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世界の子供のための博物館

今日は在宅勤務を終えてから、奈良・大阪に出かけていた。

台風は接近しているが、大きな問題はないだろうという判断である。

電車は平常通り動いているがずいぶん空いていた。

まぁこんな台風の中出かけないってことだよね。特に夏休みという人も多いし。


主な目的は大阪で、旧友と会うこと。ただし、1人は電車止まるかもしれないと不安なので来なかった。

確かに彼の住んでいる地域は運休の予定は出てないが、不安になるのもごもっともである。

大阪にやってくると、店がどんどん閉まっていくので、ただごとではない。

原因は兵庫県方面のJRが運休になっていたからかな。

人のやりくりも難しくなってただろうし、そうじゃない人も安全に帰れるうちに帰してやろうということだろう。

そんな中で食う店あるの? って言ってたけど、なんとか。


さて、その前に奈良国立博物館に寄っていた。

今回の旅行の目的地の1つではあった。

さすがに空いてたけど、一方で目立つのが外国からの観光客、まぁ台風だからってずらすのは難しいしね。


そんな奈良博では、夏休みということで「いのりの世界のどうぶつえん」という、

いかにも夏休みの小中学生に向けた特集展示をやっていた。

こんな名前だが、展示物は本格的である。

おっ、と思ったら「重要文化財」「国宝」と表示されているような具合である。

調べてみると、展示物の1/3が重要文化財だったようだ。ちょっと気合い入れすぎですね。

さすがは仏教美術の専門館を名乗るだけのことはあって、多彩な展示だった。


主に子供向けにワークシートを用意してあった。

これを持って、展示を見て、穴埋めしようということだね。

小中学生向けの展示としては一般的なものかとは思うが、

驚いたのは日本語だけでなく、英語・中国語・韓国語のものが置かれていたこと。

実際、中国語のワークシートを持って、家族で見て回っている人もいて、活用されてるなぁと。


外国人が博物館に来ること自体は珍しくないし、外国語での説明が行われているのも珍しくないが、

さらに踏み込んで、外国人の子供たちが楽しみながら展示を見て回れるというのはすごいなと思った。

博物館がそこまでしてやる必要があるかという考えもあるかもしれないが、

日本文化に触れて、また興味を持って日本を訪れて、また深く学ぶきっかけになれば意味はあるだろう。

そこまで興味を引き出すのはけっこう難しい気はするんだけど、そこに挑戦しているということだよね。

仏教はもとを正せば大陸からやってきた文化ではあるんだけど、やっぱり日本独自の発展は多い。

そういうところに気づいたら学びとしては大きいんじゃないか。


奈良博は なら仏像館(本館)が常設の展示施設だが、仏像に特化している。

特別展に使われる東新館・西新館は、正倉院展のために作ったようなもんで、特別展をやるとそれで潰れる。

特別展をやっていないときは東新館・西新館も平常展に使われるんだけど、

「おん祭」と「お水取り」という年中行事にあわせて、特集陳列をやるのは恒例である。

それ以外のテーマで総合的な展示ができる時期は意外と限られているんだよね。

どこにリソースを割くかという話ではあるんだけどね。

でも、やっぱりいろいろ所蔵品がある中で、それに触れる機会が限られるのは惜しい思いはある。

それだけに今回のは貴重だと思った。


Author : hidemaro
Date : 2019/08/15(Thu) 23:43
文化 | Comment | trackback (0)

