録機関で登録していることはあるだろうけどね。

    それぞれの登録機関で、著作権者であるとか、あるいは著作権的に問題ないことが審査された上で登録されるので、

    おおかたDOIの用途というのは学術分野に偏っているのが実情なのかなと思う。

    別にインターネットで公開されている漫画にDOIを付けてもいいんですけどね。

    そうしてDOIを付けたところで使い道がないというだけで。


    ちょっと調べた範囲では新聞の紙面ではDOIを含め、学術論文の詳細はほとんど記載されていないが、

    朝日新聞デジタルの電子版の記事ではできるだけ紹介していると言うことで差がある。

    改めて紙面を見てみると、紙面で「科学」というのは週1日1ページ掲載されるだけで、

    ここで話題に出来るテーマというのは2~3個程度に留まる。ベタ記事のごとく簡潔に書くだけの記事も多い。

    このような記事の内容について、朝日新聞デジタルで調べてみると、電子版では、紙面でのスケジュールとは無関係に出ていて、

    その内容は紙面にくらべれば、はるかに丁寧に記載されている。

    政治・社会に関わるニュースは、電子版で速報を出して、朝刊・夕刊の紙面でより掘り下げた記事が出る(それは電子版にも掲載される)という流れが多い印象である。

    でも、科学とか健康とかそういう分野では違うんですね。紙面は電子版の抜粋以外のなにものでもないんですね。


    というわけで、紙面にURL書いてる記事なんてほとんどないけど、最近になって書くようになったのかと思ったら違うんですね。

    今も昔も紙面では書いてなくて、電子版の特徴を踏まえて、電子版だけ書くようになったというのが正解である。

    紙面にはURLなんて書く余裕はないが、電子版ならURLがかさばるということはないし、クリックすればすぐにURLを開ける。

    そのURLとしては、可能ならばDOIを使うというのが朝日新聞のポリシーのようだ。

    だから、ちょっと新聞っぽくない書き方だなという印象を受けた人もいるかもしれない。その通りである。


    Author : Hidemaro
    Date : 2020/07/31(Fri) 23:59
    学問 | Comment | trackback (0)

    築50年の世界貿易センタービル

    世界貿易センタービルと言われて、ああニューヨークで飛行機に突入された……と思う人もいるかもしれないが、

    日本の人ならば、東京・浜松町の世界貿易センタービルを思い浮かべて欲しいものである。

    もっとも、僕はこの事件の時に英語名称のWorld Trade Center(WTC)から、

    大阪・咲洲のWTCコスモタワー(現:大阪府咲洲庁舎)を思い浮かべたものだが。

    このように、世界的にはわりとありふれた名前のビルですね。


    実はこの世界貿易センタービルの一帯では再開発計画が動いていて、順次ビルが完成しているのだが、

    この一環として、世界貿易センタービルは全面建て替えになることが決まっている。

    現在、南側隣接地に高さ197mの超高層ビル「世界貿易センタービルディング南館」を建設していて、

    これが来年竣工予定となっているが、これの完成後に現在の世界貿易センタービルの建替が行われる。

    建て替え後の建物の計画名は「世界貿易センタービルディング本館」となっている。

    ちなみに今のビルの建物名は「世界貿易センタービル」で合ってるはず。(郵便番号帳にもそう書いてある)


    世界貿易センタービルってもう建て替えるような時期なのかと思ったのだけど、

    調べてみると日本における超高層ビル(100m以上のビル)の先駆けとなったビルの1つで、

    第一号が霞が関ビルディング(1968年開業・高さ147m)で、完成当初はもちろんこれが日本一高いビルで、

    この数字を塗り替えたのが、世界貿易センタービルで、1970年開業・高さ152mだった。

    もっとも、翌年に西新宿に京王プラザホテル(高さ178m)に大きく抜かれたわけだが。

    西新宿といえば超高層ビルが立ち並ぶ姿が思い浮かぶが、これは1965年廃止の淀橋浄水場跡地の再開発プロジェクトによる。

    ちょうど超高層ビルの時代が訪れたときに、新宿のターミナル至近に巨大な空き地が出来たことで、ああなったんですね。

    こういう事情から、東京・浜松町に世界貿易センタービルが建ったときの時代的背景が理解できるのではないかと思う。


    この世界貿易センタービルの建て替えプロジェクトというのは、超高層ビルの解体プロジェクトでもある。

    100m超のビルの解体はこれまでもいくつか行われてきたが、高さ152mのビルはこれまでに経験したことのない高さである。

    建物のライフサイクルとして50年というのは概ね妥当なものですから、こういう時代も来るわけですね。

    周辺にビルが密集する中、超高層ビルを解体して建て直すというのはかなり難易度が高いと思われる。

    なにしろ、日本一高いビルとなった あべのハルカス の建設で最も難しかったのは、周辺に余地がないことだったと語られている。

    本工事を担当するのはこのプロジェクトに参画している鹿島建設かな? (現時点では公式には未定となっている)

    同社は 鹿島カットアンドダウン工法 という、だるま落としのごとく、下階を壊してジャッキダウンを繰り返す技術を保有している。

    こういう方式でなければ、密集地で超高層ビルの解体は出来ないでしょうね。


    ところで世界貿易センタービルには、浜松町バスターミナルが入居しているが、これも解体にともない閉鎖される。

    浜松町バスターミナルはかつては一般路線バスの乗り入れがあったが、現在は廃止されている。

    (元々乗り入れていたのはレインボーブリッジ経由のバスだったが、都営バス→kmバス→廃止という経緯をたどっている)

    現在乗り入れているのは、高速バス と はとバス(主に遠方への観光ツアーらしい) ということである。

    これらはまもなく浜松町バスターミナルに乗り入れすることができなくなる。

    高速バスについては、千葉県方面の路線が多いが、東京駅に停車する路線ばかりなので、東京駅で打ち切りに変更されるようだ。

    長距離路線は、京急バス関係が5路線、あとは東北急行バス関係が1路線、WILLER EXPRESSが1路線があるらしい。

    東北急行バスも東京駅に停車するので、東京駅までに短縮でしょうね。(というかこれだけ浜松町に乗り入れてたことに驚いた)

