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マイルってのが意外とない

昨日、JRAのサマースプリントシリーズ、サマーマイルシリーズの最終戦が行われた。

これは「サマーシリーズ」という夏シーズンの競走馬・騎手のチャンピオン決定戦を行っているもので、

競走馬については距離別にサマースプリント・サマー2000・サマーマイルの3つのシリーズが、

騎手についてはこれら3シリーズの全レースを対象としたサマージョッキーシリーズとして行われている。

(ゆえに昨日の2レースはサマージョッキーシリーズ最終戦でもあった)


もっともチャンピオン決定戦というけど、あくまでも夏のチャンピオンなんですよね。

というのも、これらを構成するレースのほとんどはハンデ戦か賞金別定戦のGIIIである。

なので、すでにGIで勝ち負けするような馬は負担重量が重くなるので出ないんですよね。

基本的にはそういう馬は夏休みですね。例外は定量戦の札幌記念(GII)でしょうか。サマー2000シリーズの構成レースですが。

そういう意味では微妙なチャンピオンかもしれない。


ところで、その最終戦っていうのが、スプリントはセントウルステークス(GII)、マイルは京成杯オータムハンデ(GIII)なんですけど、

「サマー」シリーズなのに、最終戦が「オータム」ってどういうこっちゃと思ったのは僕だけではないはず。

一応、JRAでは概ね6~8月の期間を夏、9~12月を秋としている。(1~5月は春だから、冬がないんだな)

一般的な季節感でも9月ごろから秋かなという気はする。もっとも9月上旬は残暑がきついので夏に近いが。

どうして、「オータム」を「サマー」シリーズに含む必要があったのかと考えてみると、競馬場のコースの都合なんじゃないか。


サマースプリントシリーズは1200m以下(アイビスサマーダッシュが1000m、それ以外は1200m)のレース6つで構成される。

最終戦のセントウルステークスがGIIで、格付けが高い分だけ付与されるポイントが高くなっている。

サマー2000シリーズは2000mのレース5つで構成される。

さっきも書いたが札幌記念(GII)を含んでいて、ここだけメンバーが豪華な分だけサマーシリーズへの寄与度は低いかも。

サマーマイルシリーズは1600mのレース4つで構成される。

このうち1つは重賞ではなく米子ステークス(リステッド)が含まれているが、それ以前は構成レースは3レースだった。

3レースだけでは優勝馬なしとか同点優勝になることが多く不都合だったため、重賞ではないが1レース増やしたとみられる。


昨年ではJRAの夏シーズンは 東京・阪神・函館 → 福島・中京・函館 → 新潟・小倉・札幌 と移っていた。

(今年は京都競馬場の工事やオリンピックとの兼ね合いで違うスケジュールだった)

ここで出てくる競馬場のコースを調べてみると、芝1600mのコースって東京・阪神・中京・新潟の4つしかないんですね。

東京競馬場で6月で芝1600mといったら安田記念か……さすがにそれはサマーシリーズには入らんだろう。

それ以外で同期間に行われる芝1600mのオープンクラスのレースって各競馬場1つずつで、

阪神→米子ステークス(L), 中京→中京記念(GIII), 新潟→関屋記念(GIII) ってわけ。

でもさすがにそれでは寂しいので、秋シーズン初週の中山競馬場で行われる 京成杯オータムハンデ(GIII)が入ってるんですね。


他の距離について考えてみると、芝2000mはJRAの10競馬場全てに存在していて、いずれも重賞レースの設定があるようだ。

そういう意味では日本各地の競馬場を渡り歩く夏シーズンにサマー2000シリーズってのはいいのかもしれない。

福島→七夕賞(GIII), 函館→函館記念(GIII), 小倉→小倉記念(GIII), 札幌→札幌記念(GII), 新潟→新潟記念(GIII)

中京競馬場は2000mのコースはあるけど、同期間にオープンクラスのレースはない。

阪神では鳴尾記念(GIII)が6月上旬にあるけど、これは対象ではないんですね。6月上旬はサマーと言うには早いってことか。


スプリントだと1200m以下の距離だが、芝1200mは東京競馬場以外の9つの競馬場にある。東京以外ってのが意外だな。

新潟競馬場でも1200mのコースはあって、普段はオープンクラスのレースはないけど1200mのレース自体は多く行われている。

中山競馬場の工事の時にスプリンターズステークス(GI)の振替をした実績もある。

函館→函館スプリントステークス(GIII), 中京→CBC賞(GIII), 新潟→アイビスサマーダッシュ(GIII), 小倉→北九州記念(GIII), 札幌→キーンランドカップ(GIII)