休憩場所が変わったら

東名ハイウェイバスのダイヤが7月から変わって、

12時30分新宿発の新東名スーパーライナー新宿号が昼一番に出るなら一番便利になった。

うちからだと東京駅に行くより時間はかからないからいいですね。

新宿発の東名ハイウェイバスは初めてですね。新宿着は何度も使ったけど。


バスに乗ったら、海老名SAと静岡SAで休憩と案内された。

いつもは足柄SAと遠州森町PAの2箇所で休憩なんだけど。

新宿便だからかな? でも、以前、東京行きの新宿便に乗ったときは足柄と森町だったけどなぁ。

でも、確かに足柄SAまでは所要時間が長いので、最初の休憩場所が東京寄りに変わるのは妥当か。


やはり夏休みは神奈川県内の渋滞は不可避である。

それでも東京方面の渋滞の長さに比べればはるかに短い。

まぁこの程度は許容せざるを得ないよね。

渋滞を抜けたあたりで「海老名SAが混雑しているので、休憩場所を鮎沢PAに変更する」という案内が。

なんとなくこの展開は予想してたが。海老名SAは日本屈指の混雑するSAだし。

次の中井PAじゃなくて、鮎沢PAまで引っ張ったのはよくわからんが、まぁあまり変わらんか。


鮎沢PAはずいぶん質素な施設だった。駐車場の整備度もあまり高くない。

飲み物を買おうとおもったが、ずいぶん小さな売店で驚いた。

昔ながらのパーキングエリアという感じだが、実際、東名開通の頃から大きく手は入っていないのだろう。

まぁそれでも売店営業してるならいいような気もするけど。


次の休憩場所は予定通り静岡SA、僕にとっては初めてである。

従来の休憩場所だった森町PAに比べると、サービスエリアということで広いしいろいろ充実している。

ただ、バス駐車場の目の前にトイレ・ゴミ箱・売店が揃っている、

足柄SAや森町PAと比べると、バスの休憩という用途ではイマイチだなと思った。

というか、短時間の休憩なら森町PAは過不足ない施設である。


サービスエリアとパーキングエリア、なにが違うかと言われると難しい。

ただ、傾向としては レストラン と ガソリンスタンド はサービスエリアにしか設けられないことが多い。

もっともパーキングエリアでもフードコートは備えていることが多いし、

実のところ静岡SAはフードコートしかない。森町PAに比べれば店舗数は多いけど。

でも、明確に役割分担があるとは言えない。それぞれの道路の状況に応じて違う。


ただ、新東名について言えば、SAは乗用車向け、PAはトラック向けという傾向はある。

森町PAは小型車の駐車場は狭く、大型車の駐車場に広いスペースが割かれている。

一方の静岡SAは小型車の方が台数が多い。面積的には同じぐらいですかね。

全てがそうだとは言えないんだけど、PAは機能性重視、SAはサービス重視になっているのかなと。

PAも機能的には悪くないとは思うが、フードコートの店舗数の少なさなど物足りない点はあるだろう。


これまでの定番だった足柄SAと森町PAという組み合わせはけっこうよかったってことですね。

もちろん高速バスの休憩は、乗務員が安全に運転をするための休憩というのが前提である。

その点ではあまり設備面での充実していない施設での休憩もやむを得ない。

最低限、駐車場とトイレはありますから。自動販売機または売店もあるかな。

ただ、その上でいうならば、足柄SAと森町PAはバスの休憩には適していると思う。

まぁ足柄SAはJRバスだらけになるのが問題かもしれんが、それはまた別の問題。


Author : hidemaro
Date : 2019/08/14(Wed) 23:35
交通 | Comment | trackback (0)

2日連続の在宅勤務で里帰り

盆と正月というと、故郷に戻る人が増えるわけだけど、

僕の考えはあえて混んでいる時期に動くことはないということでほとんど一貫している。

そんなわけであえてこの時期に夏休みは取らないのである。


大学院時代の友人から、盆にも集まるんだけどと誘われても、そこ夏休みじゃないんだよなぁと。

それで、お前はいつ顔を見せるんだと言われ、無理なく行けるのなら会いたいもんだけど……

というわけで、今回も見送るつもりだったが、様子を見ていた。

そしたら、皆さんの都合が合うのが15日(木)か16日(金)かと、今週後半であることが明らかになった。

あれ? これならそんなにひどい混雑に巻き込まれずに移動できるのでは?

というわけで、JRバスの空席状況とNEXCOの渋滞予測を見比べると問題なさそう。

明日14日(水)の午後に出発して、16日(土)の午前に帰路につくという形で、計画を立てた。

正味2日間の滞在で、友人と会うだけでなく、博物館にも行けばけっこう充実した旅行になりそうだ。

これが先々週のこと。さすがに割引運賃は売り切れてたけど、それでもバスだからずいぶん安上がりである。


明日は午後発ということで、これまでもよくやってきたように午前中だけの在宅勤務にすることはすぐ決まった。

素っ頓狂な在宅勤務と思ったけど

朝から休憩なしで6時間弱働いて、そのまま出発する。

普通に考えれば、そこから2日間休暇を取るところだが……

来年のオリンピック・パラリンピック期間を念頭に「2日連続の在宅勤務を行うように」という指示が出ていたことを思い出した。

親の自宅で在宅勤務というのは、当初から使えるかもしれないと考えていた。

想定している用事は1日半あれば足りるということで、明後日は親の自宅から、午前中だけの在宅勤務にすることを決めた。


オリンピック・パラリンピック期間を念頭に、というのは交通機関の混雑緩和のために東京都などから要請されたからだろう。

もう1つ、フレックスタイムや時間単位有給休暇を使用しての時差通勤も試すようにとあった。

とはいえ、うちの職場の人の見方は冷ややかである。

なぜかというと、ここの職場の人は徒歩・自転車通勤の人が多くて、競技会場への導線と重なる想定はあまりないから。

どう考えても通勤への影響はないのだから、そもそも来年を念頭にした実験もいらんだろうと。

僕の本心もそうである。こんな実験をやっても、来年役立つとは信じていない。


一方で、午前中だけの在宅勤務にすることで、有給休暇の節約にはなる。

休憩なしで勤務できる6時間未満にしているので、そこを埋めるために時間単位有給休暇を併用しているが。

時間単位有給休暇は役立った

そこまでして有給休暇を節約する意味があるかとは思ったのだが、

今年後半に有給休暇の取得予定が多そうなので、今の時点では少し温存できた方がよいと考えた。


今の仕事内容からすると、実機なしで仕事を進めるのは少し難しい面もあるのだが、

評価結果の整理、次の評価の準備作業、評価報告書の作成といった作業はできるだろうと。

最初は報告書の作成に終始してもいいんじゃないかと思っていたが、

より優先度の高い作業も、工夫次第では在宅でできるんじゃないかと。

2日とも勤務時間は6時間未満に減じているけど、それでも2日足せば8時間を超える。

それだけの仕事ができるのかという疑念はあるが、やるべき仕事がなくならないならなんとか。


Author : hidemaro
Date : 2019/08/13(Tue) 23:08
日常 | Comment | trackback (0)