    WILLERも浜松町に乗り入れる路線はバスタ新宿に停車して、1日2便ぐらいなので、おそらく重要性は低い。

    今は大崎駅バスターミナルも使えるからね。あえて老舗の浜松町バスターミナルに乗り入れる必要はなくなったのだろう。


    なので、実質的な問題は京急バス関係の5路線に限られると思う。

    そういえば、かつて弘前からのノクターン号で浜松町バスターミナルで降りたことがありましたね。

    ノクターン号の東京側の停車バス停は1号車は浜松町バスターミナル・横浜駅東口(そごう)、

    2号車・3号車(繁忙期のみ)は浜松町バスターミナル・京急バス品川バスターミナルということで、

    1号車では東京での唯一の停車バス停、2・3号車でも品川バスターミナルの立地からすると、大半が浜松町の乗降と考えられる。


    京急バス品川バスターミナルはご存じの方もいるかもしれないが、品川駅(高輪口)から第一京浜を500mほど進んだところにある。

    現在は高輪ゲートウェイ駅が開業して、こちらの方がやや近いが、それでも400mほどはある。

    現在の京急バスは長距離高速バスにあまり積極的ではないことから、乗り入れ数はかつてより少なくなっている。

    なお、京急バスでもアクアライン方面のバスは品川駅港南口発着にしているので、品川バスターミナル発着ではない。

    ただし、待機場としては使われてるとのことである。


    京急バスの5路線のうち、キャメル号(鳥取・倉吉~東京、米子~東京の2路線)は、東名方面のバスということで、

    渋谷マークシティ、浜松町バスターミナル、品川バスターミナルと停車するので、浜松町がなくなっても、渋谷があるからよいが、

    他3路線は、浜松町がなくなると、品川バスターミナルだけになりかねず、さすがにそれは不便だぞと。

    そうすると、代替バス停をどこかに設けるんですかね。浜松町エリアにはないと思うので、そうするとどこだろう。

    場合によっては、品川バスターミナルだけになることも覚悟しないとならないのかもしれない。

    本命は大半の乗り入れ路線と同じ東京駅界隈でしょうけど、現状は京急バスのバス停はないので。


    世界貿易センタービルが50年経って陳腐化した(建て替えるということはそういうことだろう)わけだけど、

    浜松町バスターミナルというのも、今となっては立地面でそうよいターミナルでもないのだろう。

    JRバスのように利便性に優れた自社ターミナル(東京駅JR高速バスターミナル)があるところはよいけど、

    そうでないところだと、浜松町バスターミナルのような総合ターミナルはありがたい存在だったはず。

    その勢力図が一変したのがバスタ新宿の開業だったのか。あれも増発便が入らないとか不便な話は聞きますけど。

    東京駅周辺もツアーバスが使っていた鍛冶橋駐車場がバス停化され、ツアーバスからの移行組が主だが多目的に使われている。

    そういう状況で、浜松町バスターミナルというのは、そう悪くもないが見劣りするという見方はあったのかもしれない。

    今、浜松町バスターミナルを使ってる路線ってこんなに少ないんだと調べて驚いた。


    なお、建て替え後のビルにはバスターミナルが設けられるらしい。

    って、ここで乗り入れ路線がなくなって、何年後かに戻ってくるわけがないのでは?

    てっきり建て替え後はバスターミナルがなくなるから、代替バス停がないものだと思ってたけど、違うんですね。

    ここが一番の謎だなぁ。


    Author : Hidemaro
    Date : 2020/07/30(Thu) 23:49
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    出勤した方がはかどる

    今日は出勤して仕事をしてたが、テレビ会議とドキュメント作業にほとんどかかりっぱなしという。

    ここまでテレビ会議を詰められるとは思ってなかったのだが、

    チームリーダーが来週夏休みなので、その都合でいろいろ追い込みにかかってると。

    その結果をうけて、ドキュメントの修正をせなならんとかで、出勤したくせに実機作業はほとんどなかったという。

    今週、あと1日出勤予定日を設定しておいてよかったと思った。

    もともと持て余すと思ってたがとんでもない。来週もいろいろやらんとならん。


    なんかアテが外れた感はあるのだが、一方でドキュメント作業の効率はよかった。

    社内のリソースへのアクセスがよいからか。デスクトップPCの操作性がよいからか。

    自宅で作業してると気が散るとか、そういう影響もあるかも知れないが、

    やはり、ITインフラの差だと思いますね。


    かつてリモートアクセスインフラが逼迫していたときに、社用のノートPCならば、

    リソース逼迫の影響を比較的受けずに作業ができるということで、今もこの方法を主に使っていた。

    社用PCだから社内リソースを直接的に操作することがやりやすかったんですね。

    これはこれでよい方法ではあるのだが、安定している代わりにいろいろ制約があったし、

    なによりノートPCでドキュメントをガシガシ編集するのが大変という面もあった。

    それでも、先月頃まではこの方法しか実質的に取り得なかった事情もある。(輪番制などの制約があったので)


    ただ、最近になって画面転送のインフラが改善してきたという話で、輪番制が解かれたので、

    デスクトップPCに画面転送で持ってきてドキュメント作業ができることに気づいた。

    以前は在宅勤務と言えばこの方式しかなかったほどになじみのある方式のはずなのに、

    数ヶ月にわたる混乱でそんな基本的なこともすっかり忘れてた。

    それほどまでに負荷分散のための輪番制は大きな枷になってたってことですね。


    社用PCを使うか、私用PCから画面転送を使って社内リソースにアクセスするか。

    どっちもどっちという感じですね。

    ノートPCでもあまり困らない仕事なら、社用PCを使うが正解だと思いますが。

    理想は社用のデスクトップPCを自宅に設置することかも知れないけど。

    世の中にはそういうことをしてる人もいるらしいが。(うちの勤務先ではいないと思うけど……)

