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封じられたカンガルールート

なにかと鎖国に走る国が多いが、鎖国といっても程度はある。

自国民・居住者の入国は認める、外国人は一切入国を認めない、

陸上国境の閉鎖、航空便の乗り入れ地点の制限など。


そんな中でこの3つのニュースが重なったことは衝撃的だった。

なぜ、これが衝撃的だったかというと、シンガポール・香港・ドバイは典型的なカンガルールートの経由地だからである。


カンガルールートとは オーストラリア・ニュージーランド と ヨーロッパを結ぶ航空便の乗り継ぎルートである。

ほとんど地球の真裏でありながら、交流の深い両地域、直行化はかなり難しいとされている。

と思ってたが、実はパース~ロンドンは直行便あるんだね。オーストラリアの西端からならなんとか飛べると。

とはいえ、やはりオーストラリアの主要な地域からは何らかの乗り継ぎが必要である。

伝統的にはカンガルールートの乗り継ぎ地点はシンガポールだった。多くの路線が集まっている。

オーストラリアのカンタス航空は2012年からエミレーツ航空と提携し、ドバイ経由での乗り継ぎルートを売り込んでいる。

香港もカンガルールートの乗り継ぎ地点として人気があり、多くのオートラリア・ニュージーランド路線が設定されている。

日本からオーストラリア・ニュージーランドへ行く場合も、この恩恵にあずかって香港経由で行く人は多いだろう。


もちろん、カンガルールートの経由地は他にもいろいろ想定され、クアラルンプールやバンコクも実績が多いという。

タイについては、トランジット含めて全ての到着者に診断書を要求しているらしい。そんなもの取得できるのか。

マレーシアについては、トランジット禁止は明確でないが、そもそも全外国人の入国と、全国民の出国を禁止する鎖国状態である。

一応、外国人の出国と国民の帰国の便があるので、飛行機は一定飛んでいるのだが、先行きは不透明である。


さて、日本については、入国せずに乗り継ぐ場合は上陸拒否とかビザの効力は関係がなくて、

検疫については、感染が確認されたら隔離やむなしだが、そうでなければ乗り継ぎは可能とみられる。

各航空会社、欠航が多く出ているが、東京(成田または羽田)~世界各地の便は細々とも続く傾向にある。

というわけで、もしかするとカンガルールートの乗り継ぎ地点に日本を選ぶようなこともあるのかもしれない。

ただし、日本経由は少し遠回りである。そもそも日本~オーストラリア・ニュージーランドはそこまで便数が多くない。

どうせ今は空港もガラガラだろうから、乗り継ぎ客は大したリスクにもならないんじゃないだろうが。


ここではオーストラリア・ニュージーランドの心配をしていたつもりだったのだが、

そもそもオーストラリア自体が鎖国状態になりつつあり、4月・5月はカンタス航空は全国際線を欠航にすると言っている。

ニュージーランドも事情は同じようなところらしく、国際線の多くの便を6月末まで欠航すると言っている。

すなわち、オーストラリア・ニュージーランド自身が外国との行き来を絶つような状態となり、

もはやカンガルールートの経由地がどうこうという問題ではなくなって来ていると。

そのため、国主導での臨時便の運航など救済策が必要だというような主張もあるようである。

イギリス人旅行者、豪・NZで足止め 新型ウイルスの渡航制限で (BBC)


ちなみにオーストラリアもトランジット禁止の措置をとっているのだが、

ニュージーランドと他地域をオーストラリア経由で行き来する人のことも考慮して、

他の措置に比べれば長めの猶予期間を取ったというが、今のところは2/26までというからそんなに余裕があるわけではない。

これが封じられるとニュージーランドはほとんど身動きが取れなくなる。

オーストラリア経由はダメ、比較的近くて拠点性のあるシンガポール経由もダメとなると、本当にどうするんだって。


日本もそう状況はよくなくて、積極的な外国との往来は控えたいところだが、

かといって鎖国してしまうと、外国に取り残される、あるいは日本に取り残される人が出てくる。

そりゃ感染して日本に戻ってくるのはうれしくはないけど、外国に取り残されるのもよいことではないでしょうし。

14日間の待機要請というところで、なんとか流入を洗い出したいというところなんじゃないか。

今ぐらいの航空便の状況でのらりくらりと乗り越えたいというのは本音だろうけど、さてはて。

国際線については日本だけの事情でどうこうできる話ではないんですけど。


Author : Hidemaro
Date : 2020/03/24(Tue) 23:51
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