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遊園地は城跡で公園予定地だった

「としまえん」は練馬区にあるのに、なぜ「としま」と付いているのだろうと思っていた。

このあたり一体は歴史的には豊島郡(明治の町村制施行時に南北に分けられ、以後は北豊島郡)に属していたので、

そこかなと思ったのだが、それも少し違って、でもルーツは同じであることを先日知った。

としまえん閉園へ 23年にも「ハリポタ」の新パーク (朝日新聞デジタル)


実は としまえん のある一帯は都市計画では「練馬城址公園」という都市公園の計画があるそうだ。

周辺は住宅密集地で災害時の避難地に乏しいという事情もあるらしく、東京都としては早期に整備したいとのこと。

としまえん の土地を保有するのは西武鉄道、これまでも買収交渉をしてきたが、なかなか進捗はなかったらしい。

ピーク時より客入りが減ったとはいえ、年112万人が訪れるテーマパークである。

この流れが変わるきっかけとなったのが、大阪・USJで「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」が評判だったこと。

これに気を良くしたワーナーブラザーズが、東京でのテーマパーク整備を考えたのだろうか。

西武は としまえん を閉園、その跡地を新しいテーマパーク と 東京都が整備する練馬城址公園の敷地に転用するという計画を立てたそうだ。


最初に書いた としまえん の「としま」の由来だが、練馬城を居城としていた豊島氏に由来するものだそうだ。

その豊島氏の支配地に由来して豊島郡という行政区域の名前ができたという。

豊島郡が新宿区あたりまで広がっているのは知っていたが、歴史的には中央区や港区あたりまで広がっていたんだそうだ。

ただ、江戸幕府が定めた江戸の区域に含まれた部分は、行政上は豊島郡から抜けてしまったので、

現在の東京都心がかつて豊島郡であったことが省みられることはない。


現状の としまえん は「練馬城址公園」の未整備区域に立地しているという状態である。

このように都市計画上は公園だが、実際には公園として整備されていないということはしばしばあるようである。

都市計画上の公園区域の一部だけが公園として整備され、残りは公園として整備する気がまるでないということもある。

実は「上野恩賜公園」がそうなのである。

上野恩賜公園マネジメントプラン(pdf) (東京都建設局)

この資料を見てみると、都市計画上の「上野恩賜公園」のうち、東京国立博物館、東京文化財研究所、東京文化会館、弁天堂、清水堂、東照宮と上野動物園内のごく一部が開園区域から除外されている。

これらの区域は上野公園の一部として認識されているが、東京都は公園として管理していないということである。


一方で、上野公園の区域でも、無料で自由に立ち入れない区域がある。

まず思いつくのが上野動物園、これは都立公園条例で公園の有料施設に位置づけられている。

上野動物園って有料の庭園と同じ扱いなんですね。多摩動物公園も同じらしい。

国立西洋美術館・国立科学博物館・東京都美術館・上野の森美術館 も公園区域に含まれている。

これは都立公園の有料施設ではなく、公園の土地を借りているという位置づけらしい。

公園施設設置許可について(梅小路公園・(仮称)京都鉄道博物館)(京都市)

公園の土地に自由に建物を建てられるわけではない。ただ、法令で認められた施設なら公園管理者以外が建てることもできる。

これは京都市が管理する梅小路公園にJR西日本が 京都鉄道博物館 を建設する許可を受けたものである。

使用する面積相応の使用料を管理者に納める必要があり、JR西日本が支払う使用料も許可条件に書かれている。

上野公園のこれらの博物館も東京都の許可を受けて公園内に立地しているということである。おそらく使用料は減免されてるんだろうが。


経緯は不明なところもあるが、少なくとも東京国立博物館については、東京都が公園として整備する必要性はあまりない。

国立文化財機構が公園との調和を考えて整備していて、実態としては公園の集客施設の1つとして機能している。

弁天堂、清水堂、東照宮はいずれも宗教施設ということで、普通に考えれば公園施設として整備することは認めにくい。

一方で、上野公園の敷地は寛永寺旧境内(あらかた燃えたのを公園として整備した)ということで、寛永寺に由来する施設が残るのもやむを得ず、

都市計画上は公園にしておきながらも、未整備のまま残すということにせざるを得なかったのかなと。


としまえん の行く末としては区域によりいろいろ考えられる。

もっともシンプルなのは、遊園地を閉園して、東京都が購入して、更地にして公園にするというもの。

遊園地の施設をそのまま公園の有料施設として残すというのも考えられる。

プールなんかは公園の有料施設としてはよくある印象である。(国営昭和記念公園など)

一方、ワーナーが整備すると言っているテーマパークはどういう扱いになるのかということである。

東京都が公園整備のために購入した土地に、東京都から許可を受けて公園施設として整備するのかと思ったけど、

ワーナーが西武から土地を借りるという記載からすると、都市公園としては未整備状態のまま転用するのかもしれない。


練馬城址公園に求められる役割もいろいろあると思うが、やはり集客施設としての役割も期待されてるんじゃないかなと。

西武鉄道や練馬区もそういう期待はしてるんじゃないだろうか。

西武は公園へのアクセス路線の運営者ですからね。鉄道事業としても興味があるところだろう。

ただ、やっぱり公園として使える敷地は限られていて、しかも一部はワーナーが転用予定と。

公園として整備するからには緑地への期待もあるでしょうしね。どうなることやら。

段階的に整備されていくのだとは思いますけどね。


Author : Hidemaro
Date : 2020/02/06(Thu) 22:59
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