    現実には運搬と設置場所の問題があるのでダメですね。


    対面でのコラボレーションというのもないけど、それでさえ出勤した方が効率がよかったという。

    昼食も弁当売ってるし。毎日弁当ではちょっと飽きるかもしれないが。(それも贅沢な話だが)

    やっぱり在宅勤務って難しいなと、今日のことの裏返しから思った。

    明らかに在宅では出来ない仕事はわかりやすいし、そういうのは在宅でやるべきではないとすぐに言えるんですが。

    もちろん在宅でもほとんど効率が変わらない仕事もあるわけで、ここの見極めが難しい。


    とはいえ、出勤者をむやみに増やせない事情というのもあるわけで。

    集団感染を起こしたら業務が停滞してしまうから、そのリスクを避けるためには同時出勤を減らすのがよいだろうと。

    業務の継続が優先ではあるから、必要なら出勤しているわけで、業務の停滞が顕在化するほどのことは起きていない。

    これが長期化するとボディーブローのように効いてくるのか、なんやかんやと補正されていくのか。

    パッと見えないところで犠牲になってるものはあるはずなんだよね。


    あとは最近の悩みは空調費かな。

    普段なら平日昼間は家にいないので冷房を付ける必要がないことも多い。

    (夜になっても気温が下がらず、夕方になっても暑いだろうというときは、冷房を1日中連続運転することもあるが)

    これが電気代にどれぐらい効いてくるのかがよくわからない。

    こういう日常生活と区別できない経費というのは、どこにも行きようはないですからね。

    例え、特別手当が出たとしても、給与あるいは賞与として公租公課引かれたらそんなに残るものではないし。

    生活費を圧迫するほどのことは決してないだろうと思うが、エネルギーの無駄であることは確か。


    Author : Hidemaro
    Date : 2020/07/29(Wed) 23:45
    日常 | Comment | trackback (0)

    AMEXは桁区切りが不思議

    ウォルマートカードセゾンがAMEXという話を書いた。

    クレジットカード1増1減

    西友で使ったら、レシートには「SAISON」と書いてあって、やっぱりそうだよね。


    ところでAMEXの最大の特徴として「セキュリティコードが表面に印字されてること」なんて書いたが、

    カード番号の書き方も独特で「3777 xxxxxx xxxxx」と不思議な区切り方になっている。

    VISAもMastercardもJCBも4桁区切りの16桁なんだけどね。


    不思議な区切り方だなぁと思ったのだが、4+6+5=15桁って、他のクレジットカードより桁数少ないんですね。

    調べてみると、他の国際ブランドではDinersが14桁なんですね。4桁-6桁-4桁と区切られているそう。

    おそらく16桁ではない国際ブランドはこの2つだけ。

    ただ、ISO/IEC規格では桁数は12桁以上なら問題ないらしい。

    国際ブランドの中では発行数の少ない2ブランドが桁数が少ないのでは? とのこと。


    ところでクレジットカードで買い物したときのレシートにはカード番号の一部が記載される。

    だいたい末尾4桁ですかね。それで末尾4桁を見てカードを見分けるなんていうこともよくやってたけど。

    やっぱりAMEXでも末尾4桁であることには違いはないらしい。

    西友のレシートでは「アカウントNo1234-07/25」と末尾4桁と有効期限をあまり説明もなく記載してある。

    一般的には「****-****-****-1234」のようにここの番号を伏せているというのがわかる書き方が多いと思うんですが。

    でも、AMEXだから末尾5桁になるとかそんなことは多分なくて、4桁には違いないらしい。


    日本国内の実店舗では、JCB経由でAMEXを利用できる契約があるそうで、AMEXを使ってもJCBと表記されることが多いとか。

    もちろんAMEXと直接契約している場合もあるだろうし、

    これはセゾンカードでもあるのでセゾンカードとして取り扱われる店もあるでしょうが。(西友はそうだよね)

    AMEX使えるって書いてない店でも突撃すれば案外使えるんじゃないかと思うけど、

    ただ、そんなことを試したいとは思わないのがウォルマートカードセゾンである。

    素直にMastercardブランドのセゾンカードで払いますわ。


    通販の場合はその限りではなく、AMEXが使えると明示的に書かれている店でないといけないとみられる。

    ただ、パッと調べた限りはけっこうAMEX使えるってなってる店が多いですね。

    AMEXだと桁区切りが他のカードと違うので、ブランド問わず桁区切りなしで打たせることが多くなっているようである。

    そういえば最近は4桁区切りで打ち込む加盟店が少なくなったなと思ったけど、AMEX対応という意味合いもあったのかな。


    というわけで、さっぱり西友以外で使う気は起きないが、それなりになんとかなりそうである。

    ただ、このカード番号の桁区切りの違いなどで困惑するところは多少ありそうである。

    しかし、なんで西友とクレディセゾンは、これをAMEXブランド固定にしたのかよくわからんなぁ。

    スーパーで使うためのカードがクレジットカードの入口になる人も多いわけじゃないか。

    それがAMEXじゃ、これって他の店で使えるの? ってなっちゃいそうなんですけどね。

    案外使えるねで済ませてるのか、やっぱり不便だぞって他のカード作ってるのか、よくわかりませんが。


    Author : Hidemaro
    Date : 2020/07/28(Tue) 23:59
    お金 | Comment | trackback (0)