参加証が売り切れてしまう

この3連休、隣の市に少し買い物に行った以外はずっと市内にいた。

水泳に行ったりとか、それなりに充実してはいたが3連休らしいかはよくわからない。

ただ、この3連休に東京に行く気が起きなかったのは確かで、

それは東京ビッグサイトで同人誌即売会、コミックマーケットが行われていたから。

興味はあるが、ひどく混み合うという会場に行く気はしなかったし、

あと、コミケ期間とその後しばらくは秋葉原界隈が混むので、それも回避した理由だった。

どうしても今週末に行くべき用事もなかったし、クソ暑い東京に出かけることもないでしょう。


東京ビッグサイトはオリンピックのメディアセンターなどに使用される予定だが、

その準備のため、メインの展示棟である東展示棟が今年4月から長期間閉鎖に入っている。

影響を緩和するため、青海地区に仮設の青海展示棟を作り、さらに屋外展示場の場所に南展示棟を新設した。

従来からの西展示場と併せて、一定の規模は確保できているのだが、展示面積は減少している。

さらに来年5月~10月は青海展示棟以外は閉鎖され、オリンピック期間中は青海展示場も閉鎖される。

東京ビッグサイトを全館貸切にする数少ないイベントであるコミックマーケットともなれば、展示面積縮小の影響は甚大である。

ちなみにコミックマーケットが盆と年末の開催なのは、全館貸切にできるのがこの時期ぐらいしかないからと言われている。


展示面積縮小の対策として、通常3日開催であるイベントを、4日間に伸ばして開催することでスペースの確保を行うことにした。

コミックマーケットは日によってサークル(出展者)を入れ替えてやってるので、日数を増やせば出展機会の確保につながる。

青海展示棟については、従来、西展示場の一部を使っていた企業ブースとして使われることになった。

企業ブースだけ他の展示棟とは離れるが、同人誌即売会の本来機能にあまり影響しないところでということだろう。

歩いて移動も可能なのだが、この酷暑ですから、りんかい線 または ゆりかもめ で1区間乗車して移動する人もいたようだ。

連絡バスはもともとあるんだけど、来場者が多すぎることを考えるとなかなか厳しかったんじゃないか。


そんなコミックマーケットで初めて取り入れられたのが、リストバンド型の入場証である。

【コミケット 96 版】2020年までのコミケット Part Ⅱオリンピックでこれからどうなる!?(コミックマーケット)