福島競馬場では同期間には芝1200mの重賞はない。オープンクラスは例年1レースあるけど、リステッドじゃないからね。

これら夏シーズンの5レースと、最終戦として秋初週のセントウルステークス(GII)という構成なんですね。


競馬場によって、コースの形状により設定できる距離が異なる。

中には設定はあるが出走頭数が少なくなるなどの不都合があるのであまり使われない距離もある。

ここでは芝コースのことだけ考えるけど、さっき書いたように2000mはJRAの全競馬場にあって、1200mは東京以外の9競馬場にある。

9競馬場で揃う距離は他に1800m(中京以外、新潟ではオープンクラスのレースはないが条件戦では多数使用)がある。

他はなかなか揃わないもので、1600mは「マイル」って付いたレースが多数あるような重要な距離のはずだが、

東京・中山・京都・阪神・中京・新潟 と主要な競馬場は網羅してるが、あとはちょっと寂しいんですね。

ただ、他の4競馬場を見てみると、札幌には1500m、函館・福島・小倉には1700mと、近い距離はあるんだけど、

使用頻度が高いのは札幌の芝1500mぐらいで、他はマイルっぽいレースができるように存在してるけどあまり使いたくないのが本音かも。


芝の重賞レースの数(今年は京都競馬場の工事の影響があるので去年の一覧から数えた)ということで言うと、

一番多いのは1600mで年間27レースとなっている、次いで2000mが24レース、1800mが17レース、1200mが13レースと。

重賞レースの数で見ると1600mってやっぱり多いんだなと思うんだけど、

1600m設定できる競馬場が限られることを考えれば、競馬場が偏ってるんだろうなという想像はできる。

それで競馬場と距離の組み合わせで多い組み合わせを抽出してみると、

  • 東京 芝1600m : 8レース(安田記念, ヴィクトリアマイル, NHKマイルカップ他)
  • 阪神 芝1600m : 6レース(桜花賞, 阪神ジュベナイルフィリーズ, 朝日杯フューチュリティステークス他)
  • 中山 芝2000m : 6レース(皐月賞, ホープフルステークス他)

阪神芝1600mと中山芝2000mってそれぞれ桜花賞と皐月賞と同じコースにレースが固まってるっぽいなぁ。

東京芝1600mって5~6月にかけて同じコースでGI 3連打やってるのがだいたい原因かなぁ。


さらに1600mのレースの中身を見てみると「3歳」「2歳」と年齢限定のレースが多いことに気づく。

それを差し引いて「4歳以上」「3歳以上」となっているレースだけに着目すると、

2000mが16レース、1600mが13レース、1200mが10レース、1800mが8レースと、

2000mと1600mの順位が、1200mと1800mの順位が入れ替わるんですね。

どうも1600mや1800mというのは桜花賞・皐月賞・NHKマイルカップを見据えたようなレースが集中してたらしい。

2000mも皐月賞・秋華賞があるので、それなりには年齢限定のレースもあるが、

それでも比較的残るのは、全競馬場で設定できることもあって、各競馬場の名物レースがここに固まってるからかも。


なんてわけで、競馬場を渡り歩く距離別シリーズってのも難しいもんだなと思った。

1200m以下・1600m・2000mという区切り方もよさそうだけど、1600mのコースが意外と揃わないもんだなと。

2000m超となるとレース数自体が限られるので、こういうシリーズは作れないだろうなと。

距離が長いレースほどに間隔を空けて挑まないといけないのもあるし、走る馬が限られるのもある。

実際、2200m~3600mの重賞は全23レース、1600mあるいは2000mの重賞レースの数よりも少ない。


ところで、このサマーシリーズだが、やはり一番盛り上がったのはサマーマイルシリーズでは?

第1戦の米子ステークスで スマイルカナ が優勝、その後夏休みに入り、京成杯オータムハンデに挑むということでやる気満々。

第2戦の中京記念では メイケイダイハード が18頭中18番人気からの1着で大波乱となった。

第3戦の関屋記念ではサトノアーサーが優勝だが、これはサマーマイルシリーズにはあまり関係なかったが。

そして迎えた最終戦、優勝には最低1勝と12ポイント必要で、メイケイダイハードは走りきれば12ポイントを満たすようになっていた。

スマイルカナは勝てばもちろんチャンピオンだし、他の馬次第では3着以内に入ればチャンピオンになりうる。

一方で2着2回のラセット、3着・5着・4着のミッキーブリランテ、2着1回のトロワゼトワルなど、

ここで優勝すればサマーマイルチャンピオンという馬も多数集まっていてなかなかの混戦模様。


その最終戦はレースも見応えがあって、先行したスマイルカナとトロワゼトワルが最後に競り合う形で、

結果的にはトロワゼトワルがハナ差で優勝、そしてサマーマイルチャンピオンを獲得したのだった。

トロワゼトワルは去年の同レース覇者、その時に比べると負担重量は増えたんだが、それでも勝つんだから得意なんでしょうね。

前の関屋記念でも2着だからちゃんと実力もあるんだろうし、チャンピオンにはふさわしいと言えるでしょう。

ただ、スマイルカナもすごくて、このコース、外枠が不利らしいんだけど、まさに外枠だったんだよね。

そんなことを考慮すると強かったという評判で、惜しくもチャンピオンを逃したが、今後の活躍には期待されている。

スマイルカナは3歳馬、4歳以上の馬と混ざって走った今年の3歳馬では、今のところではもっとも実績を出している。

その点でもこの秋は期待かも知れませんね。(3歳馬は成長中なので4歳以上馬と混ざるときはアドバンテージがあるので)


Author : Hidemaro
Date : 2020/09/14(Mon) 23:57
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