    ゲーム会社つながりのライブ配信

    トークイベントでは、インターネットでの有料配信で代替する動きがけっこうあって、これはわりと相性がいいなと思っている。

    もともとの興業規模も小さいのでチケット代だけで言えば、むしろ有料配信の方が稼げるぐらいかも知れない。

    グッズ販売が辛いかも知れませんけどね。もちろん通信販売はあるけど。

    それに対して見れば、音楽ライブはインターネットでの有料配信で代替するのは、

    やはり生で楽しんでこそというファンからの期待や、違法アップロードなど、課題が多いのかなとは思う。

    ただ、無料配信となれば、お金は入らないが、ここら辺の問題は回避しやすいとも言える。

    直接的にお金にならないことが難しさではあるが、将来に向けた上積みがどれぐらい期待できるかですね。


    そんな中で、昨日、こんな配信が行われていた。

    MixChannel Presents D4DJ CONNECT LIVE

    ちょっとしか見なかったんだけどね。

    D4DJはブシロードが昨年発表したDJをテーマとしたメディアミックスプロジェクト。

    ちょっとつかみ切れていないところはあるが、本来ならばライブイベントをしてナンボのコンテンツだった。

    それがここで想定していたイベントが出来ず、一方でゲームやTVアニメの計画は順調に進んでいるので、

    それならとこういう無料配信をやってファン拡大を図っているわけである。

    この辺はそれだけコンテンツ力に自信ありということなんだと思う。


    ところで、ちょっと話は逸れるんだけど、この作品の出演者には、他のブシロード製品でおなじみの人の名前がちらほらあって、

    バンドリに関わっている人が1/3ぐらいいて、主にはブシロードの芸能部門の響所属の声優なんだが。

    そんな中でちょっと気になったのが大塚紗英さんの名前があったこと。

    ミュージシャンとして事務所にやってきたら、Poppin'Partyのギター(これもエレキギターは初挑戦)というだけでなく、

    花園たえ というキャラクタを演じる必要に迫られ、そこにはいろいろ苦労もあったんだろうが、

    特にTVアニメ2nd Seasonでは、物語の重要人物を見事に演じきったというわけで、本当に積み重ねだなと思う。

    とはいえ、根本的にミュージシャン、他のキャラクタの声を演じることは稀だった。ほんの少しはあったんだけどね。

    そんな中でD4DJでは燐舞曲(ロンド)の月見山渚というキャラクタを演じるわけで、一体なんなんだろうと気になっていた。

    それで実際のパフォーマンスがYouTubeとかに上がっているので見ていたら、びっくりしたのはギターを持っていたこと。

    なるほどね。ギターのパフォーマンスを買われてのキャスティングだったんですね。

    似たようなところで、志崎樺音さんが、Happy Around!の渡月麗で、キーボードを持ってパフォーマンスをしていたり。

    Roseliaのキーボード、白金燐子の代役として、演奏も演技も即戦力を問われたオーディション(cf. ハードルが高い役の引き継ぎ)で抜擢、

    これがプロとしてのデビュー作だったが、D4DJへの出演はそれに次ぐものである。ここでチャンスをつかんで欲しいということか。


    ちょっと脱線しすぎた。この配信はMixChannel、ミクチャと呼ばれることが多いが、これで行われた。

    タイトルにも「MixChannel Presents」と入っており、ミクチャ推しのイベントであったことがわかる。

    SHOWROOMよりは品質が良いと評判はそれなりだったが、それにしてもなんでミクチャなんだと。

    というか、そもそもミクチャってなんだ?


    ミクチャはライブ配信、あるいはごく短い動画を主としたSNSだという。

    開いて見ると投げ銭目当てか1人で配信する人が多数見えるが、女子中高生からの人気が高いとのことである。

    なんでここで? と思ったのだが、このサービスをやってるのがDonutsという会社で、

    そして現在開発中のゲーム「D4DJ Groovy Mix」を手がけているのがDonuts、というわけでそこのつながりだったんですね。

    ゲーム会社としてのDonutsの代表作品は「Tokyo 7th シスターズ」か? ちょっとパッとしない感じもするが。

    同社のゲーム部門にとってD4DJが期待作であるということに疑いはないと思われる。


    これを見て、そういえばバンドリもかつてAbema TVで多く特番を組んでたことを思い出した。

    「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」(ガルパ)を手がけるのはCraft Egg、サイバーエージェント傘下の会社である。

    サイバーエージェントといえば、インターネットの広告業から始まった会社で今も事業規模は大きいのだが、

    スマートフォン時代になってゲーム会社という色が濃くなり、同社の営業利益の半分以上を稼いでいる。

    ゲームについては複数の子会社が手がけており、事業規模・収益の面で大きいのがCygamesで、

    グランブルーファンタジーなど複数のヒット作を出しており、一発屋ではない活躍を見せている。

    収益的に次に寄与度が大きいのがCraft Eggだろうと思う。ここはほぼ ガルパ だけですね。


    そんなサイバーエージェントが大赤字を垂れ流しながら期待を寄せるのがABEMA(旧AbemaTV)である。

    Craft Eggつながりでバンドリのアニメも放送しており、なんとTV放送より少し早いという。

    2nd Season, 3rd SeasonではYouTubeとの併用だったので、AbemaTVへの呼び込みに大きく寄与したかは不明だが。

    グランブルーファンタジーやプリンセスコネクト! Re:Drive(いずれもCygamesのゲーム)のアニメは、

    TV放送で見落としたらABEMAで見てたし、ここの特番はほぼABEMAでしたね。

    「IDOLY PRIDE」の発表会もABEMAで見たけど、これはQualiArtsというサイバーエージェント傘下の会社が手がける新作で、

    同作はゲームではないらしいが、QualiArtsの代表作が ガールフレンド(仮) というと、なんとなく納得感がある。


    もっとも、D4DJもかつてはSHOWROOMを使用していて、これが品質面で問題が多かったという。

    そんな中でDonutsつながりのミクチャということで、最初は不安視する向きもあったようである。(後で調べてわかった)

