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オーディションの応募条件って

ちょっと話題になってたんだけど、ラブライブ!の新シリーズのプロジェクトが動き出すとのこと。

それにあたって、メインキャスト1名を一般公募するとのこと。

見落としてたけど、わずかに1人なのね。複数人いるうちの1人だと思うけど。

応募条件は次の通りだという。

日本国内在住の15歳〜22歳の女性(2020年4月1日時点の満年齢)
※中学生以下は不可。
※特定のレコード会社や芸能事務所等と所属契約していない方。
※遠方にお住まいの場合、合格された際に上京・在住が可能な方。
※審査過程での映像等の収録にご協力いただける方。
※未成年の方は保護者の同意が必要です。
※未婚の女性に限ります。

よくある条件といえばそうだけど。


ただ、これを見て思ったのが年齢の条件がけっこう厳しいなということ。

未経験者であることを考えれば15~22歳というのは妥当なのかなと思ったが相場がわからない。

未婚の女性に限るというのは、実際にはほとんどここに落ち着くだろうと思いつつも、

(おそらく女性の)スクールアイドルを演じるのが、未婚であるとか、女性であるというのも予断かもしれない。


そこで、このように未経験者を対象として、声優としての活躍を期待して公募を行った事例をいくつか調べてみた。

最も今回のラブライブ!の取り組みに近いと思ったのは、Wake Up,Girls! (WUG)ですね。

これは7人全員が一般公募で選ばれ、81プロデュースという事務所に所属して活動してきた。

WUGについては、2019年をもって解散となったが、現在も同事務所に所属して活躍しているところである。

■参加資格
22歳までの女性(特定のプロダクションと契約されていない方)
■募集ジャンル
声優・歌手・アイドルとしてマルチに活躍するアーティスト

(エイベックス・オーディション - オーディション情報(Wake Up, Girls! AUDITION))

だいたい一緒ですね。未婚であることは明示的に要求していないが。


よく考えると、これも似ているなと思ったのが ホリプロ と バンダイナムコピクチャーズ が実施した「次世代声優☆ミラクルオーディション」ですね。

結果的には アイカツフレンズ! の出演者の一部を公募したもので、2人採用されて、ホリプロインターナショナル(オーディション後に分社化)に所属している。

13~18 歳(2017年9月28日時点)までのアニメ・声優・歌手活動に興味のある女性。日本語での日常会話が可能な方
※親権者の同意が必要です。
※レコード会社・芸能プロダクション未所属の方に限ります。

これはもっと年齢の範囲が狭いですね。日本語での会話が可能という条件をあえて書いてあるところがユニークである。

これは2017年開催のものを示しているが、翌年も同様のオーディションを開催している。

このときはアイカツフレンズ!の名前が出ていて、あと年齢要件が 15~20歳 と全体的に2歳上にシフトしている。

さらに、実質的な前身となるオーディションは2011年の「第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン」だろう(cf. 大手芸能事務所の挑戦だった)と思うが、

このときの要件は年齢が 12~22歳 であったが、それ以外の条件は同じ。

日本語の条件があるのは、このときの予選開催地にアメリカ・ロサンゼルスがあったからかね。

年齢の条件は揺れているが、概ね中学生以上から20歳程度までというところなのかなと。


これらとはずいぶん毛色が違うが、具体的な作品への出演を前提として公募していたものとして、こういうのを思い出した。

Roselia Key.白金燐子役 新メンバーオーディション (ブシロードミュージック)

以前、Bang Dream!プロジェクトのRoseliaについて「泣きっ面に蜂」と書いたが(cf. 廃業せずに続けてくれたからこそ)、こういう形で欠員を埋めていたと。

これについては、Roseliaに合流してキーボードの演奏もできないといけないので、こんなことになっていた。

【応募資格】

13歳~20代の女性。ピアノ・キーボード経験のある方。プロ・アマ不問。

※特定のプロダクションに所属している方も応募いただけます。

プロ・アマ不問というのは、どちらかというとすでに声優やミュージシャンとして活躍している人に限らず、アマチュアまでスコープを広げたという方が正しそう。

そんなこともあって年齢条件は13~29歳ということで、これまで紹介した事例に比べればずいぶんゆるい。

結果的に言えば、当時アマチュアだった志崎樺音さんが採用され、以後はエースクルー・エンタテインメントに所属している。


同じくブシロード関係だし続けて書くけど、ブシロードの芸能部門、響は継続的に一般公募のオーディションを開催している。

Bang Dream!プロジェクトでは、RAISE A SUILENに最後に加わった紡木吏佐さんは2017年の「響新人声優発掘プロジェクト」で事務所に採用されたという。

