日記帳だ! with Tux on Libserver

二度目の大改造!! 日記帳…か?を継承し、より柔軟でパワフルなBlogに変身しました。

RSSに対応しています。リンク・コメント・トラックバックは自由にしていただいてほぼ問題ありません。
RSS購読方法、僕のリンク・コメント・トラックバックについての考えを読むことをおすすめします。

<< 過去

未来 >>

被害者が非難されるのか、対策が不十分なのか

新型コロナウイルスについてのニュースなんですが。

「コロナ感染は自業自得」日本は11%、米英の10倍…阪大教授など調査 (読売新聞)

インターネットでのアンケートで、日本・アメリカ・イギリス・イタリア・中国の5か国で比較したそうである。

「感染する人は自業自得だと思うか」の問いかけについて6段階で回答してもらい、

「どちらかと言えばそう思う」以上の3つを選んだ人が日本は圧倒的に高くて11%だったと。


3~4月の調査だったので、今やるとまた違った結果になるかもしれませんけどね。

今の日本で調査するともっと高くなるんじゃないかな。他国を凌駕する驚異的な数字が出るんじゃないか。

これをまとめた大学教授は「日本ではコロナに限らず、本来なら『被害者』のはずの人が過剰に責められる傾向が強い」と統括している。

確かに3月~4月ごろにはコロナウイルスに関連した暴言・脅迫・投石などが報じられたことがあった。

このような事件は明らかに問題ではあるものの、責められるべくして責められる人もいるのかなと思う。


特に日本では、クラスタ対策だと言って感染拡大の原因となっている場所を特定して抑え込む対策を重視していた。

その中で、こういう行動がハイリスクだということを呼びかけて、自主的な対策を呼びかけてきた。

にもかかわらず、リスクの高い行動をして自分が感染した、あるいは感染拡大に寄与したということになれば、

それは合理的に非難に値するということなんじゃないかと思う。

3月中旬ごろまでのヨーロッパからの帰国者や、ライブハウスでの感染拡大みたいなのは、

当時はノーマークだったわけで、さすがにそれを非難するのは酷だろうということだし、その後の対策は評価されている。

一方で休業要請を無視して営業を継続・再開したホストクラブで5月頃から感染が拡大していったのは、

「店も店なら、客も客」(cf. 夜の繁華街は店も客も問題?) と言わざるを得ないんじゃないだろうか。


こういうのは災害時にもある話で、大規模災害が起きると、備えが不十分で大きな被害を出して非難されることはしばしばある。

2011年の東日本大震災では、これを非難するのは酷なんじゃないだろうかというのはあったけど、

その一方で、過去に学んで災害に備えることで、災害被害を大きく軽減してきたという成功談もある。

1995年の阪神・淡路大震災から21年後に起きた熊本地震で被害を大きく軽減できたのはまさにこのこと。(cf. 神戸発の大特集)

災害対策には費用面の問題もあるけれど、個人・企業レベルでできることは、万難を排してもやるべきというのが、日本での考えなんだと思う。

正直なところ、発生頻度からするとあまり割に合わない対策もあると思うのだが、守れる命を守れなくてどうするということである。


ことコロナウイルスということについて、東アジア・東南アジア・オセアニアというのは、

感染拡大をある程度抑え込んだ地域が多くあり、今となっては世界的にも稀な地域となっている。

運が良かった面もあるけど、行政・企業・住民がそれぞれの役目を果たなければこうはならない。

それだけに十分な役目を果たさなかった企業・住民への非難というのはあるんだろうなと思う。

正直なところ、ヨーロッパ・南北アメリカ ほどになってくると、対策してもかかるものはかかるという話である。

医療体制の問題も相まって死者が多い地域では、感染対策の有無以上にウイルス自体が恐怖だろうと思う。


酷かなと思う面はあるんだけど、自主的な取り組みなしに感染防止はあり得ないので。

それは災害にも言えることだし、防犯でもそうである。悪いのは災害だし、悪いのは犯罪者である。

ただ、適切な対策をせずに苦しむのは自分であり、場合によっては周辺の人である。

前向きに捉えれば、適切な対策で自分も周辺の人も救われるということであり、

特に企業は従業員その他関係者のため、事業継続のために対策に努めたことだと思う。

それは当然と褒められることは少ないかもしれないけど、うまくいけば自信をもっていいと思いますね。


東京都の接待飲食店の悪評が収まる兆しはない。

横浜市で28人の感染者が報告と聞いて驚いたが、26人は東京のホストクラブと関連の深いホストクラブ関係という。

というわけで、人数ほどのインパクトはなかった。あっても当然のことである。

そうはいっても特定業種・特定地域に抑えきるというのは難しくて、少しずつ拡散しているのかなと。

接待飲食店での感染拡大というのは、過去に感染経路の特定を難しくさせた前科もある。

すると、口を割らないのは後ろめたいことがあるからだと言われてしまう。本当に何もないかも知れないけど。

そういう過去の実績が、最初に書いたような感染者への非難につながっているのだとは思いますね。


とはいえ、感染者の全員が感染対策が不十分だったとは言えないわけですから、

1桁、2桁と感染リスクの軽減をしてもゼロにはならないので。

だから、対策が不十分であることと、感染することは切り分けて考えないといけないなと改めて思った。

ただ、やっぱりここまで来て集団感染を出して、しかもそれが業種・地域内で持続するのは、明らかな問題だよねと。

そこのところはキッパリと言っておきたいと思うし、我々も大変困っている。


Author : Hidemaro
Date : 2020/06/30(Tue) 23:16
社会 | Comment | trackback (0)
blog comments powered by Disqus

トラックバック

トラックバックURL取得

Tools