    ただ、結果的には品質面での問題は少なく、Donutsはしっかりやったという評価である。

    SHOWROOMっていうとDeNAだっけ? と思ったら今はスピンアウトして、連結子会社から持分法適用会社になったとか。

    この手のライブ配信としてはSHOWROOMが先行していて、手堅い選択肢だと思ったら、これがうまくいかなかったと。

    ミクチャでは「D4DJグルミクチャンネル」という有料会員制度を作って、ファンの囲い込みも図っているようで、

    Donutsにとってはよい話だったのかなと思う。SHOWROOMがやらかさなきゃこうはならなかったでしょうね。


    Author : Hidemaro
    Date : 2020/07/27(Mon) 23:58
    コンピュータ・インターネット | Comment | trackback (0)

    新潟芝1000mの2レース

    この連休は本来ならオリンピックの開会式のためだったというけど、

    今週末から3週間にわたって、JRAでは新潟競馬場と札幌競馬場の2場という変則的な開催となる。

    この目的はオリンピックの馬術競技のために馬運車や獣医師を提供するためだと言われているけど、

    例年なら同時期にやっていた小倉競馬場は酷暑に見舞われることがあり、それを回避する目的もあったという。

    JRAの西日本の競馬場でレースがない週末というのは、これまでなかなかなかったことだそうだが、

    栗東~新潟の輸送はさほど大変ではないので、新潟競馬場では栗東所属馬が大活躍してたとか。

    (例年なら未勝利・1勝クラスでは、東日本(新潟)では美浦所属馬、西日本(小倉)では栗東所属馬が優先だから、ここまでのことはなかったらしい)


    そんな新潟競馬場のパッと見てわかる特色が直線の芝1000mコースである。

    この週末はこのコースを使ったレースが2つ設定されていた。

    1つが土曜1Rの2歳未勝利戦、もう1つが日曜11Rのアイビスサマーダッシュ(GIII)である。

    後者は今週末唯一のJRA重賞レースですから話題にならないわけはないんだけど、

    前者が未勝利戦なのに話題になったのは夏の新潟開幕戦だからというわけではなくて、出走馬の馬主による。


    同一馬主が1レースに12頭出し!JRA最多記録を更新 (デイリースポーツ)

    16頭立てのレースのうち、12頭の馬主が同じミルファーム、馬主が同じということは勝負服が同じということ。

    馬を見分けるには、勝負服と帽子の色を使うとよいが、勝負服と帽色のセットが同じになる場合は、一方は染め分け帽を使う。

    染め分け帽は5頭発生、なかなかあるもんじゃないな。


    それにしても、どうしてミルファームはこれだけの馬を1レースに出走させたのだろうか?

    おそらく、ミルファームが大量出走させなければ、このレースはかなりの少頭数になったと見られる。

    というのも2歳未勝利ということは、6月から順次デビューしている2歳馬の未勝利馬か未出走馬が出走できるわけだが、

    未出走馬のデビューは新馬戦(メイクデビュー)を選択することが多い。一生に一度のチャンスであり、やや賞金が高いですから。

    なので、この時期の2歳未勝利戦に出る馬というのは、実質的にはこれまで2ヶ月弱でデビューした馬で未勝利馬に限られる。

    出走しうる馬が限られる上に、直線1000mという特殊な条件のレースを選ぼうという馬は本来少ないのである。


    でも、それは早期デビューした馬ならば希望すれば出走できるということ。

    ミルファームは育成牧場でもあるので、早期デビュー目指して育てて、ここまで2ヶ月で多くの馬をデビューさせることができた。

    ミルファームの清水代表は「レースの勝ち負けはともかく、育成(牧場)と厩舎のコミュニケーションがうまく行っているからこそ、これだけ送り出せたのだと思っております。」とのことで、ここは同牧場のすごいところではあったんですね。

    こうして注目を浴びたレースだったが、結果はというと……

    【新潟未勝利】ミルF史上最多12頭出し同じ勝負服ズラリ 結果は…2頭出しビッグレッドFがワンツー (スポニチAnnex)