このときの条件はこうだったらしい。

12歳以上の男女(未成年者は保護者の承諾が必要です)
2017年5月以降、他事務所・他事務所の養成所に所属していない方

年齢の上限もなければ、男女問わずだったんだね。一方、養成所に所属していない方という条件もここまで見なかったが。

2018年も同様の条件で実施され、2019年では「S・響・エースクルー合同オーディション」と関連が深い3社合同で開催された。

このときの条件は少し違った。

■募集対象
13歳~26歳の女性

■こんな方、大歓迎!
楽器、舞台、歌、ダンス、アクション、英語、中国語、トーク、ゲーム等が得意な方

※現在他の事務所に所属していても、合格後にご自身の責任で現所属事務所との所属契約を終了又は解除することを保証できるのであれば、本オーディションに応募可能です。

※未成年の方が応募される場合は、保護者の方の同意が必要となります。

※外国籍の方は日本における就労可能ビザを保有する方のみが本オーディションに応募可能です。

女性に限るとなり、年齢の上限も付いた。でも26歳までだからこれまでの事例ではゆるい方とも言える。

「こんな方、大歓迎!」にあれこれ書いてあることからわかるが、3社合同とあってか想定している活躍の場は広い。

移籍できるなら事務所所属でもよいというのもユニークな条件ですね。実際、この条件にあたる人がどれぐらい応募したんだか。


こういう具体的な出演先など示さず行われるオーディションこそ無数にあると思うが、

自社コンテンツでの活躍に大いに期待しているであろう事例として「ミュージックレインスーパー声優オーディション」を紹介する。

これまで3回やっているが、第1回の4人が「スフィア」として、第2回の3人が「TrySail」として活躍しているのはあまりに有名である。

満11歳~22歳の男女

合格時、株式会社ミュージックレインと専属契約を交わすことに支障のない方

男女問わず公募してたんですね。第1回・第2回はいずれも女性だけの採用、第3回もいまわかっている範囲では女性だけだが。

年齢条件はやはり22歳まで。下が11歳というのが異様に低い印象もある。もっともWUGのオーディションは下限指定がないが。


最初のラブライブ!プロジェクトの話に戻るけど、未婚とまで制約しているのは珍しいが、あとは概ねそんなもんかなと。

ここまで上限について22歳より緩い条件を指定してたのは、ブシロード関係だけだったし。

15~19歳の女性の未婚率が99%、20~24歳だと91%程度だそうなので、15~22歳の範囲ならあまり大きな制約ではないのかなと。

他のオーディションも明示しないだけで、実用上はそうであることを期待している可能性はあるだろう。

ここまで見ててもわかるけど、日本語での会話ができることとか、あえて書いてない場合も当然期待しているだろうと。

そういう、見えない条件はいろいろあるだろうということである。


ただ、応募条件に事細かに書くと、その条件に少しでも当てはまらない人は全く応募できなくなる。

年齢の要件は、長期的なプランを考えると、あまりに歳がいっているひとは採用しづらいのはわかる。

ハローワークに出す求人票ですら、長期キャリア形成のためとか、技術伝承のためとか、合理的な理由があれば年齢制限できるのだから。

一方で、年齢の要件は、適する人ならば多少緩和してもかまわないという考えもありそうですけどね。

下限については実際に活躍が期待される時期に、せめて中学校は卒業していてくれとか、そういうのはあるだろうが、

上限は、もしかしたら22歳でも緩和しているつもりなのかもしれないけど。実際には20歳未満で採用される人が多いわけだし。

応募数が多いと、書類選考だけでも大変なわけで、結局はわかりやすい指標でカットするしかないじゃないかとか、

そういう現実があるとすれば、年齢要件を緩くすることには慎重になりがちなのは、わからなくはない話であるが。


性別の条件もそうだよね。実は新プロジェクトにとても適する人が男性の可能性がないとも言い切れない。

でも、その極めて低い可能性のために範囲を広げる価値はないというのはごもっともな判断である。

女性が男性を演じるならともかく、その逆に男性が女性を演じることはなかなかないのは現実だし。(古典芸能ならともかく)

もっとも現時点で具体的に演じるキャラクタ像が決まっているのかもわからない話ですがね。


果たしてこのオーディションがどういう形で結実するのかは、まだ明らかではない話である。

ファンにしてみれば、適する人なら誰でもということだと思うが。

もっともラブライブ!は「みんなで叶える物語」というテーマがあって、自分ごとと感じたファンも少なくないと思われる。

それだけに、この要件を見て愕然としたなんていうのもないとは言えない話である。

それとて現実はそうだよねと流せる話だと思いますが。


Author : Hidemaro
Date : 2020/02/01(Sat) 18:55
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