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築50年の世界貿易センタービル

世界貿易センタービルと言われて、ああニューヨークで飛行機に突入された……と思う人もいるかもしれないが、

日本の人ならば、東京・浜松町の世界貿易センタービルを思い浮かべて欲しいものである。

もっとも、僕はこの事件の時に英語名称のWorld Trade Center(WTC)から、

大阪・咲洲のWTCコスモタワー(現:大阪府咲洲庁舎)を思い浮かべたものだが。

このように、世界的にはわりとありふれた名前のビルですね。


実はこの世界貿易センタービルの一帯では再開発計画が動いていて、順次ビルが完成しているのだが、

この一環として、世界貿易センタービルは全面建て替えになることが決まっている。

現在、南側隣接地に高さ197mの超高層ビル「世界貿易センタービルディング南館」を建設していて、

これが来年竣工予定となっているが、これの完成後に現在の世界貿易センタービルの建替が行われる。

建て替え後の建物の計画名は「世界貿易センタービルディング本館」となっている。

ちなみに今のビルの建物名は「世界貿易センタービル」で合ってるはず。(郵便番号帳にもそう書いてある)


世界貿易センタービルってもう建て替えるような時期なのかと思ったのだけど、

調べてみると日本における超高層ビル(100m以上のビル)の先駆けとなったビルの1つで、

第一号が霞が関ビルディング(1968年開業・高さ147m)で、完成当初はもちろんこれが日本一高いビルで、

この数字を塗り替えたのが、世界貿易センタービルで、1970年開業・高さ152mだった。

もっとも、翌年に西新宿に京王プラザホテル(高さ178m)に大きく抜かれたわけだが。

西新宿といえば超高層ビルが立ち並ぶ姿が思い浮かぶが、これは1965年廃止の淀橋浄水場跡地の再開発プロジェクトによる。

ちょうど超高層ビルの時代が訪れたときに、新宿のターミナル至近に巨大な空き地が出来たことで、ああなったんですね。

こういう事情から、東京・浜松町に世界貿易センタービルが建ったときの時代的背景が理解できるのではないかと思う。


この世界貿易センタービルの建て替えプロジェクトというのは、超高層ビルの解体プロジェクトでもある。

100m超のビルの解体はこれまでもいくつか行われてきたが、高さ152mのビルはこれまでに経験したことのない高さである。

建物のライフサイクルとして50年というのは概ね妥当なものですから、こういう時代も来るわけですね。

周辺にビルが密集する中、超高層ビルを解体して建て直すというのはかなり難易度が高いと思われる。

なにしろ、日本一高いビルとなった あべのハルカス の建設で最も難しかったのは、周辺に余地がないことだったと語られている。

本工事を担当するのはこのプロジェクトに参画している鹿島建設かな? (現時点では公式には未定となっている)

同社は 鹿島カットアンドダウン工法 という、だるま落としのごとく、下階を壊してジャッキダウンを繰り返す技術を保有している。

こういう方式でなければ、密集地で超高層ビルの解体は出来ないでしょうね。


ところで世界貿易センタービルには、浜松町バスターミナルが入居しているが、これも解体にともない閉鎖される。

浜松町バスターミナルはかつては一般路線バスの乗り入れがあったが、現在は廃止されている。

(元々乗り入れていたのはレインボーブリッジ経由のバスだったが、都営バス→kmバス→廃止という経緯をたどっている)

現在乗り入れているのは、高速バス と はとバス(主に遠方への観光ツアーらしい) ということである。

これらはまもなく浜松町バスターミナルに乗り入れすることができなくなる。

高速バスについては、千葉県方面の路線が多いが、東京駅に停車する路線ばかりなので、東京駅で打ち切りに変更されるようだ。

長距離路線は、京急バス関係が5路線、あとは東北急行バス関係が1路線、WILLER EXPRESSが1路線があるらしい。

東北急行バスも東京駅に停車するので、東京駅までに短縮でしょうね。(というかこれだけ浜松町に乗り入れてたことに驚いた)

WILLERも浜松町に乗り入れる路線はバスタ新宿に停車して、1日2便ぐらいなので、おそらく重要性は低い。

今は大崎駅バスターミナルも使えるからね。あえて老舗の浜松町バスターミナルに乗り入れる必要はなくなったのだろう。


なので、実質的な問題は京急バス関係の5路線に限られると思う。

そういえば、かつて弘前からのノクターン号で浜松町バスターミナルで降りたことがありましたね。

ノクターン号の東京側の停車バス停は1号車は浜松町バスターミナル・横浜駅東口(そごう)、

2号車・3号車(繁忙期のみ)は浜松町バスターミナル・京急バス品川バスターミナルということで、

1号車では東京での唯一の停車バス停、2・3号車でも品川バスターミナルの立地からすると、大半が浜松町の乗降と考えられる。


京急バス品川バスターミナルはご存じの方もいるかもしれないが、品川駅(高輪口)から第一京浜を500mほど進んだところにある。

現在は高輪ゲートウェイ駅が開業して、こちらの方がやや近いが、それでも400mほどはある。

現在の京急バスは長距離高速バスにあまり積極的ではないことから、乗り入れ数はかつてより少なくなっている。

なお、京急バスでもアクアライン方面のバスは品川駅港南口発着にしているので、品川バスターミナル発着ではない。

ただし、待機場としては使われてるとのことである。


京急バスの5路線のうち、キャメル号(鳥取・倉吉~東京、米子~東京の2路線)は、東名方面のバスということで、

渋谷マークシティ、浜松町バスターミナル、品川バスターミナルと停車するので、浜松町がなくなっても、渋谷があるからよいが、

他3路線は、浜松町がなくなると、品川バスターミナルだけになりかねず、さすがにそれは不便だぞと。

そうすると、代替バス停をどこかに設けるんですかね。浜松町エリアにはないと思うので、そうするとどこだろう。

場合によっては、品川バスターミナルだけになることも覚悟しないとならないのかもしれない。

本命は大半の乗り入れ路線と同じ東京駅界隈でしょうけど、現状は京急バスのバス停はないので。


世界貿易センタービルが50年経って陳腐化した(建て替えるということはそういうことだろう)わけだけど、

浜松町バスターミナルというのも、今となっては立地面でそうよいターミナルでもないのだろう。

JRバスのように利便性に優れた自社ターミナル(東京駅JR高速バスターミナル)があるところはよいけど、

そうでないところだと、浜松町バスターミナルのような総合ターミナルはありがたい存在だったはず。

その勢力図が一変したのがバスタ新宿の開業だったのか。あれも増発便が入らないとか不便な話は聞きますけど。

東京駅周辺もツアーバスが使っていた鍛冶橋駐車場がバス停化され、ツアーバスからの移行組が主だが多目的に使われている。

そういう状況で、浜松町バスターミナルというのは、そう悪くもないが見劣りするという見方はあったのかもしれない。

今、浜松町バスターミナルを使ってる路線ってこんなに少ないんだと調べて驚いた。


なお、建て替え後のビルにはバスターミナルが設けられるらしい。

って、ここで乗り入れ路線がなくなって、何年後かに戻ってくるわけがないのでは?

てっきり建て替え後はバスターミナルがなくなるから、代替バス停がないものだと思ってたけど、違うんですね。

ここが一番の謎だなぁ。


Author : Hidemaro
Date : 2020/07/30(Thu) 23:49
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