    なんと1・2着馬のオーナーはいずれもビッグレッドファーム(BRF)、同レースに2頭出ししたBRFが上位を取って行った。

    そう。BRFも早期デビューに定評のある牧場で、先週の函館2歳ステークスの優勝馬、リンゴアメもBRFの馬である。

    なにより、ミルファームの清水代表はBRFで修行して独立したという経緯があるらしく、先輩牧場にしてやられたわけである。


    とはいえ、直線1000mのコースを走れるのは貴重な機会ではあり、これがこの先に生きればいいですね。

    2歳~3歳5月までにこのコースでは6レース程度、1レースを除いては未勝利戦、もう1レースは3歳5月のはやぶさ賞(1勝クラス)、

    すでに勝ち上がった馬は、早くても3歳5月まではこのコースには挑戦できないわけですね。

    もっとも今回の結果は思っている以上に残念に思え、2頭がタイムオーバーによる出走制限で1ヶ月休み、

    3着馬はレース中に鼻出血で1ヶ月休み、馬の鼻出血は呼吸に影響するものなので、休養して治す必要がある。

    まだ馬も成長途上、まだまだ挽回のチャンスがあるけど、作戦の練り直しが必要な馬は多そうだ。

    そこまで含めて作戦かもしれませんけどね。


    アイビスサマーダッシュ(GIII)は、日本では唯一、芝直線1000mで行われる重賞レースである。

    注目馬はいろいろいたけど、なんといっても前年覇者、ライオンボスでしょうと。

    この馬はこれまで17戦6勝、6勝全てが1000m(うち2勝はダート、4勝は新潟芝1000m)だという。

    短距離戦の王道といえば1200mだけど、これまで1200mの6戦で最高順位は未勝利戦(ダート)での5着という。

    一方で、この新潟の芝1000mでは、4勝・2着1回とめっぽう強い。

    なので、アイビスサマーダッシュを勝ったから、他の重賞レースに挑戦するかとはなかなかならなくて、

    日本国内に留まる限りにおいては、これが年1回の重賞挑戦チャンスとなってしまうんですね。


    とはいえ、ちょっと難しい面もある。それはこのレースが賞金別定戦ということ。

    このレースは負担重量が収得賞金(クラス分けに使う仮想的な賞金)で決まることになっている。

    4歳以上馬は56kgを基本として、収得賞金3000万円超過額2000万円あたり1kg増で、牝馬は2kg減となる。

    ライオンボスは去年は56kgでの挑戦だったが、前回優勝の賞金と、今年5月の1勝の賞金を加えて、今回は57kgでの挑戦となる。

    このように実績のある馬ほどに負担重量が重くなることで、実績の乏しい馬が勝ちやすいようにしてるんですね。

    これこそがライオンボス、あるいは重賞勝ちの経験のあるダイメイプリンセスらには不利である。

    といってもライオンボスの57kgというのは、4歳以上牡馬としては標準的な負担重量ではあって、他の4歳以上牡馬に比べれば1kg差である。

    今回は十分にチャンスがありそうだが、ここで勝つと来年は大変かもね。なんてレース前には思っていた。


    ちなみに負担重量の決め方には、同じ年齢・性別の馬は同じ負担重量になる馬齢重量戦あるいは定量戦、

    これまでに勝ったレースの格によって負担重量が決まるグレード別定戦、

    できるだけ全ての馬の勝利機会を同じにするように負担重量を決めるハンデ戦がある。

    重賞ではGIレースの全てが定量戦になっている。

    GIIでは札幌記念など一部には定量戦、目黒記念など一部にはハンデ戦があるが、多くはグレード別定戦である。

    4歳以上牡馬では56kgを基準に、最近1年のGI勝ち馬は2kg増、GII勝ち馬は1kg増、それ以前のGI勝ち馬は1kg増など。

    この微妙な差でチャンスに差を付けようとしているが、最大でも2kg差ならばGI勝ち馬にもチャンスがあるとされている。

    GIIIではハンデ戦であったり、賞金別定戦だったり、グレード別定戦だったり。

    GIIIのグレード別定戦では、最近1年のGI勝ち馬は3kg増、GII勝ち馬は2kg増、GIII勝ち馬は1kg増など、それ以前のGI勝ち馬は2kg増、GII勝ち馬は1kgというのが多いみたい。

    夏シーズンの重賞レースは、札幌記念(GII)を別として定量戦がなくて、あとはGIIIなので実力馬・実績馬の負担重量は重くなりがちである。


    アイビスサマーダッシュの話に戻すと、今回の優勝馬はジョーカナチャン、ライオンボスはアタマ差の2着だった。

    今年5月の韋駄天ステークスで1・2着を争った2頭で、このときはアタマ差でライオンボスが勝っている。

    韋駄天ステークスはハンデ戦で負担重量の決め方が違ったが、

    そのときと比べると今回はライオンボスの負担重量は0.5kg減り、ジョーカナチャンの負担重量は1kg増えた。

    ジョーカナチャンにもチャンスがあるとは思われていたが、ライオンボスの方が優勢だろうという読みが多かったが、

    結果的に言えば、ジョーカナチャンの方が前半のレース運びがよく、ライオンボスもなかなかうまく走ったように見えるが、わずかに追いつかなかった。

    54秒で勝負が付くレースですから、少しの差を挽回することが難しいんですね。ジョーカナチャンは勝負強かったね。

    かくして、ジョーカナチャンは初の重賞制覇、ライオンボスは連覇を逃したのだった。


    アイビスサマーダッシュは牝馬(メスの馬)が強いレースとして知られている。

    そもそも「夏は牝馬が強い」という定説があるらしいのだが、それにも増して牝馬が強いのだという。

    今回、5着以内で掲示板入りした馬はライオンボス以外は全員が牝馬だっていうから、牝馬が強すぎる

    レース前に「負担重量57kg以上の馬が3着以内に入ったことはない」というデータが話題になっていたが、

    牡馬の57kgに相当する牝馬の55kgでの優勝馬は今までも何頭かいるんで、たまたまじゃないの? と思ったのだが。

    ただ、どうもこのレースは負担重量の1kgの差で有利不利がかなり変わるレースらしく、

    牝馬が強いっていうのも、牝馬に与えられた2kgのアドバンテージが大きすぎるということなのかもしれない。

    そんな牝馬も56kgでの出走(ダイメイプリンセスなど3頭が該当)となれば、なかなか厳しいことが今回の結果からも見える。

    500kg近くもある馬にとって1kgの差がなんでそんなに影響するんだよと思ってしまうけど、現実はそうらしい。


    しかし、ライオンボスはどうしますかね?

    1200mで勝負になるのなら、いろいろなレースが選択肢に入るけど、芝1000mにこだわると出るレースが本当にない。

    来年のアイビスサマーダッシュまで1勝もしなければ、また57kgで出走できる(はず)。

    ただ、この間に1勝あるいは重賞2着以内に入ると、58kgあるいはそれ以上の負担重量となるので、より厳しい。

    本当は芝1000mのチャンピオン決定戦が定量戦であればいいんだけど、日本には賞金別定戦のこのレースしかない。

    実績からすると厳しいが国内で1200mに挑戦するか、あるいは海外遠征にして芝1000mのG1に挑戦するか。

    どっちもどっちですね。


    あと今日に話題になっていたのがWIN5のキャリーオーバーである。

    先週日曜のレースは大荒れで、珍しくもWIN5が的中なしとなりキャリーオーバー、

    そこで精を出して予想した結果、33.8億円の売上でこれは歴代2位の記録だったそう。1頭取消になって返還が2.2億円あったけど。

    わりと堅い決着だったこともあって払戻金は81万6800円(キャリーオーバーによる上乗せは約14万円)ということで、

    キャリーオーバーの割には物足りない? という感じはあるが、100万円近くになればそこそこかね。


    Author : Hidemaro
    Date : 2020/07/26(Sun) 22:35
    文化 | Comment | trackback (0)

