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イベント規模の上限緩和はもっともな対策

この週末から新型コロナウイルスで制限されていたイベント規模が緩和されたらしい。

11月末までの催物の開催制限等について (pdf) (内閣官房)

わりとよく考えてるのかなと思ったが、ちょっといくつか例示して考えてみようと思う。


これまで、会場の収容率を50%にする か 5000人の少ない方だったのが、

「収容率及び人数条件の緩和を適用する場合の条件について」というのが示されて、

これにあたる場合は 5000人 か 会場の収容人数の半分 かどちらか多い方になる。

その上で、歓声・声援を発生する可能性がある場合、あるいは飲食を許容する場合は収容率を50%、

そうでない場合は上限人数の範囲で最大で収容率100%が認められるということである。

大雑把に言えば、歓声・声援が想定されない5000人以下の会場を使ったイベントは、

一定の対策があれば通常通りできるということである。ということで、3月から6ヶ月ほど経ってかなり正常化することになる。


「収容率及び人数条件の緩和を適用する場合の条件について」では業種ごとのガイドラインによるようにとのことだが、

収容率100%にすることを考えると、マスク着用の担保、大声を出さないことの担保が求められる。

一般的事項(5000人超のイベントを開催できるための要件)としては、

手洗、消毒、換気(法令に従った換気設備)、密集の回避(入退場列の分散)、飲食の制限(イベント前後・休憩時間含む)、参加者の制限(検温、参加見合わせの場合の払戻措置)、参加者の把握(連絡先把握、COCOAまたは通知サービスなど)、催物前後の行動管理 (交通機関、イベント後の打ち上げなど) ということになろうと思う。

催物前後の行動管理 の観点では、より厳しい入場制限が必要になることも考えられる。

例えば、バス輸送に依存する会場であれば、定員程度の乗車で運べる入場人数に制限するなど考えられるのではないか。

このような対策は地域・会場により異なるので、1000人以上のイベントでは都道府県に相談するようにと書かれている。


いろいろ考えることはあるが、座席があって換気設備も適切な会場を使って、声援・飲食が想定されない比較的小規模なイベントであれば、

マスク着用を徹底してもらったり、連絡先の把握をしたり、それぐらいのことでほぼ通常通りできるわけですね。

(ただし、厳密に満席にできるかというと、舞台~最前列は大抵2m離す必要があるので、大抵においては空席になる部分は残る)

ということで演劇やクラシック音楽のコンサート、各種の式典についてはほぼ問題ないものと思われる。

ただし、5000人超の規模となると、そこは上限まで入れられないことになる。

これはあまりに集客人数の多いイベントは会場外でのリスクも避けがたいということだろうと思う。

実際には会場の立地などによっては、5000人とか収容人数の50%と言わず、もっと絞る必要があるかもしれない。


ちょっと気になったのがオールスタンディングのライブハウスってどうなんだ? ということ。

ライブハウスにおける 新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン (日本ライブハウス協会)

ここで対人距離をできるだけ2mを目安に最低1m確保するようにと書かれている。

1m間隔で詰めても、本来の収容人数の1/3かそれ以下か。それぐらいで使う必要があるかな。

換気設備が不十分な会場が多いことも考えてか、公演前後・休憩中に換気を行うことを特に書いてある。

先ほどの資料で示されている要件との整合性では気になる面もあるが、

業種別ガイドラインによれば、ライブハウスでは定員の100%とか50%まで詰めて良いとは解さない方がよさそう。


「大声での歓声・声援等がないことを前提としうるものの例」というのが書かれているが、

実態に応じて判断するようにということなので、ここに書かれていても大声が出る可能性があるものはダメで、

逆に「大声を出さないように」という指示に実効性があるのなら、ロック・ポップコンサート や スポーツ でも可能とは思う。

先月、富士急ハイランドであったBanG Dream! 8th☆LIVE(cf. 5000人以下に絞ってやった)では、

声を出さないようにという指示は実効性があったという実績があるので、こういう実績をもって可とすることはできるか。

ただし、5000人であれば収容人数の50%を上限とする指示があるので、あまりここにこだわる必要がない場合もある。

バンドリだと来月に東京ガーデンシアターで公演があるけど、本来8000人程度入る会場なので、5000人の上限にかかる。

なので、おそらくは収容人数半分で計画しているそのままで決行するのではないかと、そういう想像はできる。


難しいのはライブハウスだが、逆にそれ以外はそれなりにやりようはある感じがしますね。

ライブハウスはもともと詰めるのが前提でやってたのが、かなり空けないといけないし、設備も不十分な点が多い。

(その点ではよっぽど収容人数を減らさない限りは飲食なんてもってのほかだと思うが、形式上は飲食店なので飲食できないのは根本的な問題である)

大規模イベントは難しいけど、プロスポーツでは収容人数の50%まで許容というところで救われる部分は多いよう。

一方で、映画館では飲食を許容するために、実質的に収容率50%の制限が継続することになったところもある。

映画館の場合、飲食以外が問題となることはほぼないので、特別な事情があれば飲食を制限して詰めてもよいとも言えるが。


この制限は11月末まで継続することになっている。ただし、状況によって見直しはありうる。

ちょっと気になるところはあるんだけど、落とし所としてはこんなところかなと思う。

3密の「密閉」「密集」「密接」のどれがマズイだろうと考えると、一には「密接」、二には「密閉」ではないか。

イベント規模というのは「密集」という観点での話だが、これは過度でなければ問題にならないと理解している。

一方で、あまりに大きなイベントでは、周辺の飲食店などでのリスクが気になるので、そこは注意が必要であり、

そこが規模の大きなイベントでの制限を厳しくしている理由なのは納得のいく話だ。


「密接」になるのを防ぐというのは、対面しない、マスクを着用するという対策をする。

これがけっこう効くというのは、それができない飲食店が感染拡大の温床になっていることからもわかる。

しかし、これで全部の飛沫をカットできるわけではないので換気をする。これが「密閉」を防ぐということ。

この2つの組み合わせで抜け目はすくないと思う。

「密集」は、確かにクラスタではそういう傾向はあったけど、付随的なものではないかと思う。

密集する人数に対して不十分な換気設備では密閉になるし、密集した状態で密接なやりとりがあればその被害はより大きくなる。

特に密集が短時間で、密接・密閉に手が打てていれば、そこで何か起こるというのは考えにくい話である。


当初は3つの密が重なるところが感染拡大の原因になりやすいということであり、どれか1つを回避すればよいように思ったが、

でも単に密集を回避するだけでは不十分と思われ(感染拡大リスクの軽減効果はあるだろう)、

密接・密閉というところにきちんと手を打てているところは、そう大きな問題にはなっていないように見える。

その典型が通勤電車だと思う。密集しがちだが、車内ではむやみに会話しないし、換気はけっこういいらしい。

イベント会場も条件によってはこの考えが成り立つということで、ごもっとも。そういうことが言いたかった。


Author : Hidemaro
Date : 2020/09/22(Tue) 23:41
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