従来、参加者はカタログの購入を推奨していたが、一方でカタログがないと入場できないということはなかった。

世の同人誌即売会ではカタログの購入を必須として、入場時に確認されるようなことも多いようである。

コミックマーケットは来場者が多すぎることと、あと電子カタログを活用しているとか、いろいろ事情があるんだろうが。

ところが日数増、会場の縮小・分散で費用が増したこと、さらなる混雑対策が必要ということで、リストバンド型の参加証を導入した。

日ごとに違う色のリストバンドで500円程度で、事前には書店で販売し、当日にも会場でも販売する。

あと冊子のカタログには全日程分が付いてくるということで、冊子板のカタログを購入していた人にとってはそれだけで済む。

これは2020年5月開催までの措置で、その後は従来通りに戻る予定だそう。


ところで、リストバンド式の参加証を導入したというが、入場に必須というわけではなかったそうだ。

■リストバンド型参加証とは?
今回のコミケットでは、入場規制中の一般参加者の入場にあたり、リストバンド型の参加証が必要となります。

コミックマーケットはひどい混雑に見舞われるが、概ね午後になると落ち着いてきて自由入場になる。

自由入場になって以降は参加証の確認が行われないという運用である。

基本的には参加証は必要だが、自由入場になってしまえばいらないというのは不思議な気がするが、それなりの理由があったようだ。


それが参加証が売り切れてしまうということ。

できるだけ事前に購入するようにと呼びかけていたのだが、書店での事前販売では売り切れが続出、

それでも当日販売分はあったのだが、3日目・4日目は早期に売り切れてしまった。

参加証が売り切れてしまうと、もうそこから先は全く入場できなくなってしまう。

そのような事態を防ぐために、自由入場になってからは参加証は不要という仕組みにしたんだろう。

とはいえ、自由入場を待つ列ができるのは、果たして自由入場なのかという疑問はあるが。

想定以上の人数を長時間待たせることになってしまい、昨日の3日目は熱中症での救急搬送が5人出たという。

その他にも体調を崩した人は多く、その反省はすぐに翌4日目の実施に生かされたとのことだ。


事前販売の商流が限られ、リストバンドということで増産も難しかったわけだけど、

一方で2箇所に会場が分散し、そもそも展示棟の出入りも多い状況ですから、

日ごとに色の違うリストバンドという方法はやむを得ないことだったのかなと。

料金を払うという行為自体はいろいろやりようはあるだろうけど、大勢の来場者に対して、それをチェックするということが難しい。

来場者が多すぎるのが根本的な問題で、もっと大胆な対策が必要だったのでは? という見方もあるが。


もっとも、コミックマーケットの午前中の混雑のひどさはよく知られた話で、

不慣れな人は自由入場になる午後から行くのがよいんじゃないかというのは以前から言われていて、

今回の参加証の売り切れなどの騒動で、なおさらその有用性が明らかになったというのもあるようだ。

参加証で来場者の総量をコントロールするのは難しかったが、時間分散というのは実現できたのかもしれない。

もっとも、費用負担という点では、参加証なしで入れるというのは好ましいとも言えないのだけど。


Author : hidemaro
Date : 2019/08/12(Mon) 23:59
文化 | Comment | trackback (0)

やっぱり東京の海はきつい

来年の東京オリンピックではいろいろなところが会場になるが、

お台場海浜公園も オープンウォータースイミング と トライアスロン の会場として使われる。

トライアスロンはスイムは公園内水面、バイク・ランは台場・青海地区の道路で行われる。

実績のある会場なので、その点ではあまり問題ないような気がするが、案の定というべきか水質と水温には懸念もあるようだ。

東京五輪会場「トイレのような臭さ」 テスト大会で不安 (朝日新聞デジタル)