    これは安楽死ではないと思いますが

    先日、「嘱託殺人」というちょっと聞き慣れない罪で逮捕者が出たというニュースがあった。

    ALS患者を嘱託殺人容疑、医師2人を逮捕 京都府警 (朝日新聞デジタル)

    ALS患者から依頼を受けて、医師(主治医ではない)が薬物を投与して、患者を殺したということである。

    薬物を投与した後に立ち去り、その後死んでいるのを発見され、調べたら使っていないはずの薬物が検出され、

    そこから調べた結果、逮捕に至ったということらしい。

    外見的には完全に殺人事件だが、依頼を受けた人を殺した場合は、法定刑が軽くなっている。


    「安楽死か?」と言われたが、医師がやるやり方としてはあまりにお粗末というか。

    これをわざわざ医師がやる必要があったのかなぁって。

    医師だったら自分で死亡診断書を書けるわけで、そのための体裁ってのはあるでしょうけど。

    ただ、そうして巧妙にやっていたら、何も怪しいことはないように見えるわけで、すると逮捕されることはないですよね。

    実は世の中にはこういう事件は多少なりともあるが、明るみになっていないだけでは? と言われればそうかもしれない。


    これまでの歴史上、医師が殺人罪などに問われたことは何度かある。

    「安楽死」進まぬ議論 過去にも事件、判例では4要件 (産経新聞)

    その中でこの条件を満たすならば意図的に死を早める「積極的安楽死」が許容されるのではないかということを示している。

    ただ、実務上はこの条件を満たせば「積極的安楽死」が行われているわけではないので、裁判所が言っているだけのことである。

    一方で、ここに示されている事件の中には、家族などの同意を得て人工呼吸器を取り外したなど、

    積極的に死を早めたというよりは、治療を中止した結果として死んだというようなケースもあって、

    そういうのは殺人罪の条件は満たさないと判断されることが多いようである。

    そのためには治療中止の判断が妥当であったかが問題になるでしょうね。

    判断の重さからすれば、複数の医師・看護師が関与することが必須でしょうね。


    以前、このBlogで安楽死のことを話題にしたことがある。

    安楽死という悲しい過去があった

    まぁ競走馬の話なんですけどね。

    特にサラブレッドという馬は細い脚4本で体を支えており、普段から脚への負担が大変重い。

    そんな中で1本の脚が体重を支えられなくなると、他の脚にも影響を及ぼし、最終的に命を落としてしまうというのがある。

    このように患部の養生が難しい実情があり、過去に治療を試みた馬も最終的には死んでしまうことも多いようだ。

    生かしても苦しませるだけ、それならばすぐに安楽死させた方がよいというのは関係者の共通認識となり、

    レース中に予後不良と診断されれば、競馬場で安楽死となるのが通例で、サイレンススズカ号もその例によったという話である。

    競走馬の診療に関わる獣医師では共通認識ということがポイントではないかと思う。


    人間でも同じだと思うんですよね。学会で決めたルールがあるとか、医師の間で共通認識が出来上がっていれば、

    例え、それが意図的に死を早める行為であったとしても、それはやるべきことであり、罪に問われることはないはず。

    ただし、現状においてそういう医療行為があるという話は聞いたことはない。

    苦痛の軽減を図るための処置を行うことはあるかもしれないが、直接的に死期を早めるほどのことはないと聞いている。

    もしも、そうそうすぐには死なないが、生きている限りにおいて苦痛を軽減することが困難なんていう症状があれば、

    意図的に死を早める医療行為にも妥当性がありそうだが、今のところ学会などで合意できているものは何もないのでは?

    もちろん、この判断は時代によって変わってしかるべきことですが。


    その上でALSってどうですか? っていうと、僕が知る限りではあまり意図的に死期を早めさせる理由はないんじゃないかなと。

    ALSは全身の筋肉が動かなくなる進行性の病気で、なにもしなければ呼吸ができなくなって死ぬと。

    ただし、ここは人工呼吸器を付けることで乗り越えることもできるが、人工呼吸器を装用するのは患者の3割ほどという。

    そんなもんなのかと思ったが、ALSの発症のピークが65~69歳と比較的高齢らしく、そこも判断に影響しているのではないかなと。

    症状の進行も人それぞれで、平均的には発症~呼吸不全が2~5年程度だが、長い人も短い人もいるとのこと。

    ALSという病気のポイントとしては、歩行困難になって、発話困難になって、摂食困難になってと、

    筋肉が動かせないことに伴う問題はいろいろあるが、触覚・視覚・聴覚といった感覚や意識にとっての影響はなく、

    発話困難などコミュニケーション上の問題は大きいが、そこを乗り越える装置がいろいろあり、症状によって使い分けられている。


    何を苦痛と捉えるかは患者次第だが、ALSについて言えばやりようはある病気だなという印象である。

    主治医らは不安を解くための情報提供できていない面もあったのかもしれないが真相はわからない。

    何が問題か、何を不安と考えているかということは、よく医師や看護師と相談するのが大切だと思う。

    個別の患者の症状はいろいろで、もしかしたら積極的に死期を早める処置をするのが適切なケースもあるかもしれない。

    そう考えられるケースがあるのなら、医師らはそういう案件を持ち寄って学会などで検討するのが責務だろうとも思う。

    今すぐ適用できるかはともかくとして、そういう選択肢がないものだと決めつけるのもよくない。


    最後に念のために書いておくけど、今回のことは論外であって、殺人以外の何者でもないと判断するしかない。

    医師ならばもうちょっと体裁を整えろとは思うが、1人、2人の医師が取り繕ったところでやっぱり妥当性はないと思う。

    殺された患者の病状も論外だと思う。それなりに症状は安定しており、適切なケアも受けられているようだから。

    でも、医師が積極的に死期を早める処置を行うことが全く否定されているわけではないとも思うんですよ。

    もしそういう行為があるとすれば、どういう条件を満たすべきなのだろうかということを考えたまでのことである。


    Author : Hidemaro
    Date : 2020/07/25(Sat) 23:50
    社会 | Comment | trackback (0)

