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配信型ライブハウスっていうけど

今日の夜は日清食品 POWER STATION [REBOOT] という「配信型ライブハウス」の

こけら落とし公演の一環として開催された「Poppin'Party JOYFUL PARTY, FUN TIME!」を見ていた。

本当の意味でのこけら落としは、土曜夜の西川貴教さんの公演だと思うが、それに続く3公演目である。


これを最初に見たときは胡散臭いなと思ったんだけど。

というところで、そもそもルーツとなったという「日清食品 POWER STATION」について調べてみた。

実は日清食品東京本社(新宿区新宿6丁目)の地下にはライブハウスがあったのである。

同ビルができた1988年から1998年までの約10年間存在していた。

当初、このビルの1階には「日清フーディアム」というレストラン街があったことからも食のテーマパークを目指したように見える。

その中に音楽を楽しみながら食事が出来る施設という意味合いもあったらしい。

しかしながら、これらの施設は全て閉鎖され、現在はオフィスビルでしかない。


一方で、ライブハウスだった頃のスペース自体は残されていて、

これを利用してインターネット配信用の録画スタジオとして再構築して、それこそが「REBOOT」ということである。

背面や床をLEDパネルとして映像やコメントなど投影できるようにしたり、

インターネット配信を前提とした施設として作り込んであり、「配信型ライブハウス」ということの指す意味である。

日清パワーステーション (Wikipedia)

ここに 日清食品 POWER STATION [REBOOT] について「収容人員 0人」と書いてあるところがおもしろい。


公演にもよるのかもしれないが通常チケットの料金は3300円、その場でクレジットカードで決済する。

公演時間が1時間となっていて本当に? と思ったが、実際はさらに短く、正味で言えば40分ほどだった。

その後15分ほどインターバルを挟んでトークパートが15分ほどあったか。内容の割にはお金取るなとは思ったが。

配信の安定性も考慮してか映像の画質も720pまで、途切れたり画質が一気に悪化したりしなかった分はよいが。


これだけでもけっこうという感じだが、さらに「ウルトラチアー」というシステムがある。

この配信にはコメント機能があるのだが、「ウルトラチアー」というのを設定すると指定した色で目立って表示される。

プレミアムチケットという倍額のチケットを購入すると、このウルトラチアーが20回ついてくると言う。

まぁウルトラチアーの説明を見てYouTubeのスーパーチャットだなと思った人もいるかもしれないが、

日清の説明でも「投げ銭」なので、この売上は付加的に出演者に支払われるのだろう。


公演時間が短い割には……という感じもあるが、そこはさすがPoppin'Partyというべきか。

セットリストについて、先日の単独ライブと補完的になるようにしてあったり、

見せ方という点でも、元よりライブビューイングなどで映像として見せることも多いこともあってか、

よく作り込まれていて、短いなりには価値あるものとなるようには考えられてるとは思った。


やはり大きな課題はインターネット配信ということで、映像として切り出して見せないといけないこと。

日清は「全席、神席。」なんて書いてあるけど、そんな簡単な話ではないと思う。

そこに、こけら落とし公演の出演者の1つにPoppin'Partyをもってきた意図があるんじゃないかなと。

ライブハウスという場にぴったり合うバンドであるだけでなく、

アニメという背景も持ち、映像作りというところにも期待があり、ファンにも受け入れられるものになるだろうと。


このあたりは今後の出演予定者を見てもわかるけど、割合として多いのがバーチャルアイドルかね。

これは説明に「VチューバーやボカロPといった新時代の文化を体験し――」とあることからも、

この施設を作るに当たっての狙いの1つではあったと思う。

映像の中だけの世界であって、映像としてどう見せるかというのはほぼ全てなわけですよね。

あと、アニメ関係も多いですね。この辺も映像との相性だと思う。

むしろ純然たるロックバンドとかそういうのは少ないんだろうなという印象はある。

この辺はインターネット配信ではよさが伝わりにくいと双方考えているのかも知れない。


これもちょっと前に話題になってたけど、例年なら台場・青海地区で行われるTOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)が、

今年はインターネット配信で代替されることになったが、そこで例年になく目立ったのが、

バーチャルアイドルであったり、ゲームコンテンツであったり、声優であったりするわけである。

従来のTIFは現地で見てこそというアイドルが多く、これまでTIFに来ていたファンは離れる一方で、

インターネット配信であっても掴める、あるいはインターネット配信だからこその出演者を集めたということではないかと。

もちろんTIF全体からして見れば従来型のアイドルの方が多いわけで、そこのつなぎ止めに苦心したわけですけどね。


ところでコメントでのコミュニケーションというのは、音楽ライブではこれまであまりなかったことで、

演奏してるときもコメントが見られるように表示されてたみたいだけど

今まで演奏中にコール&レスポンスなどはあっても、「今のギターかっこいい」とかそういうのは来なかったので、

これは新鮮な体験だななんて言っている出演者がいて、なるほどなと思った。


僕の考えだけど、こういうインターネット配信のみでのライブは主流にはならないんじゃないかなと。

やはりコール&レスポンスがないのは惜しいわけだし、パフォーマンスする側にもやりにくいところはあると思う。

トークイベントとかだとインターネット配信でも困らなさそうなんだけど、音楽は難しいですね。

やはり生にかなう体験はないと思うし、観客と作る空間というのもあると思う。

一方でインターネット配信との併用というのは、今まで遠征が大変だとか、チケットが買えないとか、

そういう理由でいけなかったところに足が伸びるという点では今後も使っていけるといいんじゃないかと思う。

これはライブビューイングでもいいかもしれないけど。

ただ、そうするとライブツアーなんて各地を巡回する興業が廃れて、さらに足が遠のくという話もあるかも。


ただ、傍流の1つとしてはインターネット配信一本というのはあってもいいと思うし、

そこを狙う施設ができたのは1つの道を示したのかなと。

日清にしてみれば、社屋の一部で長年使えなかったところを使っているだけだし、

設備とかいろいろ初期投資はあるんだけど、客が来なければ不要な設備も多いわけですからね。

その分、インターネット配信に特化した施設になっていますよということですね。

果たして長続きするか。普及し始めればライバルは多いだろうから難しいと思いますけどね。


Author : Hidemaro
Date : 2020/11/23(Mon) 23:54
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