お台場海浜公園は港区台場にある海上公園で、東京都港湾局が管理している。。

第三台場を保存した台場公園と隣接しているのだが、こちらは東京都建設局所管の都市公園だそう。

利用者にとってそこまで重要なこととは思わないけど、少し役割が違うんだよね。

お台場海浜公園の特徴は人工砂浜を備えていること。同じく東京都の神津島から運んできた砂を投入している。

都市の中にある貴重な砂浜ということで水遊びをする人もいるのだが、一方で遊泳は禁止されている。


東京都ではお台場海浜公園のレクリエーション水域の水質調査を継続して行っている。

遊泳禁止ではあるけど、水遊びをすることはできる水域ですからね。

そのデータを見る限り、ふん便性大腸菌の数と、COD(化学的酸素要求量)が、水浴場として不適な水準に達することがあるようだ。

ちなみに、環境省が集計している水浴場のリストを見ると、東京都は全て伊豆諸島・小笠原諸島の海水浴場だった。

一方で、常にこれらの数値が超過しているわけでもなく、水浴場として「可」の水準にあたる「水質B」の判定値を満たすこともある。

あまり水質がよいとは言えないのも確かだが、海水浴場として成立しなくもない水質のときもある。


どうしてこんなことが起きるのかというと、合流式下水道のためである。

東京をはじめとして下水道の整備が早期に進んだ地域では、汚水と雨水を同じ管に流す合流式下水道で整備されてきた。

排水による環境悪化を防ぐことと、都市を浸水害から救うことを早期に両立できる方法だったから。

ところが、合流式下水道には大きな欠点があって、大雨のときには大量の雨水に汚水の混ざった下水をそのまま排水しなければならないこと。

汚水と雨水が同じ管を流れるということは、雨のときは平時より下水量が大幅に増えてしまうことになる。

下水処理場に入りきらない分はそのまま流さざるを得ず、下水処理場に入ったとしても沈殿など簡易な処理だけで流すこともあるという。

実際、お台場海浜公園の水質が悪化するのは大雨の後であることが明らかになっているようだ。


現在、合流式下水道の地域の下水処理場は、最大汚水量の3倍の下水量を受け入れられるように設計しているようだ。

ただ、その3倍の下水に対して十分な処理をできるとも限らないのも実情。

東京の場合、下水処理水の排水先は最終的に東京湾になるわけだけど、東京湾は閉鎖性水域で富栄養化が進みやすい。

そのため、高度処理を導入するなどして、平時の処理水はずいぶんきれいにしてきたようだ。

ただ、大雨のときはどうやっても追いつかないんだよね。そこで後回しにされてきたのが実情だ。


近年になって改善が進められているが、東京都では雨水の浸透と、下水貯留施設の整備を主にしているようだ。

雨水をそもそも地中に浸透させれば浸水害のリスクは減らせるし、下水の増加も抑えられる。これは一挙両得である。

増加した下水を貯留することで、未処理あるいは不十分な処理で放流する水を減らせる。

貯留って言っても限度があるでしょという話だけど、増え始めの下水を貯留できるだけでも効果があるようだ。

合流式下水道の管路は多くの下水が流せるように作っているが、下水量が少ないと流れが悪くなりやすい。

なので、大雨の最初は管路に溜まった汚れが多く流れるそうで、これを貯留して後で処理すると、かなりの改善効果があるようだ。

もちろん、全て貯留できればそれに越したことはなく、貯留施設の整備で未処理での放流回数を1/3程度に減らせた例もあるようだ。


その他の対策としては、下水処理場の処理能力の拡大がある。

フルスペックでの処理量を増やすのは難しいが、大量の下水に簡易な処理ができれば改善につながる。

高速ろ過と呼ばれる仕組みだそうだが、浮遊物質は7割程度、有機物は半分程度取れるようだ。

これを消毒して流せば、大雨のときの水質悪化はかなり軽減できるという目論見である。

下水処理場に処理できる水量を増やして、貯留で下水処理場に入りきらない下水を減らせば、大きな効果が得られそうである。


お台場海浜公園では、レクリエーション水域にスクリーンを張るという対応をしている。

もしも大雨などで外の海域の水質が悪化したとしても、スクリーンで仕切っておけば影響を軽減できる。

もともと水質がよいとは言えないが、競技が出来ないほどに悪化するのを防ぐことは出来る。

ただ、難点もあるようで、それが水温が高くなってしまうこと。外に比べて1℃ぐらい高くなるらしい。

水温が31℃を超えると競技ができなくなったり、制限がかかるのでそれは避けたい。

10時スタート予定の競技を7時スタートに繰り上げたが、そのときの水温が約30℃ということでギリギリ。

オリンピックでは状況によっては朝5時までの繰り上げも考えているとのことである。


せっかく東京でやるんだからということで、お台場海浜公園が会場になったんだと思うけど、やっぱり大変だよね。

基準値は満たしていたとしても、快適とは言いがたい競技環境ですから。

とはいえ、東京都としてもお台場海浜公園をいつか市民が泳げる海にしたいという思いはあって、

それに向けていろいろ取り組んできたし、その成果は生きてるんだと思いますけどね。

合流式下水道の問題も2002年から時間をかけて取り組んできたもので、実際に効果が見えてきている。

平時の水質改善も、大雨のときの水質改善も、もちろん浸水害の軽減も、どれも大切な取り組みだけど、着実に進んでるんじゃないか。


Author : hidemaro
Date : 2019/08/11(Sun) 23:50
社会 | Comment | trackback (0)

エコノミークラスは大切

ニュースを見ていたら「あれ?」と思ったことがあった。

JAL、なぜグアム線を大型機に変更? 767から777で席数アップ 増便でなく大型化の背景 (乗りものニュース)

成田~グアム線の利用が好調のため、この夏から機材を大型化したという話である。

JALグアム支店長の玉崎 徹さんは、同社のグアム便は、エコノミークラスが左側から3列席+4列席+2列席と、家族連れや2人連れなど様々な人数のグループが便利に利用でき、前後間隔も広いゆとりのある座席配置であったり、充実した機内エンターテイメントを持っていたりなど、高い居住性とサービスが強みだと話します。

どうもエコノミークラスの座席配置が 3-4-2 らしいんだけど、不思議な配列だね。


ボーイング777は、日本の航空会社が旅客便で使用している機材の中ではもっとも大型のものである。

機内には2本の通路が設けられ、エコノミークラスでは9列または10列の座席を配置して使われる。

JALでは国内線は10列、国際線は9列で使っているようだが、かつては国内線も9列だったようだ。

10列の場合は 3-4-3 以外の配置は現実的ではないと思うが、9列はいろいろバリエーションがある。

もっとも一般的なのが 3-3-3 の配置だが、旧JASは 2-5-2 の配置を採用していた。

JALももともとは 3-3-3配置を採用していたし、現在も長距離線の777-300ER(時刻表の表記はSS7)はそうなっている。

ただ、中近距離線で使われる777-200ERでは改修に伴い、2-4-3配置にされたという経緯がある。


理由はJALの人が言っているように様々な人数の利用に対応しやすいから。

改修当時、同機材が使われていた路線にホノルル線があった。(現在は787-9が主になっているようだが)