    クレジットカード1増1減

    久々に新しいクレジットカードを申し込んだ。J-WESTカード以来なので、およそ3年ぶり。

    一体、何枚のクレジットカードを持ってるんだという話はあるが、まだ増やすのかと。

    でも今回は1増1減なんで、総数は増えないんだけど。


    申し込んだというのは、ウォルマートカードセゾンである。

    西友で買い物する人にはおなじみ。これで支払うと西友では毎日3%以上の割引になるというカードである。

    存在は知っていたが今まで作ってなかったのは、西友で買い物する機会が少ないから。

    とはいえ、西友自体は市内にあるし、時々買い物に行くスーパーであることは確か。

    最近、多少買い物の頻度も増えた気もするし、なにやらキャンペーンのチラシがあったので申し込んだ。


    すでにセゾンカードは持っているので、申込みは簡単ですね。

    今は口座振替の設定までインターネットで完了するから、便利になりましたね。

    インターネットで申し込んだら、電話で確認が来たが、それでおよそ1週間で届いた。

    ちょうど、運動と買い物のために出かけて、帰ってきたところで不在連絡票を投げ込もうとしてたので、その場で呼び止めて受け取った。

    本人受取限定郵便で送るとか書いてあったけど、すでにセゾンカード持ってるので普通の簡易書留で送ってきたようだ。

    こういうところもすでに持ってると楽でよろしいな。


    初めてのアメリカン・エキスプレス(AMEX)ブランドのカードですね。

    これまで、VISA・Mastercard・JCBと主な国際ブランドは各2枚以上持ってたけど、AMEXはなかった。

    AMEXなんて使いにくいと思うんだけど、ウォルマートカードセゾンはなぜかAMEX限定なので。

    西友以外でこのカードを使う可能性は低く、西友ではAMEXというよりセゾンカードとして取り扱われるだろうから、

    AMEXであることを意識することは全くないと思うんだけど、一応はAMEXですね。

    AMEXの最大の特色はセキュリティコードが表面に印字されてることですね。なんで表面なんだか知らないけど。

    あと、驚いたのがホログラムがないこと。どうもAMEXではホログラムを廃止したらしい。

    表裏ともシンプルなデザインなので、クレジットカードというより会員カードに見えなくもない。


    最初に1増1減と書いたが、ここで解約するのは、僕が20歳になって早々に作った緑色のセゾンカードである。

    (旧)SoftBankカード(これもセゾンカード)を作って以来、めっきり使わなくなっていたカードだが、

    このカードを解約せずずっと持ち続けていたのは、永久不滅ポイントのためである。

    1人が永久不滅ポイント対象のカードを複数持っていれば、合算して取り扱われる。

    このため、永久不滅ポイント対象のカードが2枚以上あって、いずれか解約しても、永久不滅ポイントはずっと引き継がれる。


    ところが、SoftBankカードはセゾンカードではあるが、永久不滅ポイント対象外なので、

    僕の持っているセゾンカードがこれ1枚になると、永久不滅ポイントが消失してしまう。

    そのため、ほとんど使うことのないカードをずっと持ち続けていたのである。

    ちなみに使いもしないカードの永久不滅ポイントを大切に持ち続けていたのは、

    カード利用以外でもセゾンポイントモール(永久不滅.comから改名してたらしい)で貯まるからで、これが意外と貯まるんだよね。


    今回作った ウォルマートカードセゾン は永久不滅ポイント対象のカードである。

    もっとも西友で3%引きが適用されるときには永久不滅ポイントの積算は行われないのだが。

    なので、このカードでNetアンサーにログインすると、ログイン画面にはこれまで貯めていた永久不滅ポイントが表示された。

    ということで、これまで持っていた緑色のセゾンカードとポイントが合算されていることが確認出来る。

    これをもって永久不滅ポイントのためだけに持っていたカードは解約できるということである。


    というわけで電話をかけて解約の申出を行った。

    このカードに紐付いているETCカードがあって、これも使えなくなるが、それはかまわない。

    カード本体とETCカードを手元に置いて電話を掛けたら、ETCカードの番号も確認されたので、用意しといて正解でしたね。

    クレジットカードとETCカードをそれぞれ裁断して処分するようにと言われ、これで解約手続きが完了したらしい。

    しばらくしてNetアンサーのIDも抹消されていたので、ちゃんと解約できたようだ。

    電話口だけで完了するのは意外だったが、実用上はそれで問題はないか。

    最後に「今後はSoftBankカードと、ウォルマートカードセゾンをよろしくご利用ください」と伝えられたのが印象的だった。

    カードの解約ではあるけど、今後もセゾンカード会員であることに変わりは無いもんね。


    そういえばクレジットカードの解約ってこれが初めてでしたね。

    解約って気はしないのは、ここまで書いた事情の通りだけど。

    1増1減で現在持っているクレジットカードは8枚、SoftBankカード以外はどれも特定用途のためですね。

    それでも請求額がそれなりにある ビックカメラSuicaカード と イオンカード はいいですけど。

    PiTaPaのためのKIPSカード、EX予約(とe5489)のためのJ-WESTカード はまだマシな方で、もっと請求額少ないのもあるからなぁ。

    もう5年ぐらい請求額0円が続いていた緑色のセゾンカードはこれをもって解約となったが、

    次にヤバいのが福利厚生で作ったゴールドカード(cf. ゴールドカードがあるとできること?)で、

    これはあんまりにも使わないと更新拒否は本当にありうる。(三井住友カードはこれが唯一なので、他のカードでごまかせないし)


    Author : Hidemaro
    Date : 2020/07/24(Fri) 23:28
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