ホノルル線の利用者として2人グループというのがけっこう多かったらしく、3-3-3配列を2-4-3配列に改めることが決断されたようだ。

その特徴はグアム線にも適しているだろうということである。

大型化前の767-300ERが 2-3-2配列 だったので、大型化されても2人がけの席が残りますよってことだね。

4人グループにとっては4人がけという選択肢も出てくる。


実はANAではボーイング777を国内線・国際線ともに10列で使う路線が多いようだ。

JALと同じく2-4-3の9列の機材もあるようだが、改修に伴い10列化されているようで、数を減らしている。

エコノミークラスということで、経済性重視ということなんだろうが。

一方のJALは機材の改修に伴って、エコノミークラスの改善に取り組んでいるようだ。

グアム線の777-200ERについては、エコノミークラスの配分を変えた程度のようだが、

プレミアムエコノミー付きの777-200ERは改修に伴い、エコノミークラスの前後の間隔を少し増やしている。

クラスごとの配分を変更したので、エコノミークラスだけ見ると座席数は増えてるようだが、全体は9席減となっている。

改修後のエコノミークラスは「SKY WIDER」と呼んでいる。


他の機材でもそうで、ボーイング787はJAL(現在は国際線のみ導入)では2-4-2の8列で使っているが、

どうも787を8列で使っているのはJALだけなんだとか。

メーカーは8列を基本と考えていたようだが、実際には9列で使う航空会社が多く、ローンチカスタマーのANAも9列に改修してしまった。

JALが新型機として導入することになったエアバスA350 XWBだが、競合しているボーイング787よりも断面積が広いのが特徴の1つだった。

すでに納入された国内線用A350-900では、エコノミークラスは3-3-3の9列になっている。

787を9列で使うより、A350を9列で使う方が座席幅が広いので、幅の広さを居住性改善に生かそうという考えで一貫していることがわかる。


このような取り組みもあって、JALのエコノミークラスは高い評価を得ているようだ。

エコノミークラスというと軽んじられがちな気がするが、やはり主力商品ですからね。

格安航空会社の台頭もあって、従来の航空会社はどうやって戦おうと考えるわけだけど、

これに対するJALの答えはエコノミークラスの居住性を改善させるということだったようだ。

高くても乗ってもらえるエコノミークラスを目指そうということだったんじゃないかと。

やはりエコノミークラスしか選べない人が多いですから。少々高くてもエコノミークラスならよいというのはある。

座席もそうだけど、エコノミークラスの機内食もいろいろ工夫を凝らしているようである。


そういえば、JALは今年中に伊丹空港の騒音対策のため、国内線用787-8を導入すると言ってるけど、座席の配置どうするんだろうね?

伊丹空港に入る機材でもっともうるさいボーイング777は国内線では10列配置で使っているほどですから。

これを置き換えずして何が騒音対策だという話だが、それだけに座席数減が顕在化しやすい。

居住性がよいに越したことはないが、国内線かつ需要に応えるには9列でよいのでは? と考えてそうですけどね。

そうなると同時期に導入される A350-900(787-8より幅も長さも大きい) より座席数も居住性も劣ることになるけど、

それだけ騒音対策は喫緊の課題ということなんじゃないかなと。

すでにボーイング機の操縦士が多いので、操縦士の訓練も時間がかからないでしょうから。(なんなら国際線ではすでに導入してる機材だし)

A350 XWBにしても本命は国際線だと思いますけどね。国内線への導入は習熟も兼ねてとのことだし、国内線にとっては居住性が良すぎるかもしれない。


Author : hidemaro
Date : 2019/08/10(Sat) 23:58
交通 | Comment | trackback (0)

リセットって割り込み?

マイコンの重要な機能が割り込みである。

割り込みというのは、条件を満たしたとき、実行中のプログラムを中断して、指定したプログラムを実行させるもので、

マイコンではタイマや通信などをきっかけにして、割り込みを発生させることが多い。

PCも裏ではいろんな割り込みが動いてるんだけどね。それを意識するかはともかく。


割り込みの種類を書き上げたリストの筆頭に「パワーオンリセット」と書いていたら、

それは割り込みではないのでは? と指摘された。

僕の認識ではリセットは優先度最高の割り込みという認識だったのだが、

確かにリセットって一般的な割り込みとは全く違う概念のものだよね。


マイコンのマニュアルにはどう書かれているのか。

ARM Cortex-Mシリーズ と ルネサスRXシリーズ のマニュアルを見てみたのだが、どちらも書き方はほぼ同じだった。

僕が割り込みと思っていたものは「例外」という言葉で書かれていた。

Cortex-Mでは例外は リセット、ノンマスカブル割り込み(NMI)、各種フォルト、スーパーバイザコール、システムタイマ、外部割り込み から構成されているとある。

RXでは例外は リセット、NMI、割り込み、未定義命令例外、特権命令例外、無条件トラップ から構成されるとあった。

すなわち、例外の中に「割り込み」という概念があるということらしい。


一般的に割り込みというのは、ユーザーが有効・無効や優先度を決めることが出来る。

ARMだと数字が小さいほど優先度が高く、RXだと数字が大きいほど優先度が高い。

もっとも同じルネサスでも旧NECから継承したRL78(旧78K0)は数字が小さい方が優先度が高いようだが。

それはさておき、Cortex-M ではリセットの優先度は -3、NMIは優先度-2、ハードフォルトは優先度-1に固定されている。

ユーザーが設定できる優先度は0~255なので、リセットは最優先、それに次いでNMI、ハードフォルトというのは不変ということである。

リセットとNMIが最優先かつ無効化できないというのは、どんなマイコンも共通なんじゃないか。


Cortex-MにしてもRXにしても、例外の中に狭義の「割り込み」があって、

狭義の割り込み以外の例外として、少なくともリセットとNMIがあるということである。

リセットは明らかに特殊だけど、NMIもリセットを除いて最優先で無効化できないという点では特殊である。

NMIはその性質からエラー処理に使われることが普通である。

とあるシステムでは、外部のロジックICの異常信号をNMI入力に接続してあった。

ロジックICが異常を検出したら、マイコンにNMIを発生させて処理を停止させるようになっていたはず。

RXマイコンではNMI発生後は元のプログラムに復帰出来ないと書かれていたぐらいなので、そういう用途でしか使っちゃダメだよということだね。


リセットは割り込みなのか? と問われると、ちょっと困ってしまうところはあるのだが、

特定の条件によって、プログラムカウンタを指定した値にセットするという点では割り込みなんじゃないか。

ただし、リセットというのはその性質上、内部状態をご破算にするので、元のプログラムに戻ることは当然出来ない。

その点では、一般的な割り込みの特徴に合わない気がするんだけど、元のプログラムに戻らない用途で使う割り込みというのはけっこうあるんだよね。

例えば、ウォッチドックタイマー割り込みとか。死に際でログを取ったりするための割り込みだから、通常は元のプログラムに戻らない。

元のプログラムに戻らないのと、戻れないのは違うと言われればそうかもしれないが。


もっとも、リセットは割り込みではないのでは? という指摘はマイコン内部の機能ブロックを意識しての話だったようだけど。

そのマイコンでは、リセット以外の例外をコントロールする機能ブロックがあるらしい。

NMIも、各種フォルトも、狭義の「割り込み」も同じ枠組みでコントロールされているようだが、

唯一、リセットだけは別のブロックによりコントロールされているようである。

リセットは他の割り込みとは実現方法が違うだろうなぁ、というのはだいたい想像できることだけど、実際そうだよというだけの話。


Author : hidemaro
Date : 2019/08/09(Fri) 23:50
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電力計がちょうどよい

ICの消費電力を推定したいという話があって、

ICの足で電力を測定できればよいのだが、それはなかなか難しい。

1つのICに電源端子がいくつもあったり、ICの足で消費電力を測定するのは難しい。

そこまで厳密な測定はいらないので、プリント板の入口で電力を測定すれば、推定できるんじゃないかという話になった。


プリント板の電源入力のところにヒューズが入ってるので、

ヒューズに直列に電流計を挿入できるように細工をして、マルチメーターで電流を測定した。

測定は出来たが、これって妥当な結果なのかな?

ということで設計者に確認してみると、設計上の最大消費電力の半分以下ではあるのだが、桁が違うほどではない。

ただ、動作条件に対する消費電流の変化が想定と異なったので、どうしたもんかと。


そこで判明したのだが、測定対象のICに供給する電力を作るのに、スイッチングレギュレータを使っているようだ。

プリント板の入力電源電圧とICの電源電圧が違うことは知っていたのだが、

リニアレギュレータで電圧をドロップさせているのかなぁと思っていた。

だから、ICの消費電力を推定するのに、プリント板の供給電圧はあまり重要ではないと思い込んでいた。

でも、スイッチングレギュレータというのは、入力電圧が変化すると、必要な電力に応じて消費電流が変化する。

ということは、電圧も測定して、電流×電圧で消費電力を出さないと、正しくICの消費電力が推定できないことに気づいた。

測定条件によって入力電圧も変化しかねないですから。


電流と電圧を同時に測定しないといけないけど……というところで電力計を使えばよいことに気づいた。

交流電力の測定だと電力計は必須だが、直流だと電流×電圧で求まるので、必須とまでは言えない。

ただ、1台で電流と電圧を測定できるのだから、まさに適しているのは確か。

電力計なんて使うのは、高専時代の実験以来だなぁなんて思いながら結線していた。

もっとも、あの頃使ってた電力計はアナログの指示計器で、交流しか測定できませんでしたけどね。

職場に置いてあるのはデジタル式で、直流からそれなりに高い周波数までの測定精度が保証されている。

1Wもいかないような電力を測定するには不釣り合いな気もするけど、用途的には全く問題ない。


電力計というのは、電流の測定端子と、電流の測定端子を別々に持っている。

電力計は使い方に応じて、電流・電圧の結線方法がいろいろ変わるので、それぞれ自由に結線できるようにしてあるのだろう。

デジタルの電力計というのは、電流・電圧をそれぞれ測定したのを、デジタルでかけ算・積分して電力を出しているだけのはず。

それを高精度にやるにはデジタル信号処理の工夫もいろいろあるんだろうけど、測定回路としては電流計+電圧計というのが実情ではないか。

アナログの電力計は電流計・電圧計とは測定原理からして違うけど。


条件を変えて測定してみると、電源電圧が条件によって変化するので、

電力計で測定するアプローチは妥当だったようだ。

もっとも、それでも動作条件と消費電力の対応に想定と異なる点が残った。

もうちょっと工夫が必要そうだね。


Author : hidemaro
Date : 2019/08/08(Thu) 23:36
電気・数学・物理 | Comment | trackback (0)

無償交換への道

四半期決算が出るごとにその内容の社内説明が行われる。

その中で「引当金」を特別損失に計上したことが説明されていた。

とある理由により、製品の無償交換などを行う必要が発生したので、その費用見込みを計上したものだ。

基本的にこういう無償交換などの情報は、ユーザーに個別に説明されるものなのだが、

決算に影響するとなれば、投資家への説明も必要になるので、社外向けの資料にも概略が書かれていた。

こういう形で技術情報が書かれるのは珍しい事例だが、それだけの大ごとである。

もっとも金額としてはむちゃくちゃ大きな話ではなくて、全体の業績に影響するけど……という程度の数字だった。


うちの職場で開発された製品でも、無償交換などの対応が必要になった事例はけっこうある。

ただ、特定の用途で使っている場合に限るとか、特定の地域に限るとか、対象が限定されることが多い。

結果として対象件数0ということもある。

ところが、今回はケタ違いに規模が大きいものである。

この無償交換で、偶発的に低頻度で発生するいくつかの有害事象を解消・緩和される。

これらの有害事象は、ずいぶん前から知られていたのだが、発生時対応でなんとかしてきた。

ところが、最近になって、発生頻度は極めて低いが、影響度の大きな事象が顕在化してきた。

僕はこの話を聞いたときに、正気を疑ったものだが、お金はかかるが、無償交換は総合的にはよい対策という判断があったのだろう。


実は、僕がこの職場に来てまもない頃、無償交換のきっかけになったであろう有害事象を解消する処理を作り込んだんだよね。

当時のチームリーダーにこういう機能を作り込んでくれと依頼され、

「どうしてこんな処理を組み込まないといけないんだろう」と思いながら、設計・実装に取り組んだのだった。

この時点でチームリーダーはこういう有害事象が発生しうるということに気づいていたのだろうが、顕在化はしてなかった。

誰もが半信半疑で組み込んだ対策だったんじゃないかな。

このとき僕が設計した処理は、同種の他の製品にも展開されていると聞いている。


設計に欠陥があったといえばそうなんだけど、設計当初から予期するのは困難だったんじゃないかな。

市場に出てからのフィードバックにより判明してきたことが多いのが実情である。

失敗から学んだ知見が蓄積され、それは確実に対策に生かされているんじゃないかと思う。

学んだ結果として、これといった対策は不要という決断もあるが、それはそれとして。


Author : hidemaro
Date : 2019/08/07(Wed) 23:46
電気・数学・物理 | Comment | trackback (0)

オリコンの集計はあまり重要ではない?

CDの発売日が水曜日に集中するのはオリコンの集計に有利だからという話がある。

オリコンの週間CD売上の集計は月曜~日曜で行われる。

音楽CDは慣例的に前日からの販売が認められている。

集計開始が月曜だからって、月曜発売だと日曜から売られかねないので、それは避けたい。

一方で輸送に時間がかかるところでも、正式な発売日には店頭に並んでいて欲しい。

その双方の都合がよいのが水曜発売とのこと。初週の集計は火曜~日曜の6日間で行われる。


ただ、全てが全て水曜発売というわけではなく、意図的にそれ以外の曜日に発売されることもある。

大橋彩香|9th single「ダイスキ。」商品詳細、MVティザー映像、全曲試聴動画を公開! (Lantis)

「2019年8月6日(火)発売」ということで火曜発売になっている。

これだけ見ると理由はわからないが、大橋彩香さんのデビューシングルの発売日が2014年8月6日、

それからちょうど5年となる日に発売日を持ってきたということである。


一般的に水曜発売でないとオリコンの集計に不利だと言うけど、

火曜発売なら前日販売されても月曜だから、あまり影響はないんじゃないか。

とはいえ、オリコンの集計にはあまりこだわっていないと見られる部分はいろいろある。

その最たるものがmoraでの先行配信である。

大橋彩香|9thシングル「ダイスキ。」がmoraにて先行配信&ダウンロード特典が決定! (Lantis)

表題曲のみ、moraでのダウンロード販売をおよそ1週間前からスタートしている。

CD発売日の前日までに購入すると特典が付いてくるということで、けっこう力が入っている。


その結果、発売日のmoraデイリーハイレゾシングルランキングでは1位となっている。

音楽配信サイト【mora】/【mora デイリーハイレゾシングルランキング(7/31)】 (Twitter)

ハイレゾというのは、どういうわけかアニメ・ゲーム関係の音楽がよく売れる。

ハイレゾはダウンロード販売しかないので、どうせ買うなら先行販売でとなりやすいのもあるのだろう。

ハイレゾ音源という限られた市場、さらにmoraという単一のストアでのランキングに過ぎないが、

通常音質での購入者も相応にいただろうから、CD発売前に音源を手にした人は相当いたということが読み取れる。


さらにCD発売日から定額配信サービスでの音源配信を拡大した。

大橋彩香の楽曲がサブスクリプションサービスにて配信開始! (Lantis)

もともとANiUTaにはあったんだけど(cf. 特化型の定額配信サービス)、それ以外のサービスにも多く提供することになった。

これもまたCD以外の方法で音源を入手する方法が増えるということである。


というか、ダウンロード販売にしてもそうだけど、どうしてもCDじゃないと入手できないのは、

Blu-rayに収録されるMVとそのメイキング映像ぐらいですかね。

もっともMVは宣伝コメントが挟まっているものの、YouTubeでフルが公開されてたんですけどね。

YouTubeのMVで十分かというと、それは違う気がするが。


いろいろ考えがあってやってることなんでしょうけどね。

ダウンロード販売で多く売れば、それなりに儲かるはずだし、定額配信サービスで聞かれることも売上につながる。

CD販売とダウンロード販売と定額配信サービスはそれぞれ食い合うものではあるだろうが、それぞれ異なる長所があるのは確かだろうと思う。

こうなってくると、CDの売上集計にこだわる理由はなくなるので、発売日が水曜日でなくてもかまわないという判断は成り立つ。

ダウンロード販売開始日とCD発売日が同じなら、合算集計も意味を成すが、一方が先行してしまうと意味は無いよね。

そんなこんなで、ファンから見るとどうなっているのか測りがたいが、それは仕方ないのかな。


Author : hidemaro
Date : 2019/08/06(Tue) 23:47
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